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2011年09月29日

藤子不二雄A「まんが道」(中公文庫コミック版)第4巻 内容と感想

藤子不二雄A まんが道 4巻




はじめに

中公文庫コミック版、全14巻。310ページ程度。





内容と感想

長い1日
満賀道雄は、変木さんというちょっと変わった人について図案の仕事をする。口数は少ないがいい人だと思う。




才野の決心
才野茂(=藤子・F・不二雄)は仕事を1日で辞め、漫画だけに絞って生活する。たいした決心だ。
才野が崖から落ちる夢を見る満賀は、本当に才野思いだなあ。




ふたつ道
満賀はイラストの仕事をする。それが認められ喜びを感じる。
富山には大仏があって、なにかと出てくる。

ここで「立志編」が終わり「青雲編」が始まる。





大仕事
電車の中で、ライバルの新聞社の人に絵を見られスカウトされるエピソードがある。
実話だとしたらすごいな。ただものじゃない画力だ。

毎日電車で乗り合わせた客の絵を描く、というトレーニング法があるのか。これはいいね。





目標
満賀の書いたパチンコの広告のイラストが新聞に載った。この頃のパチンコはやはり違うな。パチンコ機種の宣伝が新聞に大きく載ること自体が今はあまりないんじゃないかな




月給日
満賀の書いた広告でパチンコ屋が繁盛したそうだ。
藤子A作品がパチンコになる背景にこういうのも関係してるのかもしれないな。




似顔
満賀は防犯キャンペーンの広告のイラスト6点を描く。これがよく描けている。
「防犯は現場規律の厳守から」の男性の角度がいい。
「明るく生きよ犯すな罪を」で少年野球のピッチャーが出てくる発想もいいし、この少年が健康的でなおいい。





小包みの中身
「ユートピア」が単行本になった。初めて自分の作品が本になった時、人はどんな気分になるのだろう。
二人は泣いて喜んでいる。喜びのおすそ分けをもらった気分になり、こちらまで目頭が熱くなる。


「ユートピア」の一部が載っている。展開が早すぎるが、いい作品だ。オルゴールのくだりや、最後のメッセージがいい。
大長編ドラえもんに通じるような内容だ。オレは昨日「のび太とブリキの迷宮」を読んだが、近いものがある。



「ユートピア」の値段が130円だ。今は漫画の単行本は400円くらいだから3倍のひらきがあるな。

二人は単行本を見て「おれたちとうとうまんが家になった」と喜ぶ。それまでも漫画で金は得ていたが、自分の本を出してこそ「まんが家」なのだろう。




大金
漫画の値段が今の3分の1かと思うと、1万円のボーナスで月給の倍だと大喜びしている。当時は漫画が高かったということか。





西部のどこかで
二人の短編「西部のどこかで」がまるごと載っている!
クーパーがかっこいい。惚れる。ここまでかっこいい男を描けるなんてすごい。終わり方もいい。素晴らしい短編。




フランケンシュタイン
フランケンシュタインの映画に感動する2人。そういえば「魔太郎がくる!」にもこの映画の話があった気がする。「怪物くん」にフランケンがいたし、A先生には影響が大きい映画のようだ。

武藤が出てくるが、やはりどのコマも同じ顔をしている。武藤が出てくるたびにそれを考えてしまう。





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