あんりみてっど・くっきんぐ・わーくす

食い意地に任せて『Fate/stay night』に出てきた食事の再現、、、ということで立ち上げたブログ(原作ゲーム準拠。現在、凛√の途中で足踏み中)。今はちょっとアニメ視聴に比重が行っちゃってる感じです。アニメ飯も……と思ったら、『ef』1期飯しかやってない。そのうち、他のアニメ飯やゲーム飯も再現していくつもりで。

アニメ今期(2012.01~、及び継続)

アニメ感想、『探偵オペラ ミルキィホームズ第2幕』9話まで。

気がつけばもう9話。

3話までは大爆笑、4話はまあまあ、5話はアウト。
あとはまあまあ。と、
1期と比べると俺の中での評価が乱高下している今期の『ミルキィ』。

これは期待しすぎていた面もあったんだろうけど。

残すところあと1カ月を切って、
さあ、ミルキィホームズはどこへ行く?


~□~

1期では、トイズを取り戻すこと、ちゃんと探偵となること、
という目標を軸に、
母なるアンリエット(=アルセーヌ)が対する壁として、愛情を持って立ち塞がり、
それを乗り越えるという王道の起承転結パターンを踏まえたが、
2期の今回は、既に7話の段階で、アルセーヌ様は崩壊し、
ホームズ探偵学院も消滅。

さらには、8話ラストで久々の森・アーティ(Not麻生蓮治/Yes高城元気)と思ったら、
9話終盤での彼(彼女?)の暗躍。

2期はラスボス役割を、アルセーヌ様から森・アーティに振って来た模様。

7話という早い段階でのアルセーヌ様のご乱心と脱落、
さらには同時にスリーカードも解散という段階では、
それ以外の悪役なり障壁なりが必要なんだろうなあ、と思いながら。


アルセーヌ様が、ミルキィたちを愛していること(特にシャロ)、
しかしけれどもそれゆえの彼女たちのダメダメダメさ加減が持ち直らない
ことへの苛立ち(特にシャロ)、
といったあたりの、見限るための動機は充分伝わってくるし、わかる。

けれども、だからといって
なんでスリーカードも同時に手放したのかというのは、
ちょっとよくわかんない。正直。

確かに、スリーカード自体もお間抜けだし、
なによりあの7話のバトルでの、アルセーヌ様の圧倒的な強さからすると、
彼らを手駒として置いておく必要がないくらい、彼女は「持てる者」ではある。

けれどもまあ、ミルキィたちほど圧倒的にダメダメなわけでもないし、
多少の間抜けさ加減を割り引いても、それを上回る忠誠心は、
ある意味手駒として置いておくべきのポイントでもあるだろうに。


と、アルセーヌ様=アンリエットさん周りに関しては、よくわかんない。


とにかく、アンリエットさんのペロリストとしては、
お早くの彼女の復活を祈るのみ。
(アルセーヌではなく。アンリエットさんとして。ぜひ)


~□~

と、なんやかやでシリーズ12話を通していけば、
律義にもきちんと起承転結の展開を踏まえて
分かりいやすい流れとなっていた1期と比べると、
2期は4分の3が終わった段階の9話に至っても、ちょっと流れが読みづらい。
まあ、最後に上手くまとめてくれるんだろう、とは思っているのだけども。

3話や、6話の江ノ電回は確かにすこぶる面白かったし、
最新9話のG3の見せ場回も6話に続けて楽しめた。
7話8話などは、アルセーヌ様に見放されるというシリアスベースでありながらも、
基本の笑いはきっちり押さえてもいた。

けれども、どうにも、少なくとも現時点までは
いきあたりばったり的に見えるというか。
これ、終盤で挽回来るのかなあ。

森・アーティで終盤を引っ張るのだとしたら、
その仕込みは序盤から入れておけばよかったのに
(なにせ1期最終話のCパートで既にお披露目済み、サマスペでもオチ担当だったのだし)
9話でこれでは唐突感が否めない。やっぱ。

逆に、仕込みであったろう3話の花を早くも7話で踏みにじった展開は、
勿体なかったというか。
まああれが、最終話近くでもう一度復活、とかっていう使い方だとしたら、
それはそれで面白い伏線だと思えるけれども。


~□~

あと、個人的に、5話が全く、ダメだった。
生理的に。

乳首に食材塗りたくるってのが、どうもダメだったみたい。

いや、大阪のソース二度づけ禁止、ネタそのものは笑える話なんだけどね。

エロ・グロは問題ないどころか格好のネタアイテムとして消化する主義なんだけども、
食材を粗末にする扱いがされると、途端に萎えるんだよな。
つか、冷める。

3話が神がかっていたんで、BDもそこまでは入手する可能性はあるものの、
5話は全力で回避するんで
(あと、全体的な大阪ネタが、微妙に大阪バカにしてるというか、大阪らしいものを出しておけば笑い獲れるんだろ的なノリも萎えたというか)
全巻制覇はなしだなあ。


一応、6話以降は持ち直しているし、褒めどころもも多いんだけども。


6話は横浜からほど近い江ノ島を使っての密室劇(電車だけども)として、
帳尻合わせも含めて台本が頑張っていたし。

8話は、ふつーの作品であるならば、
「どん底回/そこから立ち上がる」的展開を振るであろうところを、
コーデさんを軸にお花畑のギャグで、ずっと筋を通しつつ、
どん底から這い上がるミルキィたち(とおまけのスリーカード)を描写。
笑いを外さずに、シリアスで必要とされる目標設定をきちんとクリアーしてきたのは
評価。

あとはやはり、9話の、
G3の皆の日常描写の素晴らしさとか。
つか、次子がカッコ可愛いのは当然としても(猫たちといっしょ、ごろにゃーん!)、
平乃のあまりの可愛さに、メロメロになりそうな自分がここにいたりするし。
あと、エリーのアルセーヌ・コスとか。

あとはやはり、3話の泥舟が。一番笑ったなあ、という。


んだけども、なんか褒めたいのに素直に褒められない、とでもいうか。
なんでだろ。


とにかく、アンリエットさんカムバック、ということで。


(やはりこの作品も、最終回見るまで評価が分からないタイプかもなあ。。。アンリエットさんいないし、今。ともあれ、つづくよ)


アニメ感想(やや短め)『ブラック★ロックシューター』5話まで。

2月の休止が多かったせいで、
なんか感想書くのがこなれてない・・・

ともあれ、感想を残したいということで、こちらも。


~□~

ニトロらしいというか、個人的には、バトルシーンでかなり目を見張っている、
『ブラック★ロックシューター』。
結構グロかったりするけれども(流石ニトロというべきか)
あの回り込みや空間の広がり描写の突き抜け感は、
やはり頭一つ抜いて、すげえと思わずにはいられない。
映像のワクワク感は、『偽』ほどではないにせよ、惹きつけられる。


しかしまあ、人間関係は、なんというか、
中学生らしい若さゆえの視野狭窄と心理的な悩みを
イヤラシく転がしている、という
結構ねちっこい物語の展開なんだけども。


4話までは、夢の世界の中、ということになっていた、バトルシーン。
あくまでも登場人物たちの深層心理の描写という雰囲気だったのが、
5話でいよいよ、それがリアルへと浸食していく。。。ということでいいのか。アレ。


アレは、どっちが「本当」なんだろう?


~□~

そしてまた、
1話からあれほどの悪役として立ちまわったカガリが、
3話を経て、4話であっさりとツキモノが落ちたかのように
学校に馴染みつつ、その4話でヨミを見捨てる。
まあ見捨てるというか、
「解放して」と、共依存を彼女自身から断ち切るわけでもあるのだけれども、
それが逆に相方だったヨミにしてみると、
彼女の中に闇をどんどんと濃く育て上げ、
じわじわと追い詰めていく。

というか、リアルの中坊なら、こういう人間関係がありそうだな、と
連想させる辺りに、ちょっと冷っとするもんがあったり。

元々、1話からずっと、ヨミ自体が、
大人しくてなかなか周囲と打ち解けられない少女だという前提が
提示されていただけに、
徐々に彼女の依存対象がマトに移行していた、というのも、
リアリティがありすぎて、怖い。

ユウからのメールにジェラシーを逆なでされて狂乱する部屋のくだりだとか、
ユウへのミサンガに髪の毛織り込むだとか、
描写がどんどんとエグくなっていく。


それを承知で、
それでもヨミを何とかしたい、というマトが、
果たして本当に正しいのか。

まあ、何が「本当」で、何が「正しい」かという仮定そのものが
危うい世界観とでもいうか。


~□~

と同時に、5話Bパートで、
マトと仲良しだったユウの、
その彼女の存在、実在が、揺らぐ。

あれは、マトの抱える何らかの歪みの表出なのか、
それとも、夢世界の方からの現実への浸食なのか。

5話ラストで、ユウがマトのことを、夢世界の名称である
「ブラック★ロックシューター」と呼びかけるところからすると、
後者っぽいんだけども。

心理的には、マトもまた病んだ人で、とかだったら、怖いけども、
バトルシーンのキアイの入り方からいえば、
後者なんだろーなあ、などと。
(今ネタバレ回避中(必死!)なんで、そこんとこはあまり深く考えないようにしている)


ユウが、実は実在する人間ではなく、
マトのエア友達だった、とかってのをちょっとだけ期待してしまったりも
するんだよなあ、これが。


~□~

あと、あの先生怖いよ、あの先生。

他の子は、先輩等も含めて、とりあえず
中学生らしさゆえの迷いというのはわかるんだけども、
先生の歪みっぷりは、伊達じゃあなさそうだしな。

でもそれ以上に、ヒロインが歪んでいたとしたら、それはそれで怖くて面白いんだけども。

まあ、一応マトはまともだという方でぬるく応援しつつ。


(5話の、絵本の余白にいろいろと書き足していくシーンは良かったな。そこに希望を見出しながら。続くよ)

アニメ感想『妖狐×僕SS』7話まで。

既に『ラストエグザイル』も観ていて、そっちの話もしたいんだけども、
(ミリア様・・・(´;ω;`))
とにかく周回遅れ&積み残し作品がてんこもりなんで、
お気に入り作品からどんどんと潰していくことに。

ということで、凛々蝶さまこと『妖狐×僕SS』、7話まで。


~□~

ようやく折り返し地点ということで、
6話まででだいたいのキーパーソンのパーソナリティと関係性、
そしてそれぞれの抱えている課題
(といってもメインは凛々蝶ちゃんの問題か)を提示してきた
いぬぼく。

彼女の、両親からのネグレクトに近い育ちの問題や、
それゆえの、人との信頼をどうやって培っていけばいいのかわからないという
孤独。

そこに対しての答えを彼女が掴み取るまで、というのが、
まあ作品のキーコンセプトとしてばっちり提示されているんだけども、
序盤で俺が不安に思っていた、
そこを安易な恋愛感情で収拾するとかって嫌だなあ、というラインを、
4話から登場した兎オトコのナツメさんがひっかきまわしつつ、
そんなありがちな予定調和を確実に乱してくれていて、嬉しい限り。

4話の特殊エンディング、そして
5話のSM野郎wwの立ち回り(と特殊エンディングw)
と笑いを取りながら、
彼女の抱えている「人間関係をどう構築していくか」を、
ワンツーマンの閉じた関係性ではなく、
コミュニティにどうかかわっていくか、という展開に、
かなり意思的に持ってきたのが、
イイ感じ。

これはナツメの、4話できちんと言葉にした凛々蝶さまへの台詞然り、
また妖館のウォークラリーという「行動」・イベントを通しての他者への働きかけといい、
さらには学校生活を盛り込みながらの展開といい、
人間関係の広がりを持たせようという視点が丁寧に展開されていて、
安心して楽しく見ていられる。


~□~

個人的には、弱っっちいワタヌキと、
可愛いけれども強すぎるカルタちゃんとのちょいとちぐはぐな関係性を見せつけた
6話が、地味にツボに入った。

まあ、単純に、6話がカルタちゃん回で、
そのカルタちゃんがすっごく可愛かった、という身も蓋もない話なんだけども。

2人の、なかなか幼馴染みから一歩踏み出せない、
微笑ましくもビミョーな関係性もさることながら、
学校でマイペースすぎるカルタちゃん描写を通して、
彼女にも心を配る凛々蝶様の描写があるなど
(お昼おすそ分けとかね)
彼女が自分の殻を破りつつあるということも同時に提示していて、
その意味でもこの高一トリオの配置は、
作劇的にはありがちすぎるんだけども、この作品の場合はアリかな、と思う。

あと、この回だと、
俺がどーしても気に入らない狐(ミケツカミ君)の登場が少ないってのも
あったんだけども。


しかしミケツカミ君については、
凛々蝶さまとの過去の因縁については相応に引っ張っていると思うんで、
恐らくそこの秘密が開示された時点で、
印象ががらっと変わるとは思うが。

でも、凛々蝶さまを独占されるのは、ちょっと悔しい。

いや、単純に、ジェラシってるだけなんだけども。


~□~

面白いし楽しみなんだけれども、
なんか上手く感想書きづらいなー。

多分この作品は、最終回で、
凛々蝶さまがどう決断し、どう行動を起こし、
そこで何を彼女が掴み取ったかで、
視聴者側の感情が大きく変わるタイプの作品なんだろうと思う。

つか、今は溜めの部分だと思うんで、
その彼女の為に、周りの人物がどういう種まきをしているだとか、
それぞれのキャラクターの個性を楽しむとか、
そういう方でワクワクしていたい感じかも。

あと、ひたすら凛々蝶さまに萌えておくとか。


地味だけれども、7話も野ばらさんとロリメイドさんとの絡みが
実にツボだったり、
(一旦木綿の、若いのに枯れているあの様子もまた実にいい)
(というか、ナチュラル腹黒のミケツカミ君も木綿を見習ってくれればいいのに)
ぐわんぐわん料理をし始めちゃうカルタちゃんがひたすらかわいかったり、
ワタヌキの純情をもて遊ぶナツメ兎が楽しかったり、
キャラクターそれぞれが好き勝ってやってる感じが、
たまらなく楽しい。
コック父子のバカさ加減とか、狙い過ぎと分かっていてもクるもんなー、あれ。

けれども、そうした周囲が勝手やっていること自体が、
凛々蝶さまに、新しい視点の提示になっていたり、という期待もあるわけで。
(まあ、ただのギャグだったり萌えシーンだったり、のが多いけど)


ともあれ、凛々蝶さまの美麗なお姿を、楽しみに。


(これはもう視聴完了後に原作本買いに走りそうだなあ、、、あと、こっちの主従は『Fate/Zero』の主従たちと比べるとすごく癒されるなあ、とも思ったり。比べるもんでもないが)

アニメ感想『ラストエグザイル―銀翼のファム』17話まで。

最新話まで見ていないのが悔しいところ。
ともあれ、だいたい、今年に入っての10話分近く(総集編2本含む)を、
ざらっとまとめて一気見。

やっぱり、ミリア様は、良い。
けれども、描写としては、物足りない。


今期アニメとしては、凛々蝶さまと並んでツートップ(個人的に)かも、
と思っている『銀翼のファム』。

ともあれ、この17話まで。


~□~

個人的には、凄く面白い。
けれども、圧倒的に、地味。

というのが17話までの評価。

前作を見ていないくても、ここまで楽しませつつ、
途中前作の紹介となる総集編を挟み込むことで、
前作とつながる設定(ラストエグザイルが落ちてくる仕組み、この星のありよう)を、
スムーズに紹介。

特に、OPに出ていながらずっと出番のなかったアルヴィスの紹介として、
途中の過去回(15.5話)は、いいアクセントとなっていた。
つか、アルヴィスかわいいよ、アルヴィス。

ディーオの過去を語り下ろす形ともなったこの回で、
ディーオが以前、ファムの誕生日を祝おうとするその意味に、
これだけの深い想いを抱いていたのか、ということを、
視聴者に改めて印象づけるとともに、
(前作ファンならば、あの回のディーオの心情を思って泣けたろう、実に)
ディーオの抱えた辛い過去を、視聴者へと提示。

前作のメインのエピソードの一つであったろう彼の悲しい別離の経験は、
この短い総集編を見ただけの新規視聴者であっても、心動かされる。


~□~

ディーオに限らず、この作品、
出番が少ない人物に関しても、きちんとその魅力を描き出そうと
細かく心を砕いているのが伝わってくるのは、大きな安定材料。

17話までに関しては、
ミリアの姉、リリアーナを除いて、
ほぼすべての人物の行動原理が、矛盾なく表出され、
それぞれの人物が何を求めて、どのような立ち位置で、行動を起こしているのかに、
納得がいく。

ただ単純な敵・味方の二項対立ではなく、
たとえば皇女サーラにしても自己の罪に自覚的でありつつ、
それでも平和を願い、
あるいはルスキニアを見ても、
11話のグラン・レース回で、
アウグスタの目指す希望を己の意志として受け継ぐからこその行動であることが、
理解できる。

グラキエスのディアンにしてみれば、
自主独立を誇りとしてきた祖国が
リリアーナの動きにより文字通り消滅の憂き目にあい、
暗い復讐心に突き動かされ、翻弄される。

それぞれが、それぞれの立ち位置から見た理想を描き出そうとするからこその
齟齬であり、戦争だという描写が、
これでもか、と多くの人物からの提示で、照射される。

グランレース回でアウグスタを暗殺した男が、
アウグスタへの恨みを叫び復讐を果たした喜びを表しつつ排除され、
その死体の手から家族の写真を収納したロケットを落とすところなどは、
ほんの数秒の描写で、
どこにも正義が転がっていること、
そしてどこにも正義がないことが、
ビジュアルでも鮮やかに提示されている。


~□~

個人的には、この11話のグランレース回、
そしてグラキエスでヴェスパを修理する温泉回はとても好きで、
特にグランレース回でのミリアの描写が実に素晴らしい。

いや、ロリミリアのかわいらしさに身悶えしたというのもあるのだけども。

彼女が、
型に嵌った対応で場の空気を読みながら事を進める姉のリリアーナとは違い、
レースに素直に興味を持ち、
また窮屈な会場から抜け出してかくれんぼをするという
(ロリファムとの邂逅はお約束☆)
自由奔放さと、型にはまらない柔軟な思考、そして行動力を見せることで、
彼女がリリアーナとはまた違った指導者に育つであろうことを
それとなく描写している。

一方で、
以前描写されたシルヴィウスの艦内図書館での勉学の向上の早さや、
その後のグラキエス滞在における通訳のセンスの良さなど、
彼女の持つ聡明さは随所で発揮される。

10話で、姉・リリアーナと袂を分かつ決断をするのは
流石に早い気もするが、
それも頭の回転の速さと決断力という観点からすれば、
まあ流せる範囲だろう。

但し彼女も、話が進行するにつれて、
為政者としての責任が肩にかかってくる。

15話で連合を編成しトゥラン王国の代表として振舞うしかない皇女の彼女は、
兵の命に対する責任も負うことになる。


~□~

そう。
ファムたち空族と彼女の立ち位置の決定的な差として、
為政者として、他者の死を強制する機会があるということは、
かなり重い課題を突き付けている。

それは、これまでの中でずっと不殺を通してきたファムたちと、
どこまで並走できるのか、という彼女自身の悩みとしても
立ちはだかるわけなのだが、
残念、そこに関する描写が、17話までの間に関しては、ちと弱い。

作品前半の段階で、
為政者として自分の手が既に血で濡れていることに自覚的なサーラは、
ミリアよりもより幼いにもかかわらず、
為政者としての経験の長さゆえに、そのことに苦悩を抱き、
解決を願う。
し、それが、ひいてはヴァサントの動きを生むという流れとして、
物語を大きく動かすファクターとしても意味を見せている。


ミリアはというと、やはり実際の為政者としての経験を持たない以上、
そうした苦悩はどうしても絵空事となる。
姉との離別に対する彼女の人間的な苦しみと引き比べると、
それは一目瞭然だ。


~□~

さらに、別の視点として、
これまで仲間として支えてもらったファムとジゼ、
そして彼女たちの属する空族コミュニティは、
徹底しての、「不殺」と「相互扶助」を文化として打ち出していることが、
ミリアにとってどういう意味を持つのか。


前半7話あたりであったか、
ジゼが、情報戦だけで、一発の弾丸も使わずにクジラ捕りを成功させるくだりや、
さらにはシルヴィウスを守るためにファムがミリアを伴って出陣した際にも、
彼女たちは敵艦を破壊するのではなく、捕獲するという手段を
あくまでも貫いている。
(多少のご都合主義が臭うものの、一切の死者なしの戦艦の航行不能化は、
この作品の目指したいと願う思いの表出でもあるのだろう)

こうしたかたちで、ファムに代表される空族と、
彼女に繋がる若いキャラクターたちに、
不殺による問題解決のススメをずっと言わせているのだが。


17話のラストで、懸命に停戦を求めて行動に移る少女たちの行動には、
甘いよなあ、と思いつつも、
やはりその背中を押したくてしかたがなくなるものなのだけども。


~□~

一方で。
実は、こうした描写があれども、実は一番動機付けが弱いというか、
感情移入がしづらいなあ、というのが
主人公たるファムだったりする。

いやまあ、たとえばグラキエスであっさりディアンを懐柔しちゃったりとか、
彼女の人たらし的な面は魅力だとは思うのだが。

けれども、彼女の平和に懸ける思いだとか、
争いのない世界に対する渇望だとか、
そういった辺りの背景が、描写が今ひとつ平板なのよね、というか。

同じシーンを繰り返すだけの、皆がひとつになってグランレースを、という
あの絵面だけでは、
15の小娘の世間知らずさ加減の表出としか捉えられなくもない。

18話以降でなされる可能性も期待しているが、
17話での和平工作に走った面々が、
総じてミドルティーン以下の若者でしかないというのが、
平和を希求する一般市民の思想、を表したいということでいえば、
やはり物足りない。

これまで折角、なんやかやで軍人の発想は持てないとはっきり態度で示す
空族の仲間もそばにいるわけだし、
他の空族仲間や、
できれば大人のキャラクターの賛同者をもっと織り込んで行けば、
この辺りの奥行きがまたグッと深くなってくるんだが。

ファムは主人公だから、登場場面も多ければ見せ場も多い、はずなのに、
其の人物像がいまひとつ、少年漫画の熱血ヒーローのパターンを
踏襲しているだけ、的なところで足踏みしている感じが、
なんか残念。

出番の少ない脇役達、特に、
ヴァサント、オーラン、ソリューシュ、といった、
自分の立場に自覚的で、しかもその立ち位置に変化を見せたキャラクターたちは、
描写がかなり少なくてもその内面がきちっと伝わってきているだけに、
ファムの魅力が相対的に汲み取り難いのがなあ、
うむむというかなんというか。


実は魅力描写が少ないと思うのはミリアも同様なんだけれども。
いや、俺、ミリア様、大好きなんだけれども。
(ビジュアルが趣味という身も蓋もない理由だとか、あとは中の人の好みだとか、色々と)

この2人に関しては、恐らくは演出上の問題も大きいと思うので、
(特にファム)
なんとか18話からの変化に期待を寄せたいところ。


というか、台本と構成段階においては、今期で相当の面白さだと思うし。


つか、ミリア様、頑張れ、ということで。


(リリアーナがエグザイルを使うことに肯定的になった本心の描写がどう来るか、そこがかなり楽しみ!つづくよ!)


アニメ短評、『偽物語』4話、『戦姫絶唱シンフォギア』『アクエリオンEVOL』いずれも5話。

アクエリオンのやり過ぎ感に、ちょっと違和感。
場合によっては、考察エントリーを考えるかも。
ただ、その時間がなあ。どうつくるかなあ。


~□~

■『偽物語』4話

いよいよ羽川さん登場、そしてロリ吸血鬼はちっぱい美しい件について、の巻。


相変わらず話よりも、圧倒的な映像美に酔いしれる、そんな感じ。

それにしても、ほっちゃんはやっぱりいい役者だなあ、と改めて。
羽川さんマジかわいい。
彼女の毅然としながらも柔らかい、温かい表情と、
ほっちゃんの声色の滑らかさとが、実にマッチしていて、いいねえ。うっとり。

羽川さんは、夏休みでも、制服姿のままか。
休み中なんだから、彼女も私服にしてあげればよかったのに。
(1話と3話の、ヶ原さんの私服は実に素敵だったしね)

それでも、露出がなくても、清楚で素敵だと思ったが。
それこそ、あざとかった2話撫子の動画よりも、
彼女がアララギさんのベッドにごろんとした方が、正直心動かされた。
膝の足さばきなんかも、上品だったというのにね。


加えて今回は、金髪ロリ吸血鬼・忍も登場。

その見せ場となる、Bパート。
この湯浴みシーンの美しさは、圧巻。
つか、普通の家にはあり得ない構造の風呂。
あんだけ広い風呂場の床も、広く浅くお湯が張ってあるのか、あれ。
まあ、そうなりゃあの面積の風呂場でも、あったかいだろうけどな。

でもって、金髪のロリ姫の体にまとわりつく湯気が物凄いw
もう、これはBDでガンガン描写見せてくれるんだなww
なんつー販促。
そして、素晴らしい、つるぺた。


ただ、その割を食ったかというファイヤーシスターズ。
今回は出番が多いようで、
見せ場がイマイチ少ない。
やはり1話30分の尺となると、
ヒロイン2人を据えるのが精いっぱい、というところか。

火憐、月火の、それぞれの背景描写は、まだか。
シスターズのメイン回が待ち遠しいなあ、これは。


~□~

■『戦姫絶唱シンフォギア』5話。

実はノイズの戦いは、国家間の戦略の一環だったんかいな?の巻。
いや、まだよくわからないけど。

Aパートというか前半で、
あのノイズが出所不明の怪しい存在ではなく、
国家間の陰謀というラインだった、という情報が開示。
なんか一気にきな臭くなった。
作劇的には、こうしたリアリティはむしろ歓迎。

でもって、ラスボスというか、まさかあの人が、、、というアレは、
ミスリードではないような。
アタッシュケースにも血がついてたし。


翼は、ようやく復活。
彼女が意識を取り戻す前の、奏との夢見の問答が、実に深い。
同時に、彼女の、奏への深い想いが伝わってきて、ジンときた。

翼はまだこれから立ち直るだろうし、
その道筋は観ていてきっと心が動かされるんじゃないかと期待。


一方で、秘密を隠し持つ響と未来のコンビの方が、先行きが不安でならない。
心配することもできないの(だっけ?)、
という未来ちゃんの思いが響に届くのは、いつの日か。

未来への隠しごとを持つことで、
響はますます(心理的な)苦境に立たされることは確実なわけで、
にもかかわらず、なんとも能天気に振舞う響にはちょっとイラッときそうなんだが。
いや、悪い子じゃないんだけどね。


ただ。
よくあるオタ向けの設定として、
この作品もまた、親不在というか、その不自然さが気になってきた。

ここまでの国家機密に未成年者が関与していることや、
その未成年者に親権者からの承諾も取らずに、命を張らせるというのはねえ。

もうちょっとファンタジーな世界観かと思っていたら、
国家間の抗争的な路線が出てきてしまったんで、
その辺りでもうちょっとリアリティを構築しておかないと、
作品に矛盾というか粗というか、うまく着地点に収まらない可能性もというか、
その辺りがちょっとだけ心配なんだけども。


けどまあ、いい感じで盛り上がってきているのは事実。
次回を楽しみに。


~□~

■『アクエリオンEVOL』5話。

寸止めは世界を救う、の巻。


ネタとして割り切るならば、イイギャグ作品ではあるなあ、と思うものの、
幾つかやり過ぎの点も気になって来たアクエリオン。
でもまあ、童貞力をここまで潔く肯定しているっつーのは、
まあもう褒めるしかないのかもしれないが。

あと、ようやくロリ少女の正体が判明。
(ヒロシは正直、どうでもいい)
この作品一番の良心がやって来た(←すこぶる個人的な感想


面白かったのは、今回、
いろいろな3人組をマッチングさせていきながら、
それぞれのキャラクターの造形を描き出していったところ。

特に、先週も、いいカップル向きだと思った、カタブツ委員長と
穴掘り童貞アンディが、早速チームになっていた点。
委員長、メガネ巨乳で、めっさかわいい・・・ということに、
今回5話に至ってようやく気付いた俺。
まあ、こういう奥手にはアンディくらいチャラい(けど童貞)ヤツの方が
相性いいよね、やっぱ。

あとは、シュレードと兄さんと腐女子という、
明らかに薄い本へのネタ提供のトリオとか。

そしてやはりというか、
キービジュアル通りの、アマタとミコノに割って入る、緑の子。
ただ、キャラクターとしては、緑の子の方が性格は良さそうだけれども。
まー、今後、この三角関係で作劇していくんかねー、という前振りか。
この3人で、(喧嘩しながら)合体でつかw


もうひとつ重要なギャグ要素として、
鬼教官が童貞主人公のケツを追っかけまわして吹矢(じゃないか)を
中てまくっているっつーのが、
笑いを通り越して悲しみを誘った。
一方で、鬼教官は、恋人を戦闘中に亡くしたという
過去の悲劇が作中で語られている分、
余計に現在の不遇が・・・www(゚∀゚)アヒャヒャ

ただその前、地味に、ヒロシと鬼教官が、
ドーナツの穴にまつわる論戦を繰り広げていた(←物は言いよう
のが、地味だけれども、作品の伏線ではあるのだろう。


で。
やはり引っかかるというか違和感があるというかダメかなあ、というのが、
恋愛未満の感情をエネルギーに転換とかっていう、アレ。

某・白い淫獣・キュゥべえさんの絶望エネルギ―的な設定を思い出したけども。


こういう、精神だとか感情だとかっていう、
本来数量化できないものをエネルギーとして扱う的な設定そのものが、
どうにも胡散臭さ、もしくはご都合主義にしかみえないんだよねえ。

感情をよしんばカウントしたり固定化したりエネルギー転換したり、ということが
可能だという世界観って、
要するに、本来比べるべきではない感情同士を比較したり序列化したりということと
やってることって同義だからねえ。

○○ちゃんの絶望の方が△△ちゃんの絶望よりもエネルギーが大きい小さいって、
それは言っちゃいけないことだと思うんだけどなあ。
というか、いいようがないことでしかないと思うんだが。

『まどマギ』の時も思ったんだけども。

それは、このアクエリオンにおける恋愛未満の感情云々も同様で、
ミコノのアマタへの恋愛(未満)感情と、
緑の子のそれとが、どっちが大きい小さいとかってことの比較になっていくわけで。
ありえないっしょ、そんなん。


この世の中に、悲しみを計る機械が存在しないのと、一緒で。


あと、根本にはびこる、
男女間のみの恋愛感情だけが優遇されている世界観だとか、
そもそも恋愛至上主義の価値観を疑いもせず推奨しているところだとか、
そういった価値観を疑うだけの知性の無さ(制作スタッフの)というか、
世間のよくある価値観への無邪気な信仰さ加減が、
正直つまらないなあ、クリエイティビティに思いっクソ欠けるなあ、と
いったところか。

ただまあ、あからさまな「童貞力」をテーマにしているところなんかは、
面白いんだけども。

ネタとして観る分には、充分娯楽の範疇なんだけども、
そうした、従来の価値観に対して何ら疑問に持つことなく肯定しちゃう無邪気さは、
そうした価値観を世間的にあれこれと押し付けられてうんざりしている人間からしたら、
反吐が出そうなものなんだよね、
ということに対する想像力もないんだろうな、と。


~□~

と、いう感じで、とりあえず3本分感想ということで。


アニメ短評、 『ブラック☆ロックシューター』1話、『ペルソナ4』16話、『モーレツ宇宙海賊』4話

アニメ録画もたまっているが、マンガの積読がまた・・・
『ささめきごと』最終巻だけは先に読みたいのだが。


~□~

■『ブラック☆ロックシューター』1話。

中一の百合には危険がいっぱい!の巻。

と、いうわけではないが、原作ニトロだから
まあ覚悟して見た方がいいよな、という作品だろうな、これ。
ちなみに原作は未プレイ。

夢世界(?)での、huke画の再現度が結構凄かった。
リアル世界(?)側の、いかにもアニメ的なキャラデザインと上手く分けて、
しかしその中でも現実世界に浸食している「ナニカ」の時だけ、
huke画的な作画(目のアップだとか)を持ちこんで、という
ビジュアルの遊び、演出が面白い。

話はまだ流石に1話だけなので何とも見えないんだけども、
夢世界の方のグロ描写が今後どうなっていくのか、
そこんとこはちょっと気になるというか。
いや、作品世界に必要な描写なら、別にいいんだけども。

個人的には、中学一年生女子たちのボディラインの描写がけっこうツボなので、
暫く視聴は継続するかな、という感じで。


~□~

■『ペルソナ4』16話。

直斗くん、囮作戦。けれどもミイラ取りがミイラになっちゃったよ、の巻。
あと、髪をおろした菜々子ちゃんは、最高です!の巻(←主に俺得。


15話の修学旅行回での伏線がどんどんと活用されていく。
一人ぽつねんとしていた彼の描写が何度も差し挟まれたように、
また番長一行と、打ち解けられないでいる状態からもわかるように、
彼の中の「シャドウ」は大層分かりやすい。
加えて、後半での聞き取りから悠が推測する「子供扱い」云々がまた、
二重三重に彼の孤独感を浮き彫りにしていく。

そうした己の弱点を認めないというか、
まあ虚勢張ってるのが外から見ればモロバレの直斗なんだけれども、
当人は一向に気づかないまま、というちょっとした喜劇的状況が、
シリアスに進行。

そうして、
自らを囮にして「真夜中テレビ」へと進出を果たした直斗だが、
逆に囚われ人として、シャドウを育てていく羽目に。

と、この辺りは、まあ割と分かりやすい展開なんだけども。

彼に対して、一番真摯に向き合っているのが、現時点では完二なんだが、
その彼の行動が恐らくは解決の糸口につながるのか。


それにしても、「探偵王子」てw。
・・・いや、ドンピシャなあだ名だとは思うけども。


しかし、直斗の孤独の根源がアレというのは・・・
さて、どういうふうに転がすことやら。


~□~

■『モーレツ宇宙海賊』4話

女子高生は独立心旺盛!の巻


ヒロイン茉莉香、メガネっ子ツンデレだけではなく、
部長や副部長など、面々がそれぞれ個性を発揮し出した。

取りようによっては好戦的、
あるいはポジティブというか前向きというか、
しかけられた攻撃に対して、迎撃を選択する女子高生たち。
うーん、こういう、自分の将来は自分で選ぶ、的な能動性が、
実に小気味良い。

そうした中でも、
作戦の立案などで抜きん出ている主役の描写を織り込みつつ、
電子戦のエキスパートたる副部長・リンや、
人望もあり評価者としての立ち位置も巧みな部長
(ドリトル姓とは、まあ名前もまた航海向きなw)
など、
これまで茉莉香とメガネ子の冴えた描写のみから、
徐々に人間関係を広げていっているのが、実にイイ感じ。

ハイティーンの女子たちのあの元気っぷりと、自己決定意欲の高さは、
結構リアリティがあるように思うんだが、どうだろう。

バトルに向けた下準備のあれこれのディティールの重ね方も、
適度な説得力をもってきているし、
これはもう5話の本戦をWKTKするしかない、という。

ああ、早く時間作らないと・・・


~□~

と、ひとまずは、この3本で。


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