ダイの大冒険

2020年01月24日

▼っぽくならなかった歌人▼歌人に会わなかった▼ダイの大冒険  ~2019年12月

2019年12月の断片。




▼かばん 12月号

『かばん』12月号。田中有芽子さんと伊舎堂仁さんが対談している。伊舎堂さんが歌人のマッピングをしていて、ちょっとオレのこともでてくる。


伊舎堂さんが言う。

日経新聞の穂村欄の常連ってすごいですよねー。 広く言うと木下龍也も岡野大嗣もそう。工藤吉生さんとかが自分と似た香りがしてて。工藤さんはたぶん角川短歌とかにも出していたから、あまり鈴木美紀子さんぽくならなかった感じがあるんです。 どこにでもいける感じがあった。


と、日経歌壇の常連としてオレがでてくる。常連というほど載ってるつもりはなかったが、19回載った(いま数えた)んだから、珍しくはない顔だし、常連っちゃ常連なのか。

「自分に似た香り」。オレから見ると伊舎堂さんのほうがずっといい香りがしているというか、センスいいと思っていた。オレはカビ臭いのでは?

「鈴木美紀子さんぽくならなかった」というのは、対談のこれより前のところで、歌集を出してほしい歌人として日経歌壇常連の人たちの名前があがっていてそのなかに鈴木美紀子さんがいたのを受けているんだろう。

工藤は他のところにも投稿していたから日経歌壇の穂村弘の色がそこまで強くない、ということを言っているんだろう。
歌集を出してほしい歌人に含まれないという意味……かもしれないがもうわからない。



オレは「歌集を出してほしい」と誰かに思ったことがないよ。出たら買わなきゃいけない歌人ならいる。



伊舎堂さんのマッピングというのはほかのところでも聞いた。伊舎堂さんの頭の中でいろんな歌人のマッピングがどうなっているのか、見てみたい。


オレは田中有芽子さんという人をあまり知らなかったんだけど、おもしろそうな歌人だということを知った特集だった。



ほかの座談会で穂村弘さんが「怪獣墓場」の話をしていたのも印象的だった。

穂村さんが言う。
「今主流になっているほとんどのものにこの人合ってないんだなって感じることもある。ただ、短歌はそういう人たちの怪獣墓場みたいな、「合ってなさ」を比べ合うみたいなところもあるから、そうなるとそれもちょっとね。自分もたいがいだと思っていたがこんなギリで生きてるやつもいる……それを競うのも違うかなとは思う。」





▼ダイの大冒険

「ダイの大冒険」が再びアニメ化するとか、そういうニュースが入ってきた。

ダイの大冒険はオレの読破した数少ない漫画のひとつ。

2015年の4-7月にブックオフに何度も行って立ち読みですべて読んだ。
なぜそんなことをしたのか覚えていない。「立ち読みだけで長いものを読破してみたいなと思って突然はじめた。」と当時の日記に書いていた。オレの考えそうなことだとは思うが、考えたということを完全に忘れていたし、なんでそんなこと考えたのかわからない。


小さなナイフででっかい岩を斬ろうとしていてうまくいかなくて、体が限界になったところでもう一度やったら斬れたっていうエピソードが、故事成語みたいに記憶されている。





▼歌人に会わなかった

2019年振り返り 各月ごとに - 遠い感日記 https://t.co/kAEgHGhqKa

郡司和斗さんのブログにオレの名前が出てきた。充実ぶりがすごくて、これに比べればオレなんて短歌の活動をあまりやっていない。こうしてみると、オレはほとんど歌人に会ってないな。


2019年に発表した短歌を数えた。
結社誌120首、新聞8首、総合誌44首、あみもの9首、うたつかい12首、フワクタンカ7首。
で、ぴったり200首。
「おしん短歌」が684首あるけど、それはあってないようなものだ。

2019年はほとんど歌人に会わなかった。歌会は一度も行かなかった。仙台文学館の短歌関係の催しに二度行った。永田和宏さんの講演を後ろの方で聞いたのと、合同吟行会に参加したのと。

花山周子さんに日々のクオリアのお礼をひとこと言ったのと、佐藤通雅さんに「このたびは歌壇賞おめでとうございます」と声をかけていただいて訂正したのが、2019年オレが歌人と口をきいた場面のすべてだった。





▼無線

YouTubeで見たもの。

"東京地下鉄サリン事件1/7"
https://youtu.be/D_h7fo8I1ag

なぜかおすすめにでてきた。
事件が起こったときの警視庁の無線の録音。わかりやすくまとめてある。
緊張感がありながらも、冷静に迅速に対応が行われていたことがわかる。すごい仕事だなあ。
あらためて、すごい事件だったんだと思った。



"アメリカ同時多発テロ事件 1/7"
https://youtu.be/M6wnjBY2bas

おなじ人がアップしたもの。飛行機がジャックされる様子など。


さらにこの「しらふ知ラズ」という人のアップした動画一覧を見ていくと、薬物の解説動画が大量にある。
いったい、何者なのだろう。





▼この連作


心に残ったこの連作2019 - 凡フライ日記 https://t.co/XiJrm7zYN1
山下翔さんのブログ。
選んでいただいてました。ありがとうございます。

すこし前の記事でコメントもいただいてました。
http://ytanka.blog.fc2.com/blog-entry-736.html
【「現代短歌」2月号、工藤吉生「大きなSNSの下で」13首にはかるくない衝撃を受ける。Twitterという空間をうたって「裏アカ」「エアリプ」といった雰囲気のうたが並び、入れ子のような構造になっている。】

ありがとうございます!

ただし、この連作は半分はオレのものではない。一首一首はオレのつくった短歌なんだけど、この13首に編んだのは別の人だ。オレは100首連作のつもりでつくったのだか、全部は載せられないという雑誌の意向でこのかたちになった。


「凡フライ」が野球のフライなのはわかるんだけど、山下さんのブログだと思うと、なんだかこってりして美味しそうなフライのような気がしてくる。




▼クイズ百人一首


「人生は絶望だ とてもつらい百人一首」5問中3問正解でした! https://t.co/F1OvtHl06N #quiz @QuizKnockから

百人一首、そんなにわからない。解説本で読んだことを薄い記憶をたどって答えて3問正解。平均は2.4点だそうだ。並みの人よりは知っている。母音だけで百人一首をやる動画を見たが、オレなんかより、quizknockの人たちのほうがずーーーっと詳しい。





▼愛猫アリス

アリスの様子がおかしいので病院に行った。膀胱炎ということで注射を打ち、現在はおちついている。

じつは夏にもアリスは病院に行っていて、そのときは息が苦しそうで鼻血が出て目が片方開けてられないくらいやばい状態だった。それは注射を打ったらすぐ治った。


聞いたんだけど、猫が人間でいうと何歳なのかというのは
猫の年に4を掛けて16を足すと求められる。
うちのアリスは8歳だから、
8×4+16=48。
人間でいうと48歳。




▼角川年鑑

角川短歌年鑑を見たがオレのことはべつに載ってなかった。
べつにそれはそれでよい。一ヶ所だけ、総目次のところに名前がある。

角川歌壇に投稿してたころのほうが名前や作品が載っていた。投稿をやめたので角川に載らなくなった。

作品点描みたいなところに取り上げられたら、一人前の歌人になったっぽくてうれしいだろうなー。




12月の断片おわり。


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mk7911 at 09:48|PermalinkComments(0)