ドラマ「おしん」を見て短歌をつくった【8】141-160話[そのほかの短歌読む 138] 『かばん』2019年6月号  ~あなたという名のパドル、ほか

2019年11月11日

ドラマ「おしん」を見て短歌をつくった【9】161-180話

「おしん」をNHKオンデマンドで見ながら短歌をつくっていきたいと思います。
NHKオンデマンドの「特選ライブラリ」は、月額990円で対象となる過去の番組が見放題です。
https://www.nhk-ondemand.jp/share/smp/



ひとつの記事につき20話ぶんずつやっていきます。「おしん」は297話まであるので、15の記事にわたってやっていく予定です。1話につき2~4首くらい作っていきます。
短歌はドラマの内容の要約だったり、一場面の切り取りだったり、感想だったり、考えたことだったりします。
ドラマを見てからじゃないとよくわからないと思います。
短歌は5 7 5 7 7で、季語のルールはありません。










■「おしん」第161回を見て短歌をつくった。

外に出て仁義をきっているおしん99話で教わっていた

出したくはなかった酒も出したなら筋をあくまで通すおしんだ

叩き売り勝手にやったときのこと思い出すねえイギリスの羅紗





■「おしん」第162回を見て短歌をつくった。

雄坊が積み木やってた 色のない円柱ふたつに乗る直方体

清がまたおしんの手紙受け取って読んで破ってすこし罵る





■「おしん」第163回を見て短歌をつくった。

お見合いに引き寄せられる竜三と浩太に引き寄せられるおしんと

小作人側の浩太と地主側の政男の交渉 世間が狭い





■「おしん」第164回を見て短歌をつくった。

この問いにどう答えるかと見ていると「つづく」の文字がどんとでてくる

「父親になってもいい」ということば決定的で糖分はゼロ





■「おしん」第165回を見て短歌をつくった。

届かない手紙があったことを知る情報強者おりきさんより

声低くめしやの隅で話してる目深な帽子 治安維持法





■「おしん」第166回を見て短歌をつくった。

やぶられた手紙くっつけ手渡した恒子はジグソーパズル上手そう

恒子には清の気持ちがわかるという 恒子の気持ちわかるか清に





■「おしん」第167回を見て短歌をつくった。

竜三の便り届くと段落が変わったらしく店が危ない

刃物持ち喧嘩はじめた酔っぱらいから投げられた銭に屈んで





■「おしん」第168回を見て短歌をつくった。

ここんとこ5話に1度の割合で引っ越ししてるおしんと雄は

佐賀→東京→東京→山形→山形→三重 いたるところに事情があって





■「おしん」第169回を見て短歌をつくった。

店を出る前の夜にも三人を見下ろすように招き猫いる

三人はその後再会しなかった。悲しいことをナレーション言う





■「おしん」第170回を見て短歌をつくった。

「おたい」って一人称を聞いたのは初めてだなあ赤木春恵さん

タダにして顔を売り込むところから出髪も飯屋もこの魚屋も

縄張りがあるのであればトラブルになる展開が読める読めるよ





■「おしん」第171回を見て短歌をつくった。

トラブルになりかけたけど商売は自由競争御意見無用

仕入れにもすぐ慣れてきて声を張り次から次へ仕入れるおしん

魚売り、畑手伝う。恋文を代筆してた出髪の頃は





■「おしん」第172回を見て短歌をつくった。

元号が昭和になったと語られて映し出される夕焼けの海

一通の手紙の意味が重大だスパムメールがない時代には





■「おしん」第173回を見て短歌をつくった。

竜三が体育座りしてるころおしんは雨のなかで働く

まっしろなスーツ着こなしカフェーでは人気があった竜さまなのに

ラジオって言葉はじめて出てきたよ仕事帰りの大雨のなか





■「おしん」第174回を見て短歌をつくった。

泣きそうになっちゃったのは半分がBGMの高揚のせい

一目見ておきたかったと言ったあと会ったらつらくなるだけと言う

震災でダメ、台風でダメになり彼はこれから満州へ行く




■「おしん」第175回を見て短歌をつくった。

満州へ行くのも妙な話だが止めるとすぐに言い出して変

行商の妻の苦労を物陰で見つめててなんだろこの感じ





■「おしん」第176回を見て短歌をつくった。

店をもち家族一緒に働けてめでたしめでたしみたいなもんだ

魚屋がうまくいったら完璧だ幸せすぎる……誰か死ぬのか?





■「おしん」第177回を見て短歌をつくった。

魚屋を夫婦でやっていくところ仲いいところ映されていた

今んとこ悪い出来事起きてない弓をぐぐっと引いてるところ





■「おしん」第178回を見て短歌をつくった。

売ることが一番だったおしんだが夫がくれば順位がかわる

庭に降る雨を見つめて息子への執着心を捨て去った清





■「おしん」第179回を見て短歌をつくった。

甘えずに生きようとする母ちゃんのそういうところおしんに似てる

郵便の配達人と挨拶を必ずしてる時代いつまで

五十八、九歳になる母ちゃんの働きにぶく里を追われて





■「おしん」第180回を見て短歌をつくった。

回想で母ちゃんが見た山形の雪のつぶつぶ光みたいだ

亡くなった人も生きてる人もみな一緒に笑いふるさと滲む



続きます

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mk7911 at 12:36│Comments(0)おしん短歌 

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