1%の壁の向こう側で。

ここまでどん底に落ちたのであれば、あとはもう這い上がるだけ。
そうしてラスト、鳳凰院凶真は、復活する。


いよいよ大詰め、『シュタインズ・ゲート』。
二度目の紅莉栖の死を見るのは辛かった・・・だから。

さあ、紅莉栖を救え、世界を騙せ!


~□~

鈴羽キタコレ!の、シュタゲ、23話はっー?

「あたしのミッションは紅莉栖を救い・・・シュタインズ・ゲートをめざせ!」
⇒改変OPキター!!歌詞2番、画面も細かく変更、うるうるっときたぜ!

⇒オカリン、鈴羽と共にタイムマシンに乗り込む。時を戻り、紅莉栖を救いに行くよ!
 ⇒7月28日の11:51に戻る2人。鍵を銃で開ける鈴羽、マジ戦士。
  ⇒オカリン、ラジ館の中へ。オカリンが2人だー!そして紅莉栖・・・(´;ω;`)
   ⇒「紅莉栖が・・・生きている・・・!」「どこかでお会いしましたっけ?」切ない。
    ⇒場を離れるオカリン。中鉢博士の会見が始まる。。。
     ⇒彼女の刺された場所へ先回り。やって来た彼女の手にはタイムマシンの論文!
      ⇒中鉢博士登場。「これを読んで欲しいの、パパ」。父は中鉢博士だよ!
       ⇒論文を気に入るパパ。論文を奪い、劣等感むき出しで紅莉栖に暴力(゚皿゚メ)
        ⇒割って入るオカリン、ナイフを出すパパ。オカリンにナイフで切りつけるよ!
         ⇒ナイフが飛ばされ、代わりにドライバーで紅莉栖に襲いかかるパパ!
          ⇒紅莉栖を刺そうとするパパ、を刺そうするオカリン、を紅莉栖が・・・っ
           ⇒論文を盗んで去るパパ。オカリン、「うわああああああーーっ!!」

⇒再び、8月21日に戻ってくるオカリン、旅立ちから24分後。
 ⇒「もう一度」「嫌だ!」茫然としたままのオカリン。ケータイメールが到着。「TVを見ろ」
  ⇒中鉢博士はロシアへ。メタルうーぱが映るよ!そして・・・これが戦争の幕開けに。
   ⇒「紅莉栖を救って!」「無理だ・・・俺が何回、何十回失敗したと思ってるんだ!」
    ⇒オカリンにまゆしぃの平手炸裂!「オカリンは絶対諦める人じゃない!」
     ⇒28日に届いていたムービーメールを開くと、そこには・・・オトナオカリンがっ!
      ⇒作戦伝授。「最初のお前を騙せ。世界を騙せ!」「エル・プサイ・コングルゥ」
       ⇒鳳凰院凶真、復活!!!「世界は、この俺の手の中にある!!」
        ⇒変則ED来たー!ゲーム版ED、フツーにカッコイイよ!燃えるよ!

うおーっ、漲って来たあー。紅莉栖、救うぜ!世界を手中に収めるぜ!


~□~

正直、前回22話が(そしてその前の萌郁ルート回も)神回すぎて、
今回はちょっと駆け足かなー、と。
謎解きの比重がどうしても多くならざるを得ないこともあって、
オカリンの感情描写についてはかなりジェットコースターだった感じ。

それでも、
紅莉栖、それとまゆしぃの2人の女性の感情表現の豊かさに助けられて、
物語の目標をきっちりと定め、燃える展開で締めてきた。


それと、まるまる1話分を通して、絶えず冷静だった鈴羽ちんの戦士っぷりが、
彼女たちとは別の角度で、物語を骨太に支えてくれた。

みんな、すばらしすぐる。
最後の最後、復活した凶真も、だ。


~□~

今回一番心動かされたのは、やはり紅莉栖。

彼女を、救えるか・・・と思っても、やっぱりだめだろうなー、と思ったら、、、
やはり。(´Д⊂)

しかも、偶発事故とはいえ、刺したのが、オカリンだという、
運命の皮肉。


紅莉栖としては初対面となる今回のタイミングで、
彼女が、あのオカリンに非常に丁寧に遇していたのが、
とっても意外。
この時のあまりのオカリンの真剣さに対して、
彼女が怖がらず、邪険にもせず、
同じように真剣にどうしたのかを訊ねてきたのが、
なんか、いい子だな、この子、と改めて。

その次に見た彼女は、
父親である中鉢博士に論文を見てもらう所だったのだが、
そこでの彼女のいじらしさ。

中の人の演技の巧みさもあって、
本当に父親が好きで、その父に認められたいという、
一人の子供としての愛らしさがにじみ出る。

が、それを裏切るパパン・中鉢。
暴力まで振るう、コンプレックスの塊の、クズっぷり。

さらに、そんな(クズ)パパンを庇って刺され、
刺したオカリンには
「ごめんなさい・・・・巻き込んじゃって・・・」とその状態においても、
気遣って、謝るんだよね。

うわー、なんていい子なんだ、この子!!

2話での、「鳳凰院凶真」との駆け引き、さらにはその後のツンデレの印象が強かったが、
素の彼女は、こんなに素直で、腰の低い、優しい子だったんだね、と
改めて。・゚・(ノД`)


やはり彼女は救われないといけない。


女の子は、幸せでなくっちゃいけないんだから。


~□~

そしてもう一つ、今話の最大の山場は、
まゆしぃ。

23話までの中、彼女がオカリンに強く出たのは、1回のみ。
鈴羽の記憶をなくすことになるDメール送信の時だけだった。

今回は、その時よりも、強く、オカリンにあたる。
つか、彼女の怒った表情は、恐らくこれが最初で最後だろう。

あの平手打ちは、
彼女の自立の第一歩。

ここで初めて、彼女は、オカリンとの保護ー被保護の関係から、
立ち上がることができたんだと思う。


オカリンの役に立った、どころじゃないよ。
新生まゆしぃの誕生だよ、これ。


その新生まゆしぃ。

新生とはいっても、やはりオカリンとの付き合いの長い彼女だからこそ、
「オカリンは途中で諦める人じゃないよ。まゆしぃは知ってるもん。オカリンは絶対諦める人じゃない。」
と強く言い切ることができたわけで。

このシーンのビジュアル、そして画の切り替え、その見せ方、
鳥肌が立つほど素晴らしい。
まゆしぃの表情と、彼女の背中。
オカリンの、呆けた顔から、色を戻す瞳と、表情。

極めつけは、
「だから、あきらめちゃだめだよ。」
と再度、オカリンを励ましていく中で
最初はふがいないオカリンへの怒りから始まっていた彼女の説得が、
オカリン自身を取り戻してほしいと懇願する祈りの涙へと表情が変わっていく、
その一連の流れ。
この台詞の時のまゆしぃは、
それまでまっすぐオカリンをみていたのに、
俯き加減に変わっている。
それは、涙をたたえていたから。

そして対するオカリンが、目に焦点が戻っていくのを見て、感じて、
ようやく彼女は微笑むのだ。瞳を閉じて。
どうして瞳を閉じたのかと言えば、たぶん、涙を隠したかったから。

こうしてまゆしぃは、「オカリンの重荷になりたくない」どころか、
オカリンの背中を押す救世主へとバージョンアップ。

大丈夫。彼女はもう、オカリンの人質でなくても、
元気に立って、歩いて、自由に好きな所へと行けるのです!


~□~

今回は相当尺がきつかったようで、
もうちょっとオカリンの気持ちに尺を取ってあげられればねー、と思うこともあったが、
それでも頑張った主人公。

特にラスト。
21話、電話レンジとIBN5100と共に葬り去った「鳳凰院凶真」の復活は、
なーんか漲って来たぜ。

オトナオカリンは、さすが当人だけあって、
今のオカリンのツボを突いてくる。

タイムマシンを作り上げるまでの執念。
まさに行動の人としてのオカリンだからこそ。

「お前が立っているその場所は、俺たちが、紅莉栖を助けたいと願ったからこそ、到達できた場所なんだ」

そう。
だからこそ、ここに立っている俺は、シュタインズ・ゲートを目指せるのだ、と。

「「特に、意味はない」」
でハモる、2人のオカリン。
すげー、15年経っても、人って案外、変わらねえもんなんだなw( ̄ー ̄)ニヤリッ


そんな33歳の自分の中二病ップリに呆れる、2010年のオカリン。

「乗ってやる、それがシュタインズ・ゲートの選択というのならばな。」

「俺は狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真!世界を騙すなど、造作もない!!フゥーアッハッハッハッハッハ( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \」

と、復活。

「敢えてもう一度言おう。この俺は、狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真!世界は、この俺の手の中にある!!」

うん、やっぱりオカリンはこうでなくっちゃ、な。


今回、ほぼ裏方でサポートに徹していた鈴羽ちん。
その冷静っぷりが、なんやかやで物語をキチンと動かしてくれたのも、見事。

最初にこそ、
「もちろん!あたしの父さんが作った、最高傑作なんだから!☆」
とウインクと共に、
いつもの元気で軽やかな彼女を見せてきたが、
あとは終始、冷静沈着。

というのも、彼女の望みは、
戦争の回避であり、57億人の命の救済、なのだから。

残念ながら、この世界線では、彼女は紅莉栖と出会えていないわけで、
紅莉栖にオカリンの様な思い入れがないのは、致し方ないこと。
逆に、愛する人を助けるという我欲で動くオカリンと、
平和と人命のためにという理念で動く鈴羽、という対比が、とても面白い。
そこの共闘が噛み合った、というのも、また、ナイス。

こうした、利害の一致という一点だけで役割分担がなされ、
そこんところが物語を回していく様子はこれまで何度か見られた構造で、
ここの微妙さ絶妙さ加減が、
この作品をさらに面白くしている要素の一つでもあったりするわけだが。


けれども。
どうか、紅莉栖の生存をもぎ取った暁には、
彼女と、紅莉栖との交流が、
そしてさらに、他のラボメンたちの再集結が、と
思わずにはいられない。


~□~

改良OPも、今回のグッときたポイント。

特に、歌詞の、
「幾つもの輝ける日々 仲間との約束
なかったことには してはいけない」
に合わせて、
紅莉栖をはじめラボメンのみんなの姿が映される画に変えてきたのが、
ワクワクした。

最終回では、もっと絵を変えてくるんじゃないかと、すんげーワクワク。超期待。


次回のオカリンは、さあ、どうやって
「最初の自分を騙し、世界を騙す」のか。

さあ、シュタインズ・ゲートの選択を。
見せてくれ。


(個人的には、鈴羽のあのミリタリー調の服だとか髪の毛のまとめ方だとか、もう新生鈴羽の変わらぬ鈴羽らしさが嬉しい。。。いよいよラストへ、つづくよ!)