ドラマ「おしん」を見て短歌をつくった【2】21-40話ドラマ「おしん」を見て短歌をつくった【4】61-80話

2019年10月31日

ドラマ「おしん」を見て短歌をつくった【3】41-60話

「おしん」をNHKオンデマンドで見ながら短歌をつくっていきたいと思います。
NHKオンデマンドの「特選ライブラリ」は、月額990円で対象となる過去の番組が見放題です。
https://www.nhk-ondemand.jp/share/smp/



ひとつの記事につき20話ぶんずつやっていきます。「おしん」は297話まであるので、15の記事にわたってやっていく予定です。1話につき2~5首くらい作っていきます。
短歌はドラマの内容の要約だったり、一場面の切り取りだったり、感想だったり、考えたことだったりします。
ドラマを見てからじゃないとよくわからないかもしれません。
短歌は5 7 5 7 7で、季語のルールはありません。





■「おしん」第41回を見て短歌をつくった。

今風に言ったら「シビれちゃう!」っていう恋だったの、と83歳

縁談と恋のどちらを選ぶのか こういうときに飲むのが固唾(かたず)





■「おしん」第42回を見て短歌をつくった。

Y字路に見えてた道に貧しさが崩れ一つの道になるまで

たらちねの母は俵を背にかつぎ「人さ添ってみろ馬さ乗ってみろ」





■「おしん」第43回を見て短歌をつくった。

争って冷たい川に落とされたこともあったが今回は逆

駅員は売った切符を覚えてる100年前の汽車 上野ゆき





■「おしん」第44回を見て短歌をつくった。

「ふりだしにもどる」のマスにきてみれば涙を隠す人ぬぐう人

抱かれるのも妻のつとめ、というセリフ令和元年秋の夜に聞く





■「おしん」第45回を見て短歌をつくった。

「この家に生まれたことがなさけないだけだ」と姉は死を待ちながら

収入にならないものに冷淡な父によく似た長男となる





■「おしん」第46回を見て短歌をつくった。

ひもじさを言えばいらだち罵って夜は平手を打って打たれて

手を上げず上げられもせぬ姉さんは病んで口から血があふれでる





■「おしん」第47回を見て短歌をつくった。

死ぬ前に会いたい人に会えたので未練はないといっても十九

野の花をたずさえてくるヒラノさんそういうとこがモテるのだろう





■「おしん」第48回を見て短歌をつくった。

別れるとなれば必ず「持ってけ」と差し出すものを彼女らは持つ

差し出され遠慮するけど結局は受けとるさまを何度も映す

父親と兄の会話はぜいたくをするとおんなの文句ばっかり





■「おしん」第49回を見て短歌をつくった。

見たこともない職業の「髪結」をググれば今も残ってるらしい

髪結のてんやわんやのどさくさのてんてこ舞いにまぎれるおしん





■「おしん」第50回を見て短歌をつくった。

髪結の師匠のたかの歯切れよさこれが東京スタイルなのか

母ちゃんはあのあときっと父ちゃんにぶたれただろう映さないだけ





■「おしん」第51回を見て短歌をつくった。

働きがみんなに徐々に認められ馴染んでいった15分間

貧しさによって悪役みたくなる人はいるけど悪人わずか

上に立つ者がさすがの風格をそなえてるのはドラマだからか

まだ川で洗ってるのか まだ「へ」って返事するのか おつね元気か





■「おしん」第52回を見て短歌をつくった。

読み上げてもらった手紙を火に入れて虚空をしばし見つめる母は

教わるんじゃない自分で覚えるんだ 師匠はこれが口癖らしい





オレごときの現実なんぞよりずっとテレビ「おしん」に【人間】は濃い





■「おしん」第53回を見て短歌をつくった。

チャキチャキの師匠の元にありながらネチネチ妬む者が二人も

押しのけて出世していくもんだよと師匠は言うが弟子に響かず





■「おしん」第54回を見て短歌をつくった。

読んでいる母の手紙は母・ふじの声で読まれるおしんの脳で

戦争や米騒動や洋髪は波乱が起きる予感しかない

小夜が死ぬどういうキャラか印象に残っていないキャラ小夜が死ぬ





■「おしん」第55回を見て短歌をつくった。

省略のせいで日比谷で捕まった感じどうにもよくつかめない

なぜ知れた? なぜ広まった? 騒動の中でひとりが受けた手ちがい

「世間」って言葉がどうも火の玉で「世間様」までいったら天狗





■「おしん」第56回を見て短歌をつくった。

「洋髪」は当時広まりつつあってオレは初めて打ちこむ言葉

日本髪専門店に洋髪の客がくるならどうにかせねば





■「おしん」第57回を見て短歌をつくった。

「出髪(でがみ)」って検索しても出にくいが出向いて髪を結うことでしょう

その人に似合った髪にするべきか言われたとおりの髪にすべきか

洋髪をしないはずだがしてみたり出張したりよく変わる店

東京のお嬢さんでも字の書けぬことがあるのか。そこが気になる





■「おしん」第58回を見て短歌をつくった。

タダにしてお客を増やすおしんとは逆にお鶴はお客失う

ネテアってなにかとみれば店の名はアテネで部屋にけだるい4人

しょーもない手紙を代筆するおしんその文字見れば巧すぎて引く





■「おしん」第59回を見て短歌をつくった。

このへんはなんかノンキな感じだなデモクラシーだなどといっても

何度目だ 大丈夫だと祖母が言い心配だよとその孫が言う

三通の恋文もらい読み比べしてみたかった人生だった

松井須磨子、島村抱月 名前だけ出てそれ以外みんな省略





■「おしん」第60回を見て短歌をつくった。

居れば居たで・去るなら去るで文句いう者の居る店から去るおしん

おとなしいおしんが仕事を邪魔されてごしゃいで頬に三発くらう

インテリをインテリゲンチャとぎこちなく呼びハイカラの大正時代




つづきます

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mk7911 at 23:43│Comments(0)おしん短歌 

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