がん(悪性腫瘍)について

がん(悪性腫瘍)

悪性腫瘍(あくせいしゅよう)は、がん、悪性新生物とも呼ばれ、他の組織にとの境界に侵入したり(浸潤)、あるいは転移し、身体の各所で増大することで生命を脅かす腫瘍である。逆に、浸潤や遠隔転移をすることがなければ悪性腫瘍ではない。医学分野では、片仮名でガンとは表記しない。

がんという語はほぼ悪性腫瘍と同義としてもちいられる。本稿もそれに習い悪性腫瘍とがんとを明確に区別する必要が無い箇所は、同一物に対して両方の語を用いている。なお、「がん」と「癌(癌腫)」も厳密には異なる。

がん(悪性腫瘍)について



肺がん告白し、休業宣言=「打ち勝ち、戻ってきたい」−報道番組冒頭で筑紫氏
5月15日0時31分配信 時事通信


 TBSの報道番組「NEWS23」のキャスターを務める筑紫哲也氏(71)が14日夜、同番組で初期の肺がんであることを告白し、15日から当面の間、休業することを明らかにした。
 筑紫氏は「先週、春休みの検査で、初期の肺がんと分かった。しばらくは治療に専念したい。がんに打ち勝ち、また戻ってきたい」と話した。 


筑紫哲也氏肺がんと「NEWS23」で告白
5月15日9時41分配信 日刊スポーツ


 ニュースキャスターの筑紫哲也氏(71)が14日、メーンキャスターを務めるTBS系番組「筑紫哲也 NEWS23」で、初期の肺がんを患っていることを告白した。治療のため15日から番組を休養する。人間ドックで腫瘍(しゅよう)が発見されたもので、生番組冒頭「先週、初期の肺がんと分かった。症状は克服できるので、また戻ってきます」と気丈に語った。
 午後10時54分、番組が始まると筑紫氏は淡いピンクのスーツ姿で、普段は中盤以降で放送する人気コーナー多事争論のフリップを取り出した。そこには番組が取り組んできたテーマでもある自筆の「がんを生き抜く」の文字があった。「自分はがんにならないと根拠のない自信を持っていましたが、先週、初期の肺がんだと分かりました。症状は克服できるということで、しばらく治療に専念します。がんにうち勝って、また戻ってまいります」。
 1分40秒ほどで多事争論を終えると、その後は、何事もなかったように通常のニュース報道に入っていった。ただし、放送したTBSでも知らされていた関係者は、ほとんどいなかった。筑紫氏の窓口となっていた同局広報担当も、都内の自宅で見た生放送で知り、急きょ会社に戻った。
 筑紫氏は4日から7日まで毎年恒例の春休みのため、番組を休んでいた。その期間で毎年受けている検査入院で腫瘍(しゅよう)が発見された。事実は、放送直前に番組幹部など一部にしか伝えられていなかった。異例の生放送によるがん告白の直後、東京・赤坂の同局には問い合わせの電話が相次ぎ、取材陣が訪れた。同局は「番組でお伝えした通りです。TBSでは、筑紫キャスターを尊重し、1日も早い復帰を、全国の視聴者とともにお祈りしたいと思っております」とコメントした。15日の放送から休養するが、17年半務めている同番組を、病気により長期休養するのは初めてだった。
 筑紫氏は今年4月の都知事選で、複数の政党から水面下で立候補を打診されていた。しかし、朝日新聞出身で、長らくアンカーマンを務めてきたジャーナリストとしての自負は強い。「ジャーナリストが天職であり、自分の仕事が政治より重要ではないとは思っていない、政治家になるつもりはない」と断った。適度に休暇を取りながら検査入院を受けるのも長く、報道に携わるためだった。
 89年、夜10時以降のニュース番組は久米宏氏(62)の「ニュースステーション」(テレビ朝日系)が人気独占状態の逆風の中、「NEWS23」のキャスターを引き受けた。「多事争論」などの評論で人気を得て、「NEWS23」を民放を代表する番組に育てた。95年にTBSがオウム真理教幹部に、教団と対立していた故坂本堤弁護士のインタビュー映像を見せた問題が発覚した。筑紫氏の「TBSは死んだに等しい」の発言は局内外に波紋を広げたが、キャスターとしての強い責任感の表れだった。告白に番組を選んだのも、キャスターとしての責任だったのかもしれない。
 番組終了の間際、膳場貴子さん(32)らキャスター陣に「明日から休みますが、留守の間よろしくお願いします」と締めくくった。後任を置く予定はない。


筑紫哲也さん、番組で初期の肺がん告白…当面休養
5月15日1時17分配信 読売新聞


 TBS系の報道番組「筑紫哲也NEWS23」でキャスターを務める筑紫哲也さん(71)は14日放送の番組冒頭、自分が初期の肺がんであることを告白し、「しばらく治療に専念したい」と、同番組を当面、休養することを明らかにした。

 TBSによると、筑紫さんは15日から休養し、代役は立てないという。筑紫さんは「国民の2人に1人はがんにかかる。厄介ではあるが、勝てない病ではありません。症状は十分に克服できる。がんにうち勝って、また戻って参ります」と、復帰に強い意思を示した。

 筑紫さんは朝日ジャーナル編集長や朝日新聞編集委員などを経て、1989年10月から同番組のキャスターを務めてきた。番組を病欠したことはなく、オウム真理教事件で、TBSが坂本堤弁護士のインタビュービデオを放映前に教団側に見せた際には、「視聴者との信頼関係で、TBSは死んだに等しい」と発言したことでも話題になった


がん(悪性腫瘍)について

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義肢(義手・義足)

骨肉腫が四肢に発生した場合、かつては切断することが必須とされたが、最近では切断せずに腫瘍を切除することも可能になった。切断した場合に用いる義肢の機能も大幅に改善されている。

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補遺

がんの治療によって失われた臓器の機能を補う手段が得られない場合もある。このような場合には、生活の仕方で対応するか、又は、医療的に補充する。

胃がんによって胃を全摘出した場合など、胃に代わるものは用意できないため、食道から直接小腸へと食べ物が入るようになる。少しずつ時間をかけ、何回にも分けて食べることにより、対応できる。

甲状腺がんの場合、少しでも甲状腺が残せた場合甲状腺ホルモンは分泌されるが、甲状腺を全摘出した場合には分泌されなくなる。この場合、術後は甲状腺ホルモンを生涯にわたって処方してもらう。

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顔面エピテーゼ

頭頸部がんでは治療によって顔面の一部の機能が損なわれたり、一部が失われたりする場合がある。手術に放射線治療、化学療法を併用することにより、失われる機能を最小限にする努力が進められており、切除範囲は縮小する傾向である。また、再建術も多く行われている。術後に予想される変化とリスクを医師と患者が話し合い、双方が納得して治療を進めることが重要である。喪失した顔面の各部に応じてエピテーゼを制作できる。医療用の接着剤またはインプラントにより装着する。近年は極めて自然な仕上がりのエピテーゼを用いることが可能になってきている。

耳のエピテーゼ
耳下腺がんなどの治療では、がんの進行の度合いによって治療により聴力をはじめどの機能までを残せるか、十分な検討が必用である。耳の切除が必要となった場合、外耳の一部が残せれば耳エピテーゼを用いても強度を保て、眼鏡の使用にも耐える。

鼻のエピテーゼ
鼻は呼吸によって湿気にさらされる部分であり、外見のみでなく機能的部分も要求され、開発が進められている。

目およびその周囲のエピテーゼ
上顎がんなどが深く進行して目を含めて切除する必要がある時、残った眼窩の上に用いるエピテーゼを制作し装着できる。

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エピテーゼ

体の表面につける人工物をエピテーゼという。手術によって体の外見に関わる変化を生じてしまった場合、機能的な不自由さのみならず、精神的なダメージを被ってしまう場合もある。エピテーゼを用いて改善を図れる場合がある。日本では2006年9月現在、エピテーゼは医療行為として認められておらず、保険外となる。

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人工乳房

乳がんの治療では、抗癌剤、放射線治療の併用により乳房温存できる場合が増えている。治療法とそれによる様々な影響、治療後のリスクなどについて、十分に医師と患者の双方が納得して治療を行うことが重要である。切除手術を行った場合、人工乳房が各種開発されているので用いることができる。

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気管孔

気管孔は鼻または口から肺へ空気を導入して呼吸することができなくなる場合に、気管を外部へつなげる穴を開けて呼吸を確保するものである。首のつけねの前の位置に丸い穴をあける。気管孔は治療の過程で呼吸を確保するために一時的に設ける場合もあり、この場合は通常の呼吸が可能になると供に閉じられる。 他方、咽頭、喉頭、またはその近くにがんがあり、治療により咽頭を全部切除しなければならない場合、そのままでは食事も呼吸もできなくなるので、口に通じる食道を気管と完全に分けて形成し、気管の出口を気管孔につなげる。この場合を永久気管孔という。

永久気管孔を設けた場合、首に穴があいたままになる。術後の日常生活が受ける主な影響として次のものがある。

入浴時などに気管孔に水が入らないように注意する。水泳、潜水は、できない。
声帯がないので声がでなくなる。筆談やジェスチャーで会話する他、電気発声法(人工喉頭)、食道発声法などを習得することにより、声を取り戻すことも可能である。
食事は、においをかぐことができなくなるなどの影響を受けるが、何でも食べられる。

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がん治療後の生活の質の向上

がん治療後の最大の関心事は再発の有無であり、又は、がんが残っている場合にはその推移である。このため、治療後も主治医による定期的な検診を受けて状況を正しく把握しつつ生活を再建していくことが肝要である。

がん治療は手術による切除などを伴うことが多く、治療後の生活は、例えば治療によってがんそのものは完治した場合であっても、大きく影響を受けることが多い。がんができた場所によって治療により影響を受ける機能は千差万別であり、対処法もそれぞれに異なる。一般に、切除などによって失われる体の機能をできる限り小さくし、失われた機能を補う手段を用いて、治療後の生活の質(QOL, Quality Of Life)を従来よりも向上させる努力が進められている。

失われた機能を補う手段として以下のものがある。術後は局所的な失われた機能そのものだけでなく、関連して周囲の障害や不自由さが生じることも多いので、それぞれにおいて必要なリハビリを行うことも重要である。

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ストーマ

直腸がんで肛門に近いところにがんができた場合や肛門にがんができた場合、人工肛門(消化器ストーマ)が作られる。また、膀胱がんで膀胱と尿道をとる必要がある場合、人工膀胱を用い、尿の排泄口である尿路出口(尿路ストーマ)が作られる。手術後、ストーマによる排泄をスムーズに行えるようにするケア(ストーマケア)の方法が十分に習得できてから退院する。ストーマがあっても入浴はでき、体力が回復すれば仕事や学業に復帰することも可能である。

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