萌郁ルート完結、そして、最後に至って最大の難関・・・登場。

どうやら、原作プレイ済み組からは不評だったらしいが、
俺的には相応に納得のいく内容となった『Steins;Gate』20話。

つか、先週、今週と、俺にしてみたらかなり面白い展開なんだが。


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先週ラストをアバンでおさらいした、今週のシュタゲは・・・
⇒IBN5100を預けたコインロッカーを見張るオカリン。萌郁が合流するよ!
 ⇒まゆしぃ「なんだか最近、全然オカリンとお話してないような気がするなって」
  ⇒小動物とまゆしぃのトゥットゥルー♪、MR.ブラウンのぼやき。
   ⇒萌郁のメールを見せてもらうオカリン。コードネームはM4。
    ⇒IBN5100、動く。電車で移動、だが、見失うオカリン。タイムリープへ。
     ⇒再びIBN5100動く。移動を重ねてアキバに戻り、出迎えたのは・・・
      ⇒再びタイムリープ。車で尾行、萌さんペーパー怖いよ。マシンはフランスへ。
       ⇒アキバに戻ったオカリンと萌郁、紅莉栖と合流。あの人に、直接当たるぜ!
⇒MR.ブラウン宅を訪問!「裏切ったようだな、M4」、「綯が寝ている、場所を変えよう」
 ⇒「あなたがSERNのイヌだったなんて・・・!」MR.ブラウンによる、ネタばらし大会。
  ⇒過去話そして、MR.ブラウン、萌郁を射殺。
   ⇒失敗した失敗した失敗した、、、のMR.ブラウンも、自分を撃つ・・・
    ⇒謝罪する萌郁、見取るオカリン。「岡部、Dメール!」、ナイス、紅莉栖!
     ⇒MR.ブラウンの携帯からDメール・・・成功!世界線、移動。
      ⇒戻る世界線。萌郁、ブラウン親子の生存確認。そしてマシンゲットォォーー!!
       ⇒ダル不在、なのでタイムリープで先手。13日午後へ。そこで気づく、世界のからくり。

さー、究極の二択、キタヨー!!!


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実は、ネットで感想を漁っている間に、
FBの正体と、今回のオチというか引きについては、
既に引き当てていたので、驚愕方面での感動は特になかった。

というか、既存の登場人物の中で、消去法で残るとしたら、
FBってこの人でしょ、的なものもあったので、
割と、納得。


それと、ラスト。
世界線を本来のものへと戻していくならば、
そこでは紅莉栖が死んでいることは、
1話の段階できちんと踏まえられていて、
以降もずっと気にはなっていたから、
(ネタバレ踏む踏まない以前に)
想像のつく範囲。

オカリンが今回、ラストの台詞(というかモノローグ)で語っていたように、
「これまでのDメールをすべて取り消し、世界線を元に戻す。そこは、SERNの支配するディストピアが生まれない世界線。まゆりが死なない世界線。そして・・・その世界線で・・・牧瀬紅莉栖が・・・・・・死ぬ」
と、手際よくまとめてくれている。


と、いうことで、あと4話(くらい?)で、
両者をどう生かすか、という策を必死で探ることになるのか。

まさか・・・どちらかを選べ、という展開で進むのか?


いや、どっちも選べないだろ、これ。


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と、結末と次回以降の展開の話はひとまず置いて。

今回で、萌郁のルートは、終了。

まさか死体まで見ることになるとは思わなかったが、
彼女がラボメンとして改めて参加することで、
彼女がFBへの依存を弱めて、社会復帰へと繋がるのであれば・・・と
思わずにはいられない。

実際、ようやく越えられた世界線での始まりは、
昼間の彼女のアパートで、
軽やかに、オカリンにメールを打ってきたわけだし。

彼女にも救いがあった、と見て、いいんだよね?これ。


それと同時に、今回は先週と打って変わって、
IBN5100を巡って、2人はいろいろと移動をする。
その対比も、面白かったし、
コインロッカーを見張りながら、
徐々に(かつての世界線のような)共同戦線を張っていくというのも面白かった。

FBへの依存しかなかった、できなかった彼女でも、
意外にというかやはりというか、
オカリンへも心を開くこともできるわけだし。

ちなみに、Aパートの彼女、結構表情が豊か。
これは、以前の彼女もそうだったけれども、
無口な彼女は、その分、なんやかやで
表情が結構はっきりと分かりやすかったよね、ということを思い出した。


しかし、そんな彼女も、FBの正体には、愕然とした模様。


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その彼女を騙していた、FBこと、MR.ブラウン。
彼の履歴は、割とサクッと簡単に片づけたな。
まー、尺的にはそーなるか。

しかし、SERNのディストピアを止めようとして、未来からやってきた鈴羽が、
さらに過去へと遡って助けることになった男が、
よりにもよってSERNのディストピアづくりに一役買うことになろうとは。
なんという、皮肉。


その、MR.ブラウンの境遇もまた、過酷なものだったようで。

「蜘蛛の糸。そしたら、登るしかねえだろ。」
画面は夏の朝の青い空を映しながら、彼の、生きるか死ぬかの壮絶な過去を語らせる。
そこに、選択肢など、ない、と。

Aパートで、オカリン達を羨ましい、といった、その対比が、
ここに現れてくるというのも、また皮肉を効かせた構造だ。

そうしてSERNのラウンダーとしての彼は、
「たとえ行きついた先で、この手を汚すことになったとしても」
と自分の過去をまとめる。

ここで、
MR.ブラウンと、萌郁、2人が画面に収まるのは、絵的にも上手い見せ方。
この辺りは、画面内が、この2人のアングルが中心となる感じ。
それは、手を汚すことになった者同士。
しかし、お互い、視線が交わることはない。

「気が付いたら、操り人形だ。逃れることなんか、できねえ。糸から逃れた人形は、、、」

まさか、ここで銃が出てくるとは思わなかった。
つか、ニトロだもんな。まあ、ラウンダーも武器持ってたし。

MR.ブラウンが萌郁を射殺する、その瞬間に、ベルが鳴る。
それは、(家に残された)綯ちゃんの目覚まし、というのも、
またまた皮肉な話。
片方は死を、片方は起床を、という、
その入れ替わりの瞬間を示す、ベル。

父を待ち、遅い朝食を2人前こしらえる、父子家庭の美幼女。
しかし、父親は、部下殺害の後、自分も自害して果てる・・・


というところで、紅莉栖の逞しさ。
Dメール、すっかり忘れるところだった。ナイス、ツッコミ。

こうして、世界線がもうちょいだけ元に戻り、
この2人の哀れな犯罪者も、表面上は平穏な世界へと戻ることに。


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久方ぶりに戻った、平穏な世界線。
あと少し、という先の見えた余裕。

萌郁の生存確認、
そして今度は、天王寺父子が揃っての食事を噛み締めているシーンと、
さっきまでの緊迫感が嘘のよう。
なにより、マシンをしっかりゲットできたわけだし。

するっと、弛緩。
ホッと、一息。


こうして舞台は、久方ぶりに、ラボ内へ戻る。

オカリンの道筋の話を聞き、
「もし全部妄想だったら、オカリン、ラノベ作家になれると思うお」と言うダル。
ドクベを飲みながら、紅莉栖に向かって、
「お前のつくったタイムリープマシンの出来は、ガチだった」と、
久しぶりに気の抜けた表情で肩をなでおろすオカリン。

「最初のDメールか。それってアレでしょ。私が刺されてたとかなんとか、っていう」

この時の屈託のない紅莉栖の顔が・・・



それにしても、落として、上げて、あるいは上げてから落とす、の引きが、
相変わらず、上手い。

今回は先週の溜めも効いていて、特にそれが効果を発揮してた。
加えて、このラスト。この引き。
この落としっぷりは、もう・・・・・・上手すぎて、辛い。



(前回はほぼ移動なし、今回はあちこちに移動と、静と動の落差も巧みだったが、次回からの仕掛けはどうか・・・気になるよな、つづくよ!)