2017年04月29日

僕たちだけがおもしろい『ブレスト短歌』を読んだ

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前回につづいて、仁尾智さんと佐々木あららさんのポッドキャスト「僕たちだけがおもしろい」のプレゼント企画でいただいた本の感想を書く。



二冊目『ブレスト短歌』。


本になってるの知らなかった。ポッドキャストを文字に起こして編集したもの。

イラストのキャラがずっと気になっていた。臓器みたいじゃん、と思ったけどそんなわけないと打ち消して、キャベツだろうと一人合点した。でもよく見たら「BRAIN-KUN」と書いてあった。脳だ。やっぱり臓器だった。


僕おもの企画では、お悩み相談、ググる様、ズコットが好き。ブレスト短歌はそうでもない……と思ったけど読んだら四回吹いた。




他人の短歌の作り方は、なかなか気になる。ブレスト短歌は特殊なゲームだとはいっても、二人の短歌の考え方はあらわれる。線を引いて、自分のやり方と照らし合わせて読んだ。







あらら「意味とかストーリーとか風景とかが先に思いついて、それを無理やり言葉にしていくとかね。たいていそれがいちばんうまくいかないパターン」
「説明的な言葉で埋まっちゃうからあんまりうまくいかないんだよね」
「やっぱり「キーフレーズ」から肉付けしていく方法がわかりやすいのではないかと。」


この「キーフレーズ」っていうのがブレスト短歌のポイントだ。核になるおもしろい印象的な言葉「キーフレーズ」をつくり、そこに肉付けしてゆく。その際、何人かでアイデアを出し合い、紙にメモしてゆく。



オレも自分で振り返るとわりとそうやって短歌を作ってるのかもしれない。歌の断片が降ってきて、それを生かしていく方法。その断片が、それほど気のきいていない場合もあって、そこが違うといえば違うか。







あらら「まず「ブレスト短歌」のときは頭を柔らかくして言葉を出しやすくするための「あたため」の時間を作るんだけど、それは今回は収録前に終わらせています。」

6ページに出てくるこの「あたため」はこれっきり出てこない。簡単にあたためられるなら助かるんだけど……。
オレはどうやってあたためるか、コンディションをつくるかっていうと、歌集を読むか、歌集を書き写すか、外へ出るか、ってところかなあ。
頭のなかに音楽、特にコマーシャルの曲とかが流れて止まらない時なんかは最悪だ。






「アスパラガスが「アストロパラライザーガス」の略」
と書いてあって、とても気になってしらべたが、実際はそうではなかった。Google様が「“アストロパラライザーガス”との一致はありません」とおっしゃった。






「うまく言えそう」
「ひっかかりがないよな、このままじゃ」
「気が利いてる」

といった言葉を口に出しながら作ってるのが、とてもいい。これこそブレスト短歌だなと。ブレインの中のものがおもてに出ている。生まれる前の短歌に作者がかける言葉が文字になっているのが新鮮。







雨の日ポイントの話。

あらら「短歌で困ったときはだいたい「雨の日に」って入れるとそれっぽくなっちゃうんだよ。知ってる?」
「短歌は「雨の日ポイント二倍」だから、ほんとに。」



これは雨に限らずいろんなことに言える。雨にポイントがあるなら、「夕暮れ」にもあるし、「光」にもある。橋にも噴水にもくるぶしにもあるかもしれない。死にもあるかもしれない。


最近、ある短歌のツイキャスで「JKブランド」って言葉を聞いた。
女子高生であることがポイントを上乗せすると。これは連作単位のやつだね。
「雨の日ポイント」は一首単位のやつだけど、連作単位でもそういうポイントアップはあるんだろう。

オレは短歌研究新人賞の候補になったときに、言葉は悪いが「震災ポイント」で候補になったんじゃないかという思いが拭えなかったね。最初の驚きや嬉しさがだんだん落ち着くと、そういう疑念が起こった。
その後どこかの選考座談会で「同じ状況になったからといって誰もが秀歌を作れるわけじゃない」といった発言を読んだことがあって、そうだよそういうことだよと思うようになった。
「ポイント」だけで行けちゃうほど新人賞は甘くないでしょう。……と書いて、ちょっと不安になった。


ポイントっていうのは「あるか・ないか」ではなくて「多いか・少ないか」の程度問題なんじゃないかと感じている。
雨に大きなポイントがあるなら、
雪にもわりとポイントがあり、
曇りや晴れにも少しはポイントがある。









あらら「入れる言葉がないとき適当に色を入れちゃうこと、あるよね。」
仁尾「ねえよ! そもそも俺、入れる言葉がないときがあんまりない。どっちかというと収まらなくなってる言葉を、どういう言い回しにすれば気持よくキュッと入るかで悩むことが多い。」


二人のちがいがあらわれていて面白いやりとりだ。自分はどっちかな?
入れる言葉がないとき、オレは季節や時間を入れがちだな。朝昼晩、春夏秋冬、何時などなど。あとは、リフレインさせたり、オノマトペ入れたりもするなあ。「ああ」とかで埋めちゃうこともある。
そうか色かー。覚えておこう。

逆に収まらないときもある。ぜんぜん57577に馴染んでいかないの。いかにも無理矢理になってしまう。あれは困る。時間をおくと解決できたりする。




本の感想は以上です。
ポッドキャストはこちらから。 http://bokuomo.seesaa.net/s




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2017年04月27日

仁尾智・小泉さよ『これから猫を飼う人に伝えたい10のこと』を読んだ

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ポッドキャスト「僕おも」こと「僕たちだけがおもしろい」
http://bokuomo.seesaa.net/s/
のプレゼント企画の銅賞にあたり、いろいろいただいた。感激した。


そのなかに、冊子、という言い方でいいのかわからないけど、小さめの本が二冊入っていたので感想を書く。


まず仁尾智さん(短歌、エッセイ)と小泉さよさん(イラスト)の『これから猫を飼う人に伝えたい10のこと』。
ページ数はないけど24ページくらいか。



オレはながーく猫を飼っている。一匹ずつで、ブランクはあるけれど。ほかの愛猫家の方がどういうふうにしてるか聞く機会が今まであまりなかった。今回仁尾さんの文章を読んだら、オレとちがう考えを読むことができた。

オレの猫への接し方は雑で、猫にとっては不幸だろうなと感じた。餌と便だけはちゃんとするけど、あとはてきとうだ。



『これから猫を飼う人に伝えたい10のこと』には、猫は長生きすれば二十年って書いてあるけど、その半分くらいしかウチの猫は生きない。

ほかにも、叱らない、多頭飼い、室内飼い、看取りのことなどがウチとちがう。

ウチは無駄でも叱るし、
一頭飼いだし、
出たがれば外に出すし、
喉を鳴らしていようが邪魔だったらどいてもらう。
どの猫も外で死ぬから、25年間で猫の最期を看取った経験がない。

三匹目に飼ったレオンという猫は数年で変になって死んだから、とても悲しかったし申し訳なかった。

ウチと異なる猫の飼いかたを見て、いろいろ考えた。病院のくだりは特に身につまされるものがあった。




この本おわり。



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2017年04月26日

永田淳『1/125秒』を読む  ~ただ手に車体押しおり、ほか

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永田淳さんの第一歌集『1/125秒』を読んだ。ふらんす堂。2008年12月。



横断歩道渡りて煙吐き出せば同時進行の前世もあるべし/永田淳『1/125秒』



ツンツンと三角山の数多ある明朝体よ夜明けの気配/永田淳『1/125秒』

→明朝体にはたしかに三角の部分がたくさんある。そこに着目した歌。「三角山」としたことで、山から日がのぼる「夜明け」のイメージがみちびかれる。「明朝体」のなかにも朝の字がふくまれている。



ブラキオサウルスの首の長さを思いおり寝違えし痛み昼まで続く/永田淳『1/125秒』
→寝違えた痛みが昼までつづくというのは長い。この長さはブラキオサウルスの首の長さにかかってきて、さらに恐竜の時代へのはるかな時間の長さにもつながっていく。
ブラキオサウルスも寝違えるのかなあ。



ラジコンの電池のなくなりしこと子は言わずただ手に車体押しおり/永田淳『1/125秒』
→言いたいことを言えずにあきらめてしまう子なのかな。その胸中を思うとわびしくなる。
三句が「しこと子は」となるのがやや気になるが、歌集全体に五七五七七におさまらない歌、ごつごつした歌がいくらか見られる。



耳垢を取りやりし時子の耳朶に一筋に見ゆ青き静脈/永田淳『1/125秒』



少女等の背後の空気を歩みおり地下鉄を降り階段までを/永田淳『1/125秒』



真剣に遊ぶ楽しさ子に説けり飛車角抜きの盤を挟みて/永田淳『1/125秒』

→オレもそういうことを言われた記憶があるなあ。飛車角抜きだから、じゃあナメてるのか、真剣にやってないかというとそういうことではないんだよね。持ってる駒で真剣にやるというだけの話で。



わが屋根に鵺よ来て啼け叶うならわが頭上にて求愛をせよ/永田淳『1/125秒』



遮断機を愛するごとく人々の集まりて見ゆ日輪の下/永田淳『1/125秒』





歌はそんなところです。うまいけど大人しい歌集だ。
最後の方の、子供を産むかどうかというところがひとつのクライマックスだろうけども、胸に迫るというよりは「クリスマスツリーの電源を抜く」は巧いな、というのが感想。


全体に大人しいから、鵺が求愛する歌みたいな身ぶりの大きい歌を見かけると丸をつけたくなる。

この本おわり。




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2017年04月25日

「現代短歌」2017年4月号を読む  ~永遠にのぼりのエスカレーター、ほか

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「現代短歌」2017年4月号。


本題に入る前に一言。
本屋に行ったら、「歌壇」はあるんだけど「現代短歌」の五月号が売っていない。何件まわっても売っていない。でも出てないわけではなくて、届いている人には届いている。
ホームページを見たら、現代短歌社は解体して法人になったと書いてある。それがたぶん関係している。

読者としては、本が本屋に出るのかどうか、出るならいつ出るのかだけが知りたい。

「弱冠の時間を要します」とのことなのでとりあえず待つつもりでいたが、早い解決はあまり期待できないので注文することにする。

一言おわり。








あらためて四月号。特集は「震災二〇〇〇日」。

これがはじめは「二〇〇日」に見えて、そうか熊本地震からそれくらいの時間がたったかーと思ったら、東日本大震災の特集だった。



人がいるかぎり電気があるかぎり永遠にのぼりのエスカレーター/工藤玲音「休符」
→後戻りできない、降りられないエスカレーターに我々は乗っているというわけだな。「我々」とかあんまり言いたくないんだけど、そういうことになる。



わたしだけだろうか避難訓練で虹を見たのを覚えているのは/寺門玲子「残雪」
→震災の特集のなかで読むと、避難訓練の虹は別のものに重なってくる。震災の日の雪とか。
空にかかった虹を一人しか覚えていないみたいに、多くのことを多くの人が忘れてゆく。



斉藤斎藤さんの「完璧な格納容器は存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」はちょっと参ってしまった。
二回目でしょう、これ。そのたびに太字と傍点を抜き出さなきゃいけないのか。最初は驚いたり戸惑ったりしたが、二回目はただの作業になる。ナンプレとか子供の学習絵本と同じだ。
初めて見たときの驚きが大きかったぶんだけ、二度目に見たときに減るものも大きくなってしまう。「またか」というがっかり感に変わってしまう。解けばおもしろいんだけども。

自動改札を眺める駅員のくちびるうごく みんな よいこ/斉藤斎藤

これをまた解いてあげるような、これが何回出てきてもそのたび別紙に抜き書きするような、そこまで親切な読者でいなきゃいけない理由があるとしたらそれはなんだろうって考えてしまった。
問題用紙を渡されたから、公式を使って問題を解く。駅員に「みんな よいこ」と言われるのはそういう姿勢だろう。



音楽のけして流れることのない法廷に泣く男のありて/竹内亮「裁判長のヨーグルト」
→泣き声が音楽になって聞こえるようだ。








読者歌壇に投稿した短歌二首が特選になった。


浜名理香選
このオレが死んでしまった後に吹く春の風、ああ、あったかそうだ/工藤吉生

奥村晃作選
百十円ならば買わないおにぎりの百円セールに二点を選ぶ/工藤吉生


ありがとうございました。


この本おわり。
んじゃまた。






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2017年04月24日

三日つづけて新聞に短歌が掲載されました

新聞歌壇に三日つづけて短歌が掲載されました。
もちろん珍しいことです。





2017年4月22日
日本経済新聞「日経歌壇」穂村弘選【二席】

非常時に壊せる壁を壊すのはオレには無理だオレにはわかる/工藤吉生


載るのは三週ぶりなんだけど、上位にくるのはだいぶ久しぶりです。
マンションのベランダ部分とかに、非常時になるとこわして脱出できる壁があります。





2017年4月23日
河北新報「河北歌壇」 花山多佳子選

魯迅の碑とても大きな功績があるとオレにもわかる大きさ/工藤吉生


14席。河北に載るのは二ヶ月ぶり。あんり載らないのは、震災詠が優先されているからでしょうか。
仙台市博物館の外に、大きな魯迅の碑があります。大きいことばかり印象的でした。





2017年4月24日
読売新聞「読売歌壇」 俵万智選

ひときれのリンゴに楊枝を刺すときに手応えはあり持ち上げて食う/工藤吉生


七席。読売は五ヶ月ぶり。そんなにたつんですね。もっと載ってるような感覚があります。



今年はあまり掲載されてなかったんですが、ここへ来てたまたま掲載が重なりました。もうちょっとで新聞に掲載された歌が100首になります。



新聞に載った短歌のまとめはこちら。

NAVER まとめ https://t.co/8GqmHoc54C



そんな感じです。
んじゃまた。



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2017年04月23日

梶原さい子『あふむけ』を読む  ~あの青年は誰にも似てゐる、ほか

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梶原さい子さんの第二歌集『あふむけ』を読んだ。
2009年8月。砂子屋書房。



彼女らの生くる生計(たつき)をわたくしは研修と呼ぶよき経験と/梶原さい子『あふむけ』
→「饂飩工場の工員われは」という歌がすこし前にある。
仕事によってはこういうことはある。あるひとには通過点であるものが、別の人にはそうではない。



似顔絵はきのふもけふも黒板の隅でなんやら半笑ひなる/梶原さい子『あふむけ』
→学校の黒板に書かれたものは、わりとすぐ消されてしまうものだ。ふざけた絵は特に、見つけられ次第消されてしまいやすい。半笑いの似顔絵なのに、よく残っている。
「なんやら」もいいな。



まづ腕をさりさり洗ふ少女期より変はることなき明快さなり/梶原さい子『あふむけ』



縄跳びの紐が地面と逢ふときの激しさ思ふ火花のやうな/梶原さい子『あふむけ』



あをみどりとみどりあをほど違ひたるふたり遠くの雨やまざりき/梶原さい子『あふむけ』

→似ているが同じではない色。これがやまない雨につながることで、ちょっとの違いがふたりを悲しいことにしたのかと想像する。
『ざらめ』の時に「一点透視図法」の歌を引いたけど、青緑と緑青も美術の授業で聞いたのを思い出す。



人を刺すときの力を思ひたりあの青年は誰にも似てゐる/梶原さい子『あふむけ』
→特定の事件を指しているのか。だが、誰にも似ている加害者が置かれることで普遍性が出てくる。人を刺しても、誰にも似ていない自分になどなれはしない。



この歌集の「Ⅲ」は手術とその前後を描いている。つらい歌がならぶ。

気がつけば待合室に座りをり誰からもひどく遠いところに/梶原さい子『あふむけ』

お見舞ひのプリンを掬ふ透明な匙 平たさをかなしみにけり/梶原さい子『あふむけ』



あやとりで作りし橋を渡りませうその真ん中を陽を受けながら/梶原さい子『あふむけ』

→これが特に印象的だった。あやとりでできたものはみんな隙間だらけだけど、だからこそいっぱいに隅々まで陽を受けられるなあと。精一杯の前向きさとして読んだ。



想ひ出を作りたかつた 母親と変なかたちの岩を見にゆく/梶原さい子『あふむけ』



この歌集おわり。

第一歌集『ざらめ』の感想はこちら。
梶原さい子『ざらめ』を読む  ~窓が多すぎる、ほか http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52189860.html

第三歌集『リアス/椿』の感想はこちら。
梶原さい子『リアス/椿』を読む ~風まみれの風の中なる人々、ほか http://t.co/4tPY2HQgcu

梶原さい子『リアス/椿』をふたたび読む  ~憧れありてそよぎてゐたり、ほか
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52125933.html





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2017年04月22日

梶原さい子『ざらめ』を読む  ~窓が多すぎる、ほか

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梶原さい子さんの第一歌集『ざらめ』を読みました。2006年3月。青磁社。



まづ仮設便所が建ちぬひろいひろい分譲ニュータウンの荒野に/梶原さい子『ざらめ』

印鑑をつくとき紙が皺寄れるほどのかすかな苛立ちである/梶原さい子『ざらめ』

戸締まりを終へて真昏き廊下ゆくああ学校には窓が多すぎる/梶原さい子『ざらめ』

→1首目。最初に建つのが仮設便所という発見はおもしろい。
3首目も発見だが、ただ見つけたのではなく、学校の戸締まりをした経験からきたものだろう。「ああ」にそれを感じる。



幻聴のごとく仔牛は後肢で立ちては崩れ崩れては立つ/梶原さい子『ざらめ』



病室の窓より父は見をるらむ空と山とを分かてる線を/梶原さい子『ざらめ』

雲がみな彼の世へ吸はれゆくやうな一点透視図法のゆふべ/梶原さい子『ざらめ』

→景色を線でとらえたり、一点透視図法でとらえたりしている。「一点透視図法」なんて、美術の授業で聞いた懐かしい言葉だ。景色が絵画になる。



車窓より見ゆる白肌(しらき)の校舎にもきつと手首を切る少女ゐる/梶原さい子『ざらめ』
→白肌と書いて「しらき」と読む言葉が目をひく。校舎について言っているのだが、少女にもかかっていく言葉だろう。



調律をせざるピアノの音に馴染みもうおそらくは恋ができない/梶原さい子『ざらめ』



亡き母のかほかもしれぬクレヨンでめろめろとただ丸描くこども/梶原さい子『ざらめ』

→「めろめろ」がいい。
ただの丸に見えても、描いてる子は何かのつもりで描いているということはありうる。



またけふもニュースは知らす五輪旗の中心は黒、黒の輪なるを/梶原さい子『ざらめ』
→初めてこの本を手にとりパラパラめくったときにこの歌が目に入ってきて、なんておもしろいんだと思った。
ニュースが知らせたいのは他のことだろうが、受けとる側はいろいろだ。中心が黒というのはなにか暗示的だ。




この本おわり。


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2017年04月19日

続・歌人がマストドンをやってみた話

昨日はマストドンをやってみた話を書いた。
: ▼存在しない何かへの憧れ http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52189608.html


そのつづき。
内容がかぶるところも多いだろう。

「歌人が」とわざわざ言っているのは、ほかの歌人がほとんどマストドンをやってないから(おこがましくも)オレが代表しているのだ。また、短歌の外の人に読まれることを意識している。


今のマストドンの状態は、短歌をどうこうって状態ではない。なにか工夫すれば使いようがあるのかもしれないが。
中心になっているインスタンスのひとつ、mstdn.jpを使っているが、高速で下ネタが流れていくだけの場所だ。それがオレにはおもしろいけども、ツイッターに戻ってきちゃった。


文学関係でインスタンスを立ち上げる人があらわれると、そこから何か起こる可能性はある。
だが短歌にしぼって立ち上げるんであれば、あんまり新しい面白いことは起こらないんじゃないかと見ている。ツイッターと同じような人しか集まらないでしょう。登録の手間や覚えることを考えたら、敷居が低いとは言えない。

タイムラインにはホームのタイムラインと、ローカルタイムラインと、連邦タイムラインの三つがある。ツイートのことを「トゥート」といい、リツイートは「ブースト」と呼ばれ
……みたいなことに、めんどくさがらずについていけるかどうか。



はじめは面白くて夢中になったけど、だんだん不安になった。頭の中でNOKKOが「狂ったゲームはいつ終わるの」って歌い出した。

なにもかも速すぎる。あらゆるトゥートは、一瞬で星がつき、一瞬でブーストされ、しかし次の瞬間で彼方へ飛んでいってしまう。ハッシュタグはあるが本文検索は無い。


自動で流れるタイムラインの速さが、読み手にものを考えさせない状況をつくる。それが下ネタにつながるんだとわかった。短くて、書く方も読む方も考えなくてよくて、それでいて面白がろうとしたら、単語レベルでの下ネタが多くなる。「膣」とか「おっぱい」とかになる。



31文字をさまざまな角度から見て考えて味わってというようなことと、マストドンの相性がいいとはちょっと思えなかったんだよね。
それでも新しいもののエネルギーがあるし、面白そうな気配があるし、せっかく覚えたから、なんとかならないかと二日くらい考えているところ。



書き込んでるとどんどんフォロワーは増えるし、短歌を書くと反応してくれる人もいる。
そういう、従来にもあったような地味な広がり方ならここにもある。
新しい場所だから、できればマストドンの特性を活かした新しい展開がほしいんだが、難しいものだ。




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2017年04月18日

歌人(スマホユーザー)がマストドンをやってみた話

いま話題のマストドンをやってみた。





マストドンが何なのかを知った瞬間に、もうやりたくてたまんなくなっちゃった。そういうの好きなんだな。

まず調べて、「tusky」ってアプリをインストールしてアカウントをつくった。ツイッターと同じ「mk7911」のIDで。

プロフィール設定に苦労した。アプリからはできないし、「インターネット」からも「Chrome」からもうまくいかない。「firefox」のアプリをインストールしたらうまくいった。

mstdn.jp というインスタンス(「部屋」とでも考えるとわかりやすい)に登録した。


使い方をどうしようか考えた。とにかく流れが速い。ひとつの書き込みの滞空時間がみじかい。


ダラダラと雑談を書いたり短歌を書いたり(オレはこれでも歌人だから)と、いろいろ試した。
書くとすぐ反応がくるが、そのときだけでまたすぐ流れていく。数分たつと、その書き込みはタイムラインのはるか彼方で、もう反応がこない。滝だ。

botみたいな感じで短歌を流そうと思ったけど、この速さだとじっくり味わうということは難しいだろう。読んでくれる人は読んでくれる、と信じて流す感じになる。


ツイッターだと、たくさんいるはずの見知らぬ人達の姿が見えにくいが、マストドンは見える。
自動で書き込み(トゥート)が流れていくと、目が追いつかない。大手のネット配信者のコメント欄みたいだ。アプリ(tusky)だと手動で更新できる。


そのうちなぜかtuskyでmstdn.jpにログインできなくなった。firefoxからはログインできるのに。

それを機会にmstdn.socialにもアカウントを作った。
そちらは落ち着いていた。だが反応も薄くて遅い。一長一短だ。



利用者の層としては、下ネタ好きな方達、絵を描く方達が多い。アニメアイコンでワイワイと下ネタを言っている。
それを眺めるのは楽しい。


長文を書くといやがられる。500字制限とはなんなのか?
ツイッターっぽいといやがられる。「鳥臭い」とか言われて。

でも、いやがられないようにすると二次元アイコンさん達のようなことしか書けなくなるから、ある程度は思いきって書くことにした。



これから機能がつくのかもしれないが、いまのところは本文検索ができない。

http://cross.mastodonsearch.jp/

「横断検索」というのはあるが、最近の書き込みしかヒットしない。

ハッシュタグ検索は生きている。

オレは「記録」したい人なんだな、とあらためて思った。その場でワイワイやるのもいいけど、後で何も残らないと思うと虚しくなる。

一日夢中になったけど、いったん落ち着いてみると、怒濤のタイムラインと日常の差にくらくらする。

さてここからどう楽しめばいいんだろう。集団チャット状態もいいが、ほかに何かないのか。


不純かもしれないが、
新しいサービスができるたびに、そこで短歌の良さを知ってもらいたいと思うし、あわよくばオレの短歌も読んでもらいたいと思う。オレはそういう動機でいろんなSNSに参加してきた。

少しだけど短歌に反応してくれた人はいた。うれしいことだ。
無意味な書き込みのほうが反応をもらえるから、そういうことにくじけない心が必要だ。
ワイワイすること以外には向いてないように見えるが、99人に嫌がられてでも1を取りにいくようなやり方もあるだろう。

これからだんだん変化が起こってくるだろうから、それを待ちたい。





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2017年04月16日

短歌botによるあらたな試み、悪口や嫌がらせ、など七つの話題【2017.4.16】

四月前半の、オレのなかでの話題を七つまとめた。






▼悪口や嫌がらせ



"悪口や嫌がらせに対する正しい心構え"
https://youtu.be/MfLTwoskGyc
これ見た。

大愚元勝さんという、このお坊さんの動画をときどき見る。主に、落ち着きたいときに。
以前お話を聞いたことのあるキリスト教の牧師先生と話し方が似ている。言ってることもそんなに違うと思わない。


悪口や嫌がらせは向かい風に対して塵を投げるようなものだという例えが頭にのこった。
悪口を言う時点でかわいそうな状態なのだから、そこへやり返すのは一番よくない対処法だと。
自分がきちんとしていれば応援してくれる人があらわれるはずだ、などなど。


見たらかなり落ち着いたので、また同じことで困ったら見直してみたい。





▼公募ガイドの短歌特集


「公募ガイド」五月号の短歌特集を見た。みんな活躍してるなあ、それにひきかえオレは、という気持ちにどうしてもなる。
お便りのコーナーを見るとみなさんはボツに苦しんでいるが、ボツばかりの人でもオレよりは頑張ってるし、少しは選ばれている。オレなんかは投稿やってるうちに入らないと思わされる。


その特集で出てきた四つの短歌サイトのうち、「歌えるねット」っていうのだけ知らなかった。アクセスした。
ちょっと表記をまちがえて「歌えるネット」でGoogle検索すると、上位十件に出てこない。サイトのつくりに問題あるのでは。覚えづらい名前だし。
ツイッターで「歌えるねット」で検索したら、一件もひっかからなかった。ほんとに動いてるのか?

あそこには「うたの日」を紹介しておくべきだった。


35歳以下の歌人が紹介されていた。35で区切るとオレがきれいに切られる。塔の十代二十代特集のときにも思ったけど、自分は若さでは勝負できない。
35以上がいたからといってオレが出れるわけではないんだけども。





▼あらたな短歌botをつくった


短歌に関するbotをつくった|mk7911|note(ノート) https://note.mu/mk7911/n/n7f59d9cbbfeb
noteを更新した。有料マガジン。

ここを見ているような人たちには直接は関係ないbotだけど、短歌にとってひとつの試みを始めた。ツイッターでおこなう前代未聞の試みだ。
なんなのかはマガジンに詳しく書いた。続報もマガジンで書く。




▼やんしす(やさしい日本語支援システム)


僕おも(仁尾智さんと佐々木あららさんのポッドキャスト「僕たちだけがおもしろい」)の「やんしす」の話。
http://bokuomo.seesaa.net/s/article/448692688.html
言い換えることで味わいが変わっていくのがおもしろい。
でも、自分やそのまわりの普段の日本語のやさしくなさや、やさしい日本語を使うことの困難を知らされてショックだった。こちらの日本語とあちらの日本語の間にある壁の高さを知って暗い気持ちになった。
イライラして「それくらいは分かれよ!」と言いたくなってしまうが、自分が逆の立場になることを考えたらそれは言えないので余計くるしい。

噛み砕いても噛み砕いても通じない。システムだけでなく、こういう人が本当にいるのだろう。これが苦でなくてなにか。
苦から生まれるやさしい味わいがある。やさしさの裏に苦がある。
やさしい日本語は、難しい。





▼歌壇五月号の読者歌壇


「歌壇」2017年5月号の読者歌壇では2首が「秀逸」で掲載された。
この欄は、
特選だとほめられ、
秀逸だと改作され、
佳作だとただ載る。

つまり改作された。
一首は「このままでもいいのだが」ということで文語にされた。
もう一首は「作者の意図とは違う形にした」ということで違う歌になった。
ちょっと困るが、ここへ出すとはそういうことなんだよね。




▼現代短歌の五月号はどこにあるのか


「現代短歌」の五月号を探したが、四店まわったのに見つからなかった。この地域で一番大きい店にもないから、どうしたのかと思った。交通費かけたのに買えずに帰って、嫌な気分になった。

現代短歌社のホームページ
http://gendaitankasha.com/
に「書店様へのお知らせ」ということでなにか載っていた。
会社じゃなくなり法人になると。雑誌は引き続き出すと。

読者としては、本が本屋に出るのか、いつ出るのかだけが知りたい。読者へのアナウンスはないのか。こういうときにツイッターも使ってないし。置き去りにされている。

「弱冠の時間を要します」とのことなのでとりあえず待つ。
注文しないと読めないということになるなら、この雑誌はあきらめるかもしれない。立ち読みして中身を見てから購入を決めることにしている。





▼三人のオレ


ひさしぶりに、なんの心当たりもない短歌雑誌が届いた。これがなぜオレのところに? っていうやつ。

もしかしたら「ここに入りませんか」という意味なのかもしれない。

オレが無所属をつらぬいていたら、どこの結社が最初にオレを誘っただろうな。

迷いながら迷いながらやっている。
無所属のオレと、塔にいるオレに、「そっちは面白いか、何か変わったことはあるか」ときいてみたい。三人で集まりたい。

ただ、もうそれは言ってもしょうがないことなんだということはわかっている。

「歌壇」五月号の占いを見たら、まだ準備段階なのだから実りを求めるなとあった。これに尽きる。





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