8月3日にエバーグリーンから発売された、DACを備えたUSB接続のヘッドフォンアンプDN-USB DACを買ってみました。人柱覚悟でした。

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なにしろこのヘッドフォンアンプ、USB接続の他に光デジタル端子、同軸デジタル端子を備えていて16〜24bit、44.1/48/96/192kHzまで対応(USB接続では96kHzまで)、さらにライン出力も備えていて単体DACとして使用可能、それでいて値段は直販価格で3999円。怪しすぎる・・・

この値段ゆえこうして特攻出来たわけですが、果たしてその実力はいかほどか。以下ファーストインプレッションなどを。

内容物は本体、USBケーブル、USB電源アダプタ、取扱説明書の4つ。
取扱説明書はプリンタで印刷されたと思わしきA4(しかも片面のみ)というシンプル仕様。かなりドキドキしてきました。

まず外装ですが、かなり安っぽいです。プラスチッキ−です。よく言えば余計な飾りがなくてシンプル、といったところ。

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正面

 

 

                   背面

そして軽いです。異常なまでに。オーディオ機器として不安になる軽さ。剛性のあるケーブルを挿すとと持ち上がってしまいます。
端子類は普通で、可もなく不可もなく。背面にUSB/光デジタル/同軸デジタルの切り替えスイッチがあります。切り替え時にスイッチ内側のLEDが光るギミック付き。取扱説明書にはインプットに対するステータスLEDディスプレイとあるのですが、ディスプレイ・・・
音量調節つまみは滑らかに動き、かなり好感触。
ハードとしてのDN-USB DACは、結構そつなく出来ていると感じました。

次に、音を出して聴いてみます。対応ヘッドホンインピーダンスが16-32Ωとのことで、手持ちの中でその条件を満たすGRADO SR125を使用しました。
まずはUSB接続で。PCに繋ぐとすぐにドライバがインストールされ、使えるようになります。さっそくsonic stageを立ち上げ音楽を流すと・・・
おお、鳴る!
この値段だからいきなり音が出ない、なんてこともあり得るかと身構えてましたが、杞憂でした。そして無音状態でつまみをMAXまで上げても、ノイズは乗らず。曲を再生中にソース切り替えスイッチを操作してもポップノイズは発生せず。むむ、これはかなりいいんじゃあないか・・・?
光デジタル接続も試しました。PS3から光デジタルケーブルで繋ぎ、再生。この接続の場合、曲を選択したときに少量のポップノイズが発生しました。なんとなくほっとします。公式には44.1/48/96/192kHzに対応ですが、PS3側の設定値である176.4kHzでも曲は再生されました。ポップノイズはこのことが原因かも?
同軸デジタルではまだ試していません。同軸出力できるCDプレーヤーを動かして配線し直すのが面倒だったもので・・・そのうち試そうかと。
あとライン出力も。

肝心の音質ですが、3999円という値段を考えると、かなり健闘していると感じました。特にUSB接続では、PCのオンボードのサウンドよりは確実に良かったです。とくに味付けがされるわけでもなく、素直に音を出してるな、という印象です。ただ、音が少し硬いかな、という気もします。高音部の詰まりや、サ行の刺さり具合も他のヘッドホンアンプより激しいかも。また、PS3でのアップサンプリングした音源では、全体的に締まらない、輪郭のぼやけた、浮いたような音になってしまっていました。これらは値段相応と考えるしかなさそうです。

目立った不具合もなく、この値段でそこそこのUSB DAC付きヘッドフォンアンプが手に入ったので、安物買いの銭失いにはなりませんでした。正直こんなにまともな製品だとは思いませんでした。すこしエバーグリーンを見直します。

対応インピーダンスが16-32Ωですが、音量調節つまみにかなり遊びがあるので、それ以上のインピーダンスのヘッドホンでもドライブ出来そうです。ただあんまり高インピーダンスだと音が歪んだりしそう。

とまあこんな感じの中途半端なファーストインプレッションですが、参考になったら嬉しいです。
というか安いんだからみんな買えばいいと思うな!