日常・日記

2019年10月01日

▼歌壇名簿の不安▼bot論▼ステージに立つ人▼ほか

2019年9月の雑談




▼歌壇名簿などの質問

ブログに質問がきた。



ツイッターやブログなどで記事をいつも拝見しています。

すみませんが、教えていただけないでしょうか。このたび、短歌研究社から年鑑に名簿に載せる旨が書かれた葉書が来ました。当方、新人賞に送り、2首掲載しかない者です。なので、この葉書にかなり驚いています。知人には年鑑に名前が載っている人がいなく、これに関してわからないことばかりで、どうするべきか悩んでしまいました。みんな2首掲載されたら、名簿に載せる流れなのでしょうか?交流が生まれる機会になるのかと思いつつも、ためらう気持ちもあります、

工藤さんは、名簿にお名前載せてよかったとお思いですか?




こたえた。



こんにちは。お返事いたします。

短歌研究の名簿は、短歌研究に歌を送っていると誘われるみたいですね。オレの場合は短歌研究詠草によく送ってたので、たぶんその関係で名簿に誘われました。
2012年に初めて新人賞に出して二首掲載されましたが、そのときには名簿の郵便は来ませんでした。翌年からくるようになりました。

名簿に名前や連絡先を載せると、知らない人から歌集とかが届く場合があります。
あなたの歌を新聞か何かに載せてあげますからお金を払ってくださいという勧誘の電話がくる人もいるようですが、オレのところには来てません。

大きなメリットもデメリットもないので自由に決めるとよいのですが、不安があるようでしたらおすすめはしません。



このあと丁寧なお礼もあった。
こういう人には答えやすい。人助けができて気分がよい。

こういうことで悩んでる人、けっこういるみたいね。





つづいて、質問箱に質問がきた。



NHK短歌には、ひとつの題に何首くらいの応募があるのか、ご存知ですか? 入選9首に入る倍率を知りたいです!



57577で答えた。



テーマとか選者によってちがうとは思いますけど「万」はあるとか……

#peing #質問箱 https://t.co/cDs4BvBHLF




投稿は、くじ引きじゃない。いいものを出せば採用されやすいし、だめなものはいくら送ってもだめだ。





▼現実のクリストファー・ロビン


『現実のクリストファー・ロビン 瀬戸夏子 ノート 2009-2017』読んだ。

4ページにわたってbotの話をしているのがよかった。

瀬戸さんが語る。
「読みたくても歌集を手に入れるのが難しいけれど読みたいという人に届けたい」
「今の最前線の歌っていうのは入れた方がいいと思う」
「あの文字数でポエジーをぱっと摂取したい人が結構多いんだろうなと思う」
「botの面白いところのひとつはランダムさ」「そのときに何が飛び込んでくるのかという、事故というかアクシデントというか、そういうのがいいと思ってる」


オレの場合はどうだろう。歌集の入手が難しいとかの発想はなかったな。こういうのがあるんだと知らせたいっていう欲望はある。

最前線を入れるのはオレもそう思う。それがほとんどのbotはできていないんだよ。そこにムズムズしてオレみたいなのが出てきちゃっている。
それでも大きな反応を得られるのはほとんどいつまでも同じ歌なんだけど。

あの文字数でポエジーを摂取、は考えてないっていうか、ポエジーという言葉を自分の言葉として使わないようにしている。オレがその単語をつかうとバカにしてるみたいに響くんじゃないかと心配になる。

ランダムがおもしろいっていうのは本当にそう。今それがくるのか~、っていう面白さ。入力してるときに、これがいつ飛び出すのかとワクワクすることもある。


日記に
「歌集というものは物理的には文字がすくないのだから一日に数十冊読むのはそんなにむずかしいことではない」
と書いてあっておどろく。


日記やインタビューを読んで瀬戸さんの印象が変わった。
オレもがんばらなきゃと思った。




▼授賞式のタイムライン

短歌研究の賞の授賞式があり、オレは仕事で行かなかった。タイムラインで見ていた。

一年たって離れたところから眺めていると、あらためて、あんな派手なことはもう無いだろうなと思う。一度あっただけでもたいしたもんだ。

あれが100の日だとして、これからまだ20の日があればいいほうだ。すごかった記憶と、もうすごくならないだろうという見通しが、はさみつけてくる。



https://twitter.com/yokoyama_mikiko/status/1175077507977998336

横山未来子さんのツイート。こういうので、すごく思い出す。


夜景。控え室に、小島さんがいて川谷さんがいて松岡さんがいて国兼さんがいて寺井さん千葉さんがいて、オレは38になっても人に話しかけるのがこわくて、部屋の外はドヤドヤした雰囲気でしかもそれが徐々に高まっていって、落ち着かずに見下ろしていたそのときの夜景と同じ夜景。





▼ご紹介いただきました

水甕の時評が読めるの知らなかった。
http://mizugame100.web.fc2.com/
「歌壇作品時評」の2018年12月号のぶんで作品を引いていただいてました。ありがとうございました。

2018年11月号の時評が気になるんだけど、2015年11月号のものが表示される。そこでオレのことが論じられている可能性があるんだけどなー。




https://t.co/c6FsGP3CDp
平出奔さんに歌を鑑賞していただきました。ありがとうございます。



ふたつ見つけたけど、どっちも受賞第一作から引いていただいた。第一作って、読まれるんですね。当たり前ですけど、あらためて。





▼鈴木あみと度胸

鈴木あみのDVD「アミーゴーラウンドツアー」見た。けっこう何度も見ている。見るたびに感動するんだけど、今回もとても良かった。ひたった。



今回思ったのは、歌がいいとかかわいいとかの前に、すげー度胸あるなあってこと。

オレなんか、38になっても歌人百人か二百人くらいの前で三分ほどのスピーチをするのもおぼつかないよ。「短歌人」に書かれるくらいだ。書かれたことに負の感情はないけど、そう見えたという事実は響いている



18とか19歳で、何千人とかの前でビカビカにライトを浴びてステージでひとりで歌いあげている。それもけっこう長時間だし踊るししゃべるし衣装を変えたり客席を煽ったりしている。ぐっとくる。


照明もだけど、衣装もなんかいちいちすごい衣装だ。露出がすごかったり派手だったりだ。
数人が横で踊ってて、後ろでは演奏してるけど、それもこれも全部が全部、鈴木あみ一人を輝かせるためにやってることで、お客さんもみんなペンライトやら掛け声や拍手で支えているわけで、極限な空間だ。
その空間にある全部が一人の十代の女の子に向かっている、と思うと酔っぱらってくる。
そして鈴木あみは向けられた全部を受け止めて、はね返していくわけだよ。プレッシャーもなにも感じさせない。楽しんでいて、しかもちょっと調子こいている。ときどき挑発的な顔や動きをするのがたまらない。なんというアヒル口なのか。

これはべつに鈴木あみに限った話ではなくて、アイドルやアーティストや芸能人はやってることなんでしょう。すごいなあ。


2000年のDVDだからもう古いんだけどさ。これで満足して何度でも感動するから、もっと新しいのがほしいとか他の人を見たいとは思わないのよ。

小室哲哉の音っていうのもいいんだよ。ひとつの感じが出ている。自分の時代の音だと思う。戻りたいとは思わないけども。




▼10年を振り返る

10年を振り返るのハッシュタグやった。


2009 ブログはじめた
2010 ツイッターはじめた
2011 短歌はじめた
2012 「塔」入会
2013 短歌botつくりはじめた
2014 「ぬらっと!短歌大賞」はじめた
2015 「塔」退会。NHK短歌年間大賞
2016 「未来」入会
2017 未来賞
2018 短歌研究新人賞
#10年を振り返る

2019はまだ特にない。原稿やってる。



▼中原昌也

中原昌也『あらゆる場所に花束が』読み終わって、すぐゴミに捨てた。それがこの本への正しい態度と感じたから。

気持ち悪い卑しい暴力的なものがふんだんにちりばめられている。




▼雑談する人

"ザ・談"
https://youtu.be/Fm6nRvl0vFM

高田健志さんの雑談を聴いた。ちょっとでやめるつもりが、延々と聞いてそのまま寝てしまった。やることもあるのに、いつ終わるかわからないものを視聴してしまうっていうのはやばいな。

仕事で経験したおもしろいエピソードが話されていた。ブラック企業に勤めていて、みんなで労基に駆け込んだ話。ずっと電話を手に持っていなきゃいけない電話営業で、三台の電話を同時にあやつっていた話。質の低い嘘をつく同僚の話。
しかし五時間しゃべるってすごいね。オレは途中で声がかれるんだよ。

五時間しゃべる前には二時間の外配信をしている。外で歩きながらずっとしゃべっている。
この人はこれが仕事だからそれくらいはやるわけだよ。好きなことだけしてるんだろうけど、それでもたいした体力だと思う。

配信者といえば石川典行さんもよく聞きます。





▼短歌クイズ

短歌クイズ 7問中 4問 正解しました!
【 ①○ ②○ ③✕ ④✕ ⑤✕ ⑥○ ⑦○ 】
#クイズメーカー #短歌 文学 言葉

https://t.co/sOYwVBt6Wy

クイズメーカーというのを時々タイムラインで見かけるのでやってみた。使い勝手がいい。
正解が林檎なのに林檎と答えると誤答あつかいになるところがあった。雑だ。これは出題者が悪い。

最後の問題の選択肢、笑ってしまった。


自分のクイズをつくろうかと思ったが、なんか恥ずかしくてそのままになっている。








9月の雑談は以上です。

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mk7911 at 11:23|PermalinkComments(0)

2019年09月23日

東西南北で短歌バトルが起こった

南国カーペット咀嚼さんと、
東国ムシロ嚥下さんと、
北国フローリング嘔吐さんと、
西国ヨガマット吐瀉さん
の四人がツイッターにあらわれて、短歌バトルをはじめた。

https://twitter.com/Hiraide_Hon/status/1175372849734811648?s=19

と書いても何を言ってるんだかわからないだろうけど、オレにもあんまり流れはわかってないんだけど、そういうことがあった。
たぶん、南国カーペット咀嚼さんが最初にいて、その名前がおもしろいから真似する人が次々あらわれて、東西南北そろったところで本物を決めようぜということになったんだとおもう。









https://twitter.com/sato39mu/status/1175396212503015425
東国、西国、南国、北国で短歌バトル!

①これ俺が電話取るなってカラオケでゆっくり唄われてるドブネズミ

②日本の夜明けは近い 髪の毛を1000本増やすのにかかる金

③絶対に長生きしたい 夕まぐれ世界中が石榴の匂い

④砂浜をひとり歩めばパーカーの右の紐だけ揺らす秋風



ツイッターのアンケート機能をつかった投票がおこなわれた。

おもしろそうだから歌の感想を書いた。




かなり互角なんじゃないの。3だけ少し落ちる。読み始めて、2を見た瞬間2に入れるだろうなと思ったけど、4を見て4にも入れたくなって、読み返して1に入れた。

3の歌がほかより落ちるのは、字足らずもあるし、「夕まぐれ」からの「世界中」は、そういう穂村さんの歌を知ってるから。石榴の匂いがわからないうえに、長生きとか命の比喩としての石榴に塚本の二番煎じを感じたから。

1は、そういう瞬間あるなーと思うし、なんの歌のどのあたりなのか分かるし、そうしてみると派手な歌のわりには気づきが地味なのがウケるし、ドブネズミに寄っていくのがおもしろかった。

2は、大きなことを言ってからささやかになるやつで、そういう意味では1と票を分け合うことになりそうな歌だ。髪千本ってどれくらいの量で、いくらなんだろうな。「夜明け」が光るハゲ頭を連想させる。

4みたいなのが多数決になると結局強いんだよ。秋の砂浜を一人で歩いてて風が吹いてて、雰囲気がいい。今の季節にもちょうどいい。右の紐だけ揺れるっていうのが小さいところよく見ててうまい。きれいにまとまった。

ただ、きれいな完成作よりも、はみ出しててふざけたバカな歌を応援したいしそういう自分でありたいから1と2で迷って1に入れた。




結果がでた。
4が52%の得票で勝利した。

https://twitter.com/sato39mu/status/1175792205727850502
投票して下さった皆さん、ありがとうございました!いっぱい投票してくれて嬉しいです!!

①は、御殿山みなみ さん
②は、平出奔 さん
③は、坂中茱萸 さん
④は、僕、岩田怜武a.k.a.南国カーペット咀嚼でした!

晴れて僕が「本物」という事になりました!!やったね!

ほら!偽物ども散れ散れ!!
https://t.co/r5efIKj5Zr




おもしろかったです。




この記事はそれだけです。
んじゃまた。


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mk7911 at 17:59|PermalinkComments(0)

2019年09月04日

▼クイズの動画を見始めたこと▼伊沢さんにフォローされてた、ほか

8月に書いた雑多な短い文章のまとめ。









▼クイズ

去年からツイキャスでネット人狼の動画を見るのが好きだったんだけど、それが進んでいって、YouTubeで対面人狼の動画を見るようになった。「人狼最大トーナメント」とか。

そういうところで面白いプレーヤーさんを見つけてチャンネル登録したりしてた。

そのなかの一人でクイズ王の古川洋平さんという人がいて、その人の出てる「クイズ法人カプリチオ」の動画をおもしろく見た。



"クイズ作家がネプリーグで超難問に挑戦してみた!"
https://t.co/ceKhzCx4TM

六歌仙をすべて答えよっていう問題があって、クイズの人たちは瞬時に答えている。なんか歌人として反省してしまった……。



クイズの動画をいろいろ見て、おもしろい世界だと思った。早押しのタイミングの駆け引きとか、途中まで読まれた問題の続きを推理する能力とか。
クイズの人たちのあいだで有名な地名とかがあるんだね。かわった語源をもつ言葉は問題になりやすい、とか。

日本で一番高い山は? だと簡単すぎてクイズになってなくて、日本で二番目に高い山は? だとクイズになる。でも仮に日本で40番目に高い山は? だとこまかすぎてクイズにならない。クイズになる範囲みたいなのがある。

出題者はその程度に合ったクイズを投げかけていくし、回答者はその程度に合った問題がくる前提があるから問題の途中でも早押しボタンを押せるわけだ。そこが戦いだけど共同作業でもあるんだな。出題者と回答者がピッチャーとバッターみたい。

あと、さっきのクイズ法人のYouTubeチャンネルに出てる人達はクイズ作家なわけだけど、クイズ王とクイズ作家が重なっている・出題者と回答者が重なっているっていうのも興味深い。



"【まさかの珍作品】東大生が短歌ゲームしたら想像の斜め上を突き抜けた"
https://t.co/A3UiJCJqJy

初めて「クイズノック」の動画を見たりもした。二言目には東大、東大っていうのが苦手で食わず嫌いしてたんだけど。
こっちはさっきのやつよりちょっとウェーイ感がある。



クイズノックの伊沢拓司さんがツイッターで「工藤吉生の短歌」「近現代短歌bot」「現代短歌bot」をフォローしてくださっていることに気づいた。いつからだろう。けっこう前からフォローいただいているようだ。短歌に興味あるのかな。いいねとかは来たことないと思う。拡散してくれたらおいしいのに。
フォロワーのめちゃくちゃ多い人からフォローされてるなーと思ってたけど、ここでつながった。



▼続・クイズ



古川洋平さんがテレビに出たので見た。

古川さんのツイート
https://twitter.com/Piu_P/status/1160901167792021506



古川さん好きなんだよ。古川さんがきっかけでクイズのおもしろさを知った。

高校生のころ「中島みゆきデータブック」みたいな本を読んでいたら、クイズダービーで「悪女」の歌詞の穴埋め問題が出たことが書いてあった。そういうのも中島みゆきのデータなのかと、おもしろく読んだ記憶がある。

最近よくクイズの動画を見るんでそういうことも思い出す。




クイズの強い人たち、なんであんなになんでも知っているのかと思ってたけど、クイズに出るような知識というのがおよそ決まってることがだんだんわかってきた。当たり前すぎると必要なくて、誰も知らないことでもやはり必要なくて、その中間を覚えていて、ドーナツみたいな知識だ。それでもめちゃくちゃすごいことには違いない。



六歌仙はクイズの人たちの常識だとして、じゃあ現代短歌はどのくらいクイズの人たちに必要な知識として覚えられているんだろうか。「サラダ記念日」は知ってるだろうけどそのあとはどうか。

でも考えてみたら、サラダ記念日は1980年代後半のものだよ。
例えるなら、
「現代短歌? 俵万智さんは知ってます」
っていうのは
「アイドル? おニャン子クラブは知ってます」
っていってるのと同じようなもんじゃない? 古いな~って話になりませんかね。



東大生でクイズ王って、理にかなっている。たとえば高卒でそれをしのぐクイズ王がいたら楽しいとおもう。それくらいには学歴にコンプレックスがある。




百は大変!だからこそこれだけは知っておきたい百人一首の歌
https://quizknock.com/karuta-100/ #quiz @QuizKnockから

7問中6問正解した。平均5.8点だから、ふつうだ。
新人賞歌人だけど百人一首をあんまり知らない。入門書を数冊読んだ程度。




頭のストレッチ! 俵万智の短歌クイズ
https://quizknock.com/tawaramachi-tanka #quiz @QuizKnockから

クイズノックを「短歌」で検索したら出てきた記事。
伊沢さんの書いた記事。かなりむずかしい。最後の短歌だけは知ってた。マニアックな歌を引いてきたといっていい。






▼未明の闘争



保坂和志『未明の闘争』読みおわった。1日10ページずつのペースで530ページを読んだ。2ヶ月くらいかけた。

よかったなあ。最後の方が記憶により残っている。
鳴海の言った言葉の断片が次々でてくるところとか、スラムの人々のこととか、一匹ずつ弱って死んでいく猫のことだとか。




▼短歌研究・その一



短歌研究9月号を買った。
「発表!」と書いてあり、去年までは表紙に書かれていた受賞者の名前が書かれていない。ひらいて確認してねってことだ。



最近、短歌研究のアカウントがよく「うたう★クラブ」の募集のツイートしてるなあと思っていたが、応募数が減っている。

佳作の人数を見ると応募数がだいたいわかる。今月号は佳作が23人だった。オレがこの雑誌を買い始めたころの2012年の9月号では佳作が56人だった。半分以下になっている。選者にもよるだろう。

なんで応募数が減るんだろう。何ももらえないから? (と最初に考えつくところにオレの性格があらわれている)
コーチを一新するとか、前にあった「うたうクラブ大賞」の頻度をあげるとか、そのへんはどうだろうか。

賞の選考委員もだけど、いつまでも同じ人が担当してるっていうのがひとつのポイントだろう。その点は角川はよく回っている。

うたうクラブ大賞の話に戻すと、あれの良かったところは、それまでに投稿者とコーチのアドバイスによって出来上がった歌を振り返っていたところだ。いまは「これを決定稿にします」でおしまいだ。たしかにそういう欄だけど、短歌って作ったところで終わるのか。

賞というかたちであってもなくても、出来上がったそれらの歌が別の人に評される機会とか、秀歌が再び年鑑あたりに掲載される機会とか、なんかあってもいいのかなって思うよ。
オレはいい歌をみつけたらツイッターやブログで引くようにしてます。



▼赤い花



日野日出志の漫画『赤い花』読んだ。コンビニで立ち読みしたら、昔読んだことある作品があったから懐かしくて買った。
「左手(ゆんで)」って、世にも奇妙な物語の「右手の復讐」じゃん。こういうのを見つけるとうれしい。



▼短歌研究・そのニ



短歌研究のツイッターアカウントから、現代短歌評論賞が発表された。

https://twitter.com/tankakenkyu/status/1158244766917595136

「護持」とすべきところが「獲得」とツイートされて、あとで訂正のツイートがあった。

「護持が誤字ってわけですね」

とリプライして、恥ずかしくなった。



人間性というのは、護持するものなのか、獲得するものなのか。





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mk7911 at 11:58|PermalinkComments(0)

2019年09月02日

中島みゆきbotを終了します

IMG_20190902_050557




bot作成サービス「makebot」のサービス終了にともない、中島みゆきbot @bot_miyuki をひとまず終了といたします。ありがとうございました。

千数百パターンのツイートを収録できる無料のbot作成サービスがあれば再開する可能性もありますが、いまのところ再開は予定していません。
有料サービスを使えば続けられますが、利益のあがらないものに対してそこまでできないという判断です。(利益があるならそのほうが問題ですが)

新曲の歌詞を入れられなかったり、至らないところもあったかと思います。

botであるにもかかわらず、たくさんのリプライをいただきました。みゆきさんがどんなに愛された歌手か、どんなにすぐれた歌詞であるかをあらためて感じました。ひとつひとつがみゆきさんへの想いにあふれていました。

2013年2月に作成したので、六年半つづけてきました。やりきったので満足です。
ずっと著作権的にみゆきさんに対して後ろめたい気持ちがあったので、その点は気が楽になりました。

アカウントがダメになって急に終わることが多いんですが、今回は感謝して終われるのでよかったです。

ほかにもみゆきさんのbotはあるようなので、あとはそちらにお任せしたいと思います。さようなら。









以下はbotに入力したデータです。一部しか拾えませんでした。もし全体を復元するのであれば、ツイログか過去のツイートからひとつひとつコピペしていくという、とても面倒なことになります。
サービスが終了したことよりも、バックアップをとっていなかったデータが消失したことのほうが決定的です。
520ツイートぶんのデータが残っていました。これは全体の4割くらいに相当します。



遠いふるさとは おちぶれた男の名を
呼んでなどいないのが ここからは見える

「あぶな坂」
今日も坂は だれかの痛みで
紅く染まっている
紅い花に魅かれて だれかが
今日も ころげ落ちる

「あぶな坂」
遠いかなたから あたしの黒い喪服を
目印にしてたのが ここからは見える

「あぶな坂」
あたしの やさしい人
あんたは やさしすぎる

「あたしのやさしい人」
あたしは あんたの
胸の中じゃ
夢も 見られないわ

「あたしのやさしい人」
何も悪くは ないの
そんな頃だった だけなのよ

「信じられない頃に」
なんて不幸なあなた
そして不幸な私
裏切り続けるのは
言うほど楽じゃない ことなのよ

「信じられない頃に」
忘れられない 悲しみなんて
すぐに覚えて しまうものなのよ

「信じられない頃に」
捨てただろう 捨てただろう
枯れてしまったから
ボギーボビーは砂時計
いつかこぼれて 影もなし

「ボギーボビーの赤いバラ」
海よ おまえが 泣いてる夜は
遠い 故郷の 歌を歌おう

「海よ」
海よ わたしが 泣いてる夜は
遠い 故郷へ 舟を運べよ

「海よ」
海よ おまえは 覚えているか
若い 船乗りの 夢の行方を
海よ おまえは 覚えているか
そして 帰らない 小舟の数を

「海よ」   
海よ わたしを 愛するならば
今宵 故郷へ 舟を運べよ

「海よ」
ララバイ ひとりで 泣いてちゃみじめよ
ララバイ 今夜は どこからかけてるの

「アザミ嬢のララバイ」    
春は菜の花 秋には桔梗
そしてあたしは いつも夜咲く アザミ

「アザミ嬢のララバイ」
さあ 踊り明かせ 今夜は
気の狂うまで 死ねるまで
賭けてもいいよ あの人は
二度と迎えになんか来ない

「踊り明かそう」
鬼さんこちら 手の鳴るほうへ
鬼さんこちら 手の鳴るほうへ
鬼さんこちら 手の鳴るほうへ
鬼さんこちら 手の鳴るほうへ

「ひとり遊び」
もう長い影 果てないひとり遊び
声は自分の 泣き声ばかり
日も暮れ果てて あたしは追いかけるよ
影踏み鬼は 悲しい遊び

「ひとり遊び」
願いごとが 叶わなかったり
願いごとが 叶いすぎたり
だれも悪くは ないのに
悲しい事は いつもある

「悲しいことはいつもある」
歌おう 謳おう 心の限り
愛をこめて あなたのために

「歌をあなたに」
何ンにも言わないで この手を握ってよ
声にならない歌声が 伝わってゆくでしょう

「歌をあなたに」
あんまり淋しくて 死にたくなるような日は
この手の中の歌声を 受け取って歩くのよ

「歌をあなたに」
サヨナラは 砂の色
私の手を はなれ
キラキラキラと光の中で 
輝いているわ

「渚便り」   
風に吹かれて 渚にいれば
みんな きれいに 見えてくる
悲しいはずの 思い出も
やさしい出来事に 見えてくる

「渚便り」
そんな時代も あったねと
いつか話せる 日が来るわ
あんな時代も あったねと
きっと笑って 話せるわ

「時代」   
まわるまわるよ 時代はまわる
喜び悲しみくり返し
今日は別れた  恋人たちも
生まれ変わって めぐり逢うよ

「時代」 
めぐるめぐるよ 時代はめぐる
別れと出逢いを くり返し
今日は倒れた 旅人たちも
生まれ変わって歩きだすよ

「時代」  
空は風色 ため息模
様人待ち顔の 店じまい

「雨が空を捨てる日は」
雨が空を捨てる日は
直しあきらめる 首飾り

「雨が空を捨てる日は」
酒とくすりで 体はズタズタ
忘れたいことが 多すぎる

「彼女の生き方」
思い通りには 動かない
世の中なんて 何もかも
だけど あたしだって 世の中の
思い通りなんか 動かない

「彼女の生き方」
そうさあたしは タンポポの花
風に吹かれて 飛んでゆく
行きたい町へ 行きたい空へ
落ちると思えば 飛びあがる

「彼女の生き方」
どこか 曲がる所を探して
はやく 角を曲がってしまおうよ
だって バックミラーがちらちら揺れて
街の灯りがついて来るのよ だから

「トラックに乗せて」  
おじさん トラックに乗せて
おじさん トラックに乗せて
次の町まで いやでなければ
乗せて行ってよ 今夜は雨だよ

「トラックに乗せて」 
さあママ 町を出ようよ
激しい雨の夜だけど
仕度は 何もないから
はだしでドアをあけるだけ

「流浪(さすらい)の詩(うた)」 
形身になるようなものを
拾うのは およし
次の町では そんなものは
ただ邪魔になるだけ

「流浪(さすらい)の詩(うた)」
いつか東風の夜は
あたしの歌を聴くだろう
死んでも 旅をつづける
女の歌を聴くだろう

「流浪(さすらい)の詩(うた)」
風は東風 心のままに
いつか
飛んで飛ばされて
砕け散るまで

「流浪(さすらい)の詩(うた)」
真直な線を 引いてごらん
真直な線なんて 引けやしないよ
真直な定規を たどらなきゃ…ね

「真直(まっすぐ)な線」
あんたの胸の扉から
あたしの胸の扉まで
只の真直な線を引いてみて
それが只ひとつの願い

「真直(まっすぐ)な線」
思い出してごらん 五才の頃を
涙流していた 五才の頃を

「五才(いつつ)の頃」  
宝物はいつも 掌のなか
居眠りをしながら 掌のなか

「五才(いつつ)の頃」
おまえが いなくなった後も
春は くり返してる
花はおまえが 咲かせたわけじゃ
ないと 言いたがってる

「冬を待つ季節」
おまえの姿 埋もれさせて
秋は 降りつもってる
すべて私が 隠せるわと
自慢げに 降りしきる

「冬を待つ季節」
もう 知らん顔して
歩きだす時なのに
春夏秋は 冬を待つ季節
春夏秋は 冬を待つ季節

「冬を待つ季節」
浮気でやくざな 女が今夜どこで
どうしていようと 知った事じゃないが
けれどそこいらは おいらが遠い昔
住んでた路地だと おまえは知らぬ

「夜風の中から」
うらぶれ通りで お前が雨に
ふるえているから 眠れない
そこから曲がって 歩いた右に
朝までやってる 店があるぜ

「夜風の中から」
そのまま切るなと 話は続く
あたいは 受話器の 手を離す

「03時」
あんたの涙と あたいの涙
夜汽車は 03時に すれ違う

「03時」
裏切られた 思い出も
口に出せば わらいごと

「うそつきが好きよ」
自慢話は嫌い 約束事は恐い
嘘を抱えた両手 そっと開けて口説いてよ

「うそつきが好きよ」
叶えられない願いを抱いて
ある日 男は夢になる
好きよ 好きよ 嘘つきは
牙の折れた 手負い熊

「うそつきが好きよ」
あたしを乗せない船が
今日も 港出るところ
誰かあたしを おさえていてよ
少しのあいだ

「妬(や)いてる訳じゃないけれど」
追いかけても追いかけても
とどかなかった 鳥の名が

「忘れられるものならば」
眠り込んで しまうために
あおる酒も 空になり
酔いきれない 胸を抱いて
疲れた靴を履きなおす

「忘れられるものならば」
忘れられるものならば
もう旅になど出ない
忘れられるものならば
もう古い夢など見ない

「忘れられるものならば」
はじめて私に スミレの花束くれた人は
サナトリウムに消えて
それきり戻っては来なかった

「遍路」
はじめて私に 永遠の愛の誓いくれた人は
ふたりで暮らす家の 屋根を染めに登り
それっきり

「遍路」
もう幾つ目の 遠回り道 行き止まり道
手にさげた鈴の音は
帰ろうと言う 急ごうと言う
うなづく私は 帰り道も
とうになくしたのを知っている

「遍路」
店の名はライフ 自転車屋のとなり
どんなに酔っても たどりつける

「店の名はライフ」
店の名はライフ 三階は屋根裏
あやしげな運命論の 行きどまり
二階では徹夜でつづく恋愛論
抜け道は左 安梯子

「店の名はライフ」
あとで思えば あの時の 赤い山車は
私の すべてのまつりの後ろ姿だった

「まつりばやし」
眠りはじめた おまえの窓の外
まつりばやしは 静かに
あでやかに通り過ぎる

「まつりばやし」
人は誰でも まつりの終わりを知る
まつりばやしに 入れなくなくなる時を知る

「まつりばやし」
もう 紅い花が 揺れても

「まつりばやし」
女なんてものに 本当の心はないと
そんなふうに言うようになった
あなたが哀しい

「女なんてものに」
泣いてもどうにも ならないけれど
笑ってもあなたは 帰らないじゃないの

「女なんてものに」 
かもめたちが 目を覚ます
霧の中 もうすぐ
ああ あの人は いま頃は
例の ひとと 二人

「朝焼け」
眠れない夜が明ける頃
心もすさんで
もうあの人など ふしあわせになれと思う

「朝焼け」
ふるさとへ 向かう最終に
乗れる人は 急ぎなさいと
やさしい やさしい声の 駅長が
街なかに 叫ぶ

「ホームにて」
ふるさとは 走り続けた ホームの果て
叩き続けた 窓ガラスの果て

「ホームにて」
たそがれには 彷徨う街に
心は今夜も ホームにたたずんでいる
ネオンライトでは 燃やせない
ふるさと行きの乗車券

「ホームにて」
部屋を出て行くなら
明かり消して行ってよ
後ろ姿を見たくない

「勝手にしやがれ」
心はなれて はじめて気づく
あんたの わがままが ほしい

「勝手にしやがれ」
あたしがあんまりブルースを
歌いすぎたから
町では このところ
天気予報は「明日も夜です」

「サーチライト」
あたしの悲しみは
昇る朝日も落としちまうほど

「サーチライト」
ふられた女の気持ちを
甘くみくびるものじゃないわ
たかが太陽のひとつくらい
あの人に比べたなら

「サーチライト」
明かりを貸してよ 町じゅうのろうそくを
あたしを照らすのよ
きっと暗くて探せないだけよ

「サーチライト」
明日などないと 酒をあおれば
なお褪めて 今日も まだ生きていた
人生は そんなもの

「時は流れて」
あんたには もう 逢えないと思ったから
あたしはすっかり やけを起こして
いくつもの恋を 渡り歩いた
その度に 心は 惨めになったけれど

「時は流れて」
流れの中で 今はただ祈るほかはない
あんたが あたしを
こんなに変わった あたしを
二度と みつけや しないように

「時は流れて」
わかっているのに わかっているのに
遠回しに 探りをいれてる私
皮肉のつもり 嫌がらせのつもり
いやな私……
あいつに 嫌われるの 当り前

「元気ですか」
……何を望んでるの あたし
あの女もいつか
飽きられることを!?

「元気ですか」
わかってるのよ あたし
わかってるのよ あたし
ほんとは
「そこにいる あいつを電話に出して」
って言いたいのよ

「元気ですか」 
やっぱり
うらやましくて
うらやましくて
うらやましくて
今夜は 泣くと
……思います

「元気ですか」
ひとの不幸を祈るようにだけは
なりたくないと願ってきたが
今夜 おまえの幸せぶりが
風に追われる 私の胸に痛すぎる

「怜子」
途に倒れて だれかの名を
呼び続けたことが ありますか

「わかれうた」
わかれはいつもついて来る 幸せの後ろをついて来る

「わかれうた」
あなたは愁いを身につけて
うかれ街あたりで 名をあげる
眠れない私は つれづれに
わかれうた 今夜も口ずさむ

「わかれうた」
恋の終わりは いつもいつも
立ち去る者だけが 美しい
残されて 戸惑う者たちは
追いかけて焦がれて 泣き狂う

「わかれうた」
海鳴りよ 海鳴りよ
今日も また お前と私が 残ったね

「海鳴り」
忘れないで 忘れないで
叫ぶ声は 今も 聞こえてる
忘れないよ 忘れないよ
時計だけが約束を守る

「海鳴り」
流れるな涙 心で止まれ
流れるな涙 バスが出るまで

「化粧」
バカだね バカだね バカだねあたし
愛してほしいと 思ってたなんて
バカだね バカだね バカのくせに
愛してもらえるつもりでいたなんて

「化粧」
こんなことならあいつを捨てなきゃよかったと
最後の最後に あんたに思われたい

「化粧」
なんで あんなにあたしたち二人とも
意地を張りあったのかしらね
ミルク もう 32
あたしたち ずっと このままね

「ミルク32」
ねえ ミルク またふられたわ
忙しそうね そのまま聞いて

「ミルク32」
忘れます 忘れます
あんたが好きだったって こともね
忘れます 忘れます
あたしが生きていたって こともね

「あほう鳥」
悪い夢を見て 泣くなんて
いい年をして することじゃない
いつもどおり あたしどおり
つづけるさ ばか笑い

「あほう鳥」
言いだせないことを 聞きだせもせずに 二人とも黙って
お湯の沸く 青い火をみている

「おまえの家」
ギターはやめたんだ 食っていけないもんなと
それきり 火を見ている

「おまえの家」
そうか いつでも 来てくれよと
そのとき おまえは 昔の顔だった

「おまえの家」
世の中はいつも 変わっているから
頑固者だけが 悲しい思いをする

「世情」
包帯のような嘘を 見破ることで
学者は世間を 見たような気になる

「世情」
シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく
変わらない夢を 流れに求めて
時の流れを止めて 変わらない夢を
見たがる者たちと 戦うため

「世情」
黙っているのは 卑怯なことだと
おしゃべり男の 声がする

「裸足で走れ」
上着を着たまま 話をするのは
正気の沙汰では ないらしい
脱がせた上着を 拾って着るのは
賢いことらしい

「裸足で走れ」
一人になるのが 恐いなら
裸足で 裸足で ガラスの荒れ地を
裸足で 突っ走れ

「裸足で走れ」
笑っているけど みんな本当に幸せで
笑いながら 町の中歩いてゆくんだろうかね
忘れてしまいたい望みを かくすために
バカ騒ぎするのは あたしだけなんだろうかね

「タクシードライバー」
ゆき先なんて どこにもないわ
ひと晩じゅう 町の中 走り回っておくれよ
ばかやろうと あいつをけなす声が途切れて
眠ったら そこいらに捨てていっていいよ

「タクシードライバー」
タクシー・ドライバー 苦労人とみえて
あたしの泣き顔 見て見ぬふり
天気予報が 今夜もはずれた話と
野球の話ばかり 何度も何度も くり返す

「タクシードライバー」
おまえが殺した 名もない鳥の亡骸は
おまえを明日へ 連れて飛び続けるだろう

「泥海の中から」
ふり返れ 歩き出せ 悔やむだけでは変わらない
果てのない 昨日より 明日は少し ましになれ

「泥海の中から」
約束はいつも 成りゆきと知りながら
何故あいつだけを べつだと言えるの

「信じ難いもの」
嘘つきはどちら 逃げること戻ること
嘘つきはどちら 泣き虫忘れん坊

「信じ難いもの」
信じ難いもの:愛の言葉 はやり言葉
信じ難いもの:寂しい夜の あたしの耳

「信じ難いもの」
いつか時が経てば
忘れられる あんたなんか

「根雪」
町は ひとりぼっち
白い雪に かくれて泣いてる
足跡も 車も
そうよ あんたもかくして 降りしきる

「根雪」
目をさませ 早く 甘い夢から
うかれているのはおまえだけ

「片想」
「一度やそこらのやさしさで
つけあがられるのは とても迷惑なんだ」

「片想」
張りつめすぎた ギターの糸が
夜更けに ひとりで そっと切れる

「ダイヤル117」
ねえ 切らないで
なにか 答えて

「ダイヤル117」
石は砂に砂はよどみに
いつか青い海原に

「小石のように」
砂は海に海は大空に
そしていつかあの山へ

「小石のように」
おまえ おまえ 耳をふさいで
さよならを聞いてもくれない
とめどもなく転がりだして
石ははじめて ふりむく

「小石のように」
夜明け間際の吉野屋では 化粧のはげかけたシティ・ガールと
ベイビィ・フェイスの狼たち 肘をついて眠る

「狼になりたい」
人形みたいでもいいよな 笑えるやつはいいよな
みんな、いいことしてやがんのにな いいことしてやがんのにな
ビールはまだか

「狼になりたい」
狼になりたい 狼になりたい ただ一度

「狼になりたい」
風は北向き 心の中じゃ
朝も夜中も いつだって吹雪
だけど死ぬまで 春の服を着るよ
そうさ寒いとみんな逃げてしまうものね、みんなそうさ

「断崖 -親愛なる者へ-」
生きてゆけよと 扉の外で
手を振りながら 呼んでる声が聞こえる
死んでしまえと ののしっておくれ
窓の中 笑いだす声を聞かすくらいなら、ねぇ、おまえだけは

「断崖 -親愛なる者へ-」
さよなら さよなら
今は なにも 言わないわ
さよなら さよなら
今は なにも 言えないわ

「さよならさよなら」
どこにいるの
翼をおって 悲しい想いをさせたのね
飛んでいてねあなたの空で 私きっとすぐにゆくわ

「傷ついた翼」
愛は一人一人になって やっとこの手に届いたの
飛んでいてねあなたの空で私きっとすぐにゆくわ

「傷ついた翼」
忘れていたのよ あんたのことなんて
いつまでも 忘れてるつもりだったのに

「こんばんわ」
あれから 何をやってもうまくはいかず
あの町この町 渡ったよ
こんばんわ 久しぶりね
あたしにも 飲ませてよ

「こんばんわ」
強い日ざしはいつも ボクらの上に
ひとつの長い影を 残してゆくのか
強い愛はいつも ボクらの胸に
ひとつの悲しみを 残してゆくのか

「強い風はいつも」
涙の国から 吹く風は
ひとつ覚えのサヨナラを 繰り返す

「おもいで河」
おもいで河へと 身を投げて
もう 私は どこへも流れない

「おもいで河」
悲しいですね 人は誰にも
明日 流す涙が見えません

「ほうせんか」
ほうせんか 私の心
砕けて 砕けて 紅くなれ
ほうせんか 空まであがれ
あの人に しがみつけ

「ほうせんか」
なにもことばに残る 誓いはなく
なにも形に残る 思い出もない

「りばいばる」
忘れられない歌を 突然聞く
誰も知る人のない 遠い町の角で

「りばいばる」
思い出の部屋に 住んでちゃいけない
古くなるほど 酒は甘くなる

「ピエロ」
飲んでりゃ おまえも うそだと思うか
指から鍵を奪って
海に放り投げても

「ピエロ」
なにもあの人だけが世界じゅうで一番
やさしい人だと限るわけじゃあるまいし
たとえばとなりの町ならばとなりなりに
やさしい男はいくらでもいるもんさ

「あばよ」
泣かないで泣かないであたしの恋心
あの人はあの人はおまえに似合わない

「あばよ」
長い髪が好きだと
あなた昔誰かに話したでしょう
だから私こんなに長く
もうすぐ腰までとどくわ

「髪」
おしまいの手紙はあずかってこない
たのまれたものはあふれる花束
今ならわかる恋の花言葉
黄色いローズマリー 伝えてサヨウナラ

「サヨナラを伝えて」
私みんな気づいてしまった
しあわせ芝居の舞台裏
電話してるのは私だけ
あの人から来ることはない

「しあわせ芝居」
恋人がいます 恋人がいます 心の頁につづりたい
恋人がいます 恋人がいます けれどつづれないわけがある

「しあわせ芝居」
冷たい雨、雨、雨、雨、私を
あの頃に連れて戻って

「雨…」
空を飛ぼうなんて 悲しい話を
いつまで考えているのさ
あの人が突然 戻ったらなんて
いつまで考えているのさ

「この空を飛べたら」
ああ 人は 昔々 鳥だったのかもしれないね
こんなにも こんなにも 空が恋しい

「この空を飛べたら」
口をきくのがうまくなりました
ルージュひくたびにわかります

「ルージュ」
生まれた時から渡り鳥も渡る気で
翼をつくろうことも知るまいに

「ルージュ」
追いかけてヨコハマ あの人が逃げる
残した捨てゼリフに誰か見覚えはありませんか

「追いかけてヨコハマ」
いつからこんなふうになったのか
子供のようには戻れない
強がりはよせヨと笑われて
淋しいと答えて 泣きたいの

「強がりはよせヨ」
あんた誰と賭けていたのあたしの心はいくらだったの

「うらみ・ます」
うらみます うらみます
あんたのこと死ぬまで

「うらみ・ます」
雨が降る雨が降る
笑う声のかなたから
雨が降る雨が降る
あんたの顔が見えない

「うらみ・ます」
泣きたい夜に一人はいけない あたしのそばにおいで

「泣きたい夜に」
子供の頃に好きだった歌の名前を言ってごらん
腕の中できかせてあげよう心が眠るまで

「泣きたい夜に」
キツネ狩りにゆくなら気をつけておゆきよ
キツネ狩りは素敵さただ生きて戻れたら、ね

「キツネ狩りの歌」
そいつの顔を見てみろ
妙に耳が長くないか
妙にひげは長くないか

「キツネ狩りの歌」
世界じゅうがだれもかも偉い奴に思えてきて
まるで自分ひとりだけがいらないような気がする時

「蕎麦屋」
べつに今さらおまえの顔見てそばなど食っても仕方がないんだけれど
居留守使うのもなんだかみたいでなんのかんのと割り箸を折っている

「蕎麦屋」
風はのれんをばたばたなかせて ラジオは知ったかぶりの大相撲中継

「蕎麦屋」
船を出すのなら九月 誰も皆 海を見飽きた頃の九月

「船を出すのなら九月」
人を捨てるなら九月 誰も皆 冬を見ている夜の九月

「船を出すのなら九月」
流れてくる噂はどれもみんな本当のことかもしれない
おまえは たちの悪い女で
死んでいって良かった奴かもしれない
けれどどんな噂より
けれどおまえのどんなつくり笑いより、私は
笑わずにいられない淋しさだけは真実だったと思う

「エレーン」
今夜雨は冷たい
行く先もなしにおまえがいつまでも
灯りの暖かに点ったにぎやかな窓を
ひとつずつ のぞいてる

「エレーン」
エレーン 生きていてもいいですかと誰も問いたい
エレーン その答えを誰もが知ってるから誰も問えない

「エレーン」
しがみつくにも足さえみせない
うらみつくにも袖さえみせない
泣かれるいわれもないと云うなら
あの世も地獄もあたしには 異国だ

「異国」
百年してもあたしは死ねない
あたしを埋める場所などないから
百億粒の灰になってもあたし
帰り支度をしつづける

「異国」
何ンにつけ 一応は
絶望的観測をするのが癖です

「あした天気になれ」
宝くじを買うときは
当たるはずなどないと言いながら買います
そのくせ誰かがかって
一等賞をもらった店で 買うんです

「あした天気になれ」
愛が好きです 愛が好きです
あした孤独になれ

「あした天気になれ」
あなたが海を見ているうちに
私 少しずつ遠くへゆくわ

「あなたが海を見ているうちに」
持ったサンダル わざと落として
もう一度だけ ふり返りたいけど
きっとあなたは もういないから
ふり返れない 国道 海づたい

「あなたが海を見ているうちに」
グラスの中に自分の背中がふいに見える夜は
あわせ鏡を両手で砕く 夢が血を流す

「あわせ鏡」
放っておいてと口に出すのは本当はこわいのよ
でもそう言えば誰か来るのをあたい知ってるの

「あわせ鏡」
明るい顔ができるまでには クスリたくさん必要よ
大丈夫よって言えるまでには お酒 必要よ

「あわせ鏡」
ひとり上手とよばないで
心だけ連れてゆかないで
私を置いてゆかないで
ひとりが好きなわけじゃないのよ

「ひとり上手」
手紙なんてよしてね
なんども くり返し泣くから
電話だけで捨ててね
僕もひとりだよと騙してね

「ひとり上手」
雪 気がつけばいつしか
なぜ こんな夜に降るの
いま あの人の命が
永い別れ 私に告げました

「雪」
昔の女を だれかと噂するのなら
辺りの景色に気をつけてからするものよ

「バス通り」
バスは雨で遅れてる
店は歌が 止まってる
ふっと聞こえる口ぐせも
かわらないみたいね それがつらいわ

「バス通り」
悲しみばかり見えるから
この目をつぶすナイフがほしい

「友情」
言葉を忘れた魚たち
笑えよ 私の言葉を

「友情」
救われない魂は
傷ついた自分のことじゃなく
救われない魂は
傷つけ返そうとしている自分だ

「友情」
時代という名の諦めが
心という名の橋を呑み込んでゆくよ
道の彼方にみかけるものは
すべて獲物か 泥棒ですか

「友情」
自由に歩いてゆくのならひとりがいい
そのくせ今夜も ひとの戸口で眠る

「友情」
テレビの歌はいかにもそこに
いかにもありそうな お伽ばなしをうたう

「成人世代」
隣りを歩いてゆく奴は
だれもが幸せ のぼり坂
ころんでいるのは自分だけ
だれもが心で そう思う

「成人世代」
夢やぶれ いずこへ還る
夢やぶれ いずこへ還る

「成人世代」
あなたにあてて 私はいつも
歌っているのよ いつまでも
悲しい歌も 愛しい歌も
みんなあなたのことを歌っているのよ

「夜曲」
月の光が 肩に冷たい夜には
祈りながら歌うのよ
深夜ラジオのかすかな歌が
あなたの肩を包みこんでくれるように

「夜曲」
マリコの部屋へ電話をかけて
男と遊んでる芝居 続けてきたけれど
あの娘も わりと忙しいようで
そうそう つき合わせてもいられない

「悪女」
悪女になるなら月夜はおよしよ
素直になりすぎる

「悪女」
女のつけぬ コロンを買って
深夜のサ店の鏡でうなじにつけたなら
夜明けを待って 一番電車
凍えて帰れば わざと捨てゼリフ

「悪女」
悪女になるなら
裸足で夜明けの電車で泣いてから
涙 ぽろぽろぽろぽろ
流れて 涸れてから

「悪女」
のぼれども のぼれども
どこへも着きはしない そんな気がしてくるようだ

「傾斜」
冬から春へと坂を降り 夏から夜へと坂を降り
愛から冬へと人づたい
のぼりの傾斜は けわしくなるばかり

「傾斜」
としをとるのはステキなことです そうじゃないですか
忘れっぽいのはステキなことです そうじゃないですか

「傾斜」
悲しい記憶の数ばかり
飽和の量より増えたなら
忘れるよりほかないじゃありませんか

「傾斜」
愛した人の数だけ 愛される人はいない
落ち葉の積もる窓辺はいつも
同じ場所と限るもの

「鳥になって」
眠り薬をください 私にも
子供の国へ 帰れるくらい
あなたのことも 私のことも
思い出せなくなりたい

「鳥になって」
わたしは早く ここを去りたい
できるなら 鳥になって

「鳥になって」
夢でもいいから 嘘でもいいから
どうぞふりむいて どうぞ

「捨てるほどの愛でいいから」
誰にでも やさしくし過ぎるのは
あなたの 軽い癖でも
わたしみたいな者には心にしみる

「捨てるほどの愛でいいから」 
カナリアみたいな声が受話器をひろう
あの人の名前 呼び捨てにこの賭けも 負けね

「B.G.M.」
B.G.M.は 二人だけのとっておきのメロディー
知らずにいたのは私だけ
いじわるね みんな

「B.G.M.」
夜は浅く
逃げる者には
足跡だらけの 月あかり

「家出」
ねえ もう一度
言葉にしてよ
汽笛に消えぬように
ねえ もう一度 耳を貸してよ
あなたを 愛している

「家出」
街頭インタヴューに答えて 私やさしい人が好きよと
やさしくなれない女たちは答える

「時刻表」
街角にたたずむ ポルノショーの看板持ちは爪を見る

「時刻表」
たずね人の写真のポスターが 雨に打たれてゆれている

「時刻表」
誰が悪いのかを言いあてて どうすればいいかを書きたてて
評論家やカウンセラーは米を買う
迷える子羊は彼らほど賢い者はいないと思う
あとをついてさえ行けば なんとかなると思う
見えることとそれができることは 別ものだよと米を買う

「時刻表」
海を見たといっても テレビの中でだけ
今夜じゅうに行ってこれる海はどこだろう
人の流れの中で そっと時刻表を見上げる

「時刻表」
望むものは何ひとつない
さがす人も 誰ひとりない
望むほどに 消える夢です
さがすほどに 逃げる愛です

「砂の船」
月は波に揺れて 幾百 幾千
古い熱い夢の数だけ
いま 誰もいない夜の海を
砂の船がゆく

「砂の船」
淋しいなんて口に出したら
誰もみんな うとましくて逃げ出してゆく
淋しくなんかないと笑えば
淋しい荷物 肩の上でなお重くなる

「歌姫」
砂にまみれた錆びた玩具に
やせた蝶々 蜜をさがし舞いおりている

「歌姫」
せめておまえの歌を 安酒で飲みほせば
遠ざかる船のデッキに 立つ自分が見える

「歌姫」
歌姫 スカートの裾を
歌姫 潮風になげて
夢も 哀しみも 欲望も 歌い流してくれ

「歌姫」
二人だけ この世に残し
死に絶えてしまえばいいと
心ならずも願ってしまうけど
それでもあなたは 私を選ばない

「この世に二人だけ」
夏が終わって とどけられる
夏土産 とどけられる
あなたと同じ場所からの貝殻と
恋人たちの写真

「夏土産」
煙草の煙を流すため
お酒の香りを流すため
あいつの全てを流すため
いつまでいつまで 飽きもせず
女が髪を洗います

「髪を洗う女」
煙草の煙が流れない
お酒の香りが流れない
あいつの全てが流れない

「髪を洗う女」
おいらの左手 もうダメなんだってさ どくおぶざべい
イカれちまったんだってさ どくおぶざべい

「ばいばいどくおぶざべい」
幕を引かないでくれ 明かりを消さないでくれ
みんなわかってるから 誰も何も言わないでくれ

「ばいばいどくおぶざべい」
ギターが重いぜめちゃくちゃ重いぜ ロックシンガー
放りだしちまいたくなって 丁度いいや どくおぶざべい

「ばいばいどくおぶざべい」
みんな変わってしまう みんな忘れてしまうだろう
だから最後の歌は 空より明るいばいばいどくおぶざべい
ばいばい

「ばいばいどくおぶざべい」
黒い枝の先ぽつりぽつり血のように
りんごが自分の重さで落ちてゆく

「誰のせいでもない雨が」
怒りもて石を握った指先は
眠れる赤子をあやし抱き
怒りもて罪を穿った唇は
時の褥に愛を呼ぶ

「誰のせいでもない雨が」
船は港を出る前に沈んだと
早すぎる伝令が火を止めにくる
私たちの船は 永く火の海を
沈みきれずに燃えている

「誰のせいでもない雨が」
もう誰一人 気にしてないよね
早く 月日すべての悲しみを癒せ
月日すべての悲しみを癒せ

「誰のせいでもない雨が」
縁ある人
万里の道を越えて 引き合うもの
縁なき人
顔をあわせ すべもなくすれ違う

「縁」
河よ 教えて 泣く前に
この縁は ありやなしや

「縁」
6年目ね 待てと言われもせず
今夜聞く風の噂
身を固めるんだってね

「テキーラを飲みほして」
テキーラを飲みほしてテキーラを飲みほして
短かった幻の日々に
こちらから Say Good Bye

「テキーラを飲みほして」
ふたりで同じ ひとつ穴のむじな
腐れ縁と呼ばれたかったわ 地獄まで落ちてでも

「テキーラを飲みほして」
きらりひらりきらりひらり
人生が身をかわす
きらりひらり
幸せが逃げる

「金魚」
でも嬉しいみたい
すくえなかったことが
どうせ飼えないものね
旅暮らし

「金魚」
あたし中卒やからね 仕事をもらわれへんのやと書いた
女の子の手紙の文字は とがりながらふるえている

「ファイト!」
ガキのくせにと頬を打たれ 少年たちの眼が年をとる
悔しさを握りしめすぎた こぶしの中 爪が突き刺さる

「ファイト!」
あたし男だったらよかったわ 力ずくで男の思うままに
ならずにすんだかもしれないだけ あたし男に生まれればよかったわ

「ファイト!」
ああ 小魚たちの群れきらきらと 海の中の国境を越えてゆく
諦めという名の鎖を 身をよじってほどいてゆく

「ファイト!」
ファイト!  闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト!  冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ

「ファイト!」
だから笑い続けるだけよ 愛の傷が癒えるまで
喜びも 悲しみも 忘れ去るまで

「かなしみ笑い」
恨んでいられるうちは いいわ
忘れられたら 生きてはゆけない

「かなしみ笑い」
酒と踊りと歌を 覚えて
暗く輝く街へ 出かけよう
そこで覚えた暮らしが いつか
生まれながらに 思えてくるまで

「かなしみ笑い」
ああ 外はなんて 深い霧 車の中にまで
いっそ こんな車 こわれてしまえばいいのに

「霧に走る」
とりとめもない 冗談になら
あなたはいつでも うなづくのに
やっと言葉を 愛にかえれば
あなたの心は 急に霧もよう

「霧に走る」
悲しみは 白い舟
沖をゆく 一隻の舟
今夜は風に流されそうだ

「悲しみに」
ふられふられて 溜息つけば
町は夕暮れ 人波模様
子守唄など うたわれたくて
とぎれとぎれの ひとり唄をうたう

「杏村から」
眠りさめれば 別れは遠く
忘れ忘れの 夕野原が浮かぶ

「杏村から」
明日は案外 うまく行くだろう
慣れてしまえば 慣れたなら
杏村から 便りがとどく
きのう おまえの 誕生日だったよと

「杏村から」
笑わせるじゃないか あの人とあたし
相性が合うなんて 占いを切り抜いて
笑わせるじゃないか あの人からも
見えそうなテーブルに 忘れるなんて

「笑わせるじゃないか」
笑わせるじゃないか あたしときたら
泣きついて じゃれついて ままごと気分

「笑わせるじゃないか」
やさしそうな表情は 女たちの流行
崩れそうな強がりは 男たちの流行

「誘惑」
ガラスの靴を女は 隠して持っています
紙飛行機を男は 隠して持っています

「誘惑」
悲しみを ひとひら
かじるごとに 子供は
悲しいと言えない 大人に育つ

「誘惑」
あなた 鍵を 置いて
私 髪を 解いて
さみしかった さみしかった
夢のつづきを 始めましょう

「誘惑」
あたしにだって嫌いな奴はいっぱいいる
だけどだれにも嫌いだと言えない
ひとりぽっちが恐くって
こんなに笑って 生きてる

「やさしい女」
夜更けでごめんね 泣いててごめんね
みじかい話よ すぐにすむわ
さよなら あなた

「横恋慕」
終わった恋なら なかったようなもの
止め金のとれた ブローチひとつ
捨てるしかない

「横恋慕」
忘れな草 もう一度 ふるえてよ
あの人の思い出を 抱きしめて
忘れな草 もう一度 ふるえてよ
あの人の 夢にとどけ

「忘れな草をもう一度」
ゆう子あい子りょう子けい子まち子かずみひろ子まゆみ
似たような名前はいくらもあるのに 私じゃ駄目ネ

「あの娘」
あのこの名前を真似たなら
私を愛してくれますか
あのこの口癖真似たなら
私を愛してくれますか
あのこの化粧を真似たなら
私を愛してくれますか
あのこをたとえば殺しても
あなたは私を 愛さない

「あの娘」
昨日の酒を 今日の酒で
流してみても
砂漠の雨のように
おまえに乾いてる

「波の上」
遠いエデン行きの貨物船が出る
帰りそこねたカモメが堕ちる
手も届かない 波の上

「波の上」
幸せを追いかけて 人は変わってゆく
幸せを追いかけて 狩人に変わってく
青い鳥 青い鳥 今夜も迷子

「僕は青い鳥」
今夜泣いてる人は 僕一人ではないはずだ
悲しいことの記憶は この星の裏表 溢れるはずだ

「幸福論」
他人の笑顔が悔しい 他人の笑顔が悔しい
そんなことばが心を飛び出して飛び出して走り出しそうだ

「幸福論」
孤独が恐けりゃ誰にも会わないことね
いい人に見えるのは 他人だからよね
生まれたばかりの子供は欲の塊 叱られそうな説ね

「幸福論」
プラスマイナス幸せの在庫はいくつ
誰が泣いて暮らせば僕は笑うだろう
プラスマイナス他人の悲しみをそっと喜んでいないか

「幸福論」
時計の針なら戻る 枯れた花でさえも
季節が巡れば戻る
でも私たちの愛は

「ひとり」
Good bye Good bye 明日からひとり
どんな寂しい時でも 頼れないのね
Good bye Good bye 慣れてるわひとり
心配なんかしないで 幸せになって

「ひとり」
飲んででもいなければ 悲しみは眠らない
あの娘の魅力のおこぼれで 夢を見た

「生まれた時から」
時計は二度と回らない
God bless you  彼女によろしく

「彼女によろしく」
裸で夜の海に浮けば 間違いだった数が解ける
1たす1は今夜も1にはなれないね

「不良」
遠くて男 寒くて女
抱きしめているのにさ 腕の中の他人

「不良」
わけなど何もなくても不良 女はすぐに転がる不良

「不良」
好きだと言えば不安になる 言われていなきゃ不安になる
言えないことから伝わってしまう
皮肉なものだね

「シニカル・ムーン」
いらない鳥を逃がしてあげた
逃がしてすぐに 野良猫喰べた
自由の歌が親切顔で
そういうふうに誰かを喰べる

「春までなんぼ」
春までなんぼ 春までなんぼ
私の身体であとまだいくつ

「春までなんぼ」
あたしたち多分 大丈夫よね
フォークにスパゲティを巻きつけながら彼女は訊く
大丈夫じゃない訳って何さ
ナイフに急に力を入れて彼は言葉を切る

「僕たちの将来」
青の濃すぎるTVの中では
まことしやかに暑い国の戦争が語られる
僕は 見知らぬ海の向こうの話よりも
この切れないステーキに腹を立てる

「僕たちの将来」
僕たちの将来はめくるめく閃光の中
僕たちの将来は良くなってゆく筈だね

「僕たちの将来」
シカタナイ シカタナイ そんなことばを
覚えるために 生まれて来たの
少しだけ 少しだけ 私のことを
愛せる人もいると思いたい

「はじめまして」
はじめまして 明日
はじめまして 明日
あんたと一度 つきあわせてよ

「はじめまして」
心の一つ位 女だって持ってる
あの人には見えないらしいわ
からっぽに映るだけらしいわ

「ひとりぽっちで踊らせて」
だからひとり 今はひとり
踊りたいの あの人を恨みながら
だからひとり かまわないで
優しくしないでよ 涙がでるから

「ひとりぽっちで踊らせて」
別れの話は 陽のあたる
テラスで紅茶を 飲みながら
あなたと私の 一日の
一頁(ページ)を 読むように

「すずめ」
雀 雀 私の心
あなたのそばを 離れくない
なのに なのに ふざけるばかり
雀のように はしゃいでるばかり

「すずめ」
「ワタシハ他ニ好キナ相手ガ
沢山イマス
ダカラソノ方ヲ
幸セニシテアゲテクダサイ」

「最愛」
二番目に好きな人 三番目好きな人
その人なりに愛せるでしょう
でも 一番に好きだったのは
わたし誰にも言わないけど
死ぬまで貴方

「最愛」
行かないで 行かないで
行かないで 私の全て

「さよならの鐘」
生きる夢も 愛の意味も
あなたがくれたもの
生きる夢も 愛の意味も
あなたが全て

「さよならの鐘」
だから 愛してくれますか
私の頬が 染まるまで
だから 愛してくれますか
季節を染める風よりも 甘やかに

「海と宝石」
でも もしもあなたが 困るなら
海にでも 聴かせる話だけど

「海と宝石」
芝居してるふりで 急に言いましょうか
「本気よ」

「カム・フラージュ」
だれか 私の目を閉じて
何も見ないことにして

「煙草」
振り向いてみれば
人はみな 泣き笑顔

「美貌の都」
この国は 美貌の都
芝居ばかりが 明るい
この国は 美貌の都
言葉ばかりが 明るい

「美貌の都」
かもめはかもめ 孔雀や鳩や
ましてや 女には なれない
あなたの望む 素直な女には
はじめから なれない

「かもめはかもめ」
この海を 失くしてでも
ほしい愛は あるけれど
かもめはかもめ
ひとりで海を ゆくのがお似合い

「かもめはかもめ」
今日は何回頭下げたの 人からバカだって言われたの
殴り返したい気持ちを貯めて あたしを笑いにきたんでしょ

「極楽通りへいらっしゃい」
うつむく首すじ手をかけて 幸せ不幸せ混ぜてあげる
今夜はようこそ ここは極楽通り

「極楽通りへいらっしゃい」
あしたバーボンハウスで幻と待ち合わせ
ひどい雨ですねひとつどうですかどこかで会いましたね

「あしたバーボンハウスで」
誰に会いたいですか手品使いが訊く
可哀想ね目くばせひとつ 踊り娘生き写し

「あしたバーボンハウスで」
僕たちは熱病だった 知恵が身につく寸前だった
熱の中でみんな白紙のテスト用紙で空を飛んでいた

「熱病」
教えて教えて 秘密を教えて  いっそ熱病

「熱病」
自分でなんか言えないことを 貴方自分で知ってたくせに
なにか言わなきゃならないような しずかな海になぜ来たの

「それ以上言わないで」
君は強い人だからいいね1人でも
だけど僕のあの娘は
… それ以上 言わないで

「それ以上言わないで」
みんなひとりぽっち海の底にいるみたい
だからだれかどうぞ上手な嘘をついて
いつも僕が側にいると夢のように囁いて
それで私たぶん少しだけ眠れる

「孤独の肖像」
隠して心の中うずめて心の中
もう二度と悲しむのはこりごりよ暗闇の中へ

「孤独の肖像」
消えないわ心の中消せないわ心の中
手さぐりで歩きだしてもう一度愛をはじめから

「孤独の肖像」
大人になんか僕はなりたくないと
だれかを責めた時から
子供はきっとひとつ覚えてしまう
大人のやりくち

「月の赤ん坊」
だれが歌っているのだれが叫んでいるの
なんでもないよと答えた日からひとりになったの

「月の赤ん坊」
許せないと叫ぶ野良犬の声を
踏み砕いて走る車輪の音がする
認めないと叫ぶ少女の声は細い
いなかったも同じ少女の声は細い

「忘れてはいけない」
泥だらけのクエッションマーク心の中にひとつ
なまぬるい指でなだめられて消える

「忘れてはいけない」
忘れてはいけないことが必ずある
口に出すことができない人生でも

「忘れてはいけない」
日本中望みをあからさまにして
日本中傷つき挫けた日がある
だから話したがらないだれも話したがらない
たまに虚像の世界を飛びたいだけ

「ショウ・タイム」
人が増えすぎて区別がつきません
みんなモンゴリアン区別がつきません

「ショウ・タイム」
いまやニュースはショウ・タイム
乗っ取り犯もスーパースター
カメラ回ればショウ・タイム
私なりたいスーパースター

「ショウ・タイム」
いい人にだけめぐり会ったわ 騙されたことがない
いい男いい別れそしてついにこのザマね

「ノスタルジア」
傷ついてもつまずいても過ぎ去れば物語
人は誰も過ぎた日々に弁護士をつけたがる
裁かないでね叱らないでね思い出は物語
私どんな人のことも天使だったと言うわ

「ノスタルジア」
肩に降る雨の冷たさも気づかぬまま歩き続けてた
肩に降る雨の冷たさにまだ生きてた自分を見つけた

「肩に降る雨」
幾日歩いた線路沿いは行方を捨てた闇の道
なのに夜深く夢の底で耳に入る雨を厭うのは何故

「肩に降る雨」
肩に降る雨の冷たさは生きろと叫ぶ誰かの声
肩に降る雨の冷たさは生きたいと迷う自分の声

「肩に降る雨」
新聞に載るほど悪いこともなく
賞状を貰うほど偉いこともなく
そしてゆっくりと1年は過ぎてゆく
やっと3日貰えるのが夏休み

「あたいの夏休み」
悲しいのはドレスが古くなること
悲しいのはカレーばかり続くこと
だけどもっと悲しいことは1人泣き
だからあたい きっと勝ってる夏休み

「あたいの夏休み」
Summer vacation あたいのために
Summer vacation 夏 翻れ

「あたいの夏休み」
それは星の中を歩き回って 帰りついた夜でなくてはならない
けっして雨がコートの中にまで 降っていたりしてはならない

「最悪」
なにもかも失くしてもこいつだけはと 昨日のようにギターを抱き寄せれば
ジョークの陰にうずめた歌ばかり 指より先に歌いだすんだ

「最悪」
Brandy night 踊るあいつのヒールは無邪気
Brandy night 今夜僕の酔った顔は最悪だ

「最悪」
男はロマンチスト 憧れを追いかける生き物
女は夢のないことばかり無理に言わせる魔物

「F.O.」
未明の埠頭を歩いたよね 手も握らずに歩いたよね
あの日のあたしはいなくなった たぶん死んでしまった

「毒をんな」
ここから出ようと誘いをありがとう
男の親切は とっくに手遅れ
目を醒ませよと殴るよりも 金を払って帰っておくれ

「毒をんな」
助けてくださいと
レースペーパーに 1000回血で書いた手紙

「毒をんな」
この人間たちの吹きだまりには
蓮の花も咲きはせぬ
この人間たちの吹きだまりには
毒のをんなが咲くばかり

「毒をんな」
シーサイド・コーポラス 小ねずみ駆け抜ける
港はいつも魚の脂の匂い

「シーサイド・コーポラス」
女に生まれて 喜んでくれたのは
菓子屋とドレス屋と女衒と女たらし

「やまねこ」
ああ 誰を探して さまよってきたの
ああ めぐり逢えても
傷つけずに愛せなくて 愛したくて
怯えている夜

「やまねこ」
傷つけるための爪だけが
抜けない棘のように光る
天(そら)からもらった贈り物が
この爪だけなんて この爪だけなんて

「やまねこ」
次に生まれて来る時は めぐり会おうと誓ったね
次に生まれて来る時は 離れないよと誓ったね

「HALF」
なんで遠回りばかりしてきたの
私 誓いを忘れて今日の日まで
私たちはこうしてさすらいながら
この人生もすれ違ってしまうのですか

「HALF」
とめてくれるかと背中待ってたわ
靴を拾いながら少し待ったわ
自由 自由 ひどい言葉ね
冷めた女に 男が恵む

「見返り美人」
ひと晩泣いたら 女は美人
生まれ変わって 薄情美人

「見返り美人」
アヴェ・マリアでも 呟きながら
私 別人 変わってあげる
見まごうばかり変わってあげる

「見返り美人」
やさしさだけしかあげられるものがない
こんな最後の夜というのに
長く伸ばした髪の毛は冷たい
凍る男をあたためきらぬ

「白鳥の歌が聴こえる」
言い残す言葉をくちびるにください
かもめづたいに運んであげる
いとおしい者へ から元気ひとつ
小さい者へ 笑い話ひとつ

「白鳥の歌が聴こえる」
クリスマスソング唄うように 今だけ愛してよ
雪に浮かれる街のように

「クリスマスソングを唄うように」
あなたには初めてで 私には100人目
だから私に手をひけと 言うのは甘いわね

「100人目の恋人」
汚ない手 使うのはやめてって どういう意味
私は何も惜しまずに 愛しているだけよ
続かないたちだから 100人もとり替えて
もう飽きたでしょうとは 言ってくれるじゃない

「100人目の恋人」
あなたかもしれないし 私かもしれない
身のほど知らずだけど私 あの人はゆずれない

「100人目の恋人」
あなたが探していたのは 私の今夜の愛じゃなく
だれかを愛していた頃の キラキラ光るあなた

「つめたい別れ」
私が探していたのは 私の愛する人じゃなく
私を愛してくれる人 そうよ おあいこなの

「つめたい別れ」
何も 言わないでただ抱きしめて
何も 言わないでただ見つめて
それで それで 思い出にできる
それで それで 泣かずにすむ

「つめたい別れ」
私たちの歌を酒場は歌う 気の毒な男と 猫かぶり女
目撃者は増える 1時間ごと あなたは気にしだす半時間ごと

「噂」
外は5月の雨 噂の季節 枝のように少し あなたが揺れる

「噂」
追いかけるだとか 告げるだとか
伝えなければ 伝わらない
わかるけれど わかるけれど
迷惑と言われたら 終わりだもの

「どこにいても」
どこにいても あなたが急に通りかかる偶然を
それは気にかけているの

「どこにいても」
もう一度戻るなら 時の流れを停めて
こんな筈じゃない時の流れに変えて

「湾岸24時」
そうよ日々の暮らしは心とは別にゆく
泣きすぎて血を吐いて 喉でそれでも水を飲む

「御機嫌如何」
氷の女発の 手紙をしたためます
あなたも私を もう気づかわないでいいわ

「御機嫌如何」
昔の歌を聴きたくはない
あの日が二度と戻らないかぎり

「土用波」
愛の重さを疑いながら
愛に全てをさらわれてゆく

「土用波」
流れゆけ流れしまえ立ち停まる者たちよ
流れゆけ流れてしまえ根こそぎの土用波

「土用波」
なんだァ そういうことかァ
言ってくれないんだもの
期待してしまった 仕度してしまった
あたしだけバカみたい

「泥は降りしきる」
いいよォ ごめんだとか
べつにィ 平気だから
好きだとか 嘘だから
あれ みんな冗談だから
ほら 笑っているでしょう

「泥は降りしきる」
愛する者に与えてやれるものが欲しいんだ
身勝手すぎる憧れを
抑え込むのが闘いさ

「ミュージシャン」
膝を抱え泣くのはもうたくさんだけど
ふたりで泣いてるのはなおさら辛いじゃないか

「ミュージシャン」
「ミュージシャン かなしいことを言わないで」
「ミュージシャン 何処でもついてゆけるものよ女は」

「ミュージシャン」
つれない素振りにそそられて 女の値段はつり上がる
あたしの昔を許すなら あたしの明日も許すかしら ねぇBoy

「黄色い犬」
男のことだと思うでしょう 女の話に見えるでしょう
言えない危い話なら 騙りと譬えは紙一重よ

「黄色い犬」
Yes, I'm Yellow 綺麗でしょ
Yes, I'm Yellow 月の色

「黄色い犬」
捨てゼリフ無しじゃ町を出られやしない
そして誰でも内緒で戻るよ
下りの坂なら 落ちる先は海

「仮面」
ねぇ 覚えてやしないでしょう
あたし あんたが文無しだった頃から
近くにいたのにさ 近くで見とれていたのにさ

「仮面」
クレンジングクリームひと塗り いやな女現われる
クレンジングクリームひと塗り ずるい女現われる
クレンジングクリームひと塗り 嘘つき女現われる

「クレンジングクリーム」
クレンジングクリームひと塗り 淋しい女現われる
クレンジングクリームひと塗り 捨てられた女現われる
クレンジングクリームひと塗り いらない女現われる

「クレンジングクリーム」
9桁の数字を 組み替えて並べ直す
淋しさの数と同じ イタズラ電話
ボックスを叩く 街の風が冷たい
どうしても1つだけ押せない組がある

「ローリング」
Rollin' Age 淋しさを
Rollin' Age 他人に言うな
軽く軽く傷ついてゆけ

「ローリング」
あたしの言うことは 男次第
ほらね 昨日と今とで もう違う
悪気のない人は みんな好きよ
“好き”と“嫌い”の間がないのよ

「野ウサギのように」
野ウサギのように 髪の色まで変わり
みんな あんたのせいだからね

「野ウサギのように」
難しいこたァ 抜きにして ま、一杯どうです
それであいつは 何処なのさ ま、一杯どうです

「ふらふら」
ふらふら ふらふら あたいはふらふら のんだくれ

「ふらふら」
おいでよ
MEGAMI 受け入れる性
MEGAMI 暖める性
みかえり無用の笑みをあげよう

「MEGAMI 」
少し似てる髪の形 少し似てるネックレス
そして少しも似てはいない みつめあった淋しさ

「気にしないで」
気にしないで あたしは初めから
この世にいなかったようなもの
あの人に訊いてみるといいわ
そのとおりだと きっと言うから

「気にしないで」
何万人の女たちが あたしはちがうと思いながら
何万人の女たちと 同じと気がついてしまう月

「十二月」
人の叫びも 鴃(もず)の叫びも
風の叫びも 警笛(ふえ)の叫びも
みんな似ている みんな似ている
人恋しと泣け 十二月

「十二月」
たとえ世界が空から落ちても
あたしは あの人をかばう
やさしくしてくれるなら

「たとえ世界が空から落ちても」
愛よりも夢よりも 人恋しさに誘われて
愛さえも夢さえも 粉々になるよ

「愛よりも」
忘れようと心を決めたのは
ひと足の途絶えだした 公園通り
メッキだらけの けばい茶店の隅っこは
雨やどりの女のための席ね

「涙‐Made in tears ‐」
今ごろ どうしておいでだろうか
今夜は 煙草が目にしみる

「涙‐Made in tears‐」
男運は 悪くなかった
あんないい人 いやしないもの

「涙‐Made in tears‐」
どこから来たかと訊くのは 年老いた者たち
どこにも残らぬ島なら 名前は言えない

「吹雪」
恐ろしいものの形を ノートに描いてみなさい
そこに描けないものが 君たちを殺すだろう

「吹雪」
疑うブームが過ぎて 楯突くブームが過ぎて
静かになる日が来たら 予定どおりに雪が降る

「吹雪」
微笑(ほほえみ)ずくで終わらせた恋が
夢の中 悲鳴あげる

「黄砂に吹かれて」
あなたに似てる人もいるのに
あなたよりやさしい男も
砂の数よりいるのにね
旅人

「黄砂に吹かれて」
肩幅の未来 いちずにあなたの背中しか
肩幅の未来 見ない自分が怖かった
1人になって見る夢は なおさら昔の背中だけ
……らちもない

「肩幅の未来」
罠にかかったそぶりをして奴の喉を軽く掻き切り
こともなげに戻ってきておまえシャワーを浴びてる

「あり、か」
てめえもグルかと Trap Beat
夜が回る
とぼけたふりかと Trap Beat
夜が回る
こんなことって あり、か

「あり、か」
憐れんでも はかなんでも
束の間
争っても うらやんでも
100年も続かないドラマですか

「群衆」
はかない時代だね
せめて君だけは 私をみつけて
叫び声紛れ 群衆

「群衆」
サヨナラを何処で言うか 出会った時に考える
そんな恋じゃないわ あなたはそうでも
私 明日を数えていない

「ロンリーカナリア」
苦い蜜 かじってみた小鳥みたい
震えてる Lonely canary

「ロンリーカナリア」
世の中なんてやきもちやきばかり
あきらめさせて喜ぶ そうでしょう

「くらやみ乙女」
そんなはずないと思うことばかり
目の前にあるドアからこぼれる

「くらやみ乙女」
血のように紅い服で あなたに会いにゆくよ
どんな遠い夜でも 見失うことなんてありえない

「くらやみ乙女」
ひきずられてゆく波の中で光る
ガラスたちの折れる寒い音がする

「儀式(セレモニー)」
幻を崖まで追いつめたあの日々
耳を打つ潮風はたわごとだけを運んだ

「儀式(セレモニー)」
セレモニー 単車の背中から
見つめた夕陽に さよなら

「儀式(セレモニー)」
恋しがられて行きたいですか
ひきとめられて泣かれたいですか

「未完成」
歌い方を教えてくださらないから
最後の小節が いつまでもなぞれない

「未完成」
貴方の目のなかで 誰かが踊る
私の捜せないカケラを持っている
貴方の目の中で 私が消える
私はいつまでもカケラを捜してる

「未完成」
記念にください ボタンをひとつ
青い空に捨てます

「春なのに」
春なのに お別れですか
春なのに 涙がこぼれます
春なのに 春なのに
ため息 またひとつ

「春なのに」
形のないものに 誰が愛なんてつけたのだろう 教えてよ

「あした」
ガラスならあなたの手の中で壊れたい
ナイフならあなたを傷つけながら折れてしまいたい

「あした」
何もかも愛を追い越してく
どしゃ降りの1車線の人生
凍えながら2人共が
2人分傷ついている 教えてよ

「あした」
もしも明日 私たちが何もかもを失くして
ただの心しか持たないやせた猫になっても
もしも明日 あなたのため何の得もなくても
言えるならその時 愛を聞かせて

「あした」
二文字 砕けた 呼び込みのネオンは
おかげで 故郷のつづりと似てしまった

「シュガー」
A.M.3時までには向かえに行かなきゃね
あの児の夜泣きする声が 聞こえて来る
あずけっぱなしで なつかない瞳が
あいつとそっくりに あたしをさげすむわ

「シュガー」
人生は 2番目の夢だけが叶うものなのよ
ほら だって あの人はあたしに残らない

「シュガー」
スポンジのようなパンを 水で喉に押し込んで
今夜も 極楽へ 踊り出してゆく

「シュガー」
夢は57セント 1度足を上げる値段
ここから どこへ まだゆける
SUGAR SUGAR 砂糖菓子

「シュガー」
「今夜の乗客は9人
乳飲み児が1人 女性が2人 あとは常連客
尋ねられた名前は ありません」

「空港日誌」
羽田へと向かう道にさえ乗っていない
そんなこと 百もわかりきってるけど、でも

「空港日誌」
あの人は恋 私には恋
いつでも 忘れがたい だけど
あの人は言う 街角で言う
別れやすい奴だってさ

「グッバイガール」
汚れてゆく雪のようです 女たちの心は
汚れながら春になります 不埒でしょうか

「グッバイガール」
あぶな坂を越えたところに
あたしは住んでいる
坂を越えてくる人たちはみんな けがをしてくる

「あぶな坂」
さあ指笛を 吹きならし
陽気な歌を 思い出せ
心の憂さを 吹き飛ばす
笑い声を 聞かせておくれ

「踊り明かそう」
夜風の中から お前の声が
おいらの部屋まで 飛んでくる
忘れてしまった 証拠のように
笑っているわと 見せつける

「夜風の中から」
怜子 いい女になったね
惚れられると 女は
本当に変わるんだね
怜子 ひとりで街も歩けない
自信のない女だった
おまえが 嘘のよう

「怜子」
化粧なんて どうでもいいと思ってきたけれど
せめて今夜だけでもきれいになりたい

「化粧」
あたしはとても おつむが軽い
あんたはとても 心が軽い
二人並べて よくよく見れば
どちらも泣かない あほう鳥

「あほう鳥」
雨もあがったことだし おまえの家でも
ふっとたずねて みたくなった
けれど おまえの家は なんだかどこかが
しばらく 見ないまに 変わったみたい

「おまえの家」
酔っぱらいを乗せるのは 誰だって嫌だよね
こんなふうに道の真ン中で泣いてるのも 迷惑だよね
だけどあたしは もう行くところがない
何をしても 叱ってくれる人も もう いない

「タクシードライバー」
俺のナナハンで行けるのは 町でも海でもどこでも
ねえ あんた 乗せてやろうか
どこまでもどこまでもどこまでもどこまでも

「狼になりたい」
走り続けていなけりゃ倒れちまう
自転車みたいな この命転がして
息はきれぎれ それでも走れ
走りやめたら ガラクタと呼ぶだけだ、この世では

「断崖 -親愛なる者へ-」
飲んで すべてを忘れられるものならば
今夜も ひとり飲み明かしてみるけれど
飲めば飲むほどに 想い出は深くなる
忘れきれない この想い 深くなる

「おもいで河」
明日も今日も留守なんて
みえすく手口使われるほど
嫌われたならしょうがない
笑ってあばよと気取ってみるさ

「あばよ」
裏切られた思い出にいつか覚えた氷芝居
さみしがり屋の貴方にはそれが一番の仕打ちだった

「雨…」
旅の仕度をした人ばかり どうしてこんなに通るのでしょう
ヨコハマヨコハマこの船は 街ごと運んで旅ですか

「追いかけてヨコハマ」
強がりはよせヨと笑ってよ
移り気な性質(たち)よと答えたら
それならば唇かみしめて
なぜ目をそらすかと 問いつめて

「強がりはよせヨ」
どうでもいいけどとんがらし どうでもいいけどとんがらし
そんなにかけちゃよくないよ、ってね

「蕎麦屋」
雨が好きです 雨が好きです
あした天気になれ

「あした天気になれ」
私の帰る家は
あなたの声のする街角
冬の雨に打たれて
あなたの足音をさがすのよ

「ひとり上手」
手をさしのべればいつも
そこにいてくれた人が
手をさしのべても消える
まるで 淡すぎる雪のようです

「雪」
街に流れる歌を聴いたら
気づいて 私の声に気づいて
夜にさざめく 灯りの中で
遥かにみつめつづける瞳に気づいて

「夜曲」
あなたの彼女が描いた絵の
載った本をみつけた
やわらかなパステルの色は
そのままにあなたの好みの色

「この世に二人だけ」
今年は友だちと一緒に 海へ行く約束だから
おまえも好きなところへ 友だちと行きなよ、って
嘘、ついてる目つきぐらいわかるけど
でもそれを言っても時はとまらない

「夏土産」
何から何まで 昨日を
忘れてみても
胸の中に残る
おまえの熱い声

「波の上」
僕は青い鳥
今夜もだれか捕まえに来るよ 銀の籠を持ち
僕は青い鳥
だれかの窓辺に歌うよ 銀の籠の中で

「僕は青い鳥」
もううらみごとなら言うのはやめましょう
あの日出会った思い出も間違いに思えてしまうわ
ねえ出会いのことばを忘れないでいてね
だれかにほめてもらったこと あれきりのことだもの

「ひとり」
あと幾日生きられるか 生命線に尋ねてみても
昨日死んだ若い人の掌は長生き示してた

「彼女によろしく」
ふたり歩くのが似合いそうな春の夜は四月
すこし肌寒いくらいの風が寄り添いやすい

「シニカル・ムーン」
新しい服を着る 季節のように
今来た道を 忘れてしまう
枯れた枝 落とすように
悲しい人を 他人のように忘れてしまう

「はじめまして」
短パンを穿いた付け焼き刃レディたちが
腕を組んでチンピラにぶらさがって歩く
ここは別荘地 盛り場じゃないのよと
レースのカーテンの陰 囁く声

「あたいの夏休み」
どちらから別れるって こじれるのはごめんだな避けたいな いい子じゃないか
忙しくて用があって会えないから 愛情は変わらないが疎遠になる
自然に消えてゆく恋が 二人のためにはいいんじゃないか

「F.O.」
僕の望みは フェイド アウト
君の望みは カット アウト
ますます冷める 恋心

「F.O.」
寄り添いたくて寄り添いたくて 魂の半分が足りなかった
人違いばかりくり返すうちに 見失うばかりの大切な人

「HALF」
いじめっ小僧はいつも 一人きりで遊ぶのが嫌い
昼寝犬に石をぶつけて 吠えたてられても

「シーサイド・コーポラス」
聞こえない筈など ありはしないのに
妬いてくれる値打ちさえ ないというの
気にかけてほしいわ 何処へ行ってたかと
問いつめてほしかった 愛のように

「湾岸24時」
もしも離れ離れになっても変わらないと
あれほど誓った言葉が風に融けてゆく
なさけないものですね あなたを忘れました
女は意外と 立ち直れるものなのでしょう

「御機嫌如何」
ぼろぼろになって獣がむせぶ
失うものはもう何もない
ぼろぼろになって獣が眠る
あたしは邪険に抱きしめる

「仮面」
Rollin' Age 笑いながら
Rollin' Age 荒野にいる
僕は僕は荒野にいる

「ローリング」
野に棲む者は 一人に弱い
蜃気楼(きつねのもり)へ 駈け寄りたがる

「野ウサギのように」
どのみち短い 眠りなら
夢かと紛う 夢をみようよ

「MEGAMI 」
自殺する若い女が この月だけ急に増える
それぞれに男たち 急に正気に返るシーズン
大都会の薬屋では 睡眠薬が売り切れる
なけなしのテレビでは 家族たちが笑っている

「十二月」
人よ信じるな けして信じるな
見えないものを
人よ欲しがるな けして欲しがるな
見果てぬものを
形あるものさえも あやういのに

「愛よりも」
日に日に強まる吹雪は なお強まるかもしれない
日に日に深まる暗闇 なお深まるかもしれない
日に日に打ち寄せる波が 岸辺を崩すように

「吹雪」
黄砂に吹かれて聴こえる歌は
忘れたくて忘れた 失くしたくて失くした
つらい恋の歌

「黄砂に吹かれて」
卒業だけが理由でしょうか
会えなくなるねと 右手を出して
さみしくなるよ それだけですか
むこうで友だち 呼んでますね

「春なのに」
望みは何かと訊かれたら 君がこの星に居てくれることだ
力は何かと訊かれたら 君を想えば立ち直れることだ

「荒野より」
荒野より君に告ぐ 僕の為に立ち停まるな
荒野より君を呼ぶ 後悔など何もない

「荒野より」
僕は走っているだろう 君と走っているだろう
あいだにどんな距離があっても
僕は笑っているだろう 君と笑っているだろう
あいだにどんな時が流れても

「荒野より」
バクです バクです 今の今からバクになる
バクです バクです バクになることにしたんです

「バクです」
バクは1人で喰い続けてる バクは1人で喰い続けてる
笑ってるあんたの夢を見るまで

「バクです」
私には何が有る 他と比べずに何が有る
私には何が無い 他と比べずに何が無い

「BA-NA-NA」
アジアの国に生まれ来て アジアの水を飲みながら
アジアの土を這い 風を吸い
強い国の民を 真似ては及ばず

「BA-NA- NA」
なんだか窮屈で 町を出てみたんです
知らない路線の電車に身をまかせ
なんだか悲しくて やけを起こしたんです
見知らぬ乗客と同じ行く先まで

「あばうとに行きます」
先案じばかりで 固まってしまったね
批判を気にやんで 固まってしまったね
思いが空回り 悲しくなったなら
ほつれたシャツのまま 地球をひと回り

「あばうとに行きます」
あばうとに行きます そんな時もあるでしょう
あばうとに行きます そんな旅もあるでしょう

「あばうとに行きます」
心許無く見るものは 野の花僅か草の花
それでも何も無いならば
絵描きの描く花よ咲け 絵描きの描く花よ咲け

「鶺鴒(せきれい)」
永遠に在れ山よ 永遠に在れ河よ
人は永遠に在らねど 咲き遺れよ心

「鶺鴒(せきれい)」
心許無く鶺鴒の 呼ぶ声返す声を聴く
それでも泣けてくるならば
子を呼ぶ人の声を聴く 呼ぶ声返す声を聴く

「鶺鴒(せきれい)」
私たちは逢う 他には何も無い
私たちは暮らす そののち気がつく
彼と私と、 どこかにもう1人
彼と私と、 確かにもう1人

「彼と私と、もう1人」
私たちは呼ぶ 心と心で
私たちは誓う そののち気がつく
彼と私と、 どこかにもう1人
彼と私と、 確かにもう1人

「彼と私と、もう1人」
甘く見てた我と我が身 こんな奴か我と我が身

「ばりほれとんぜ」
どうしようもない勝手な奴だ
どうしようもない不埒な奴だ

「ばりほれとんぜ」
Give & Take 与えられることは
Give & Take 心苦しくて
困ってはいない 望んでもいない そんなふうに言うのは
返せない借りだと恐れてしまうから

「ギヴ・アンド・テイク」
Give & Take 高いところから
Give & Take 放られた物を
柳のように首うなだれて
拾い集めるつらさは誰にもわからないでしょう

「ギヴ・アンド・テイク」
Give & Take それは違うよ
僕は君から貰える
君が受け取って呉れる ほら僕は貰えている

「ギヴ・アンド・テイク」
僕が貴女を識らない様に 貴女も貴女を識らない
古い記憶は 語り継がれて 捩じ曲げられることもある

「旅人よ我に帰れ」
優しすぎる弱虫は 孤独だけを選びとる
真実の灯をかざして 帰り道を照らそう

「旅人よ我に帰れ」
我に帰れ 旅人よ帰れ
我に帰れ この胸に帰れ

「旅人よ我に帰れ」
ひと粒の心 ひと粒の心
ひと粒の心 つながりだす

「帰郷群」
運んでゆく縁 運ばれてゆく縁
身の内の羅針盤が道を指す

「帰郷群」
誰かが私を憎んでいる
誰かが私を憎んでいる
帰るべき郷に背を向けた者も
眠りの中では戸口を出る

「帰郷群」
Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく
Yes, My Road, Yes, My Road, 愛だけで走ってゆく

「走(そう)」
辿り着けたら誰が居るだろう
力尽きたら誰が知るだろう
報われたなら その時泣こう
それまでは笑ってゆこう

「走(そう)」
応援はとうに終わっている 表彰はとうに終わっている
ちぎれ去ったテープも ゆき交った盃も 伝説に変わっている

「走(そう)」
僕は迷っているのだろうか
僕は走っているのだろうか
約束の船は風の中 はるかな吹雪の中
どこまでもどこまでも荒野は続いている

「走(そう)」


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mk7911 at 05:10|PermalinkComments(3)

2019年08月27日

仙台文学館のスズキコージ展に行ってきた

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仙台文学館のスズキコージ展にいった。

スズキコージさんは絵本をつくっている人だ。
『大千世界のなかまたち』という本があって、オレは子供のときにそれが大好きだった。
まあ昔のことはいいや。


そのスズキコージ展「大千世界宇宙民謡画展」にいったんです。



入ってわりとすぐのところにある、星の絵で泣いてしまった。

爆発している星があり、その周囲にたくさんの小さい星や星雲がある。
それを見て、スケールの大きさに圧倒された。
それと、命のおわりということも思った。どの星もいつか無くなるんだろうけど、それは別の星になって、そうやってすべてが巡り巡っているんだとしたら、すべてがすべてとつながっている。
自分は自分だけ切り離されたつもりでいるが、ほんとは大きなものの一部なのだと。そう思ったら涙が出た。



ほかの多くの絵は人や動物でひしめいている。楽器を弾く人や、ただ歩いてるような人や動物なんだけど、色彩がすごくてみんな存在感がある。生き生きしている。ギラギラに輝いている。
そこにいるだけで輝いていて、生命がみなぎっている。

カメラを意識して考えてみると、神のようなものが上から眺めているのか。

状況を考えてみると、祭りのようにみんな集まっている状況か。



絵本がたくさんあったので見た。愉快だった。奇妙だった。
絵本の文章もすばらしい。読ませる。
「おばけドライブ」の「ものともせず」が連続する文章なんてユニークそのものだ。



とにかくすばらしかった。

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mk7911 at 10:31|PermalinkComments(0)

2019年08月05日

▼ブログ10周年企画(予定)▼伏せ字検索▼ほか  ~2019年7月

7月の断片的な文章をいくつかここにまとめる。




▼ブログ10周年企画

10月にブログが10周年になる。
10周年企画でいま考えているのは「誌上歌集」ならぬ「ブログ上歌集」みたいなこと。

ひとつの記事でひとつの章というか連作にする。ひとつの連作が10-50首。それが全部で10章くらいになるんで、10記事くらいにわたって合計300首くらいを出していく。
まあそれはあとでnoteやなんかにも同じものを出していくかもしれないんだけど。

オレはよく自作をまとめているんだけど、それにも関わらず、なんかまとまりが悪いなあと思ったんだよ。受賞作と受賞第一作だけは見つけやすくしてあるけど、その他はバラバラになっている。それを一ヶ所にまとめたいと思った。まとめるついでに少し直したい。

たとえば「新進気鋭の歌人たち」のときの10首連作を自分で探そうとして、なかなか見つけられなかった。そしたらなんと、ブログにアップされてなかった。
あと、2014年の「仙台に雪が降る」は有料公開にしてたけど5年経ったんだから無料でもいい。
そのへんの、自作の足並みをきっちり揃えようと思っている。


オレがもし急に死んだら、親切な人がその300首を遺歌集として出してくれたらいいなと思うが、まあ、なかなか死なないだろう。生きて自分で出版する機会があればいいし、なくてもネットでは読めるようにする。





▼おめでとうございます

短歌研究新人賞が決まった。おめでとうございます。
郡司和斗さんが祝福されてるけど、中野霞さんという人がまったく正体不明で、こちらが興味ある。
なんにも表に出るような活動をしないでそこまで登りつめるとは。知ってる人の別名だったらすこしつまらなくなる。

まだ新人気分が抜けないオレだ。うれしさが一年続いている。




▼高く評価した動画


"犬をヤらしくさわる男"
https://t.co/T5DYLsa98T
最低だと思いながら何回も見てしまう動画。



"ショパン エチュードop.10-4をヴァイオリンで弾いてみた"
https://youtu.be/Ql9qKdDKY-w

超絶技巧だ。




"Every Beethoven Symphony at the Same Time"
https://youtu.be/i08a8X3mcj4

すべてのベートーベンの交響曲を同時に鳴らした動画。変態だ。
はじめの30分くらいはごちゃごちゃしていて、35-48分は英雄と第九が重なっていて、48分から最後は第九だけになる。
混沌から歓喜に至る。
おもしろいけど頭が痛くなる。



"さよならポニーテール「空飛ぶ子熊、巡礼ス」Music Video"
https://t.co/SkKl4gKmxx

かなり好きな動画。
「さよならポニーテール」がなんなのかは知らないが、山田全自動さんの映像は大好き。
言葉と映像のズレ、なつかしい感じがたまらない。




▼ネット未発表の文章

オレが結社誌や雑誌で発表した文章で、ネットに公開されてないものがけっこうある。それをネットで見られるようにしようかと考えていたんだが、どうも古い自分の文章は下手くそで恥ずかしい。
こういうのはあまり時間をおかないでやったほうがいいのだろう。

いちおう思い出せるかぎり書き出してみると、

まず、「塔」
2013年ごろに歌集評をひとつ書いた。
2015年の1-6月号で選歌欄評を書いた。
「方舟」に二回書いた。
年末のアンケート的なやつに文章を寄せた。
歌集評はまあ、大丈夫と思う。
選歌欄評は全部は無理だなあ。やるとしたら抜粋になる。
「方舟」は誌面への応答だからネットに出す意味がまったくない。
アンケートのエッセイは何を書いたか覚えてない。

次に「未来」
歌集評がひとつあるけどあんまり良くない内容な気がする。このまま忘れ去られてもいい。
「その日その日」という欄にエッセイを書いたが、当たり障りない。

次に「かばん」
歌集評をひとつ書いた。これは自分の中では書けたほうに入る。出してもよい。

次に「うた新聞」
「ライムライト」という欄にエッセイを書いた。有料で公開中。書けたほうに入る。

最後に「短歌研究」
2014年に「新進気鋭の歌人たち」に短い文章を出した。ツイッターに画像であげた。ブログに置いてもよい。
歌集評3ヶ月ぶん。これも下手な文章だが、オレの実力なので仕方がない。歌集の宣伝になる可能性があるから出してもよい。

思い出した。短歌と俳句の文芸誌「We」で、俳句の評のページを二回担当した。これはよく知らない分野について書いた文章だからネットに出したりはしない。

紙の上の文字になったオレの文章は以上であります。
積極的に書きたいわけじゃなくて、回ってくれば受けるって感じ。書いてるときは楽しくても、あとで恥ずかしくなる。

あちこちの本に書き散らしたものを一ヶ所(ブログかnote)にまとめておいたら良かろうと考えてリストアップしてみたわけだが、罰ゲームのように思えてくる。
やるとしてもごく限定的なかたちになるだろう。



▼いろいろ

auウォレットポイントの運用をはじめて3ヶ月、はじめて1円ぶん利益が出た。
もっとたくさん投資しないとたいした利益にならないのかもしれないね。



小野ほりでいさんのnoteのマガジン「平気で生きるということ」1500円で買って、読みおわった。気づくことが多かった。わりとこれまでだって平気なつもりだったが、そうでもなかった。



生まれてはじめてウォシュレットつかった。くすぐったい。一首できた。



ファミリーマートの「バター香るしっとり厚切りバームクーヘン」が好き。好き嫌いが分かれそうな気がするけども




#みなさん小中高って修学旅行どこだったんですか
小→福島
中→東京
高→北海道

小学校の修学旅行で福島に行ったときに買った赤べこがまだ手元にある https://t.co/3u95fyHLrk

中学校の修学旅行のことはほとんど覚えてないけど短歌はひとつ作った。

人生のうすい汚点にディズニーではぐれて何も乗らなかった日/工藤吉生
〈2017.7 野性時代「野性歌壇」〉
加藤千恵さんの佳作。


高校の修学旅行は北海道の修道院に行ったりレンガの建物に行ったり、なんかいろいろした。中島みゆきファンだったから興奮したが、特にみゆきさんにゆかりのあるものは見かけなかった。
函館の夜景見てワーワーした。ラベンダーのソフトクリーム食べた。ってことは富良野に行ったんだろうな。




▼浜竹

相原かろさんの歌集『浜竹』から。 https://t.co/SCyZvtxb6a

ほとんどが工藤吉生だつぶやきの相原かろを検索したら
/相原かろ『浜竹』



今でもほとんどオレなのかなーと思って検索してみたら、今でもわりとそうだった。歌集が評判になって、工藤がうすくなるといいですね。

オレの名前を短歌に入れる人は今までに何人かいらっしゃったんですが、その短歌を歌集に収録した方は初めて。

かろさんはマジでおもしろい歌をつくる歌人さんなので、『塔』以外の方にも広く読まれるといいなあと思います。

今までに、短歌関係で総合誌や結社誌や新聞やネットプリントや、いろんなところにオレの作品や名前を載せていただいてきましたが、「歌集」にはオレの名前が載ったことがなかったんです。うれしいなあ。




▼伏せ字検索

「○田○子の秘密エッチ流出映像を限定公開中!」だそうだが、誰なんだ。森田童子? https://t.co/YpdOiSvXs6

「○田○子」で検索したら「伏せ字検索」というページがでてきた。
https://t.co/pIKFWPZzmm
〈○田○子はきっと「松田聖子」です〉と結果が出てきた。

松田聖子、桜田淳子、森田童子、向田邦子、寺田恵子、戸田恵子、石田燿子、熊田曜子、沢田聖子、深田恭子
と候補が一覧になっているけど、迷惑メール的には「前田敦子」が正解なんじゃないのかな。流出したら大ニュースになりそうな、比較的最近の芸能人ということで考えれば。





▼あした

今日は中島みゆきの「あした」の歌詞のことを考えていた。いまの自分に響いてくる歌。

前奏は甘い感じでふわふわ始まって、イヤリングを外すとかフリルのシャツを脱ぐとか言い出してまだ甘い雰囲気があるみたいだけど、これっていうのは装飾が剥がれて中身が露出していくってことだ。

カーラジオが嵐を告げるっていうのは予感ですね。予報。まだこの段階では嵐になっていない。黙りこんでいるっていって問いかけがあってサビ。サビは「もしも明日」ってことでこれも仮のことなんだけど、こんなに悪い予感をもっているのはなんだろうと。

二番になると、Aメロで二人の気持ちが近づこうとしてもわからなくなってしまうことを言い始める。一番のAメロでは脱いでたんで、その続きですかね。一歩踏み込んだ。「なおわからなくなるみたいだ」は一番の「見失ってしまわないでね」の、まさに見失ってしまったところだ。
つまり一番の悪い予感が二番で的中しはじめたんだな。

わからなくなって、それでどうなるのか不安がきざしてくるが、Bメロになるとせっぱつまってくる。「追い越してく」からの「一車線の人生」は一番のBメロの「カーラジオ」とつながって車に乗ってる感触を強めている。

ここで「土砂降りの一車線の人生」で土砂降りになる。これが一番のカーラジオで告げられていた嵐に相当すると考えれば、ここでも悪い予報が現実になっている。

「こごえながら」で、まるで二人が直接雨に濡れているみたいに感じる。車の中にいるはずなんだけど、嵐のまっただ中だ。
「二人ともが二人ぶん傷ついている」がすごく重い。

そういうことを言ってからまたサビがくる。同じ悪い予感にしても、一番のときよりずっとその悪い状況に近づいているようだし、「言えるならその時」の「その時」はすぐそこまできてるみたいだ。

なにがそんなに二人を追いつめているのか、それがよく見えないんだけど、オレは最近わかる気がしてきている。
こういう歌は中島みゆきのほかの歌にもそうそうないんだよ。フラれたから辛いとかそういうことじゃなくて、二人は愛し合っているままで何かひどいことになっている。

変なことを言うけど、愛っていうのは美しい楽しいことばっかりじゃないんだよな。熱心に聞いてた学生の頃にそれがわからなかった。

「ただの心しかもたない痩せた猫」とか「なんの得もなくても」とか、「愛」以外のぜんぶを失うみたいに言っている。ふわふわして始まって、緊迫してくる。

結末を考えずに書き始めたけど、どうすりゃいいのかわかんなくなったので終わる。



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mk7911 at 16:56|PermalinkComments(0)

2019年07月12日

▼上半期自選4首▼初めて作った短歌▼初めて掲載された短歌  ~2019.6

2019年6月後半の断片。






▼自選4首、初めて作った短歌、初めて掲載された短歌

#2019年自分が選ぶ今年上半期の4首

好きなだけ言わせといたら在日で生活保護で毛が無くて死者

早く早くとドアを叩いてそののちに漏らして泣いた夜を忘れず

四十になろうというのに若者に向けた批判を身構えて聞く

オレの行くときだけ雨がやんでいる予報だったがもう過去のこと




『未来』以外だと、朝日新聞や『短歌研究』や『現代短歌』や「フワクタンカ」や「みずつき」などに発表した半年だった。




#初めて詠んだ短歌を晒す

人生はお金じゃないよ心だよそう思ってもお金がほしい
〈1994年〉





初めての俳句は小6で

夏休みアイス食べすぎ腹こわす

っていうのだった。
ほかのみんなは夕焼けがどうのこうのとか綺麗な作品をつくっていた。でもあんたらは廊下を走ったり意地悪したりしてるじゃないか、綺麗事言いやがって嘘つき大嫌いだ! と思ってた。




6/22にイベントでつくった俳句は

梅雨だからお金かしてと書き記す

だった。30年経って、これくらいの変化。
「記す」が題で、これがなかなかうまく入らなかった。

題の「記す」がそもそも自分に合わない言葉に見えてしまう。後に残すに値するちゃんとしたことを書いてるみたいじゃん。オレの書くものにそんなのあるのか疑問だ。
「書く」なら自分にも合う。ペンの先を紙に押し付ければ「書く」になる。

そういうふうに
「夕焼け」とか綺麗なのをあんまり使いたくないとか、
「記す」は立派すぎて自分に合わないとか、
ってやっていくと使えることばが限られてくる。
「ぼく」ですら綺麗に見えて自分では使いたくない。そこは譲れなくて、今の自分がいる。




#初めて掲載された歌

坂道に銀の空き缶 蹴飛ばしてやろうと思いにらんではみた
〈2012年4月 うたつかい第7号〉

「銀の空き缶」という題で出した5首が、初めて紙に掲載された短歌でした。




選ばれて新聞や雑誌の投稿欄に掲載された歌という意味であれば、この歌。なみの亜子さんの選。

ヒョウ柄の強そうな人を後ろから見ているオレの柄はチェックだ
〈2012年7月号 短歌研究「うたう★クラブ」うたう★クラブ賞〉




紙媒体で最初に載ったのが『うたつかい』で、投稿欄で最初に載ったのが『短歌研究』ということですね。短歌を始めてから、短歌が紙に印刷されるまで半年かかっている。
それ以前だと「うたらば」によく投稿していた。



短歌研究の巻末の「うたうクラブ」の佳作で星がついたとかつかなかったとかで一喜一憂していたオレが、今はその短歌研究で作品二十首を載せていただけるようになりました。





▼質問箱



質問
【めっちゃ質問きますねwww人気者www】



ダブリューを2個一組で使ってる自動質問いかがなものか
https://t.co/iX8O2Ym3rK

どうやら、多くの人の質問箱にbot的に同じ質問がくるみたいで、オレのところにくるやつは無視してたんだけど、変なふうに煽ってきたので驚いた。運営なにやってんだよ。
検索するとこの質問も多くの人に届いているようだ。






Twitterで、フォロワーがまだあんまりいなくてツイートもあんまりしていない、「短歌はじめました」みたいな人によくフォローされる。そういう人にオレの質問箱をうまく使ってもらえればいい。オレの回答でよければ答えますのでどうぞ。

https://peing.net/ja/mk7911

親切な回答になるかどうかはオレの機嫌次第なんだけども、基本的には教えたがりな方ですね。




質問
【上手い短歌って、どんな短歌だと思いますか?】


ぎこちなく感じさせないのが1点。言葉の距離が2点目ですね

2点では終わりませんが今パッと思いつくのはそのあたりです

https://t.co/7acwpU7UD8







質問
【工藤さんはこの先、歌集を出したり総合誌にバンバン掲載されたりという活躍がしたいですか? それとも、短歌と何かのコラボや展示、歌集という形じゃない本の出版など、ちょっと外向けというか、歌壇の外っぽい活躍がしたいですか?】


そういえばあまり考えてませんねやれる感じでやっていきます

その二択ならば前者のほうがよりオレの気分に近いようです

総合誌、歌集、結社が「歌壇」っていうのはずっと続くのかなあ
https://t.co/FbZJr7KSyF


いい質問だなあ。
コラボとか展示はまずやらないと思うんだけど、だからってバンバン総合誌にっていうほどの力量もないんで、困っちゃいますね。ネットで何かやれたらいいけど、あんまり新しいものについていける気がしないし……。

Twitterがもう古いとか終わってるっていうのを見聞きすると焦る。Twitterとかブログが自分の中心なので。
現代短歌bot @gendai_tanka のフォロワーが7000を超えたんだけど、こういうのが地味に楽しかったりします。

オレのブログとかnoteは頭打ちっていうか、これ以上は伸びていかない感じになっちゃってるんだけど、続けていきます。ブログはこんどの10月に10周年を迎えます。

そうやってネットでコチョコチョやってるのがオレの活動の大きなところですね、相変わらず。
依頼をいただければ力量の範囲内でありがたく受けます。それがたまたま歌壇の内だったり外だったりするわけですね。





▼対面人狼

対面人狼の動画を見た。
「人狼最大トーナメント」っていうのがあるのを知り、それを見たんだけど、上手い人ばかり集まるとほんとうに緊張感のある素晴らしい試合になる。人気のある人たちの集まりでもあり、みなさん楽しかった。

オレが今まで見てたのは「人狼殺」っていうゲームでやってる人達だったんだけど、対面してやっているのは初めてちゃんと見た。

ニコニコ生放送がからんでいて、そのへんの人たちの顔と名前はこの一日でだいぶ覚えた。



"人狼最大トーナメント〜season5#2〜"
https://youtu.be/8yfl4tC5Oyc

これは特にすごかった試合。





▼奇妙な世界

そば・助六セットをつかんでカゴに入れたつもりが、レジに行ったらうどん・生寿司セットだった。
奇妙な世界への扉がひらいたようだった。




▼▼▼



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依頼こなし日記 2019.5/27-6/3  ~ふたつの校正
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2019年07月11日

▼せやかて工藤▼週刊読書人▼ものするひと3巻  ~2019.6月

6月前半の断片的な文章。



▼封印映像35

封印映像35見た。
うん。なかなかだった。
最初の「心霊パパラッチ」は普通。 霊をバカにして復讐をうける。
「泥の人」はめずらしい内容。ちょっと合成っぽくも見えたが。
「帰れなかった霊体」は霊が三つつづけてでてくる。閉まらないエレベーターがめずらしい。
「ボウボウ」は火の玉の話。人が燃えているとか石がとんでくるとかいろいろな合わせ技。




▼せやかて工藤

こういうツイートを見た

“コナン最大の謎のひとつ「関西弁の人は、身の周りの工藤さんに反論するとき本当に『せやかて工藤』と話しかけるのか」を調べました。「そもそも工藤さんが全然いない」という事実も浮き彫りになっています。

服部平次の「せやかて工藤」は、関西で本当に使うのか?”

https://t.co/EzKGfKQ2m9 https://t.co/c77ScAoJQU
https://twitter.com/_maishilo_/status/1135723681189994498


前にも書いたことあるけど、「工藤」は東北に多い名字なんです。
たとえば、短歌研究年鑑2019には工藤という名字の歌人が10人いるけど、出身は、

北海道、
青森、
青森、
青森、
青森、
茨城、
青森、
北海道、
千葉(これがオレ)、
岩手

となっている。つまり、関西には工藤が少ないんです。
青森が多いでしょう。オレの父が青森、その親も青森。



【服部平次】関西弁を使う人は身の周りの“工藤さん”に反論する時『せやかて工藤』と話しかけるのか調査したら、とある事実が浮き彫りになった - Togetter https://t.co/FlsjnRiyDX
ツイート使っていただいてました。




小学校の同じクラスにもう一人工藤くんがいた。
通ってる歯医者が工藤だった。
それから引っ越して、近所に工藤さんの家が二軒。
中学校にはいなくて、高校には隣のクラスに工藤が一人いた。
職場に三人工藤がいた。
短歌で一人でしょ。
家族以外だとこれまで合わせて9工藤だ。

近所の二軒の工藤さんには直接会ってないから、生身の工藤は7工藤だ。

「吉生」は一人も会ったことない。0吉生。




▼コメント

ブログにきたコメント。俳句の有名な人かと思ったら、全然知らない人。


小川蘆舟
“がんばっとるんやね、元気らしいね、少し歌が上手くなったかね。
 ところで、
小生の歌を見てくれたまえ、依田仁美の「舟」に15首載っている。今年の夏号だ。 君の活躍を祈る。”




そんな全然知らない本のことを言われても確認のしようがないよ。どうぞ祈っててください。どうしても読んでほしいというのなら本を送ってください。住所は短歌年鑑に載ってます。

なんでこんなに偉そうで馴れ馴れしいのか驚く。おかしいんじゃないの。それか、オレを誰か他の人と間違えているのか。
オレは「短歌研究」7月号に20首出してますよ。読んでくれるんですか。「角川短歌」8月号にも作品5首でますよ。読んでくれるんですか。



▼週刊読書人

わけあって『週刊読書人』をたくさん読んだ。
8面ある新聞。
1-2面にインタビューや対談があるんだけど、ほぼみんな知らない人なんだよ。仮にも新聞の一面に出るような人なのに、オレは全然知らないんだなあ。
思想とか、硬い本を大きく扱っている。

追悼・橋本治という記事で、橋本治は平成に背を向けていたという指摘が新鮮だった。

それと、小谷野敦さんが芥川賞のことでずいぶんきびしく言っていたのが印象的だった。作品によっては「話しても無駄です」とまで言っている。

タイトルは聞いたことあるけどどんな本か知らないというものについて、いくつか輪郭をつかむことができた。


短歌では「現代短歌むしめがね」がある。
ねむらない樹とか各種の短歌賞とかの記事があった。ってことは短歌研究新人賞の記事もあったんだろうな。名前しか出なかったんだろうけども。





▼ドレッシング

今つかってるドレッシングに内側のくりくり回すタイプのふたと、外側のカパッてはめるタイプのふたがあるんだけど、ふたが二つあるのが気に入らなくて外側のふただけしてたんだけど、そしたら開けたときに中身が漏れてべたべたになった。今は内側のふただけしている。

体にドレッシングがかかるの、けっこう嫌だね。サラダはそれに耐えている。





▼noteの「スキ」機能

noteで、購入されていない有料記事にスキをつけられることがある。宣伝目的だ。
機嫌が悪かったので相手の記事のコメント欄でキレた。

「なんで購入してないのにわたしの有料記事にスキ押してきたんですか?
読みもしないで何がスキなんだ。バカにしてるのか。なに考えてんだ。」





▼ほめられた

知らない人がオレの連作をネットでほめてるのを1つ見つけた。
https://6718.teacup.com/plabotonoitanji/bbs
受賞第一作をほめていただいた。6/7-8のところ。





▼古参

#これを知っていたら私の古参
「くどうよしお」のころ(無所属のころ)を知ってれば古いほう。
「くどう」のころ(まだ短歌やってないころ)を知ってる人はもっと古い。




▼ものするひと 3巻

オカヤイズミ『ものするひと』三巻が出たというので買って読んだ。漫画って本屋で探すと探しにくい。

ヨサノと寝るところばかり記憶に残っている。

書けない時期を乗り越えるのがひとつのテーマだな。「おけちよ」が刺激していたのがよかった。

同人誌を売る場面も、知らないので新鮮。
芥川賞、取れても取れなくてもたんたんと杉浦の作家人生は続いていくのだろう。




▼▼▼



【こっちもおすすめ】

noteのほうでは、ブログでは読めない内容の記事をたくさんアップしています。





依頼こなし日記 2019.5/6-5/16  ~日記とカレンダー
https://t.co/uH0Qg7bwZp

依頼こなし日記 2019.5/27-6/3  ~ふたつの校正
https://t.co/4HS4nocxl2



2018年12月のオレの短歌とその余談  ~鋭く突いた怪作です、ほか
https://t.co/1YynqfTbGS

2019年1月のオレの短歌とその余談  ~「おもらしクン」「大きなSNSの下で」ほか
https://t.co/XQaZ8NGI0y

2019年2月のオレの短歌とその余談  ~文体そのものが行為になり得ている
https://t.co/Y6OCQ0tyUY





などなど、
500円ですべての記事(約120記事)が読めます。よろしければどうぞ。




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2019年06月11日

「正しさが暴走するこのインターネットは早急に滅ぶべきである」を読んで、べつに滅びなくていいと思ったこと

こういう記事を読んだのです。


正しさが暴走するこのインターネットは早急に滅ぶべきである
https://t.co/obDzXcAtWd


必読の文章みたいに言う人もいるけど、古い傷をえぐってくる可能性があるから、あんまり人にはすすめたくないかな。すくなくともオレはつらかった。

たしかに心しめつけられたんだけど、それは教室でのエピソードの理不尽さによるものなんだよな。帰りの会が滅びればいいという論ならわかるんだけど
結論はインターネットが滅びるべき、なのだからおかしい。インターネットについての記述が足りない。そうだインターネットが滅びればいいんだ、と賛同するところにはいかないなあ。
そもそもインターネットとSNSはイコールじゃないし。雑だ。

オレのころにこんな帰りの会はなかったなあ。



嫌なら教室を飛び出して隣の教室に入ったり、特定の人の言葉を聞こえないようにできるのがツイッターなんだよ。なんだったら自分一人の教室にもできるし。
インターネットがひとつの教室であるとはとても思えないな。無数にある教室のひとつを勝手に選んで入ってる感じだなあ。

しかしながら、炎上して不特定多数から叩かれる人ならミュート・ブロックで対応してられなくなるわけで、そういうひとたちは共感しそうな記事だ。(それだって通知をオフにしてエゴサもやめればいいじゃんと思ってるけど)


インターネットは滅びるべき、と言いたいのならインターネットの話をするべきところなんじゃなかろうか。例はあくまでも例でしかないんだよ。理不尽さから怒りを呼び起こされて、場合によっては古い嫌な記憶を掘り起こされて、それで心が動くけれども、長々と書いてある小学生の帰りの会のことと結論のインターネットは滅びるべきっていうのは食い違っているよね。



学級会で感じることと今インターネットで感じることって同じかな。似たところは拾えるけど、違うと思うよ。似てるのと同じなのは別のことだよ。すりかわってるよね。
似たところだけ拾ってるけど、似てないところも拾ってみたらどうかな。



ネットは学級会なんだ、と思えるほどネットで他の人たちとつながってるのか? そりゃ窮屈だろうね。オレにはその感覚はわからない。気に入らなきゃどんどん非表示にしていくから。
ツイッターっていうのは、ひとりひとりがドラえもんの「どくさいスイッチ」を持ってる状態なんだよ。タッチすれば見えなくできちゃうわけ。




暴走はいけないが、だからって黙らされてはいけないのが表現の世界だ。

暴走せずにどうやって「今日の困ったこと」を解決していくかが問題だ。



なにが悪いんだろう。
「暴走」というんなら、
学級会という車があって、
「今日の困ったこと」というアクセルがあって、
特定の女子がそれを踏んで、
先生というブレーキがきかなくて事故ったよということだと読んだ。
で、結論が「車そのものをこの世からなくすべき」ってことになるのかどうか。
「暴走しないようにうまく運転しよう、そのためにはどうすればいいのだろう」という方向にいくもんじゃないだろうか。
「今日の困ったこと」によって困り事が解決された生徒だっていたでしょう。





生活でもかかってないかぎり、嫌なら椅子蹴って出ていく、でいいんじゃなかろうか。
(他人や他人のものを蹴ったらまずいし、自分や自分のものも蹴りたくないから、落としどころとして自分の座っていた椅子にしてみる)


小中学生のころに「椅子蹴って出ていく」を知らなかったことに悔しさがある。なんであんな愚かなことにじっと耐えていたのかと。

大人になればもっとずるくなって、具合悪いとか用事があるとか家族が病気とかなんだかんだでその場を回避するアイデアは出てくるわけだよ。でも子供はそうじゃないこともあって背負いこんでしまいやすいんだよ。不登校や転校は気軽に選べる選択肢ではないし。逃げ場がない。それが小学生のつらいところだ。


でもいつまでも小学生じゃないからね。ずるくなったりふてぶてしくなったりして教室を出てしまえばいいんだ。あとで帰ってきて知らん顔してたっていいんだ。笑ってごまかしたり逆ギレしたり媚びたりいろんな防衛がある。
やれるんならみんなで出ていっても面白そうだけどね。




正義で暴走してる人を分からせる、っていうのが現実的なこととは思えないんだよ。となると、そういう人や騒ぎをなるべく視界に入れないようにするというやり方になる。機能であるミュートやブロックをうまく使って、嫌なことや腹立つことが目に入ってこないようにする。一人一人がそうすることで嫌な思いをする機会減らせるんじゃないのかね。

タイムラインでよく見かける単語があるけどなんのことかよくわからないまま終わっていく、というのがとても増えましたよ。それでいいんじゃないの。いちいち怒ってられないもん。

でも、この記事は目に入ってきちゃったし、リアクションしてしまった。そういう意味では一本とられた。ほんとにすごいうまい心うごかす文章なんですもの。



そんな感じです。

んじゃまた。

ああ、見たくないからコメント欄閉じてまーす。




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mk7911 at 22:29|Permalink

2019年06月06日

▼呪いの動画さまざま▼ニートピア▼工藤吉生の炎を思う、ほか  ~2019年5月

2019年5月の断片のまとめ。心霊動画の感想が多め。






▼工藤吉生の炎

短歌雑誌ネガティヴ届きました。わーわー

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歌会のあとにパフェなど食べながら工藤吉生の炎を思う

という短歌を作ってくれた人ありがとう。 炎とは? https://t.co/cBRtt6yuAA

オレの名前を詠み込んだ歌コレクション、に加えておこう。これで五首目





▼ニートピア



中原昌也さんの『ニートピア2010』を読み始めた https://t.co/mtKGjzhH7Q

中原昌也さんの「誰が見ても人でなし」っていう作品のなかに、断片的な言葉がいっぱいでてくる箇所がある。ひとつひとつが悪夢みたいな、深夜ラジオのネタみたいでもあり、週刊誌の見出しみたいでもあり、詩歌みたいでもある。それがすごい量と不吉さで、あっけにとられた。

好きなのを挙げてみる。
「必死に旗を振る無駄」「高速道路の中央分離帯に長時間潜む女」「死体を使った嫌がらせパレード」「無言電話専用回線」「人気の絞首芸人が今夜大挙出演」「食事中に頭上から脂肪塊が滴る現象」「詩情を超越した劣情に拍手鳴り止まず」「電気椅子と便座の複合装置完成式典」「リクエストに応じて女性の啜り泣く生声を24時間一挙放送」「全国から虚言癖傾向の人間を集めてバスごと穴に落とし生き埋めに」「盗難ブルドーザーで就寝中の浮浪者の住居を破壊し地元住民から感謝状」

小説の途中にそういうのが改行もなくてスラッシュだけで区切られて数ページにわたって150くらい並んでいる。次々にこういうことを考えられるというのだろうか。

たとえばこれらの断片が一ページに三つくらい余白をもってならんでいて、これだけで一冊、なんてことを想像してみる。
小さい作品がぎっしり並んでいて、そのぎっしりが効果をあげるってこともあるんだろうな。



そもそも誰かに褒められたからって、何もない。本当に何もない……こんな何の価値もない駄文を呑気に読んでいる愚かな連中なんぞの想像の範囲を遥かに超えて、何もない。”
中原昌也「中間小説」





▼新人賞の思い出


角川短歌賞の締切があった。
オレは7回出して、6回予選落ちした。5回目の応募のときに予選通過して丸もらった

総合誌の新人賞、23回ほど出している。そのうち箸にも棒にもかからないのが18回。
78%はスカっている

23回応募したけど、つくった連作は10くらい。落ちたものを推敲してまた出していた。塔にいたころは新人賞に落ちたら「特別作品」に回していた。

研究の受賞作の「この人を追う」は四回目の応募だった。
2016年に「ご自由に」って題で20首連作としてあるところに出して落ちて、
2017年の前半に30首にして「非常識のスープ」っていう題で別のところに出して落ちて、
同じ年の後半に「おくびょうですか」っていう題で出して落ちている。

「非常識のスープ」ってわりと好きなタイトルだったんだけど。
並盛と言ってもかなりの量がくる非常識を受け入れてわれらは
スープまで飲み干し思う破滅から地球を守り胴上げされたい

を組み合わせてできたタイトル。

「おくびょうですか」は
なんとなくいちごアイスを買って食う しあわせですか おくびょうですよ
からとったタイトル。



中城ふみ子賞の次席になった連作は五回出したのだった。出しては落とされを繰り返して、そのたび大きく作りかえてきた。50首でつくって30首にしてまた50首にしたりして。2012年につくった連作が2018年に日の目を見た。

日の目を見たとはいっても抄録だったので、うれしいけど不本意でもあった。悔しさにまかせて副賞をいりませんと断った。

そういうことを、過去の日記を見ながら思い返していたところだった。そんなしつこい応募は、もうやらないんだなって。

来年また同じようなことをつぶやく気がする



そういうしつこいオレであるから、締め切り直前につくって出して落ちたらすぐnoteやネプリで公開、っていう人には疑いを感じている。そういう人たちから受賞者がでたらけっこうダメージくらうと思う。





▼ボタン


仙台の書店「ボタン」に初めて行ってきました。ツイッターで見かけて、品揃えが面白そうだったので。
ちょっと遠くて、Googleマップが久しぶりに役に立ちました。

こだわってる感じの本屋さんで、よかったです。歌集がけっこうありました。『砂丘律』と『光と私語』が隣り合わせに置かれていました。憩ってる、って感じ。

ネルノダイスキさんの漫画「ひょうひょう」と稀風社の短歌入門の本を買いました。文学フリマに出るような本が本屋に並んでいるとありがたい。

流れてる音楽からして得体のしれないものだったなあ。詩歌のほかには芸術全般とか、思想の本があった。
そういう店が仙台にあると知らなかった。



帰りに歩きながら考えてたんですけど、服の店は男性向け女性向け、フォーマルカジュアル子供服なんとかかんとかでいろいろ分かれているのに、本屋はあんまりそういうふうになりにくいよなってこと。

主流みたいなのがあって。主流っていうのはつまり改元のタイミングで皇室や万葉集の本を前に出していくような、流れの大きいほうに乗っかってくる本屋で、そこからはずれると隠れ家的に小さくてひっそりな本屋になりやすい。いろんな本屋がそこそこににぎわったらいいのにね。



▼心霊動画(長いです)



心霊動画ばかり見ていた。あまりメジャーじゃない心霊DVDを大量にアップしている海外の人がいる。

「封印映像33」見た。よかった。
「曰く付き」は街頭インタビューする男性に相手の女性がぐいぐいくる。家に招かれ、そこで飲まされたものに何か入っているのか、男性は朦朧となる。そこは事故物件で、映像に首の曲がった男が映ってるんだけど、女性のしつこさのほうが怖い。

「メリーさん」は高速道路のマネキンにイタズラして怖い目にあう内容。カーブに女がぼんやり立ってるとか、同じカーブを二度通るとか、捨てた人形がまたあるとか、何重にも仕掛けてくる。

「呪われた地下アイドル」が特にインパクトあった。たしかに地下アイドルっぽい独特な感じの女性がでてくる。1時間9000円でデートしているところを男のほうが盗撮している、その映像がこれ。ビルに行ったら待ち伏せしていたストーカーの男があらわれて、話があるといってアイドルを無理やり屋上につれていく。悲鳴とともにアイドルが落下、そのあとストーカーの男も落下。心霊がまったく関係しない。そこがいいのかも。

"Demons § Ghosts envolving in Japan II" https://youtu.be/1HdqfMC6_d0





「闇動画18」の「死者の遊戯」は緊張感があった。
自殺しにくる者が後を絶たないという廃工場に三人で侵入。そこにいた小太りの男が「向こうで死体を見ました」というから見に行くと、案内した小太りの男そっくりの男が死んでいる。戻るとさっきの小太りの男がいない。それから次々におかしなことになる。仲間が次々に消えたりして、見てるこっちもパニックになる。
「闇動画」と「心霊闇動画」は別のシリーズで、とにかくいっぱいシリーズがある。


「いる。21」見た。ひとつひとつの映像が短く、合成っぽいのもある。黒い影が、なんか綺麗なんだよ。露骨な合成があると見るのやめちゃうなあ。もっと頑張ったものが見たい。なかには面白いのもある。
ナレーションの女性の声が色っぽくてしかも怖いのが良い。


「放送デキナイ死の動画5」の「電話ボックス」もよかった。電話ボックスにまつわる都市伝説を試すと、深夜の電話ボックスのなかに大量の手がうごめいていた。


「放送デキナイ呪ワレタ動画2」は「夫婦の家」が印象にのこる。人間のほうが怖いやつ。

「放送デキナイ呪ワレタ動画」は「放送デキナイ死の動画」とは別のシリーズで、とにかくいっぱいシリーズがある。



「謎怖6」は他のシリーズの動画を集めたものらしい。
「仮面」がこわい。深夜の廃墟でこわいお面をかぶって遊ぶこと自体、ちょっとどうかと思う。廃墟ではぐれる話はこわい。
「テープ」はそこそこ興味深い内容なのに、棒読みがひどすぎる。山中で拾ったテープを再生したら知人の顔が十数分収録されているってやばい。



「本当にあった投稿闇映像」はオープニングが良い。
"Demons posessed Japanese actualy in Japan"
https://youtu.be/L_tB4ylJbTg


いろいろ挙げたけど、こういうのは、調子に乗った連中がこわい思いをするのが常だ。さわらぬ神にたたりなし。




心霊~パンデミック11見た。そんなに面白くないのに見てしまうなあ。最初の「やけいにみせられて」がいちばんこわい。あと、スタッフがかわいい。



配信デキナイ警告動画8見た。だめだなあ。合成が露骨だ。空中から手が伸びているのに脇まで見えてたりする。最後の自主制作映画も演技になってないし。
暗闇から出てきてるはずの女の髪にツヤがあるというか、光が当たってるみたいに見える。
赤ちゃんの人形のやつはネタみたいだったし。お笑いだよ。

あと、ほとんど霊が女なんだよ。サボってる感じだ。霊なら髪の長い若い女だろ、っていういい加減なものを感じた。そういうお決まりのパターンとどれだけ戦えるかを見たい。



呪われた心霊動画XXX10
見た。だめだよ。「そこから見た景」にでてくる手紙はちょっと気味悪かったけど、途中でわかってしまった。
「樹海で起きたこと」は大学生の女の子が徐霊をやるというのがめずらしいが、臭すぎて見てられない。

信用しているレビューブログでは評価が高かったが、なんか信頼できなくなってしまった。もっと本物っぽく見せてよー。



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見た。
杉本の部下オーディションは杉本の魅力が出ていてよかった。ほかはいまひとつ。杉本の情熱的な取り組みは、ほかのシリーズにはなかなかない。
心霊ではない残酷動画がわりとあるのがこのシリーズの特徴で、それは好きでも嫌いでもない。




呪怨ノ動画 カルマ
見た。まあまあ。シチュエーションが珍しいんだよ。山中でリンチしてるとか、立ちんぼについていくとか、霊感商法をからかうとか。そんなにこわくはないけどもめずらしさで楽しめる。

でもほんとに、カメラを振ってるとでてくるってパターンが多いな。カメラがじっと同じところを映してるとでてこない。



「アンノウンッ」見た。
珍しい話が入ってて、意欲は感じたが、なんも怖くはない。
男性同士のカップルの霊とか、見かけると不幸が起こるおばさんに毎日会ってしまうとか。



闇動画13見た。
ひとつひとつが長くできている。最後の「窓の人影」は緊張感があった。灯りがなくなっていくところ。何かいたようだったのに確認するといない、の繰り返しが効いている。
あと、オープニングがいい。

"Japan Ghost § Demons attack on cameras 7" https://t.co/8pYgdM4Phx



「ほんとにあった!呪いのビデオ3」見た。
いくつかこわいのがあった。4人しかいないのに4人いる映像が撮れてしまっている「4人いる」がよかった。
あとは、なにが異常なのかよくわかんないのもあった。

投稿者が仮名じゃなかったり、モザイクがすくなかったりする。素直だ。
あと、取材に二人で答えていることが多い。
男性の霊的な顔もでてくる。やらせをあまり感じない。ふつうに素人がありのままにしゃべってるように見える。

ビデオレターをとっている男性のトークがめちゃめちゃしょうもなかった。そこがリアルに感じた。



心霊闇動画26見た。
素行調査のはこわかったな。遠くにいったと思ったらすぐ近くにいるっていうパターンはかなりイヤだなあ。

あと、南京玉すだれのうまい男性がでてきて、心霊よりもかくし芸のうまさに感心した。

"Japan Ghost § Demons evolving in Japan XIV"
https://t.co/8c6LR1hpws



心霊調査隊カチコミ1.2見た。夏目というディレクターが強引なのが持ち味になっている。取材をいやがる女性をおいかけて肩をつかんで、警察に駆け込まれたりしている。

別の取材では夏目は車に拉致されていた。めずらしいケース。それは映像もけっこうこわかった。走ってる車の上から手と顔がでてくる。

女子トイレの心霊動画の調査で、調査だからといって女子トイレに隠しカメラをつけようとしていた。やばいよ夏目ディレクター。
清掃員に見つかって、口封じで5000円渡していた。

しかしさあ、心霊がつねにカメラ目線で8割以上が髪の長い女っていうのは、ねえ。

清掃員っていうけど、あんな白いひらひらした格好の清掃員はいないだろう。道具ももってないし。



カチコミ3見た。
夏目はピッキングして勝手に家に入って物を持ち帰ったり、郵便物を勝手にあけたりしていた。フィクションじゃなきゃ大変なことになっている。
なかなか気味悪い作品だった。

「セクシャルマイノリティ」っていう作品があった。ニューハーフの背後から黒い顔がでてきて、このニューハーフは数日後に亡くなったとテロップがでて終了。ごく基本的な流れだ。これこそ心霊動画としては多数派だ。



「闇動画4」見た。
最初の「合い鍵」が一番こわくて気持ち悪かった。新居に謎の書き置きと死体を見つけてから結婚がダメになっておかしくなって行方不明になるっていうのが。
「同棲の相手」は長くてごちゃごちゃしすぎている。
「栄光の手」は死体の手を宗教の儀式につかう話。絞殺と切断の描写がえぐい。



ほんとにあった!呪いのビデオ2
見た。
「作業服の男」は映像はたいしたことないのに前フリですごく脅してくる。見ると不幸になるって。
それ以外はまあ、それなり。踏み切りの足がちょっと嫌かな。よく見てもわからないのもあった。



「闇動画19」見た。
「霊能者」は、いつか見た「死者の遊戯」みたいな内容。廃墟のビルで次々におかしなことがおこる。
「浮気相手」はよくできすぎている。女が夫も浮気相手も殺してしまう。電話のかかってくるタイミングとかバッチリだ。





今回はここまで。


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mk7911 at 11:32|PermalinkComments(0)