2016年09月24日

「短歌研究」2016年9月号を読む  ●短歌研究新人賞発表

短歌研究 2016年9月号。一ヶ月遅れ。



夕闇に浮くような白きトラックが人轢いてきて画面にうつる/佐佐木幸綱「アノマロカリス」


「あの日」に話及べばどの人も星みなぎらふ夜のこといふ/佐藤通雅「人類史のどのあたり」

→字足らずの初句に一字ぶんの間を感じる。さらりとは言えない特別な「あの日」だ。前の歌に「五年目」とある。東日本大震災のことだ。
オレもその日は夜空の星が印象的だった。「みなぎらふ」は言い得ている。


わたくしが立てばわが影も立ちあがり坐れば座る 自立せよ影/沖ななも「鬥」
→とつぜん無茶を言っている。自分についてくる影が鬱陶しくなったというのか。


空を見つ地を見つ空(くう)を見つめつつ負けは負けなり眼をつむりたり/沖ななも「鬥」
→反復がなんとも調子のよい歌だ。
やり場のない気持ちが目をあちこちに向けさせるのだろう。勝負の相手や審判に向かないところがそれでも潔いと思う。なんの勝負かはわからないが、わからないところが良い。


階段の手摺のなかに山桃のジュースが満ちているかのようだ/大滝和子「世界文学」
→なんという感覚だろう!
手すりは、外側から触れることしかできない。どう触れたら、どんな関わり方をしたらこう感じられるのだろう。おどろく。


美しきスローモーション再生す跳躍者は宙を味わうごとし/大滝和子「世界文学」
→「宙を味わう」に飛ぶことの陶酔がある。
「跳躍者」が特殊な言い回しだ。ここが「体操選手」だったりするのを想像すると、失うものは大きい。ほかの何者でもなく、跳躍している間は跳躍者なのだ。


短歌研究新人賞のほうにうつる。

わたしが人に優しくしたいときそっと桃の産毛のような霧雨/武田穂佳「いつも明るい」
→優しさとは、この下の句のようにささやかでこまやかなものなのだなあ。「桃の産毛のような霧雨」の上に「そっと」までついている。

温泉の湯気にさらわれ消えそうな龍子(りゅうこ)ばあちゃん目を閉じている/武田穂佳「いつも明るい」
→「龍子」って名前が目をひく。龍は伝説の、言ってしまえば架空の生き物で、ばあちゃんだし、目を閉じているのが眠りか死を想像させるし、湯気までたっている。はかなげで神秘的だ。

最初にこの連作を読んだときは椅子の木目の歌だけに印をつけた。二回目に読んだときにその印を無しにして今ツイートした二つの歌に印をつけた。



行き先は霧で見えない転轍のレバーは手探りでつかまえる/山階基「長い合宿」
→中島みゆきを感じた。転轍機のレバーで運命を変えるという内容の物語があった。

湯上がりのくせを言われてはずかしい今のところはもめごとがない/山階基「長い合宿」



故郷との距離思ひをりひとり立つコイン精米機の薄明かり/門脇篤史「梅雨の晴れ間に」

こんなにも真白きイオンの片隅に喪服は黒く集められをり/門脇篤史「梅雨の晴れ間に」

→この歌、初めて見たときから印象に残っていて、こないだ喪服売り場を通りかかったときに思い出した。きっとまた思い出すだろう。



ぎゅっとされているあいだだけ感じる愛だの恋だの君はつぶあんだの/和田浩史「an」
→あんこで連作をつくっちゃうとか、ユニークだなあ。特に和菓子に関わる仕事とかではないようだが。
この歌自体がぎゅっとされちゃってる形なのかと思ったが、ほかの歌もそんな感じだからちがうんだろう。どう切って読んだらいいのかわからないような歌が多い。
一言で言うと、「君はつぶあんだの」がウケる。

どう切って読んだらいいのかわからんっていうのは、別に否定的に言ってるつもりはないんです。わからんならわからんで、それなりに読むようにする。


サファリパークみたいに祖母が窓に手をかけて話をやめてくれない/小坂井大輔「スナック棺」
→オレのうちの近くの「スナック桜」が最近なくなってしまった。そんな感じで「スナック棺」。行きたくならない名前だ。藤子不二雄Aの作品にはありそう。
「祖母」は去ろうとしているこちらにまだ話をしたいんだろうが、こちらは相手を動物扱いだ。たくみな比喩のむこうに、二人の温度差がある。

次のかたどうぞ。の声に「あいっ」と言う 壁に気色の悪い蛾がいる/小坂井大輔「スナック棺」
→「あいっ」と言ってるのは誰かわからない。たまたま待合室に居合わせた知らないオジサンなのか、不意に出てしまった自分の声なのか。「あいっ」は変にはりきっている。気色の悪さがある。オレなんて「あいよーっ」って言ったことある。



「こんにちは」言わない子には何度でも「こんにちは」石になるまでの海/真篠未成「春の遠足」
→「石になるまでの海」に永遠に近い長い時間を感じる。挨拶させようとする力の強さに気味悪さをおぼえる。

カウンター下のゴミ箱わたししか使っていないティッシュの鼻血/山川藍「壊れないねじ」
→オレもこういう仕事やってたなーと思いだす。小さいゴミ箱がお客さんから見えない位置にあるんだよな。
鼻血のような目立つものがあると、誰のゴミなのかまるわかりで、居心地がわるい。

「愛してる」とふ台詞には黙したるをんなだわが家の蒼き鸚哥も/碧野みちる「夏来たる」
→オウムだと思ったらうまく変換できず、インコだった。
「も」にふくみがある。

死にたいと言えば殺してくれそうな母さんの手のつぼ強く押す/佐倉麻里子「家内安全」

下半身出すひとがいた夕暮れの駐輪場で一万拾う/外川菊絵「容赦なく飛べ」

床の間のフランス人形肘までの長い手袋はずしてはめる/外川菊絵「容赦なく飛べ」

→なんでそんなことをしたんだろうと思うとわけわからないし、手袋はずしたときに見ちゃいけないものが見えてしまいそうで怖い。

譜面台にうまく譜面を立てようと 悲しみのことを想像しようと/牛尾今日子
→譜面の音楽は他人のつくったもので他人の思いで、それを演奏し表現することが他人の感情への想像ともつながると。演奏をする前の段階で譜面台を立てるという動作がある。

高校のころに音楽やってたけど、譜面台に楽譜をたてるのが苦手だったな。なんかグラグラして。
ひとの悲しみ、あるいは過ぎ去った自分の悲しみを想像する微妙なむずかしさに通じる。


ストーヴに照らさるる手はうすやみにうかびいつかのバス自爆テロ/瀬笛りす


中央区納税課にて「死にたい」と言いたい人の列に加わる/那須ジョン

→「んなわけなかろう」と思ってから、だんだん「そういうことかもしれないよな」と思えてきた歌。死にたい人と、死にたいと言いたい人のちがい。


かぐひとつないへやのなか もうふいちまいにすべてのかげがおさまる/中島くり人
→たぶんオレはこの方の歌を新人賞のときにしか読んだことがない。そしてほとんど毎回○をつけている。


鉄棒で前回りして大空と大地と我をかき混ぜている/藤原さとこ


生活をつかみきれないこの頃は手相の話ばかりのラジオ/吉田奈津

→そんなラジオもあるのか。ラジオで手相って。そりゃあつかみきれない。
見たことあるお名前だと思ったら、去年のモロヘイヤの人じゃないか。

モロヘイヤいくつあってもモロヘイヤこの夏幸せなモロヘイヤ/吉田奈津
(『短歌研究』2015年9月号)



以上です。

オレですか。オレは予選通過にとどまりました。残念。短歌研究詠草もうたう☆クラブもふるわず。残念残念。

んじゃまた。


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2016年09月22日

西村賢太『どうで死ぬ身の一踊り』を読んだ

西村賢太の「どうで死ぬ身の一踊り」を買った。講談社文庫

その中の「墓前生活」というのを読んだ。
お寺で藤澤清造の墓標をもらうまでの一部始終。お坊さんを相手に強引にいく。一人の作家に傾倒することはあっても、ここまでする人はなかなかいないだろうね。
藤澤清造に夢中になるまでのいきさつが書かれていた。


「どうで死ぬ身のひと踊り」は150ページほど。
はじめの方は藤澤清造の墓の話ばかりで、早足で読んだ。
同居している女がでてくると不穏な気配がしてくる。「どん百姓」と言われれば女は怒り、「二面性」と言われれば男が怒る。地雷地帯だ。

女性とのなれそめの話がでてくる。藤澤清造にも理解があり、父親のこともあっさり流せるんだから、いい人じゃないの。倦怠期や、さらにいい女と出会おうとした話。

女とケンカ→離れる→さびしくなる→戻ってきてくれと懇願。
暴力や荒れっぷりも印象にのこるんだが、ものを頼むときのしつこさもたいしたものだ。

女の下着でオナニーしたのを女に話してよろこばれようとするところがよかった。

最後に「豚みたいな食べっぷりね」と言われて激しく怒り暴力をふるうところは、迫力あった。
いつものパターンだな。ささいなことで怒って暴力、ゆるしを乞う、その二つ。それにしても、たった一言いわれただけでそこまでいってしまうとは。

これは病気なのでは? と初めて思った。治るとも治すべきとも言えないが。



「一夜」は30ページほどの話。
校正の場面がでてくる。「え」のあんな変体仮名って初めて見たかも。変体仮名について調べるとほんとにいろいろある。


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2016年09月21日

ドリヤス工場「有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。」を読んだ

ドリヤス工場「有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。」を読んだ。

ドリヤス工場さんという方は、水木しげるそっくりな絵を描くことが話題のようだ。それが最初気になってしょうがなかったが、そういうもんだと思ったら慣れた。

名前だけは聞いたことあるけどなかなか手が出せない文学作品をたくさん読めた。よくわかんないのもあったが、まあ、また読んでみよう。

水木しげる風のショボクレた(古い言葉だ)人物やさびれた風景が、文学によく合っている。

「三四郎」の美禰子だけはキラキラした目で描かれていたのが印象的だった。

次に読んでみたい作家を探すのにも役立ちそうだ。

それよりなにより、水木しげるそっくりな絵ってところがオレには一番のインパクトだった。
誰かの作品にそっくりなものを描き続けるってどんなだろう。どんなプレッシャーを感じながら生きているんだろうと思う。

プリティ長嶋や、アントキノ猪木とかのことを思い出したりした。この人たちの場合は芸名がひとつの芸をしめしていて、まるで縛りがかかっている。みずから退路を断っている。







絵だけじゃなくて、中身のことをもうすこし。


25作品あるうち、知ってるのが12。半分くらい。

ひさしぶりに読んで、記憶になかったのが「人間失格」「舞姫」「イワンのばか」。初めて見るように楽しんだ。

「モルグ街の殺人」は味わいがほかと違っていて、トリックにおおいに関心した。

ページがやや多い「ドグラ・マグラ」はずば抜けたヤバさがあって、これはとくに気になる。




漫画にした時に地味なのもある。
「墨東綺譚」「蒲団」「たけくらべ」「浮雲」は、さえない。このような漫画にならないものこそ原作を読んでみたく思う。

果たして、漫画でじゅうぶん読んだ気分になるのと、原作にあたってみようと思えるのでは、どちらがこの漫画が成功したといえるだろうか。両方があった。



このシリーズはもう一冊くらいでてるようなので、そちらも読んでみたい。


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2016年09月20日

いなにわ・せきしろ『偶然短歌』を読む  ~およびシベリア、ほか

「偶然短歌」

プログラマーの著者「いなにわ」さんと、選をして文章を書いている「せきしろ」さんによる本。
飛鳥新社。1111円+税。

あんまり褒められているのを見たことがない本で、しかしオレには面白かったです。

売れてるのかなと思ってツイッターで検索するも、あんまり出てこない。Amazonのレビューは二件、星一つと星五つ。両極端な評価。

Wikipediaのなかの57577になっている部分をプログラムによって機械的に見つけ出し、それらをいなにわさんは「偶然短歌」と名付けた。
2015年のはじめごろに「偶然短歌bot」というツイッターのbotがあらわれ人気を集めた。
この本では100首ほど選ばれて短い鑑賞文がついている。


アルメニア、アゼルバイジャン、ウクライナ、中央アジア、およびシベリア #tanka
ウィキペディア日本語版「モロカン派」より
https://t.co/SHfOLLrlm9
という歌が最初にある。せきしろさんは、「私が初めて見た偶然短歌がこれであった」と書いている。オレもこれじゃないかな。かなり最初の方に出た歌だと思う。
本には、「短歌」のほかに引用元が書いてある。URLもある。

「およびシベリア」でツイッターを検索してみたら、出るわ出るわ、この歌を草生やしながら引用する人、感動している人、パクってるらしきアカウントなどたくさん出てきて、偶然短歌の熱狂的な迎えられっぷりを目の当たりにすることとなった。
「および」の部分に人間味を感じずにいられないというせきしろさんのコメントで、なるほどと思った。プログラムが取り出した短歌なんだけど、そこにある人間味が評価されている。

こういう歌の良さは考えるほどわからなくなる気がする。初めてぱっと見た時のおどろき、そこがピークなのではないか。
この後、こういう羅列の短歌がたくさん出てきて、衝撃は薄められてゆく。


鳥類のインフルエンザウイルスに加えてブタのインフルエンザ/偶然短歌 「抗原不連続変異」
この歌はどうやら偶然短歌botがツイートしたことがない。
「踏んだり蹴ったり感が凄い!」というコメントを見ておもしろみに気づいた。
添えられているせきしろさんのコメントが良くって、これを見ると面白くなるっていうことが何回かあった。


教育が子供に徐々に適切な排便を身に付けさせていく/偶然短歌「肛門期」
→これもbotでつぶやかれてないようだ。この本の短歌はbotからとってるのかと思ってたらそんなことはないようだ。
よくよく見ると、この本のどこにも一度もbotのことは書かれていない。偶然短歌botの存在は無いことになっている?

この教育の短歌は、あまり光のあたらない部分に光をあてたのが良い。学問ばかりが教育ではないのだ。
「教育が」の「が」が良い。
結句の「付けさせていく」はアクセントの位置がなんか変で、ボーカロイドの変な抑揚を聞いてるみたいだ。


残らない場合があるし、一方で、化学反応、火山活動/偶然短歌「初期のヒト属による火の利用」
→この短歌が韻を踏んでるのに気づいたせきしろさんは、よく見てるなあと思った。




念仏で救済される喜びに衣服もはだけ激しく踊り #tanka
ウィキペディア日本語版「盆踊り」より http://t.co/HzQzo09RTi

→これは「盆踊り」から想像するものと、書いてあることの差の大きさがすごい。
オレの知らない激しい盆踊りがある。
これはタイトル(項目名)込みで味わうタイプの歌だ。中には、前後の文章も合わせて読んで面白くなるような歌もあるようだ。

そういうピントの合わせ方がいろいろなんだよな。57577だけで読むか、項目名も合わせて読むか、引用元まで飛ぶのか。
できれば引用元までいきたくないなあ。でも気になりすぎて見に行ったこともある。


モンゴルの伝統的な遊び方、スタンプラリー、写真展など/偶然短歌「ハワリンバヤル」
→これはそういう、引用元まで見に行っちゃった歌。スタンプラリーや写真展がほんとにモンゴルの伝統的な遊びなのかと。見たらもちろんそうではなかった。
切り取り方によってとても紛らわしいことになっている。紛らわしさが面白さにつながった。


霊的な恐怖に耐える、日本の伝統的なゲームの一種/偶然短歌「肝試し」
→これは引用元がネタばらしみたいになっている。見ると納得するが、でも納得しきれないものが残って、その残る部分がこの歌の味わいなのだと思う。
「霊的な恐怖」って耳慣れないし、「ゲーム」ってほどゲームっぽくもないなあ、などと。


大好きで毎日苺成分を摂取しないと生きていけない #tanka
ウィキペディア日本語版「鈴木まりえ」より
https://t.co/5mZwqTBlpp
→「大好き」ではじまって「生きていけない」で終わる。
大好きなことは、すなわちそれがないと生きていけなくなることなのか。そうだとも思うし、そんなことないとも思う。苺成分くらいだったらなくても生きていけるんじゃないか。だめなのか。「くらい」なんて言っちゃダメか。


バック宙、高台からのバック宙、壁宙などを披露しており #tanka
ウィキペディア日本語版「東山紀之」より
http://t.co/CH9qZUJsJl
→偶然短歌の最初のころの歌で、躍動感がすごくていい歌だ。「しており」が短歌っぽい着地だ。


ある道を右に曲がれば東大で、まっすぐ行けば公園なのね #tanka
ウィキペディア日本語版「マッスル北村」より
https://t.co/oBstJDJLUA
→「なのね」が珍しい終わり方。
この歌は「人生の岐路」をさしているとせきしろさんが読んでいて、この読みは素晴らしい。東大へつづく人生、公園へつづく人生。


泣き言や空想ばかり書いているジャーナリストの連中が何/偶然短歌「リシャルト・カプシチンスキ」
→オレもこんな気持ちを持って生きていきたいと思った。ジャーナリストのところを「2ちゃんねらー」に変えるなどして。
それにしても、大勢が見るようなメディアで批判されるってそうとうしんどいだろうな。有名になったって同じ人間なのに。


地域では「メンチビーム」で倒しても「喧嘩慣れ度」は上昇しない #tanka
ウィキペディア日本語版「喧嘩番長」より
http://t.co/gE1i7oWWIj
→これについてはオレは元ネタを知らない。知らないなりに、喧嘩にまつわるものをゲーム化したんだなということはわかる。そのネーミングのいちいちに「世界にはいろんな人がいるんだな」と感じる。喧嘩好きとゲーム好きの両立は難しいように思うが、こうした現実がある。


キャラメルをおいしく食べる!大衆はそれにつられてキャラメルを買う #tanka
ウィキペディア日本語版「巨人と玩具」より
http://t.co/iPtwXYQR2v
→キャラメルをめぐってあやつられる大衆についての歌だが、「!」のせいで頭悪そうに見える。


「野球より大事なものは、世の中に山ほどある」と説教される #tanka
ウィキペディア日本語版「オールド・ルーキー」より
http://t.co/eI4t2oMriH
→そりゃそうだけど、世の中のどんなことよりも野球を大事にしてきたからこういうことを言われるんだろうな。そこまで一つのことに打ち込めるのをうらやましく思う。


あとがきでせきしろさんがプログラムを「女性だと想像した」と書いているのに注目した。
タイトルを合わせて読んだり、引用元から意外な知識が得られることを楽しんだりと、57577以外の部分が偶然短歌を面白くしている。

「引用元を読んだら意外なことが書いてあっておもしろい、さすが偶然短歌」という内容のことが何度も書かれてたけど、それは短歌関係ないでしょう。ランダムにWikipediaを読んでればいい話でしょう。
と思うが、Wikipediaのある項目への導入として31音がちょうどいいダイジェストの長さで、文章が途中で千切れるようなのがその前後を読みたくさせるというのはあるのかもしれないね。

人じゃなくてプログラムなのに、性別を持たされたり性格をつけられたりと、みるみるプログラムが人間的に味付けされていく。そのことを宿命のように感じながら読んだ。

人間がつくったと思うことで短歌は面白くなるのだろうな。だからプログラムが人間化される。短歌はコンピュータのものではなく人間のものなのだな。だけど偶然短歌には人間の作品には見たことないような面白さがあった。

短歌の雑誌の時評で、短歌を生成するプログラムのことが話題にあがることがあるが、どうなんでしょう。未来のことはわからないが想像したくなる。

「読み」が偶然短歌を面白くする一方で、57577以外の力の占める大きさを感じた一冊だった。


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2016年09月18日

短歌の投稿サイトまとめ▼うたのわ▼うたよみん▼ちどり短歌会▼うたの日

短歌の投稿サイトまとめ▼うたのわ▼うたよみん▼ちどり短歌会▼うたの日


短歌の投稿サイトについていろいろな機会に書いてきたものをひとつの記事にまとめるためにこの記事を作った。



【うたのわ】

2012年1月に小野ほりでいさんの書いた記事を読んだ。

ナルシストは今すぐ短歌をはじめよう!
http://omo-tokusu.jugem.jp/?eid=1285

ここで初めて「うたのわ」というサイトを知った。

うたのわ
http://m.utanowa.net/


プロフィールを登録

短歌を投稿

誰かに見られる

拍手される

うれしくなる


というサイトだ。


さっそく、登録して短歌を投稿してみた。1日5首までと決まっている。
そしたらすぐ拍手がついた。承認欲求が簡単に満たされる。どの程度ウケたのかが数値になるのが興味深い。

こちらからも歌人を探したり、目にした短歌に拍手したりする。
「ファン」になると、作品をすぐ読める。

歌人一覧や人気の歌を見ても、あまりピンとこない。
だが、さっきの小野ほりでいさんのアカウントがお気に入り登録してる短歌はすごい作品が多い。そこからたくさんファン登録した。片っ端から見るよりは、面白い人が面白がってるものをたどっていくのが手っ取り早い。

拍手数を競ってライバル意識燃やすのもいいし、いろんな短歌に触れるのもいい。




【うたよみん】

2014年ごろにでてきた投稿サイト。
http://www.utayom.in/

プロフィールを登録
短歌を投稿
誰かに見られる
拍手される
うれしくなる

の構造は「うたのわ」と変わらない。
「うたのわ」とちがうのは短歌をデザインできることだ。字体を変えたり字の大きさを変えたり色や背景を選んだりできる。これが楽しい。
拍手はここでは「よいね」と呼ばれている。コメント機能もある。

枡野浩一さんが一時このサイトを使ってコンテストを開催するなどした関係で、枡野さん周辺の歌人が多く登録している。

徐々にデザインできる幅が広がっていてサイトが変化している。今後も動きがありそうだ。




【ちどり短歌会】
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.alve.chidoritanka

アプリ。ここに貼ったのはGoogleplayのURL。

YouTubeで紹介してる方がいたので動画を貼っておこう。

マジでオススメしたい新感覚アプリ。「ちどり短歌会」のご紹介
https://youtu.be/T06ieywRfEA

2015年に登場した短歌の投稿アプリ。
投稿する時には句ごとに分けて五行のかたちで投稿する。
拍手されても誰が拍手したかはわからない仕組み。誰が見ているかなど気がねなく利用できる。
コメント機能はついていない。「良い評価だけで批判されたくない」方のためのアプリ。
ブロック機能があり、いやな人の投稿は見なくてすむ。
表示される短歌は投稿順で、好きな歌人の投稿をまとめて読むことはできない。
ながれてくる短歌を、上にスワイプすれば拍手、下にスワイプすれば評価せずに次の歌へ。評価される機会はすべての歌に平等にある。

これはオレの感想だが、めったにおもしろい歌は流れてこない。知ってる歌人もほとんどいない。




【うたの日】

毎日歌会をしている「うたの日」
http://utanohi.everyday.jp/
を投稿サイトとして扱うのはちょっと違うかもしれないが、
誰でも短歌を出すことができるサイトには変わりないし、「うたのわ」にだって歌会をする機能はついていたので、かならずしもカテゴリエラーとは言えないだろう。
こういう場もあるということを、短歌に興味をもった方に知ってほしいと思ってあえて入れた。


ここは「ちどり」とは逆に、どんどん意見できて、意見されて、短歌に順位がつく場所だ。

〈おおまかな流れ〉
締め切りまでに、お題にそった歌を出す

投稿締め切り

作者名を伏せられて短歌が並べられる(並び順はランダム)。投票開始、コメント受け付け開始

投票締め切り

投票結果発表、作者名発表、コメント発表、順位確定。


毎日何十人も集まり歌会をしている人気のある場所だ。たくさんの歌人を知ることができる。

成績が良いとさらに上の歌会に出られたり、特別なイベントがひらかれることもあり、にぎわっている。


オレの参加した感想はこちら。
「うたの日」の歌会に参加してみた
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52135593.html



【短歌荘】
https://tankasou.bungeino.com/new
ここはまだ開発途中。登録してもしなくても使えるようだ。






以上が主な短歌の投稿サイトとなる。

短歌「も」投稿できる、小説や詩や俳句などの投稿サイトを入れるとすごい数になる。いろいろ探してみるとよいでしょう。


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おもしろい短歌のブログやホームページはどこにあるのだ/ネットの役割


あるところで、たのしみに見ているネット上の短歌関係のページはどこかと質問された。

オレがたのしみにしてるのって、結局Twitterなんですね。



ブログだと
▼松村正直さんの「やさしい鮫日記」
http://matsutanka.seesaa.net/s/


サイトだと会員制の
▼「ショートソングネット」

▼塔短歌会のホームページ。
http://toutankakai.com/

あとは、楽しみというほどじゃなくてなかば義務みたいな感じで
▼「tankaful」
http://tankaful.net/
を月一回見てる。

ブログともホームページともちがうが、ネットから読める作品集として
▼なんたる星
http://p.booklog.jp/users/nantaruhoshi
もチェックしている。


ほかに
▼黒田英雄さんのブログ
http://anguirus1192.seesaa.net/s/

▼佐佐木幸綱さんのブログ
http://blog.goo.ne.jp/yukitsuna

もブックマークに入っている。あんまり行かないけど。



こういうことを言うとまた変な人だと思われるけど、オレのブログは今うごいてる短歌のページのなかでは五本の指、いや謙遜しても十本の指には入ると認識している。

▼トナカイ語研究日誌
http://d.hatena.ne.jp/yamawata/touch

▼橄欖追放
http://lapin.ic.h.kyoto-u.ac.jp/tanka/kanran.html

▼tankaful
http://tankaful.net/

▼短歌のピーナツ
http://karonyomu.hatenablog.com/

▼食器と食パンとペン
http://syokupantopen.jugem.jp/

▼詩客
http://shiika.sakura.ne.jp/


の次くらいに
▼工藤吉生の「存在しない何かへの憧れ」
http://blog.livedoor.jp/mk7911/

が入ってきていいと思うんだけど、自己評価高いかな。ライブドアブログのなかだったら「短歌俳句川柳」カテゴリでここが常に一位なんだけども。


オレは「今も更新しているか」「更新の頻度はどうか」というところを大事にしている。

今は更新していないが今読んでもおもしろいページとして

▼枡野浩一さんの「かんたん短歌ブログ」
http://app.m-cocolog.jp/t/typecast?blog_id=24014&user_id=25585

▼笹公人さんの「笹短歌ドットコム」
http://www.sasatanka.com/s/

を挙げておく。



▼▼▼



今きちんと更新しててしかもおもしろいページをもってる歌人って少なくないですか。オレの視野がせまいのか。
過去じゃなくて、今おもしろいものをネットで提供しつづけている人はどこにいるんですか。

人気がでるとみんな紙にしか本気で書かなくなっていく。ネットは二軍。
ってことはオレが二流ってことじゃんかよ。その通りだけど。


それともホームページやブログ自体が古くなってきたのか。

そうしてみると、ネットの役割が変わってきたのかもしれない。
ネットは人を集めたり宣伝したり情報を集めるための場所で、実際になにか展開するのはネプリや機関誌などの紙の上だったり、イベント会場だったりすると。
目的から手段へ。舞台から楽屋へ。

そんなことを思った。



ここにはコメント欄があるので、今おもしろい歌人のブログなりなんなりが他にもあるよという方は情報ください。ぶっつぶしに……もとい、学び楽しむために行ってみたいと思いますので。
でもほんとに面白かったらショックを受けて寝込むかも。




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■短歌を楽しむ!!! リンク集■

短歌を楽しむブログ内リンク集
(2016.9.18更新)


2009年10月に開設されたこのブログには1800ほどの記事があります。また、ブログのほかにtogetterなども作成しています。
そのなかから短歌関係でなにかのお役にたてそうな記事、おすすめ記事などをまとめました。



【1】さまざまな短歌作品のまとめ


私の好きな短歌100・まとめ
【2013年版】 http://t.co/bQ97LV4YWA
【2016年版】 https://t.co/gmubYuY1jN
このブログを書いてる工藤吉生の好きな短歌100選です。歌人1人3首までという縛りで選びました。好評です。2013と2016では3分の1ほど入れ替わっています。
ぜひ短歌のおもしろさを味わってみてください。



また、半年ごとに素晴らしい短歌を厳選し誉め称える「ぬらっと!短歌大賞」をツイッター @mk7911 で開催しています。
総合誌、歌集、結社誌、ツイッターで発表された短歌などさまざまな短歌が入り乱れる饗宴です。そのまとめがこちら。

第1回 #2014上半期短歌大賞 65首
http://togetter.com/li/687898

第2回 #2014下半期短歌大賞 60首
http://togetter.com/li/761480

第3回 #2015上半期短歌大賞 60首
http://togetter.com/li/842561

第4回 #2015下半期短歌大賞 50首
http://togetter.com/li/917329

第5回 #2016上半期短歌大賞 55首
https://t.co/X60WvjAcKc



まだまだありますよ。

★ベストふぁぼ短歌2015★  ツイッターでつぶやいたら反響の大きかった短歌26首
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52153621.html



【東日本大震災から五年】東日本大震災を詠んだ短歌・25首選
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52160992.html
これは震災を考えるすべての人に読んでいただきたいくらいの記事です。歌人たちは東日本大震災をどのように短歌に詠んできたのか。そのごく一部ではありますが、ぜひご覧ください。





【2】ネットで短歌を知る、参加する


#オレと短歌とハッシュタグの五年間を振り返る

https://t.co/2N2ilrKlfO

歌人による動画配信/インターネット生放送の五年間を振り返る
https://t.co/XGGxUTIzib
2011年の夏にオレが短歌を始めて、丸五年経ちました。その間のツイッターや動画配信サイトなどでの歌人たちの動きを一部まとめました。


おもしろい短歌のブログやホームページはどこにあるのだ/ネットの役割
https://t.co/M80LbjZmH6
さらにネットで短歌を楽しむためのご案内です。



ツイッターの短歌クラスタ、まず誰をフォローすればいいの? 2016
https://t.co/8DKKBHz1q4
ツイッターで短歌の人をフォローしたいけど、誰をフォローしたらいいのかわからないあなたへの提案です。



詩客 短歌時評「橘上の短歌放浪記」に応える/短歌の若手のいいやつって誰だろう
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52160336.html
今の短歌の若手といえば、誰なんでしょう。ネットで読める若手歌人の短歌の場の紹介など。


短歌の投稿サイトまとめ▼うたのわ▼うたよみん▼ちどり短歌会▼うたの日
https://t.co/7ctEoby1UX
ネットで気軽に短歌を発表できるのが投稿サイトです。




小高賢「現代短歌作法」内容と感想  『はやわかり短歌史』まとめ
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52001584.html
近代からの短歌の歴史をまとめた記事として好評です。Yahoo!知恵袋の回答としてURLを貼っていただいたこともあります。




【3】短歌を作り始めた方に

短歌を学ぶのに最初の一冊を選ぶとしたらどの本がよいか
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52092053.html
入門書の紹介です。まあ入門書はいろいろありますし、これを書いた後にも続々と出ています。気になるものはどんどん読むとよいですね。



tankafulのアンケート「短歌に関わるなかで不便に感じていること」に応える
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52119427.html
光森裕樹さんの運営する短歌のポータルサイト「tankaful」によせられたアンケート結果に反応した記事です。
「どこまでが未発表作なのか」「原稿用紙の使い方は」などなどについて書きました。



短歌の推敲について
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52128833.html
自分の短歌の推敲の仕方についてまとめてみました。参考になるかどうかはわかりません。





【4】短歌結社

「短歌年鑑」を見て、短歌結社の会員数とその増減をまとめた
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52115890.html

短歌研究の年鑑と角川短歌の年鑑では、結社・その他歌人団体の出詠者数の数字がけっこう違うという話
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52154742.html
どの結社に何人いるかを知りたくて短歌年鑑を追いかけました。





短歌結社の様子についてよく訊かれるので、結社についてのページを以下にまとめました。
といっても、オレに言えるのは「オレの場合はこうだった」ということに尽きると思います。

私は2012年夏に短歌結社「塔」に入りました。

短歌結社「塔」に入会した
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52002215.html

なぜ結社に入ったか、なぜ「塔」か、入ってみて良かったこと困ったこと
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52131314.html

「塔」の仙台歌会に参加しました
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52090897.html

結社の歌会に参加して、その感想や反省など。
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52102911.html

迷いながら楽しみながら、「三年はここにいよう」という気持ちで塔短歌会にいましたが、三年経った時に退会を決めました。そして未来短歌会 彗星集に入会しました。
その過程の記録が以下の記事です。

結社のことで迷っている
http://blog.livedoor.jp/mk7911-akogare/archives/51916924.html

未来の見本誌がきた
http://blog.livedoor.jp/mk7911-akogare/archives/51917634.html

小さな決断
http://blog.livedoor.jp/mk7911-akogare/archives/51923955.html

初めて「未来」に短歌が掲載されました
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52156028.html

二つの結社の特徴について、結社とは何か、ここからわかる部分があろうかと思います。
オレは今も迷いながら考えながら続けています。

塔と未来はどちらも若い方に人気のある結社です。もちろんほかにもいろいろあります。



【5】工藤吉生の短歌


最後にオレの作品のページを貼っておきます。

【主な50首】
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52107166.html
まず主な歌をご紹介している、はじめましての方向けのページです。

【おかわり100首】
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52107180.html
主な50首を読んだうえで、もう少し付き合ってやってもいいというありがたーい方へのページです。


そのほかの作品
https://note.mu/mk7911
noteに作品をまとめています。
投げ銭はこちらで受け付けていますので、役に立ったぞ、楽しんだぞという方は応援していただけるとありがたいです。



以上です。興味のあるページはありましたか?
このブログは頻繁に更新していますので、またどうぞよろしくお願いいたします。


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2016年09月17日

ツイッターの短歌クラスタ、まず誰をフォローすればいいの? 2016

ツイッターの短歌クラスタ、まず誰をフォローすればいいの? 2016


オレもこっそり「現代短歌について知りたいとき最初にフォローすべきアカウントの候補一覧」を考えた
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52152930.html

という記事を以前書いた。

そのときはこういう人たちを選んだ。

本多響乃さん、@mymhnd
加藤治郎さん、@jiro57
工藤吉生 @mk7911
tankafulさん、@tankaful
つかさちゃん、@tsukasa_tanka
廣野翔一さん、@spiralroom
角川短歌さん、@kadokawa_tanka
(短歌bot)さん、@tanka__bot
食器と食パンとペンさん @syokupantopen
荻原裕幸さん @ogiharahiroyuki
これで10人。

もし15人にするなら、
山田航さん、@YM_WT
吉川宏志さん、@aosemi1995
大辻隆弘さん、@otsuji28
黒瀬珂瀾さん、@karan_mirai
枡野浩一さん、@toiimasunomo
を入れる。

20人にするなら、いまの15人に
光森裕樹さん、@mitsumo
木下龍也さん、@kino112
田中ましろさん、@tnkmsr
濱松哲朗さん、@symphonycogito
阿波野巧也さん @tkyawnss
を入れる。






それから一年近くたって、これはちょっと古いな、直したいなと思い始めた。

まず、つかさちゃんはもう外したい。ツイートしていないアカウントをオススメすることはできない。

中島裕介さん @yukashima を代わりに入れたい。イベントがあると、その内容について中島さんは連続ツイートする。これは断片的でありながらも、刺激的で貴重なものだ。ほかのアカウントからは得られない短歌の現在を伝えるアカウントだ。


廣野さんもちょっとちがう気がするからはずそう。タイムラインにいると楽しい人だけど、今回はそういうんじゃないからさ。
学生短歌会やそこ出身の方で短歌について真面目なツイートをしている方はたくさんいて、どこからフォローしてもらえばいいか決めるのはむずかしい。
一つで大学短歌会全体が見渡せるようなアカウントがあればいいんだがな。
ここには活躍中の斉藤斎藤さん @saitohsaitohを入れたい。


角川短歌もあんまりツイートしていないからはずそう。
短歌研究もそうだけど、そのへんのアカウントから得られる情報はtankafulでカバーできる。新人賞受賞なんかは誰かリツイートするからそれを見ればいいのだ。
代わりにここに誰を入れるかはむずかしい。
伊舎堂仁さん @hito_genom を考えているが、刺激が強すぎる気がする。第一、自分がフォローしてない人はすすめづらい。
堂園昌彦さん @dozonomasahiko あたりでどうでしょう。短歌のピーナツの更新情報もあるし。



▼▼▼

というわけでこのようになりました。


10人にしぼるなら
tankafulさん @tankaful
本多響乃さん @mymhnd
加藤治郎さん @jiro57
荻原裕幸さん @ogiharahiroyuki
工藤吉生 @mk7911
(短歌bot)さん @tanka__bot
食器と食パンとペンさん @syokupantopen
山田航さん @YM_WT
光森裕樹さん @mitsumo
枡野浩一さん @toiimasunomo


もし15人にするなら
斉藤斎藤さん @saitohsaitoh
大辻隆弘さん @otsuji28
黒瀬珂瀾さん @karan_mirai
中島裕介さん @yukashima
堂園昌彦さん @dozonomasahiko

20人にするなら
吉川宏志さん @aosemi1995
濱松哲朗さん @symphonycogito
阿波野巧也さん @tkyawnss
田中ましろさん @tnkmsr
木下龍也さん @kino112


これが、「ぼくのかんがえたさいきょうのたんかくらすた」というわけです。
このあたりから、同人誌アカウントや雑誌アカウントや周囲の歌人などへ広げていったらいいんじゃないでしょうか。

「未来」が多いなー。でも実際そうだからな。ツイッターやってると結社は未来の情報ばっかり入ってくる。

男ばっかりだな。
葉ね文庫さん @tobiyaman
服部真里子さん @hanzodayo
を入れようか少し迷った。葉ね文庫さんは今どんな詩歌の本がでているかを教えてくれる。しばしば画像もついてくるし作品が引用されることもある。

ネット歌会「うたの日」の周辺が誰もいないので、
ののさん @renga57577
がいてもいいのかな。
名前だけ挙げた人が4人いるけど、24人ならその人たちを入れるようになります。


ちなみにオレは「クラスタ」って言葉は嫌いなんです。でもそういう言葉を使う人が多いからそれにならいました。

何かの役に立ったらうれしいです。

また来年になったら作り直します。
んじゃまた。


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2016年09月16日

「なんたる星」2016年8月号を読む  ~ないはずの思い出、ほか

なんたる星 2016年8月号

ひさしぶりに「なんたる星」をこのブログで扱う。


まちなかのぬりのこしが目立ちはじめる 指をさす だれとでも目が合う/加賀田優子「平和」

フレンチトーストにおしょうゆ入れますか入れませんか銃殺刑ですか/加賀田優子「平和」

→句切れはズレているけどいずれも31音に近い。

ひとつ目に引いた歌はスプラトゥーンを思い出したが、それは置いておこう。きちんとされていない状態を示しているんだろう。目が合うのは存在を認識されていることでもあり、危険な匂いもする。

フレンチトーストにおしょうゆっていうのは非常識ということで、それゆえ銃殺刑にされてしまう、タイトルとはうらはらに物騒なところだ。
でもほんとにそれ非常識なのかとちょっと心配になって検索してみたらクックパッドがたくさんヒットするし、アリといえばアリらしい。単に好みや習慣の問題か。



ないはずの思い出がある噴水に噴き上げられていたことだとか/スコヲプ「橙色の葬列」
→オレもないはずの思い出がある。噴水ではないけど。なにかで見たことが自分自身の思い出のように記憶される。あるいは。


Tシャツと胸の隙間にごくうすく宇宙保ってベランダにいる/佐藤聖「月(つきだな)棚」
お名前は知ってたけど、この方の作品をまとめて読むのは初めて。
→八月号ってことで、夏の夜空を見てるのかなと思って読んだ。ごく近くに宇宙がある。「保って」がいいんじゃないでしょうか。


以上です。
簡単に終わらせちゃったけど、これくらいの分量だと気軽に読めていいなあ。


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2016年09月15日

読売新聞の読売歌壇(2016.9.13)に短歌が掲載されました

読売歌壇に、二ヶ月ぶりに短歌が掲載された。曜日がおかしいけど、休刊日の関係で火曜の掲載になった。


円形の青い標識を歩いてる白い男が明日部屋にくる/工藤吉生
(俵万智選)



うしろから二番目の掲載。

二ヶ月前に読売に載ったときは
載ったのを見たとき、ほんとうにうれしかった。胸のなかが満たされた。投稿でこんな気持ちになるのはどれくらいぶりかというくらい。
とこのブログに書いたが、今回はべつにそれほどでもなかった。ほっとして、すこし機嫌がよくなったくらい。
慣れってこわい。幸せをガンガンけずってくる。もっと前へ進めと煽ってくる。

今年になってから20回読売に投稿し2回載った。20打数2安打。掲載率はひさしぶりに二桁になった。
去年は58分の3という確率になったときに心が折れて一旦中止したのだった。つまり現在は通算で78打数5安打。
打率のことを書いたけど、どうせなら野球選手なみの打率で打ちたいし場外ホームランもかっ飛ばしたい。


小池光さんには80首くらい連続で落とされていて、いよいよwebからの応募は読まれてない可能性を考えはじめた。あくまで可能性だ。
仙台文学館からでてる「小池光短歌講座」という薄い本に、小池さんは子供の作品を親が代筆した場合は採らないと書いてあった。それはオレには直接関係ないんだが、そういう決め事があるならばなるべく全部知りたい。webからの応募は読まないという決め事があるのかは知らない。








新聞に載った短歌のまとめを更新した。
NAVER まとめ https://t.co/HGIHUKNZ1i

今年になってこれが26首目かな。
河北歌壇14首、
日経歌壇7首、
毎日歌壇3首、
そして読売歌壇2首。

新聞に投稿しはじめた2014年からの通算だと84首。
河北歌壇39首
日経歌壇14首
毎日歌壇21首
読売歌壇5首
よみうり文芸 宮城県版 5首。

自分では多いとも少ないとも思ってない。100になると桁が上がって気持ちいいだろうなと思いながら続けている。このペースだと来年春くらいまでには100首になりそうだな。


んじゃまた。



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mk7911 at 09:40|PermalinkComments(0)新聞歌壇