ドラマ「おしん」を見て短歌をつくった【10】181-200話第七回 現代短歌社賞に応募して佳作をいただきました

2019年11月17日

ドラマ「おしん」を見て短歌をつくった【11】201-220話

「おしん」をNHKオンデマンドで見ながら短歌をつくっていきたいと思います。
NHKオンデマンドの「特選ライブラリ」は、月額990円で対象となる過去の番組が見放題です。
https://www.nhk-ondemand.jp/share/smp/



ひとつの記事につき20話ぶんずつやっていきます。「おしん」は297話まであるので、15の記事にわたってやっていく予定です。1話につき2~4首くらい作っていきます。
短歌はドラマの内容の要約だったり、一場面の切り取りだったり、感想だったり、考えたことだったりします。
ドラマを見てからじゃないとよくわからないと思います。
短歌は5 7 5 7 7で、季語のルールはありません。









■「おしん」第201回を見て短歌をつくった。

「軍」というブラックホールに吸い込まれながら周囲をめぐるそのさま

軍のためならば反対 子のために賛成したが重い片棒





■「おしん」第202回を見て短歌をつくった。

竜三に佐賀弁がまだ残ってておしんと初子に山形弁無し

長男はながい台詞をしゃべるほど大きくなって軍人目指す

千里行き千里帰るという虎は千人針より遠い事柄





■「おしん」第203回を見て短歌をつくった。

初ちゃんが雄の進路を変えたのがこのあとにどう響いてくるか

剣道の素振りしながら勇ましく言ったが座り意見を変える





■「おしん」第204回を見て短歌をつくった。

おかみさんと浩太と雄がいなくなり徐々にさびしい場所になる伊勢

酔っぱらい朗報もって帰宅する オレの人生にこんなこと無し

戦争で儲けようという竜三はかつて地震ですべて失くした






■「おしん」第205回を見て短歌をつくった。

何人か子役が差し替えられていて替わった同士で言い合いもする

何年も経ってるわけじゃないんだよ? 数ヶ月間で子が別人だ!

子の顔が変わっちゃっても気づかない親はオレオレ詐欺にもかかる





■「おしん」第206回を見て短歌をつくった。

一列に並び開店待つ客が列を乱して喧嘩はじめる

ギスギスがみちみちてきてだがしかしまだ新春の昭和十五年





■「おしん」第207回を見て短歌をつくった。

竜三が煙草吸うようになっていて強引さには拍車がかかる

商売を変えて住んでる家変えて裕福の源はあきらか





■「おしん」第208回を見て短歌をつくった。

万葉集 おしんは聞いたこともない 息子が好きな人に貸す本

浴槽に男三人入ってて一人歌って残りが褒めて





■「おしん」第209回を見て短歌をつくった。

ラジオっておしんの家にあったっけ? つけた直後に臨時のニュース

戦争で豊かなおしんを刺すように庄治は息子の出征のこと

うまいもの食べて酔うのに慣れてない庄治はあわれ蚊のような声

『明星』をひらいてみれば俊作の声とひげづら再生される





■「おしん」第210回を見て短歌をつくった。

鼻水と涙は混ざり合いながらただ戦争の残酷を言う

反対を貫けなかったおしんには『明星』苦い一冊となる





■「おしん」第211回を見て短歌をつくった。

1ヶ月猶予があると安堵した直後に1ヶ月後になった

何気なく出ていきたくて「じゃ、」とだけ言った 家族は彼を見ていた





■「おしん」第212回を見て短歌をつくった。

型通りのことばかり言う竜三に妻子も視聴者オレもげんなり

おはぎってそんなにみんな喜んで食うものなのか好みの違い

家族にもビシと礼して去っていく雄は心身ともに軍人





■「おしん」第213回を見て短歌をつくった。

禎という名前の意味をググったら神の恵みでめでたいそうだ

どんな子かわからぬ禎はとりあえず疎開いやがる子だとわかった





■「おしん」第214回を見て短歌をつくった。

疎開した禎のうしろで揺れている影達なにを笑ってるのか

特攻をしたくてたまらない気持ち彼にわかってオレにわからぬ





■「おしん」第215回を見て短歌をつくった。

竹槍で戦うのかと訊かれれば「精神力で」と模範解答

落ちてきたときの一瞬うつくしい光が燃えあがり叫び声





■「おしん」第216回を見て短歌をつくった。

生きてると信じて待っているにせよ悲しみがあり夜にうつむく

思い出す赤ちゃん役とか子役とか青年役のそれぞれの雄

恒子から渡された雄、とらに尻たたかれる雄、積み木する雄






■「おしん」第217回を見て短歌をつくった。

あなたは勝つものと思っていましたかと言いそうで言わぬおしん四十五

ここにきて佐賀弁がとれた竜三がともしびに言う 悔やんでないと





■「おしん」第218回を見て短歌をつくった。

声がしたような気がした聞いたのがなんだったのかもうわからない

最後まで人に相談せず決める男であった心臓ひとつ





■「おしん」第219回を見て短歌をつくった。

もういない人を責めてもむなしいとわかりながらも責めて泣いてる

老いてなお意地の悪さを残してる清が遺影にいろいろと言う





■「おしん」第220回を見て短歌をつくった。

生きていた仁は父を理解して裏切られたが悔いはないという

父親の遺影に背を向け意気込んだ女々しくたくましく居直ると




つづきます

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mk7911 at 09:48│Comments(0)おしん短歌 

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