東西南北で短歌バトルが起こった《歌集読む 214》相原かろ『浜竹』  ~あなたの椅子になるわけですね、ほか

2019年09月26日

和田康子・天野慶『美しい字で和をいつくしむ万葉集』

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『美しい字で和をいつくしむ万葉集』買った。天野慶さんが解説している。書は和田康子さん。

よくある、なぞり書きの本だ。

「和をいつくしむ」ってなんかウットリしていてアレだけども。まあまあまあ。



オレはかつてユーキャンペン字講座を受けていて、二万円と半年をかけてやってて、すこしは字が良くなったんだが、最近また下手になっていると感じる。
こういうのって、なるべくやり続けたほうがいいんだろうな。それと、令和や万葉集のことを知っておいたほうがよいだろうということで、一石二鳥をねらった。天野さんだから買ってみたっていうのもある。天野さんとオレって、誕生日が15日しか離れていないんです。








さっそく1日分なぞってみた。初日から、「令和」の元になった一節を書ける。

なぞり書きっていいね。安心する。なぞっていたい。
きれいな字の感覚がよみがえってくる。普段も、字を書くときにはなぞり書きのお手本をイメージして、見えないそれをなぞるように書けばいいのではないか? お手本の字を目と手で覚えるための本と考えてみる。



お手本の字は書き下ろしだというが、きれいなもんだ。ユーキャンのお手本ともちょっとちがう。お手本の字だったら誰でもどこでも同じというわけではない。
こう書けたら楽しいだろうね。



糸偏の「糸」の下部が三つの点になってるのとか、
「薬」という字の下の方の「木」が「ホ」になってるのとか、
ところどころ伝統的な書き方になっている。
別に嫌ではないけど、伝統的じゃなくていいから実用的な文字を練習したいと思う。このくらいの変化は許容範囲。









天野さんの短歌の代表作として

この道は春に花降る道になるパラダイスとは変化するもの

が載っている。
「変化」がやや固い。「とは」「もの」も合わさって、理屈っぽくなる。「変わりゆくもの」「うつりゆくもの」とか言えばやわらかくなるんだけど、この固さを選んだのはどういう意図なのか。
ハ行を重ねた上の句のあとに「パラダイス」って言葉が出てくるからここに大きく段差がつく。「パラダイス」は「この道」のことのようだが、響きが大きく変わったわりには中身は切れていない。




オレが好きなのは、折り紙の歌。



ほしいのは勇気 たとえば金色のおりがみ折ってしまえる勇気
/天野慶




二句の途中で切る、思いきりのいい、宣言のような冒頭だ。例えによって勇気の中身が明かされる。それは子供のころのきらきらした記憶にさかのぼる。自分のなかに大事にしまってある、少しだけのきらきらしたものを、形にできる人は勇気のある人だ。


ツイッターで調べると、「ひとひら言葉帳」とか「短歌あつめました」のbotでは一字あけがなくなっている。本では空いている。ツイッターからコピペしてこようかと思ったが、そこで安易なほうに流れずに本(太陽の舟)をひらいて、一字あけを得た。







オレは毎日この本で字を練習している。
いま二十一日まできた。全部で六十二日ぶんある。



「令和」のもとになった梅花の歌がしっかり載っているほかに、万葉集の有名な歌が載っている。
数行の簡潔な解説が読みやすい。

続けられる本です。



そんなところです。
んじゃまた。




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