あんりみてっど・くっきんぐ・わーくす

食い意地に任せて『Fate/stay night』に出てきた食事の再現、、、ということで立ち上げたブログ(原作ゲーム準拠。現在、凛√の途中で足踏み中)。今はちょっとアニメ視聴に比重が行っちゃってる感じです。アニメ飯も……と思ったら、『ef』1期飯しかやってない。そのうち、他のアニメ飯やゲーム飯も再現していくつもりで。

STEINS;GATE

これが、シュタインズ・ゲートの選択だよ。『Steins;Gate』24話(最終話)。

走り抜けた。
生き延びた。
そして、皆が、集まった。
・・・・・・否、集まるであろう、という期待と共に、
新たな未来が紡がれ始めた。

いい結びだった。
最後の最後で、改めて示された、オカリンのド根性。

紅莉栖を救ってくれて、ありがとう。
まゆしぃを助けてくれて、ありがとう。

そんな、オカリンに、
そして頑張ったラボメンみんなに、
感謝いっぱい胸いっぱい、の『シュタゲ』最終話。


~□~

さーて、最終話の『シュタインズ・ゲート』はっー?

アバン、語られる鈴羽の決意。オカリン、「時はきたれり!」
⇒OPは前回と同様仕様だよ、ふむ。

⇒旅立ちの前、探し物をしにラボに戻る面々。作戦を説明するオカリン。
 ⇒まゆしぃの語る、紅莉栖の「記憶」。「ねえオカリン、紅莉栖さんのこと、好き?」
  ⇒「じゃあ、絶対助けなきゃ。何があっても・・・絶対助けなきゃ」

⇒前話の時間と全く同時刻に戻るオカリンと鈴羽ちんだよ! 
 ⇒まずはメタルうーぱをゲットォォォッ!対するまゆしぃはノーマルのうーぱを入手。
  ⇒再度紅莉栖と再会。「どこかでお会いしましたっけ?」「俺は・・・お前を、助ける!」
   ⇒ノーマルのうーぱを拾う紅莉栖。封筒に入れる。笑顔が可愛い。(*'-'*)
    ⇒血糊が固まってるよ!既に紅莉栖とパパンは話してる。「考えろ、考えるんだ」
     ⇒紅莉栖を殴るパパ。「そうだ!」、紅莉栖を組み伏せるパパに、「やめろ!」
      ⇒名乗りを上げる「鳳 凰 院   凶 真!」w(゚∀゚)アヒャヒャ、パパはナイフを出すよ!
       ⇒挑発する凶真。「貴様にはこの俺を殺すことは出来ない!」
        ⇒パパの顔芸、そしてオカリンを刺すよ・・・っ!
         ⇒痛みに耐えながらナイフを抜き、逆にパパを脅して追い払うよ。
          ⇒我にかえる紅莉栖。救急を呼んでいたら、スタンガンで気絶だよ!
           ⇒もっと血糊を!と自分の腹に・・・「うわあああぁぁぁーーー・・・!!」
            ⇒助けに来た鈴羽。去り際に、過去の自分に「頑張れよ・・・」(´Д⊂)

⇒タイムマシンで。「ありがとう、また会おうね。七年後に」。消える鈴羽・・・・゚・(ノД`;)・゚・

⇒病院。オカリンの病室にお見舞いのまゆしぃ。しかし、オカリンは既に脱走。w
 ⇒パパンの野望潰えたり。街頭ビジョンでそれを確認するオカリン。
  ⇒るか子の神社で。オカリンからのバッジをまゆしぃに見せるるか子。ナンバー006。
   ⇒メイクイーン+ニャン2で、フェイリスたん。ピンバッチのナンバーは007。
    ⇒ブラウン工房へ。まゆしぃ、Mr.ブラウンと綯ちゃんに再会。
     ⇒そこで出てくるのは・・・萌郁。まゆしぃと、百合百合しく。バッチ貰ってるよ。
      ⇒ラボに戻るまゆしぃ。迎えるのは、ダルと、ピンバッチ!

⇒アキバの雑踏の中、紅莉栖を想うオカリン。と、すれ違う赤いロングヘア。
 ⇒「また逢えたな、クリスティーナ!」ピンバッチを渡すオカリン、受け取る紅莉栖。

さあ、新たな歴史が築かれ始める・・・っ!


~□~

いやー、そりゃ細かい事を言えば、そのなんつーか、ツッコミたいこともなくはない。
けれども、結びの満足度は、正直、ものすごく高い。

みんなが、また集結するであろう、というその期待と余韻。

みんなが、生きてくれたことの、すばらしさ。

もう、それだけで、嬉しい。


視聴者が最後の最後に観たいと思うであろう物を、
キチンと形にして見せてくれた、
作品スタッフのみなさんの、そのサービス精神、プロ根性。

本当、感謝。


~□~

そしてやはり、俺、鈴羽好きなんだなー。
と、改めて。

アバンの、
「元々戻る気がなかった。」「こっちで世界線を変えて、未来が変われば、戻る必要がなかったから。」
「ただ・・・・・・もし変えることができなければ、あたしはここで生きていくことになる。ずっと後悔したまま」

この覚悟、この決意。

そこで、オカリンによる、
後悔したままの彼女の晩年(の世界線)の記憶が差し挟まれて、
もうそんだけで俺、涙目。

そうだ。このミッションは、紅莉栖のため、オカリンのためだけではなく、
鈴羽のためにも成功しなくてはならないんだ、と。


そしてパパ・ダルとの別れの一言が、
「それは秘密にしておく」と、
あの時と同じ台詞だったというのが、またニヤリとさせてくれる。


けれども。
彼女は、戻らなかった。

それが、シュタインズ・ゲートの選択だから。


オカリンの作戦が成功したことがはっきりと示される、帰りのタイムマシンの中。

「シュタインズ・ゲートは、誰も知らない世界線。」
「でも、おじさんの理論が正しければ、論文は焼け、タイムマシン開発競争は起きず、第三次世界大戦も起こらない。あたしは、一緒にいることができない。だから、先にお礼を言っておくね。」
「ありがとう、また会おうね。七年後に」

ああ、そうか。そういうことだったのか。
そういう結末だったのか。
・・・・・・
・・・・・・


「ラボメンナンバー008は、7年後に現れる。」
と断言するオカリンに、
「また妄想っすかー?」
と返すダル。
しかしオカリンは、断言する。
「必然だ。ダルのな。」
「僕の?」
ダルよ。いや、お父さんよ。
どうか、素敵な子として鈴羽を生んで、素敵な子として彼女を育ててくれ!

「7年後。楽しみだなあ。どんなラボメンなんだろう?」
とまゆしぃが言っていたが、
なんか紅莉栖あたりが一番可愛がりそうな気がするんだ、俺。


鈴羽のいる未来を、想像しながら。
俺はそれを、希望と呼ぼう。


~□~

そしてまゆしぃ。

序盤の、オカリンに優しくはっぱをかける彼女もいいけれども、
ラストを締める、エピローグを紹介する視点に立つのが彼女というのは、
作中で人々を繋ぐのがまさに彼女だったんだよ、というこの作品らしい配置と構成。

彼女はずっと、ラボの潤滑油であり、
ラボの母性、ラボの聖域だったと思う。

その彼女が、萌郁と出会い(再会)した時に、
萌郁の美貌(と美乳)に見とれ、頬を染め、嬉しくなって、
力強い握手と共に自己紹介をするくだりは、
ああ、本当に、この作品をここまでずっとみていて、
本当に、本当に、よかったな、という強い想いに捉われる。

萌郁と彼女との和解(といっても、この「世界」では対立すらしていないが)
が見られて、本当に良かった。

それは、まゆしぃのため、だけではなく、
萌郁のために、も。


~□~

そしてトータルで描写の少なかったるか子とフェイリスたん。
出番がちょっとだけ、というのは残念だけれども、
ピンバッチが、これからの彼女たちの将来を想像させてくれる。


あとやっぱ、フェイリスかわいいなあ。

ゲームやったら、のめり込みそうだなあ、
彼女のビジュアルとメリハリの利いたキャラは。


うーん、彼女たちに関しては、
ゲームやってからいろいろ感心した方がよさそうだな。


~□~

・・・・・・そしてそして。
最後の最後まで、あがいて、もがいて、諦めないで、体を張って。
主役らしく、きちんと物語を引っ張った、オカリン。

血糊がダメになった時に、まさか自分の身を投げ出すとは、
これは最終回らしい自己献身。

この段階で、彼は、紅莉栖を助ける事を優先したのだ、というところで、
なんか、こみ上げてきたよ。

でも、その直前は、ゲラゲラ笑っちゃったんだけど。
いや、父娘の諍いに割って入り、口上を述べるところが。

「混沌を望み、世界の支配構造を破壊する者。そして、お前の野望を打ち砕く者。聞きたいか?・・・我が名は、」「鳳」「凰」「院」「 」「凶真!」
いかん、ここゲラゲラ笑った。

だって、画面切り替え、きちんと名字と名前の間の半角スペース分も、
別の画面で切り替えてるしさー、もうコンテ、細かすぎ。w

いや、ここはもちろんヤバイシーンなんだけどさ。
パパン、ナイフ取り出しちゃうし。

しかも、紅莉栖が、
「逃げて!」
というのに間を置かずに、
「断る!!」て。
いかん、ワロタ。どこの@チャンネルだよ。w

だが、ここからの彼が、凄かった。
いや、それまでもすごかったけど。

23話で聞こえたあの叫び声が、
24話では、また別の意味の叫び声として、再度放たれる・・・・・・イタイ・・・痛い・・・い・・・(TДT)


そうして、過去オカリンの、人生で一番長く、一番大切な3週間が、始まる。


~□~

こうして、紅莉栖は、生き延びた。


そして、彼女は、探していたのだ。命の恩人を。


その直前、オカリンが、たとえ逢えなくても、
彼女が生きて呼吸をしているだけで満足だと言う、
そのいじらしい想いを吐露した、その後で。

「俺と過ごした3週間を、お前は覚えていない。だが、それでいい。お前が今、どこかで、息をして、声を出して、何かを一生懸命考えている。それで充分だ。俺と同じこの世界を、未来がまだわからないこの世界を、どこかで一緒に見ているのだから。」

ああ、これって、22話の、紅莉栖が駅のホームで語るモノローグの、
返歌、なんだね。


こうして、22話と同じ、良質の恋物語が、ここでも綴られる。
いや、綴られ始める。

オカリンが、
「また逢えたな、クリスティーナ!」
と言うのに対して、紅莉栖は、
「いや、だから、私はクリスティーナでも助手でもないと・・・あれ?」
と、「いつものように」返した自分に、不思議がる。
そう、確かにこのタイミングであれば、
まだ彼女は助手やラボメンと言う概念すら、獲得していないはず。

ここのやりとりの、紅莉栖の表情が、またいちいちかわいいのなんのって!
あと、言ってしまうと、オカリンに電撃喰らって倒れるところの紅莉栖と、
倒れた後の彼女が、
めっさかわいかったことも。
(作画さん、動画さん、キアイ入りまくりだったとオモ)


最終話の結びとなるこのシーン。
オカリンがバッチを渡し、
彼女が受け取るという、
この手元、胸元のアングルが、その表情が、またニヤニヤさせてくれる。

つか、まるであれは、エンゲージリングを受け取る(未来の)花嫁のようだ。


どうかこの再会が、無限の可能性を拓いてゆけますように。
それこそが、シュタインズ・ゲートの選択なのだから。


~□~

映画のことは、とりあえず情報が出揃ってから。
つか、まー観に行くのは確定だけれどもな。


んでもって、来週の特別編、これはまた楽しみー♪

(9月15日訂正;特別編というか25話はDVD特典だったか、ぐぬぬ・・・。ともあれ、本編感想は、一旦これにておひらきにするよ!)

それがシュタインズ・ゲートの選択ならば。『Steinz;Gate』23話。

1%の壁の向こう側で。

ここまでどん底に落ちたのであれば、あとはもう這い上がるだけ。
そうしてラスト、鳳凰院凶真は、復活する。


いよいよ大詰め、『シュタインズ・ゲート』。
二度目の紅莉栖の死を見るのは辛かった・・・だから。

さあ、紅莉栖を救え、世界を騙せ!


~□~

鈴羽キタコレ!の、シュタゲ、23話はっー?

「あたしのミッションは紅莉栖を救い・・・シュタインズ・ゲートをめざせ!」
⇒改変OPキター!!歌詞2番、画面も細かく変更、うるうるっときたぜ!

⇒オカリン、鈴羽と共にタイムマシンに乗り込む。時を戻り、紅莉栖を救いに行くよ!
 ⇒7月28日の11:51に戻る2人。鍵を銃で開ける鈴羽、マジ戦士。
  ⇒オカリン、ラジ館の中へ。オカリンが2人だー!そして紅莉栖・・・(´;ω;`)
   ⇒「紅莉栖が・・・生きている・・・!」「どこかでお会いしましたっけ?」切ない。
    ⇒場を離れるオカリン。中鉢博士の会見が始まる。。。
     ⇒彼女の刺された場所へ先回り。やって来た彼女の手にはタイムマシンの論文!
      ⇒中鉢博士登場。「これを読んで欲しいの、パパ」。父は中鉢博士だよ!
       ⇒論文を気に入るパパ。論文を奪い、劣等感むき出しで紅莉栖に暴力(゚皿゚メ)
        ⇒割って入るオカリン、ナイフを出すパパ。オカリンにナイフで切りつけるよ!
         ⇒ナイフが飛ばされ、代わりにドライバーで紅莉栖に襲いかかるパパ!
          ⇒紅莉栖を刺そうとするパパ、を刺そうするオカリン、を紅莉栖が・・・っ
           ⇒論文を盗んで去るパパ。オカリン、「うわああああああーーっ!!」

⇒再び、8月21日に戻ってくるオカリン、旅立ちから24分後。
 ⇒「もう一度」「嫌だ!」茫然としたままのオカリン。ケータイメールが到着。「TVを見ろ」
  ⇒中鉢博士はロシアへ。メタルうーぱが映るよ!そして・・・これが戦争の幕開けに。
   ⇒「紅莉栖を救って!」「無理だ・・・俺が何回、何十回失敗したと思ってるんだ!」
    ⇒オカリンにまゆしぃの平手炸裂!「オカリンは絶対諦める人じゃない!」
     ⇒28日に届いていたムービーメールを開くと、そこには・・・オトナオカリンがっ!
      ⇒作戦伝授。「最初のお前を騙せ。世界を騙せ!」「エル・プサイ・コングルゥ」
       ⇒鳳凰院凶真、復活!!!「世界は、この俺の手の中にある!!」
        ⇒変則ED来たー!ゲーム版ED、フツーにカッコイイよ!燃えるよ!

うおーっ、漲って来たあー。紅莉栖、救うぜ!世界を手中に収めるぜ!


~□~

正直、前回22話が(そしてその前の萌郁ルート回も)神回すぎて、
今回はちょっと駆け足かなー、と。
謎解きの比重がどうしても多くならざるを得ないこともあって、
オカリンの感情描写についてはかなりジェットコースターだった感じ。

それでも、
紅莉栖、それとまゆしぃの2人の女性の感情表現の豊かさに助けられて、
物語の目標をきっちりと定め、燃える展開で締めてきた。


それと、まるまる1話分を通して、絶えず冷静だった鈴羽ちんの戦士っぷりが、
彼女たちとは別の角度で、物語を骨太に支えてくれた。

みんな、すばらしすぐる。
最後の最後、復活した凶真も、だ。


~□~

今回一番心動かされたのは、やはり紅莉栖。

彼女を、救えるか・・・と思っても、やっぱりだめだろうなー、と思ったら、、、
やはり。(´Д⊂)

しかも、偶発事故とはいえ、刺したのが、オカリンだという、
運命の皮肉。


紅莉栖としては初対面となる今回のタイミングで、
彼女が、あのオカリンに非常に丁寧に遇していたのが、
とっても意外。
この時のあまりのオカリンの真剣さに対して、
彼女が怖がらず、邪険にもせず、
同じように真剣にどうしたのかを訊ねてきたのが、
なんか、いい子だな、この子、と改めて。

その次に見た彼女は、
父親である中鉢博士に論文を見てもらう所だったのだが、
そこでの彼女のいじらしさ。

中の人の演技の巧みさもあって、
本当に父親が好きで、その父に認められたいという、
一人の子供としての愛らしさがにじみ出る。

が、それを裏切るパパン・中鉢。
暴力まで振るう、コンプレックスの塊の、クズっぷり。

さらに、そんな(クズ)パパンを庇って刺され、
刺したオカリンには
「ごめんなさい・・・・巻き込んじゃって・・・」とその状態においても、
気遣って、謝るんだよね。

うわー、なんていい子なんだ、この子!!

2話での、「鳳凰院凶真」との駆け引き、さらにはその後のツンデレの印象が強かったが、
素の彼女は、こんなに素直で、腰の低い、優しい子だったんだね、と
改めて。・゚・(ノД`)


やはり彼女は救われないといけない。


女の子は、幸せでなくっちゃいけないんだから。


~□~

そしてもう一つ、今話の最大の山場は、
まゆしぃ。

23話までの中、彼女がオカリンに強く出たのは、1回のみ。
鈴羽の記憶をなくすことになるDメール送信の時だけだった。

今回は、その時よりも、強く、オカリンにあたる。
つか、彼女の怒った表情は、恐らくこれが最初で最後だろう。

あの平手打ちは、
彼女の自立の第一歩。

ここで初めて、彼女は、オカリンとの保護ー被保護の関係から、
立ち上がることができたんだと思う。


オカリンの役に立った、どころじゃないよ。
新生まゆしぃの誕生だよ、これ。


その新生まゆしぃ。

新生とはいっても、やはりオカリンとの付き合いの長い彼女だからこそ、
「オカリンは途中で諦める人じゃないよ。まゆしぃは知ってるもん。オカリンは絶対諦める人じゃない。」
と強く言い切ることができたわけで。

このシーンのビジュアル、そして画の切り替え、その見せ方、
鳥肌が立つほど素晴らしい。
まゆしぃの表情と、彼女の背中。
オカリンの、呆けた顔から、色を戻す瞳と、表情。

極めつけは、
「だから、あきらめちゃだめだよ。」
と再度、オカリンを励ましていく中で
最初はふがいないオカリンへの怒りから始まっていた彼女の説得が、
オカリン自身を取り戻してほしいと懇願する祈りの涙へと表情が変わっていく、
その一連の流れ。
この台詞の時のまゆしぃは、
それまでまっすぐオカリンをみていたのに、
俯き加減に変わっている。
それは、涙をたたえていたから。

そして対するオカリンが、目に焦点が戻っていくのを見て、感じて、
ようやく彼女は微笑むのだ。瞳を閉じて。
どうして瞳を閉じたのかと言えば、たぶん、涙を隠したかったから。

こうしてまゆしぃは、「オカリンの重荷になりたくない」どころか、
オカリンの背中を押す救世主へとバージョンアップ。

大丈夫。彼女はもう、オカリンの人質でなくても、
元気に立って、歩いて、自由に好きな所へと行けるのです!


~□~

今回は相当尺がきつかったようで、
もうちょっとオカリンの気持ちに尺を取ってあげられればねー、と思うこともあったが、
それでも頑張った主人公。

特にラスト。
21話、電話レンジとIBN5100と共に葬り去った「鳳凰院凶真」の復活は、
なーんか漲って来たぜ。

オトナオカリンは、さすが当人だけあって、
今のオカリンのツボを突いてくる。

タイムマシンを作り上げるまでの執念。
まさに行動の人としてのオカリンだからこそ。

「お前が立っているその場所は、俺たちが、紅莉栖を助けたいと願ったからこそ、到達できた場所なんだ」

そう。
だからこそ、ここに立っている俺は、シュタインズ・ゲートを目指せるのだ、と。

「「特に、意味はない」」
でハモる、2人のオカリン。
すげー、15年経っても、人って案外、変わらねえもんなんだなw( ̄ー ̄)ニヤリッ


そんな33歳の自分の中二病ップリに呆れる、2010年のオカリン。

「乗ってやる、それがシュタインズ・ゲートの選択というのならばな。」

「俺は狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真!世界を騙すなど、造作もない!!フゥーアッハッハッハッハッハ( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \」

と、復活。

「敢えてもう一度言おう。この俺は、狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真!世界は、この俺の手の中にある!!」

うん、やっぱりオカリンはこうでなくっちゃ、な。


今回、ほぼ裏方でサポートに徹していた鈴羽ちん。
その冷静っぷりが、なんやかやで物語をキチンと動かしてくれたのも、見事。

最初にこそ、
「もちろん!あたしの父さんが作った、最高傑作なんだから!☆」
とウインクと共に、
いつもの元気で軽やかな彼女を見せてきたが、
あとは終始、冷静沈着。

というのも、彼女の望みは、
戦争の回避であり、57億人の命の救済、なのだから。

残念ながら、この世界線では、彼女は紅莉栖と出会えていないわけで、
紅莉栖にオカリンの様な思い入れがないのは、致し方ないこと。
逆に、愛する人を助けるという我欲で動くオカリンと、
平和と人命のためにという理念で動く鈴羽、という対比が、とても面白い。
そこの共闘が噛み合った、というのも、また、ナイス。

こうした、利害の一致という一点だけで役割分担がなされ、
そこんところが物語を回していく様子はこれまで何度か見られた構造で、
ここの微妙さ絶妙さ加減が、
この作品をさらに面白くしている要素の一つでもあったりするわけだが。


けれども。
どうか、紅莉栖の生存をもぎ取った暁には、
彼女と、紅莉栖との交流が、
そしてさらに、他のラボメンたちの再集結が、と
思わずにはいられない。


~□~

改良OPも、今回のグッときたポイント。

特に、歌詞の、
「幾つもの輝ける日々 仲間との約束
なかったことには してはいけない」
に合わせて、
紅莉栖をはじめラボメンのみんなの姿が映される画に変えてきたのが、
ワクワクした。

最終回では、もっと絵を変えてくるんじゃないかと、すんげーワクワク。超期待。


次回のオカリンは、さあ、どうやって
「最初の自分を騙し、世界を騙す」のか。

さあ、シュタインズ・ゲートの選択を。
見せてくれ。


(個人的には、鈴羽のあのミリタリー調の服だとか髪の毛のまとめ方だとか、もう新生鈴羽の変わらぬ鈴羽らしさが嬉しい。。。いよいよラストへ、つづくよ!)

俺は、お前が好きだ。『Steins;Gate』22話。

良質のラブ・ストーリー。

そして、それしかできなかった、哀しい選択。
かくして・・・扉(ゲート)は開く。


いやー観てからずっと、心、鷲掴み。
さらには鈴羽ちんまでやってきた!
(俺、嬉しくて叫んじゃったよ!これ)


なされるべき選択であった、勝利があった、そしてその先に、、、のシュタゲ、22話。


~□~

ラジ館の上で考えにふける紅莉栖、を見つけるオカリン。そこに、雨。「なんぞこれー!」
⇒下着までびしょぬれとか、透けブラとか。オカリンの白衣の破れをソーイングする助手。
 ⇒刺された場所を示す紅莉栖。「私の中にもぼんやりと記憶がある」。
  ⇒オカリンの苦悩に寄り添う彼女「まゆりを助けて。岡部はまゆりを助けるべきなのよ」
   ⇒「こんなの、俺は認めない・・・諦めない!」飛び出すオカリン、雨の中を走りだすよ。

⇒ラボへ戻りタイムリープ、という寸前、紅莉栖が止める。「そんなの岡部が壊れちゃう!」
 ⇒俺は壊れてない、というオカリンをビンタ。オカリン、壊れてることを認めるよ。
  ⇒紅莉栖は「まゆりを助けて」と主張。それは、2人が出逢わない世界線に戻るだけ。
   ⇒オカリン、紅莉栖を抱きしめるよ!出会いからこれまでのことを思い返すオカリン。
    ⇒「お前を助けられない」。選択するオカリン、慰める紅莉栖。そして・・・

⇒オカリン、告白キター!!!VS助手、目を閉じろ、キター!!!
 ⇒「もう一度だ」。オカリン何気に亭主関白だよ!!!

⇒翌朝だよ、秋葉駅だよ。紅莉栖、旅立つよ。物々交換の間に、姿を消すよ。
 ⇒駅のホームで、紅莉栖のモノローグ。美しい夜明け、飛び立つ鳥たち、そして・・・
  ⇒ラボで。ダル、まゆしぃとオカリン。いよいよ、最終フェーズを開始。キーを押すよ!
   ⇒紅莉栖、「岡部、私も・・・私も岡部のことが・・・」ああ、そこで世界線を・・・越えたよ!!

⇒ミッション・コンプリート!白衣のソーイングも消えているよ・・・(´;ω;`)
 ⇒オカリン、勝利宣言!そしてまゆしぃのツッコミが・・・・゚・(ノД`;)・゚・
  ⇒破棄されるIBN5100。「電話レンジはもういらない」。
   ⇒まるで映画のようなエンドロールが流れた・・・と思ったら。ダルが電話を受けるよ。
    ⇒鈴羽「お願い、私の言うことを信じて!第三次世界大戦を防ぐために!」

鈴羽、キターーーーー!!!!


~□~

いや、もう圧倒。

ここまで完全無欠の純愛で来るとは。
最後の最後までオカリンを思いやる紅莉栖のいじらしさ、そして自己犠牲。

「見殺しにするなんて、思わないで。世界線が変わっても、たった一人、岡部が忘れなければ、私はそこにいる。だから」

何という切なさ。
何という哀しみ。

愛する人が覚えていてくれる、というそのことだけが
彼女の希望だなんて。


そもそもこの2人、きちんと出会って、きちんとお互いの関係性を育ててきて、
特に共依存なわけでもなく。

いやもうこれをベストカップルと呼ばずして、何をそう呼ぶべきか、と。


この1年間くらいのいろんな作品をざっと振り返っても、
ここまで2人が2人たるにふさわしい組み合わせは、
ちょっと思いつかない。

幼馴染みや妹といったアドバンテージもなく、
過剰なトラウマをドラマに利用するでもなく、
普通に出会って、その後生じた障害を共に乗り越えていく、その過程で育まれていった
関係性。

オカリンは、変人だけれども、基本はやっぱいい奴で、
その良さをきちんと理解したうえで、彼女は惚れていった。

紅莉栖も、やっぱり変人だけれども、
ラボメンに触れることで自己開示し、その中で、
好きな人のことを、全力で支え切った。


だから、アキバの駅の、あの、紅莉栖のモノローグは、とても、辛い。


「岡部・・・岡部はきっと、これから辛い思いをする。私のことを誰も覚えていない世界で、ただ一人、私を覚えているなんて。仲間を何より大事にする岡部には、辛いことだと思う。」

「ごめんね。でも、私にはその辛さが愛おしい。」

「ラボにいる何気ない時間。ジュースを口にした時。街を歩く、その一瞬。いつか誰かとキスした時。いつもじゃなくてもいい。100回に1回でもいい。私を思い出してほしい。そこに、私はいるから。1%の壁の向こうに、私は必ずいるから。。。・・・岡部・・・岡部・・・岡部・・・・・・」・゚・(ノД`;)・゚・


誰か別の人と結ばれることをも思いながらも、
それでも、自分を覚えていてくれることだけが、喜びだと。

何という、無償の愛。


だから・・・世界線を越える最後の最後、
戻って来た彼女が言おうとしていたことが、とても気になる・・・・
(あれは、別ルートへのフラグ?まさか?)


~□~

紅莉栖の、好きな人への観察眼は、いつもながらに鋭い。
彼が壊れかけていることを、
否、壊れていることをもって、
この世界線でのタイムリープを諦めろ、と迫る。

「まゆりが死ぬ時刻を確かめようと、タイムリープせずに待っていたことすらあった」
と、オカリンがようやく認めて、
(ちなみにそこで待っていた時にまゆしぃを見取ったのが紅莉栖だったりするんだが)
彼はその選択をするわけだが。

それだけの犠牲を払ったからこそ、
彼の、勝鬨は、胸が苦しい。

エンターキーを押す直前のオカリンの演説でも、

「この勝利のために、我が手足となって闘ってくれた、仲間たちに感謝を!犠牲となった・・・全ての想いに、感謝を・・・。」
この時に触れられる、紅莉栖のつくろってくれた白衣の破れ跡。
オカリンの言う犠牲とは、もちろん紅莉栖だけではないけれども、
それでもこの時のオカリンは、
それこそ左腕をそのまま捥がれたような気持だったろーなー、と。
と、白衣の左腕という位置を観ながら、考えてしまったり。


~□~

そして越えられた、世界線。

しかし、勝鬨を、雄叫びをあげるのは、彼、ただ一人のみ。

「今、ここにラグナロックの勝敗は決した!この俺、狂気のマッドサイエンティストである鳳凰院凶真は、機関およびセレンのあらゆる攻撃に対し、時空を操ることで、完全に勝利したのだ!世界の支配構造はリセットされ、混沌の未来が待つであろう。これこそが、『シュタインズ・ゲート』の選択・・・っ!」

そう。
ラボメンは、ベータ世界線のまま、3人のみ。
ラボメンナンバーも003で打ち止めの世界。

そしてダルにも、まゆしぃにも、
もちろん、「記憶」はない。

だが。

そこで差し挟まれる台詞は、とても優しい。

「オカリン。もういいんだよ」
と、まゆしぃは彼の勝鬨を遮る。

「何を・・?俺は今、華麗なる勝利宣言をっ」
と荒ぶるオカリンをいなすように、

「もうその口調を続けなくても、いいんだよ。まゆしぃはもう大丈夫だから。オカリンは、オカリンのために、泣いてもいいんだよ」

オカリン。もう泣いて、いいんだよ。


~□~

彼はずっと、確かに、自分のためにではなく、
ひたすら仲間のため、他人のために、闘ってきた。

そうして得た結論が、電話レンジの放棄。

「このマシンがあったことで、たくさんの人が傷ついた」

ここはベータ世界線。
こうして、電話レンジのない世界へと、完全に変革を遂げた。

だのに。


・・・鈴羽、キター!!!
いやあ、驚いちゃったよー、つか、単純に嬉しいよ。

オカリンの中では紅莉栖が特別であったように、
俺の中では、彼女が特別なんだよ、うんうん。


しかし、第三次世界大戦とは、また物騒な。

それでも、こっちの世界線であれば、彼女は父を知ることができたんだね。
一緒に暮らせていたかもしれないね。
と、アルファの方での彼女の境遇を想うと、
ずっとずっと嬉しい。
・・・けど。

でも、厳しいんだろーな。戦争始まってるようだし。


つか、どーやって、誰が、タイムマシン開発を成功させたんだ?
そして、鈴羽は、オカリンに何をさせる気だ?


いよいよ本格的なタイムマシンを利用しての展開か。。。胸熱だな、これ。
でも、そのタイムマシンは、何人乗りなんだ?


(・・・実は、紅莉栖殺害の実行犯が、誰なのか凄く凄く凄く・・・気になっていて、鈴羽再登場は嬉しいんだけれども、まさか・・を心配中。2人の和解が、この世界線でもあらんことを!つづくよ!!)

いつまでもこのままじゃいられない。『Steins;Gate』21話。

久々のまゆしぃ出ずっぱり回。
けれども今回も訪れる、運命、結論・・・(´;ω;`)

逡巡というものを上手く描きだしてきた、『シュタゲ』の21話。
いつもながらに、いや、それ以上に、胸が、詰まる・・・


~□~

さーて、21話の、『シュタインズ・ゲート』はっー?

紅莉栖の死に思い至ったオカリン、クラッキングを中止。
⇒コミマに出陣するダル。そしてオカリンの変化に想い悩むまゆしぃと紅莉栖。
 ⇒まゆしぃのコミマ参戦に随行するオカリン。電話で紅莉栖に話すことは叶わず。
  ⇒アキバに戻った2人、しかし車が!つかオカリン、なぜ自ら突っ込む?
   ⇒タイムリープするオカリン。戻るは13日、クラッキングの準備完了時。
⇒屋上で悩むオカリン。這い寄る紅莉栖、事実を言えと迫る。
 ⇒「β世界線へ戻れば、あのDメールを消せば。お前が死ぬ」、告っちまった!オカリン。
  ⇒まゆしぃからの電話。会いに行けとけしかける紅莉栖。
   ⇒コミマからは早々に撤退したという、まゆしぃはいずこ?
    ⇒お婆ちゃんのお墓の前のまゆしぃ。過去話の開示と、彼女の気持ちの吐露。
     ⇒立ち聞きするオカリン。まだまだまゆしぃは人質、ということで。
      ⇒ラジ館にたたずむ紅莉栖。何を想う?

話が動くというよりも、
それに合わせた人の気持ちがゆっくりと開示されていった今回。
そして、紅莉栖が「その」カラクリを理解してしまった、今回。
次に行動を起こすとすると、むしろ彼女なのかもしれない・・・

~□~

話だけを追ってみれば、
オカリンが、まゆしぃも紅莉栖もどちらも選べない状況が描かれただけのことなんだが、
そこに乗せてきた三者三様の情動のあまりの巧みさに、
胸を打たれた。

特に、これまで結構放置状態にあった、まゆしぃの悲しみというか、
オカリンへの複雑な心情が語られる。

それは、穏やかで思いやりに満ちながらも、どこか、寂しげ。


今回はそんなまゆしぃの寂しさが強調されると同時に、
それを掬いあげようとかなり無理をするオカリンも描かれる。

まゆしぃの死を避けるための算段が無く焦る中でも、
コミマに随行した時にもきちんと「設定」通りの台詞を口にする。
そしてアキバに帰ってきてからの、車が来る前までの数秒は、
ようやく本来の2人の会話に戻った・・・と思ったら、あの残酷な選択。

るか子のコスプレについておしゃべりをしていた、その1分後に。
どうしても避けられない、死神が訪れる。

「やっと・・・やっと・・・役に立った。まゆしぃは、オカリンの、役に、立てたよ。」

今回、初めて、お別れの挨拶ができた・・・んだよね、これ。
その最後の台詞が、彼女が引け目を感じていたことの吐露とは。(´Д⊂)

「まゆり・・・ここからじゃあまり、星、見えないな」
もう、オカリンの声は、、、彼女に届かない。。。・゚・(ノД`;)・゚・


そして飛んだ次の過去世界では、オカリンはコミマに行かないという選択。
オカリンを気遣うあまり、自身も元気を失っていくまゆしぃが、
紅莉栖、ダル、と間接的に描かれるのが、また上手い。

途中の電話でも、彼女は、
「あのね、まゆしぃのこと、重荷に感じたら、言ってね。じゃあとりあえず切るね。もしまゆしぃにお話できることがあったら、いつでも電話してね」。

そう、彼女は、役に立たないこと、重荷になっていること、を
恐れている。

「オカリンの重荷にはなりたくないのになあ。」
という彼女のいじらしさに、胸が塞ぐ。

だから彼女は、一方で、
この関係性を打開しなければいけない、ということにも
自覚的だったりする。

それはある意味、共依存的なこの関係から旅立たなければいけない、という
親離れ子離れ的な自立志向なんだろう。
今の2人の関係は、あまりにも保護と被保護の役割に当てはまり過ぎるから。

祖母の墓前で、一方では昔を懐かしみ、他方で現在のにぎわいを喜ぶ彼女。
その彼女は、
「おばあちゃん、いつまでもこのままじゃいられないよね」
と変化を、成長を意志する。


同時に、この台詞は、
今のオカリンへのアドバイスのよう。
今の世界線を何度もやり直しているだけでは、
先へはすすめない、のだと。


~□~

そうして、いよいよ、自分の「死」がリアルに立ち現われてきた、紅莉栖。

ところでオカリン、まゆしぃを救うことに懸命で、
ナニユエに紅莉栖が襲われ、さらには誰に刺されたのか、
といった辺りのことは、
あまり気に止めていない、というかそこまで今はまだ気が廻っていない模様。

紅莉栖に至っては、今聴かされたばかり状態だから、さらに考えが及ばなそうだし。


やはり狙いは、世界線をとにかく元に戻って、そこでの紅莉栖の死の回避を
試みる、という路線になるのか。
と、いうような賭けに出るのは、怖い面もあるが。

彼女の死の要因がどこにあり、誰が実行犯なのか、
その辺りからの解決はあるんだろーか。
それとも、それを回避したところで、その世界線では彼女の死は決定されていて
(まゆしぃのように)
そうした手法も叶わないというのか。


~□~

選べないオカリン、というのも実に人間的、彼らしいと思うし
共感を寄せられるのだけれども、
今の世界線では、どんな手段を取ってもまゆしぃは守れないということが
あまりにも明白すぎる。

どちらかを選ぶ、のではなく、両者の生存のために。
まずは、繰り返しではない選択をしないことには、それは叶うまい。


次は、いよいよ世界線を移るのか。
それとも、とどまり続けるのか。


まー、世界線を越えるんだろーなーとは思いながら。


(まゆしぃの長台詞にも泣けた。それ以上に、オカリンの中の人の芝居が凄かった・・・しかし、次回が怖い。でも、つづくよ!!・・・みんな、生キロ!!!)

そしてその手は血塗られて。『Steins;Gate』20話。

萌郁ルート完結、そして、最後に至って最大の難関・・・登場。

どうやら、原作プレイ済み組からは不評だったらしいが、
俺的には相応に納得のいく内容となった『Steins;Gate』20話。

つか、先週、今週と、俺にしてみたらかなり面白い展開なんだが。


~□~

先週ラストをアバンでおさらいした、今週のシュタゲは・・・
⇒IBN5100を預けたコインロッカーを見張るオカリン。萌郁が合流するよ!
 ⇒まゆしぃ「なんだか最近、全然オカリンとお話してないような気がするなって」
  ⇒小動物とまゆしぃのトゥットゥルー♪、MR.ブラウンのぼやき。
   ⇒萌郁のメールを見せてもらうオカリン。コードネームはM4。
    ⇒IBN5100、動く。電車で移動、だが、見失うオカリン。タイムリープへ。
     ⇒再びIBN5100動く。移動を重ねてアキバに戻り、出迎えたのは・・・
      ⇒再びタイムリープ。車で尾行、萌さんペーパー怖いよ。マシンはフランスへ。
       ⇒アキバに戻ったオカリンと萌郁、紅莉栖と合流。あの人に、直接当たるぜ!
⇒MR.ブラウン宅を訪問!「裏切ったようだな、M4」、「綯が寝ている、場所を変えよう」
 ⇒「あなたがSERNのイヌだったなんて・・・!」MR.ブラウンによる、ネタばらし大会。
  ⇒過去話そして、MR.ブラウン、萌郁を射殺。
   ⇒失敗した失敗した失敗した、、、のMR.ブラウンも、自分を撃つ・・・
    ⇒謝罪する萌郁、見取るオカリン。「岡部、Dメール!」、ナイス、紅莉栖!
     ⇒MR.ブラウンの携帯からDメール・・・成功!世界線、移動。
      ⇒戻る世界線。萌郁、ブラウン親子の生存確認。そしてマシンゲットォォーー!!
       ⇒ダル不在、なのでタイムリープで先手。13日午後へ。そこで気づく、世界のからくり。

さー、究極の二択、キタヨー!!!


~□~

実は、ネットで感想を漁っている間に、
FBの正体と、今回のオチというか引きについては、
既に引き当てていたので、驚愕方面での感動は特になかった。

というか、既存の登場人物の中で、消去法で残るとしたら、
FBってこの人でしょ、的なものもあったので、
割と、納得。


それと、ラスト。
世界線を本来のものへと戻していくならば、
そこでは紅莉栖が死んでいることは、
1話の段階できちんと踏まえられていて、
以降もずっと気にはなっていたから、
(ネタバレ踏む踏まない以前に)
想像のつく範囲。

オカリンが今回、ラストの台詞(というかモノローグ)で語っていたように、
「これまでのDメールをすべて取り消し、世界線を元に戻す。そこは、SERNの支配するディストピアが生まれない世界線。まゆりが死なない世界線。そして・・・その世界線で・・・牧瀬紅莉栖が・・・・・・死ぬ」
と、手際よくまとめてくれている。


と、いうことで、あと4話(くらい?)で、
両者をどう生かすか、という策を必死で探ることになるのか。

まさか・・・どちらかを選べ、という展開で進むのか?


いや、どっちも選べないだろ、これ。


~□~

と、結末と次回以降の展開の話はひとまず置いて。

今回で、萌郁のルートは、終了。

まさか死体まで見ることになるとは思わなかったが、
彼女がラボメンとして改めて参加することで、
彼女がFBへの依存を弱めて、社会復帰へと繋がるのであれば・・・と
思わずにはいられない。

実際、ようやく越えられた世界線での始まりは、
昼間の彼女のアパートで、
軽やかに、オカリンにメールを打ってきたわけだし。

彼女にも救いがあった、と見て、いいんだよね?これ。


それと同時に、今回は先週と打って変わって、
IBN5100を巡って、2人はいろいろと移動をする。
その対比も、面白かったし、
コインロッカーを見張りながら、
徐々に(かつての世界線のような)共同戦線を張っていくというのも面白かった。

FBへの依存しかなかった、できなかった彼女でも、
意外にというかやはりというか、
オカリンへも心を開くこともできるわけだし。

ちなみに、Aパートの彼女、結構表情が豊か。
これは、以前の彼女もそうだったけれども、
無口な彼女は、その分、なんやかやで
表情が結構はっきりと分かりやすかったよね、ということを思い出した。


しかし、そんな彼女も、FBの正体には、愕然とした模様。


~□~

その彼女を騙していた、FBこと、MR.ブラウン。
彼の履歴は、割とサクッと簡単に片づけたな。
まー、尺的にはそーなるか。

しかし、SERNのディストピアを止めようとして、未来からやってきた鈴羽が、
さらに過去へと遡って助けることになった男が、
よりにもよってSERNのディストピアづくりに一役買うことになろうとは。
なんという、皮肉。


その、MR.ブラウンの境遇もまた、過酷なものだったようで。

「蜘蛛の糸。そしたら、登るしかねえだろ。」
画面は夏の朝の青い空を映しながら、彼の、生きるか死ぬかの壮絶な過去を語らせる。
そこに、選択肢など、ない、と。

Aパートで、オカリン達を羨ましい、といった、その対比が、
ここに現れてくるというのも、また皮肉を効かせた構造だ。

そうしてSERNのラウンダーとしての彼は、
「たとえ行きついた先で、この手を汚すことになったとしても」
と自分の過去をまとめる。

ここで、
MR.ブラウンと、萌郁、2人が画面に収まるのは、絵的にも上手い見せ方。
この辺りは、画面内が、この2人のアングルが中心となる感じ。
それは、手を汚すことになった者同士。
しかし、お互い、視線が交わることはない。

「気が付いたら、操り人形だ。逃れることなんか、できねえ。糸から逃れた人形は、、、」

まさか、ここで銃が出てくるとは思わなかった。
つか、ニトロだもんな。まあ、ラウンダーも武器持ってたし。

MR.ブラウンが萌郁を射殺する、その瞬間に、ベルが鳴る。
それは、(家に残された)綯ちゃんの目覚まし、というのも、
またまた皮肉な話。
片方は死を、片方は起床を、という、
その入れ替わりの瞬間を示す、ベル。

父を待ち、遅い朝食を2人前こしらえる、父子家庭の美幼女。
しかし、父親は、部下殺害の後、自分も自害して果てる・・・


というところで、紅莉栖の逞しさ。
Dメール、すっかり忘れるところだった。ナイス、ツッコミ。

こうして、世界線がもうちょいだけ元に戻り、
この2人の哀れな犯罪者も、表面上は平穏な世界へと戻ることに。


~□~

久方ぶりに戻った、平穏な世界線。
あと少し、という先の見えた余裕。

萌郁の生存確認、
そして今度は、天王寺父子が揃っての食事を噛み締めているシーンと、
さっきまでの緊迫感が嘘のよう。
なにより、マシンをしっかりゲットできたわけだし。

するっと、弛緩。
ホッと、一息。


こうして舞台は、久方ぶりに、ラボ内へ戻る。

オカリンの道筋の話を聞き、
「もし全部妄想だったら、オカリン、ラノベ作家になれると思うお」と言うダル。
ドクベを飲みながら、紅莉栖に向かって、
「お前のつくったタイムリープマシンの出来は、ガチだった」と、
久しぶりに気の抜けた表情で肩をなでおろすオカリン。

「最初のDメールか。それってアレでしょ。私が刺されてたとかなんとか、っていう」

この時の屈託のない紅莉栖の顔が・・・



それにしても、落として、上げて、あるいは上げてから落とす、の引きが、
相変わらず、上手い。

今回は先週の溜めも効いていて、特にそれが効果を発揮してた。
加えて、このラスト。この引き。
この落としっぷりは、もう・・・・・・上手すぎて、辛い。



(前回はほぼ移動なし、今回はあちこちに移動と、静と動の落差も巧みだったが、次回からの仕掛けはどうか・・・気になるよな、つづくよ!)

心理劇としての言葉責め。『Steins;Gate』19話。

(周回遅れになりそうだが、やはりこの件だけは感想残しとく、その壱)

ここ数週の低調を覆す高クオリティ。
特に台本、そして役者。
ゾクゾクした。

オカリンはもちろんのこと、萌郁が、弱く強く、激しくか細く、
凄まじい熱演。

19話は、いよいよ、因縁の桐生萌郁との対決へ。


~□~

シリアスモード全開で突っ走る19話は、こんな感じ。

今回は最初から紅莉栖に相談。「どの世界線にいても、一人じゃない。私がいる」
 ⇒まゆしぃ保護を紅莉栖が担当し、その間に萌郁を探すオカリン、しかし・・・
  ⇒1日違いで萌郁自殺。そしてまゆしぃのこの世界線でのデッドラインを確認(T_T)
   ⇒11日、牧瀬プリンのエピソード時に遡るオカリン。紅莉栖に相談、作戦立て。
    ⇒萌郁宅へ。ヒッキー状態の萌郁。オカリン、グーパンとキックで携帯強奪。
     ⇒萌郁携帯でDメールの取り消し作業、しかしリーディング・シュタイナー発動せず。
⇒萌郁のDメールの内容が違うことに気付いたオカリン。萌郁と再対決へ。
 ⇒ほとんどレイプです、ありがとうございました(←違う)。オカリン、尋問開始。
  ⇒と、尋問がいつの間にか復讐のための言葉責めへと変化。萌郁崩壊。
   ⇒泣いている間にメールをチェック。「悪かった。FBってのは女か?」
    ⇒会ったことも電話もしたことがない相手、FB。でも「居場所をくれた」
     ⇒Dメール内容はIBN5100回収関連。取り消しメール送信の段取り。
      ⇒しかし今回もリーディング・シュタイナー発動せず。
       ⇒過去の萌郁を動かすために、FBを探すことにするオカリン。
        ⇒IBN5100はコインロッカーにある、と告げる萌郁。

さあ、FBって誰よ?な人探し、開始。


~□~

今回、物語のほとんどが、萌郁の部屋で進行する。
この話、元々アキバから外へ出ることはほっとんどないのだが、
その中でも今回は特に、移動がなく、場を固定をすることで、
話の深度と強度を強める方向へと持ってきた。

Aパート始まってすぐ、
萌郁の自殺が明かされる場面で、一度、昼間の位置関係が示された後、
再度、Aパートの中盤で、萌郁の部屋へと移動。
以降、最後まで、全体の3分の2ほどは、ここで、
活劇と心理劇が展開される。


場を固定化して、
強い動機、強い覚悟を持つ2人の激突という構成なのだが、
結論を出したのは、やはりオカリン。

覚悟が強かった、というよりも、
それ以上に、体験の差、ということかもしれないが。


何度も何度も何度も何度も何度も何度も、、、
の、まゆしぃの死亡確認。
その死の多くにかかわって来た、加害者たる萌郁。

そりゃそんだけの目に遭えば、
萌郁への憎しみを抑えられるわけもなく。

気づけば、彼は
尋問のはずが、彼女を傷つけることのみにことばを遣っている・・・というのが、
ぐらんぐらんと心動かされた。

いやー、凄い心理劇だぜ。これは。


「裏切れないか。結構な忠誠心じゃないか。だがな、そのFBとやらは、お前のことなんか、どうでもいいらしい」

「お前はこのまま、FBに捨てられるんだ!」

「連絡がないんだろう?お前は裏切られたんだ。切り捨てられたんだよっ!!」

どんどんと責め立てるオカリン。
言葉は激しく、強くなっていく。

この間に画面では萌郁の回想が挟まれ、
彼女がFBに傾倒していった流れが手際よくビジュアルで提示されていく。
FBからのメールが、「大丈夫」「一緒に頑張りましょう」とかいう返事で、
なんかネズミ講ちっくなのが、可笑しくも悲しい。

さらにさらに、容赦なく責め立てていくオカリン。

「お前は!・・・お前は・・・・・・」「4日後。お前はこの部屋で自殺する」
「え?」
「FBからの連絡を待ったまま、一人孤独にここで死ぬんだ!」
「嘘!」
「本当だ」「もうFBから連絡なんて来やしない。捨てられたんだよ!お前は!!」
「・・・嘘・・・」
「いつから返事が来ていない?え?ずっと待ち続けだろう。おかしいとは思わないか?」

オカリンも別に、自殺の理由に確信を持っていたわけではないだろうが、
ここは彼がそれを信じたというよりも、
むしろ彼女を傷つけたいという動機が見え隠れして、
そこに恐ろしさ(と彼の人間臭さ)を感じさせる。

「お前は死ぬんだ。ここで。」
「・・・いや・・・っ」
「この薄暗い空っぽの部屋で!」
「・・・いやっ!!」
「まゆりを殺したお前は、ここで、一人で、捨てられて、裏切られて、ごみくずみたいに」
「いやっ!」
「命を断つんだ。誰もお前を助けになんて来ない。FBもな!!!」
「いやああああああ・・・・・・」

加害の道具としての言葉の使用と、
その言葉に込められた双方の動機が、痛ましい。

オカリンは、まゆしぃの死をもたらす彼女への憎悪を。
一方の萌郁は、辛かった自分を救ってくれたFBへの依存を。


~□~

萌郁については、これまでも、
FBへの依存を何度となく臭わせてきていたが、
今回、その背景がきっちりと描かれた。

孤独という隙を突かれるかのように、
母のように甘やかに、彼女に言い寄ってくる、FB。

そして、洗脳の楽園へと落ちていく、彼女。

こうして、今回は、2人の人間の持つ、
それぞれの強い想いが強烈に対立構造を持って描かれる。

オカリンは、まゆしぃを助けたい、という一心で。
萌郁は、FBとつながっていたい、という一心で。

それぞれが、それぞれの我を張り通そうとする。

この、彼女もまた一人の弱い人間に過ぎない、という描写があることで、
単なる加害者としての立ち位置にある存在ではない、ということと、
どんな人間でも、
生きている限り、加害の面だけではなく被害の面も持っているものである、
ということに頷かされる。

そしてというかだからというか、
人間というものはなんと哀れであることか、と胸が痛くなる。


~□~

終盤で、オカリンは、泣き崩れた彼女に「悪かった」と、謝罪をする。

萌郁が、「(FBは)居場所をくれた。私に」と告げた時、
オカリンの脳裏に浮かんだのは、
ラボメンとしての居場所を、
まゆしぃの働きかけをきっかけに得て行った、かつての彼女の姿だった。
その皮肉、その愚かさに、「バカだ、お前は」と、
ここでオカリンはようやく、
彼女を受け入れた・・・のかもしれない。

「だが、俺はそんなの御免だ。俺は世界に抗う!まゆりを、必ず救ってみせる!」
ここで彼の言わんとする抗いたいこととは、
まゆしぃの死だけではなく、萌郁のあり方への含みをも感じさせているのだから。


あの世界線であれば、彼女はまゆしぃを殺さずにいたのだろうか。
彼女の依存を、少しでも減らして、健全なものへと変えていくことができたのだろうか。

この世界線の彼女は、しかし、
やはりFBの指令には従う、と明言するのだけれども。

ひとつの選択によって、一番皮肉なカードを引き当ててしまうという、
(ここならば、彼女の別の「居場所」となった可能性、その第一の功労者であるまゆしぃを彼女が殺すという世界)
この作品の物語構造は、やはり上手い。


~□~

意見は割れそうだが、
俺的には、萌郁個人への復讐については、
これでもう打ち止めでいいかな、と思う。

彼女がまゆしぃにしてきたことは、もちろん、許せない。
許せない、けれども。

前の世界線で、やはりまゆしぃは彼女を受け入れていたことを思うと、
そっちの世界へと移動することで、
彼女は彼女の役割を果たしてくれれば、と思ったり。

ラボメンに完全に復帰するか、それが好ましいのかどうかは、
わからないけども。

ただ、まゆしぃならば、それを望むであろう、と思う、その一点で。


Dメールの件、オカリンの道行、FBの正体、そしてまゆしぃの保護の確定など、
気になる項目は幾つもあるが、
萌郁の身の振り方もまた、気になる所。

その落し前は、次回で決着か。
・・・さて。


(それにしても、童貞オカリンがあんな高等な口封じテクを使うとは・・・、そこもショックだったり。つづくよ!)



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