めんまの本当のお願い、は、あれだったのか。

いや、あれ、なのだろう。

あの、優しい優しいめんまらしい、素敵な。
そして、悲しい、お願い。


お願い判明の、7話まで。


~□~

超平和バスターズのみんなを振り返ってみてみると、
実はみんな、
「自分よりも大切な人のために」
行動を起こしているのだな、ということを、改めて実感。

それを確信したのは、7話Bパートの、
ぽっぽの台詞。
「あいつはスゴイやつ」と、友人のじんたんを仕事先の人に誇らしげに語る、くだり。


実は、ぽっぽについては、
これまで一番動機付けが掴みにくいキャラでもあった。
単なるムードメーカーなのか、というと、
5話ラスト(6話冒頭への引き)のように、
めんまの成仏を目標として考え、
さらには6話でめんまの実家へ線香をあげに行くことを提案する。

一部の感想サイトでは、
ぽっぽもまためんまにこだわってるという説も見かけたが、
たぶん、もうちょっと彼のベクトルは別のところにあるのではないかと
考えている。

ぽっぽについては、たぶん「めんま」の件は、
残念だけれども、片付いている。
悲しいけれども、死んでしまった大切な友達、でしかないのだろう。

けれども。

目の前には、そのことを悔やみ、心を閉ざしている「生きている」大切な友人がいる。

そう、じんたん。

たぶん、ぽっぽの中では、
死んでしまった友達よりも、今、目の前で苦しんでいる友達の救済の方が、
優先順位が高いんじゃなかろうか。

だって、彼にとって、じんたんは「やっぱすげえや、じんたんは!」(2話)と、
誇りに思う存在なのだから。

じんたんのためにも、
ぽっぽは、「あるべきものをあるべきところへ返すこと」を
(少なくとも彼の中では)
目標にしているのだろう。

何やかやで細やかに皆を集め(イベント仕掛けで)ているし、
めんまのお願い、に一番執着しているのは、彼だよね。

逆に、じんたんの方が、めんまのお願いを叶えてしまうことに、躊躇を覚えるほどに。

ベトナムで霊能者(5級w、またえらく初心者というか中途半端な)の免許を取る程度に、
彼は霊的な経験に抵抗感がない。
自分が幽霊を見られなくても、すんなりと、
世の中にはそういう世界があるのだろうと捉えて、
その摂理の中で、
残された人間(生きビト)たちの身の振り方をどうすべきかについて、
迷わず行動を起こしている。

その迷いのなさが、
直接めんまに接しているじんたんの躊躇いや齟齬を生んでいるのだとしても、
彼は諦めない。
6話冒頭、そのことを察したぽっぽは、
Bパートでのめんまの実家訪問の際には、その反省をもとに、
めんまの存在をきちんとじんたんに確認しているのが、いい例だ。


ぽっぽの中でどのような葛藤があったのか、は
恐らく(尺の関係で)これ以上掘り下げられることはないだろうけれども、
性愛に目覚める前の、純粋だった子供時代の大切な思い出として、
超平和バスターズ、そしてその要であったじんたんを大切にしていくための足掛かりを、
彼もまた、「めんまのお願い」に見出しているのだろう。

ぽっぽは、じんたんが、大事。
じんたんが(おそらく彼の考える)昔のような、自分にとってのヒーローとして蘇ることを、
彼は、信じ、願って、行動しているのだろう。

ただ、
今、超平和バスターズの秘密基地に住んでいるということを考えると、
じんたん個人のことよりも
超平和バスターズそのものの方が優先順位が高い可能性もありそうだが。
(ぽっぽにとっての「超平和バスターズ」は、幼少時の美しい記録として、不可侵なものなのかもしれないな、と思いながら)


~□~

もう一人。
ぽっぽととても似ている、そして、
ある意味まったく好対照なのが、つるこ。

彼女の想いは、恐らく、「ゆきあつが解放されること」。

そして、ぽっぽとは違い、
彼女はめんま(幽霊、もしくは霊的なもの)の存在を、まったく信じてはいない。

それともうひとつ、
ぽっぽのじんたんへの献身(たぶん)は性的関心ゼロだけれども
(そーいう薄い本はあるのか?観たくないぜ、セニョール)
つるこの場合は、そうした含みもあって、
ゆきあつと共に、先へと歩んで行くことを望んでいる、のだろう。
いつか隣に並んで歩けたら、と。

つることぽっぽの共通点はもう一つ。
めんまの死亡に関して、ほとんどわだかまりをもっていないこと。

めんまに言った悪口を謝れなかった、じんたん。
めんまの事故を阻止できたのではないか、
(あるいは心を乱して事故を誘発したのではないか)、と自分を責めるゆきあつ。
じんたんのわだかまりのきっかけを作ったのは自分だと考えている(たぶん)、あなる。

この3人と比べると、
つるこ、そしてぽっぽは、
めんまとの距離がかなりニュートラルに近い。
大好きな友達ではあったのだけれども、死んでしまったからには仕方がない、と
割り切りやすい立場ではある。※

超平和バスターズへのこだわりをみると、
ぽっぽあたりは、
めんまの分も俺たちはしっかりと生きていこう、くらいの覚悟は思っていそうだし、
つるこに関してもそういう気持の整理の付け方をしている可能性は考えられる。

徐々に超平和バスターズへの回帰をしていっているつるこは、
(3話ではローソクしか持って来なかった彼女が、4話でコーヒーサーバーを差し入れしている)
ゆきあつだけが解放されればいい、という視点から、
じんたんにもまた解放されて欲しいと思っていそうなのは、
じんたんへエールを送った描写からも見て取れる。
(あなるへの感情はちょっとわからないけど。絡みが少ないので、これからを待つとして)

ぽっぽの、みんなを大事にしているよ、的なアピールが割とストレートなのに対して、
(それが裏表のない分、おしつけになったりもするが)
つるこのその気持ちの表出は、とても読み取りづらいので、
これから彼女の活躍がもっと増えるといいなあ、と思う。

というか、もっと、つるこの描写が欲しい。まじで。

何より、彼女にも、幸せに、なってほしいから。
(まーゆきあつと一緒に、、、がいいとは限らないけれども←いぢわる?)


~□~

ゆきあつも、簡単に。

最初は「めんま」への執着だけかと思いきや、
実はめんまへの「罪の意識」、
そしてあなる救出など、
他のメンツに比べて自己中かと思っていたら、ぜんぜんそんなんじゃなかったよ、
超平和バスターズのみんなが大事だったんだよ、の
ゆきあつ。

7話、秘密基地で5人が当たり前のように集合しているところでも、
すっかり馴染んでいて、
(3話だと後から来たりと、けっこう構えた感じだったが、7話はとても自然だった)
彼が一番、成長を見せている感じか。

とはいえ、まだまだじんたんへのコンプレックスはそのままの模様。
ま、わかるけどね。

彼がじんたんをどうサポートしていくかで、
これからもっと、しっかりと立ち直っていくのではないかな、と。
これは、前(ゆきあつ回)の感想の通り。

というか、彼は、じんたんを支えることを通して、
めんまへの気持ちの整理をつけていくのが、
一番いいような気がする。


~□~

そして、じんたん。

そして、あなる。

じんたんが、(本来は)思いやりに富んでいることは、
これまでのめんまへの対処もそうだが、
やっぱり、6話学校での、あなるを庇って席を立ったことや、
そして7話での「いらっしゃいませ!」などがドンピシャの描写だろう。
彼の人となりがよくわかる。

こうして、
いざという時に仲間を庇い、矢面に立つような子供だったからこそ、
超平和バスターズ時代から、
彼はみんなの輪の中心にいたのだな、と思わせる。


彼の場合、
めんまへの感情はそれほどこじれていなくて、
(謝れなかったという後悔が大きいとしても)
それ以外の要因が重複しているから、問題がややこしくなっている、ように見えるだけだと思う。

たとえば、昔の栄光と今の落差。
引きこもり状態の自分。学校、そして将来、どうする?、、、と。

そして、病死した母への、感情をどう折り合いをつけていいか、わからないこと。
死亡時期が(たぶん)、めんまの事故死と近い時期というのも、
彼にとってはより悪い方に働いたことだろう。

特に、亡き母との関係については、
あのお父さんも問題があるのかな、という気がしている。

悪い人ではない、むしろいい人すぎるお父さんなんだけれども、
彼もまた、妻の死去を大きな傷として、
それもあってなのか、息子であるじんたんにきちんと向き合っていないよね。

じんたんが過去をキチンとみすえられないのは、
お父さん含めた周囲の大人のサポートがなかったからかも、と。

けれども、じんたんは、徐々にだけれども、変わり始めている。
バイトの経験がこれからどう活きるのか、ちょっと楽しみ。
(でも、あまり話に絡まないかもしれないけれども、ここ)


そして、(ひょっとしてだけれども)、
彼とポジとネガの関係のようにも見えなくもない、あなる。

たぶん、彼女の方が、めんまに関しての感情の折りあいを
付けるのが大変かもしれない。

自分の小さな嫉妬心がきっかけで、
じんたんも、めんまをも、傷つけてしまったこと。
(そしてそのままの状態で、めんまを失ってしまったこと)
取り返しのつかない思い、というのは、じんたん、ゆきあつもだけれども、
あなるもまだ同様だと思う。

というか、むしろそこ、自覚していないっぽい感じが、
彼女の困難を感じさせる。

けれども無意識の中で、彼女は理解しているんだろうね。

だって、これでもしもじんたんに告白でもしようものなら、
自分はやっぱりめんまが邪魔だったんだ、と
思ってしまうだろうから。

その意味では、一番ややこしい立場にいるような気がする。

あなるが幸せになるには、
どうしたらいいんだろう・・・・・・・゚・(ノД`;)・゚・


~□~

そして、めんま。

めんまのお願い、が、本当に「花火」だったのか。
わからないけれども、たぶん、そうだと信じたい。

それは、ゆきあつが思い出した、
「あの日はじんたん抜きで5人で集まりたかった」という証言もだけれども。

何よりも、めんまらしい。

友達のお母さんの病気を治したい。

そこで思いついた、打ち上げ花火。


けれども、花火に願いを託したかった、じんたんのお母さんは、
もういない。。。。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン


ただし。

めんまは優しいんだけれども、
6話でじんたんが怒ったように、
(他人のことばかりを優先しすぎると;それまんまブーメランな、じんたん)
めんま自身が、
めんまのお母さん、そしてお父さんと、「どうありたいか」を
後回しにしてしまっていることは、やっぱり大問題。


こうして、みんながみんな、
誰かのために、動いている。
意外と自己中ではなく、誰か、のために。

そりゃ、好きな人ということもあるだろうけれども、
(特に、つるこ→ゆきあつ、あなる→じんたん)
それが性的関心だけではなく、
子供時代の「大事な」関係性を基盤に立脚しているところが、
想いの重要さ、大切さをにじませる。


この、思いやりがきちんと噛み合う日がくるのか。

それが、あの、打ち上げ花火の成功だと、いいなあ。
いいなあ。


(めんまの優しさに涙しながら。つづくよ)


※・30日にアップしてから考えたけれども、よく考えると、つるこもゆきあつ絡みでめんまにジェラシーを感じていることはありそうだ。けれども、そうした描写が本当に少ないのな。抑えた描写が巧みというかなんというか・・・