ツイッター

2019年08月19日

「現代短歌bot」などいくつかの短歌botについて

Screenshot_2018-05-31-20-15-22-1






オレ・工藤吉生はTwitterの短歌botを複数管理している。



▼有名な短歌 @tankabot1

銀の卵アイコン。2013.6.13作成。

このような経緯で作成した。
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52215414.html?ref=popular_article&id=3393699-293148

とにかく有名な歌を集めた。ただし新しい歌を入れることには慎重。

よく見かける歌を収録した。
また、岡井隆・永田和宏・馬場あき子・穂村弘『新・百人一首 近現代短歌ベスト100』を参考にした。
近世以前の歌については井上宗雄・武川忠一編『和歌の解釈と鑑賞事典』を参考にした。
古典、近代、現代、すべての時代にわたって収録。

2015.8.7
古典を中心に歌を追加。

2018.5
何度かに分けて歌を入れ替えた。誤字を直した。

2019.2
「名歌を集めた短歌BOT」から「有名な短歌」に名前を変更

収録歌一覧
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52215320.html




▼近現代短歌bot @tankanobot

赤っぽい色のアイコン。2013.6.9作成

小高賢編著『現代の歌人140』を中心に現代短歌を収録したbot。近代は有名な歌を数十首入れていた程度。

2015.8.8
近代短歌を追加。その際、井上宗雄・武川忠一編『和歌の解釈と鑑賞事典』を参考にした。
「名歌を集めた短歌BOT(有名な短歌)」との重複を避けた。そのため有名な歌は少なく、やや渋い内容。

2017.11.14
「戦後短歌bot」消失にともない、データをこちらに移した。ツイートの頻度が上がり、歌が増えた。

2018.5,31
「現代短歌bot」のなかの比較的古い歌をこちらに移した。
また、比較的新しい歌をここから「現代短歌bot」に移した。

2018.6.1
「近代短歌bot」と重複する歌を削除。
対象が明治36年~昭和二十年代生まれの歌人となった。

2018.6.5
「現代短歌bot」と重複する歌を削除。
対象が明治36~大正生まれの歌人+昭和1-20年生まれで亡くなっている歌人
というふうになった。




▼現代短歌bot @gendai_tanka

水色のアイコン。2014.1.29作成

小高賢編著『現代短歌の鑑賞101』を中心に現代短歌を収録した。

2015.8.10
井上宗雄・武川忠一編『和歌の解釈と鑑賞事典』から現代短歌を追加。
こちらも「名歌を集めた短歌BOT」との重複は避けた。

2018.5,31
「近現代短歌bot」のなかの比較的新しい歌をこちらに移した。
また、比較的古い歌(戦前生まれで亡くなっている歌人、大正以前の生まれの歌人の作品)をここから「近現代短歌bot」に移した。

山田航編著『桜前線開架宣言』を参考に、1970年以後に生まれた歌人の作品を追加した。
千葉聡・東直子・佐藤弓生編著『短歌タイムカプセル』を参考に、歌を追加した。

対象は戦後生まれの歌人+存命の歌人となった。

2018.6.3
「名歌を集めた短歌BOT(有名な短歌)」との歌の重複を避けると有名な歌がなくなって不自然だと思い直し、有名歌を追加した。

2019.2.11
「あたらしい短歌bot」作成にともない、1980年以降に生まれた歌人の作品は削除。

2019.8
450首ほど追加。

2019.9
@gendai_tanka_ にアカウントを移動。


収録歌一覧
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52215983.html



▼近代短歌bot @kindaitanka

黄色いアイコン。2014.8.14作成

小高賢編著『近代短歌の鑑賞77』から近代の短歌を収録。




▼戦後短歌bot @sengotanka

赤茶色の卵アイコン。2015.7.29作成

篠弘『現代短歌史Ⅰ 戦後短歌の運動』から昭和20-25年ごろの歌を収録。

2017年に凍結。データを「近現代短歌bot」に移した。



▼あたらしい短歌bot @tankabot_1980

1980年以降に生まれた歌人の作品を収めた。
みどりのアイコン。2019.2.11作成。



▼▼▼



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2019年07月04日

#2019年自分が選ぶ今年上半期の4首 を読んで感想を書いた  ~おはようどらえもん、ほか

6月末にツイッターで「#2019年自分が選ぶ今年上半期の4首」というハッシュタグで多くの人が自選4首をつぶやきました。それらのなかで良かった歌を紹介し、感想を書いていきます。






おり さん
https://twitter.com/oribkn/status/1142789004011511808
全身の七割くらいは水らしいそのうち二割は君に使った

コンビニでお釣りを募金して君は私を除く世界を救う

さようなら肩甲骨の上にあるほくろにあの子も触れるのですね

全身の骨を抜かれるころ鯖は海の記憶を失っていた



→おりさんは4首目の鯖の歌がよかった。記憶とむすびつくことで、骨を抜かれることが残酷さを帯びてくる。





古賀たかえ さん
https://twitter.com/takae_koga/status/1142791749875580928
もう君の夢をみないと約束をさせられた日にみた君の夢

「そしてこの光を押します」自販機の使い方を教えている深夜

波打ち際から逃げる君をみつめてたあの日の波打ち際に住みたい

店長に監視カメラのうちあれとあれとあれはニセモノだと教わる


→監視カメラの歌がよかった。穂村さんが選びそうな歌だと思いながらも。
自分をとりまく世界の嘘が暴かれる感覚にくらくらします、とでも言おうか。




bareisyo さん
https://twitter.com/bareisyo910/status/1142876735492386816
AIのいる日常ではなくAIの日常のなかに僕たちがいる

私たちひどく疲れて惣菜のプラスチックパックパッキャパッキャ鳴らす

その部屋の窓のサイズに合ってないカーテン買ってはじまってしまった

しろくってつめたいきみの手をにぎるおはようどらえもん、どらえもん


→2首目の目のつけどころがいい。4首目はドラえもんが死者であるかのようだ。ひらがなにひらかれた「どらえもん」は、「ドラえもん」とはちがう状態になってしまったかのようだ。




菊華堂 さん
https://twitter.com/kick_a_dawn/status/1142900446261985280
Now Loading... Now Loading...となきながらパンくずたどる兄と妹

かつかつと軍靴のごとくひびきだす乗り換え駅に逸る足音

オリエンタリズム刻むぜこのビート火焔型土器遮光器土偶

本篇がはじまる前にぼくらもうポップ・コーンを食べ飽きている


→1首目は泣き声がまるでコンピューターだ。電子の森をさまよっているというのだろうか? 有名な童話を踏まえている。
4首目はなにかの象徴なのか。気になる歌。前置き無しですぐに始まらないと見ていられないくらいの感覚か。





ちーばり さん
https://twitter.com/Re1_0gA/status/1143000055621701632
お前らのために可愛いわけじゃない割ったガラスの靴で戦え

失って気づく価値ならはじめから無いのと同じ 雪がまた降る

違います 二度と会えないひとの名を書いて消すためだけの紙です

もういない街であなたを探すとき醜いだけの鳥になりたい


→1首目でガラスの靴を割り、2首目で価値を無にし、3首目は否定から入る。そしてたどりついた答えが4首目の「醜いだけの鳥」なのだろう。全体にひとつのまとまりを感じた。





あーばんぶるーす さん
https://twitter.com/bluesuqreme/status/1143003689784791043
きみが住む町かもしれない違うかもしれないだけどきみを想った

道という道に明かりをつけながら神さまみたくトイレに向かう

mixiが手を振っているmixiが早く行けって手を振っている

ワイパーはいつも正しい振り幅で雨の速度に合わせてくれない


→1首目の漠然とした気持ちはわかる気がする。
3首目のmixiの歌が印象的。mixi、お前のこと忘れないよ、という気分になる。
https://twitter.com/hanetrism/status/1143125325678669827




はね さん
https://twitter.com/hanetrism/status/1143125325678669827
ストールは風の類義語なのだからねむの木となれきみの首すじ

鳩のでるてのひらをもつマジシャンになれぬわたしのてのひらに雪

ボトルレターにあらゆるパスワードを入れて僕が乗っ取られるまでの日々

よいお式だったねあなたブーケぼくの順で乗りこむ青のタクシー


→ボトルレターの歌がいいな。いまはネットやSNSがあってすぐに遠くの人とつながることができる。ボトルレターはあまりに遅く不確実な伝達手段だ。遅く不確実なものが速く確実なものをひっくり返す、かもしれない。緩慢な自殺か失踪のようでもある。





ナナビギツネ さん
https://twitter.com/write_in_north/status/1143153582805438465
泣き喚く君を愛しちゃだめだ って、誰も教えてくれなかったよ

全員が生まれる前に受けている授業をきっと僕はさぼった

産声をあげた私は生きようとしたんだ 今は忘れたけどね

もういない君の叫びが聞こえるの 朦朧とした夜の幻肢痛


→2首目。オレもそうかもしれないと思った。なんか昔から、自分にだけ常識というか基本の何かがないような気がして仕方がない。





まるち さん
https://twitter.com/maruchiiiz/status/1143763602102292480
平凡な暮らしのなかへ射してくるひかりに父はいちいち気づく

つぎつぎと果たされていく約束を見届けながら待つ東口

脱衣所で裸の俺をふと見ればまだ何か脱げそうな気がする

教室に耳をすませば僕じゃない誰かへ向けた日本語ばかり


→3首目。何を脱ぐのか、その「何か」が気になる。心を脱ぐというような精神的な方向にも読んでいけるし、贅肉があるとかいう肉体的な方向にもいける。
「脱衣所」が利いている。ほんとっぽくなるというか、自分もそういうこと考えたことある気がしてくる。





はるわだ さん
https://twitter.com/hrm143ponta/status/1144071949380796416
休日が嫌いな私に靴が無く有休こなす君に羽がない

ざあざあの雨を走って行くお前きょうの分だけ戦いなさい

語るべき言葉なくした朝なのにアマゾンからの書籍は届き

もう駄目な気がして漕ぎ出す自転車のペダルが軽い ああ春なのか


→4首目。ペダルの軽さから季節を感じるのがいい。春は軽いんですね。もう駄目って気持ちも、軽くなっているといいな。









最後にオレの4首を。


好きなだけ言わせといたら在日で生活保護で毛が無くて死者

早く早くとドアを叩いてそののちに漏らして泣いた夜を忘れず

四十になろうというのに若者に向けた批判を身構えて聞く

オレの行くときだけ雨がやんでいる予報だったがもう過去のこと
/工藤吉生

#2019年自分が選ぶ今年上半期の4首





以上です。
ハッシュタグがあると、普段読まない方の短歌も読めるのがいいですね。
んじゃまた。



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依頼こなし日記 2019.5/6-5/16  ~日記とカレンダー
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2019年02月13日

あたらしい短歌bot @tanka_1980 を作成しました

いくつかの短歌botについて
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52137591.html
の記事の関連です。








2013年から短歌botをつくっています。

近代短歌bot @kindaitanka
近現代短歌bot @tankanobot
現代短歌bot @gendai_tanka

といった時代別の短歌botをつくってきましたが、あたらしい仲間が増えました。



2019年2月11日

「あたらしい短歌bot」 @tankabot_1980
を作成いたしました。1980年以降に生まれた歌人の作品を中心に収録したbotです。

山田航『桜前線開架宣言』
佐藤弓生、千葉聡、東直子『短歌タイムカプセル』
のほかに歌集や総合誌や新人賞作品を参照して歌を選びました。

よろしくお願いいたします。







さて、もう少しくわしくまとめます。
これらは作者の生年によって分けられています。

1861-1902年生まれ
◆近代短歌bot
(主に明治・大正から戦後に活動した歌人たち)


1903-1945年生まれ
◆近現代短歌bot
(主に昭和のはじめから平成に活動した歌人たち)


1946-1979年生まれ (+昭和生まれの存命の歌人)
◆現代短歌bot
(主に昭和後期・平成のはじめから活動していて、これからもしばらくは活動していくであろう歌人たち)


1980年以降の生まれ
◆あたらしい短歌bot
(主に平成の後半から活動していて、これからまだまだ活動していくであろう歌人たち)



生年に注目しますと、だいたい40年刻みになります。

1902年生まれまでが近代というのは小高賢さんの本にしたがいました。それ以外はこちらで線を引きました。







さらに、主な歌人でまとめてみましょうか。

◆近代短歌bot
→与謝野晶子、石川啄木、北原白秋、斎藤茂吉、土屋文明など


◆近現代短歌bot
→佐藤佐太郎、塚本邦雄、寺山修司、葛原妙子など


◆現代短歌bot
→佐佐木幸綱、永田和宏、穂村弘、俵万智など


◆あたらしい短歌bot
→笹井宏之、木下龍也、大森静佳、永井祐など



だいたいイメージがついてきたでしょうか。
まあ、実際にフォローしてみれば作品を通して見えてくるかとおもいます。


「botで見る短歌史」といったものを漠然と考えています。
短歌に興味ある人たちがツイッターで気軽にいろんな世代の歌人の短歌を読めるようなったら楽しいかなーということで、まずは整備をすすめています。

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2019年02月11日

短歌bot「有名な短歌」について

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2013年の6月くらいにいくつか短歌のbotをつくりました。botのつくりかたを覚えたからもっと作ってみたくなったのもあるし、短歌botというものの現状に満足してなかったんです。

それまでは、個人の短歌bot以外(いわゆるアンソロジーの短歌bot)だと、
パンダの人形のアイコンの「短歌のbot」
「夜空の短歌bot」
「短歌の勉強」
っていうのがツイッター上の主な短歌のbotだったんですよ。
で、それらが拾いきれてないものが大きいんじゃないかとオレは思ったんです。


もっとも単純な「有名な短歌をツイートするbot」がどこにも無いということが、どうにも気になってきたんです。そこで、自分で作ることにしたんです。

そこでできたのが「有名な短歌」@tankabot1 です(はじめは「名歌を集めた短歌BOT」という名前でした)。


有名な歌をかき集めるのはけっこう大変でした。当時が歌歴2年弱で(今だってたった7年ですけど)資料も知識もそんなにないわけです。作るぞという気持ちだけはありました。





参考にしたのが、
岡井隆・永田和宏・馬場あき子・穂村弘『新・百人一首 近現代短歌ベスト100』

井上宗雄・武川忠一編『和歌の解釈と鑑賞事典』

小高賢さんの三冊『近代短歌の鑑賞77』『現代短歌の鑑賞101』『現代の歌人140』





どうやら、短歌にちょっと興味がある、というくらいの人がフォローしてくださるようです。このbotが短歌への入り口になっているんですね。



短歌botというのは「わたしの好きな歌」を入れるのが普通なんですよ。それなのにオレはそうしていない。「有名かどうか」が基準になっている。そこが変わっているんです。

「有名であること」が「わたしの好きなこと」なのかもしれないと、ふと考えたりもします。



有名な短歌かどうかをはかる基準をどうするか、というのが難しいんです。

一つは「自分にとって馴染み深いか」、

二つは「名歌を紹介している本に掲載されているか」

三つ目は
「Googleに途中まで入力すると続きがでてくるか」です。
https://t.co/tlBNcnUyB6



そういう思いで作っているアカウントなので、ツイッターをやっている方はどうぞ @tankabot1 をフォローしてみてくださいね。


んじゃまた。





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2018年4月のオレの短歌とその余談 https://note.mu/mk7911/n/n312ada1a7ec2


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2018年10月26日

#短歌の人がいいねの数だけ短歌の話をする をやりました

1540332326601


#短歌の人がいいねの数だけ短歌の話をする

というツイッターのハッシュタグが流行っていたので答えてみました。

https://t.co/yIFDfkN7Td



こういうのって、答える方は気持ちいいんだけど、20ツイートの連投を流されるほうはめんどくさい退屈な感じになりませんかね。いつまでやってんだお前なんか興味ねえよと。
だからせめて工夫したいと思います。ぜんぶ57577で答えます。

いいねの数だけ系のタグっていうのは
▽自分語りしたいけどきっかけが要る
▽質問したいけどリプライするのしんどい
▽いろんなひとにいいねされたい
みたいな需要にとどくんだと思います。

これはオレの理想と逆なんだよ。オレの理想はこうだよ。
▽きっかけなんかどうだって、書きたいことを書いたらいいんだよ
▽質問したければ話しかけたらいいんだよ
▽いいねの数なんか関係ないんだよ


しかしあんまりそこを突っつくのもアレだなあ。「包帯のような嘘を見やぶることで 学者は世間を見たような気になる」と中島みゆきは歌っている。









1.短歌はいつから詠みはじめた?

二〇一一年七月末または八月はじめくらいからです


そのあたりのことは「うた新聞」10月号の3面の「ライムライト」という欄に書いたので、よかったら読んでください(宣伝)。




2.上の句と下の句どちらから思いつく?

だいたいは上の句ですね出てきたらその勢いで下の句つくる



3.実景・虚構どっちをよく詠む?

素肌へとサランラップの透明を巻きつづければ隠れる素肌



4.文語・口語どっちをよく使う?

新しいぶどう酒が古い袋には耐えられず破れるとイエスは




5.横文字や外国語を短歌のなかに使う?

doukanaa kamibaitaiのtategaきのtokiはnarubekusaketeいますね
nihongoとgaikokugoってwaけられるmononanokanee 剥いてある梨




6.どんなモチーフをよく詠む?

寝てるときまたは起きてるときに見たものがもちもちモチーフとなる



7.歌集を出したことはある?

55部つくり配った〇円のやつを歌集というのなら、ある
ちゃんとした本はまだです 背表紙に人さし指をのせてとりだす




8.詞書はつける? つけない?

https://t.co/0PfbvL6lcw



9.好きな歌人は?

しかたないけれどもオレをあげている人は一人も見つかりません……
こう書くとやさしい人がオレの名を書きそうだけど大丈夫です……




10.「朝」で短歌を詠んでみる

朝ですが? 今は朝ですけどなにか? 朝になりましたが? はい論破




11.短歌を詠むときは手書きorデジタル?

メモ帳のアプリに書いてそのあとに手帳に手書きしての手直し




12.短歌のためになにか勉強してる?

北の宿 理解できない/歌集歌書/涙こらえて/読んでます 嘘



13.「夜」で短歌を詠んでみる

いま夜じゃないけどおもう夜のこと袋をもった人が通った




14.句読点など記号全般は使う?

、。オレは
:;?!゛_´
純情な
ヽヾゝゞ〃‐々
〆〇野菜ー―




15.掛詞や折り句などの技法は使う?

月刊の「公募ガイド」に折り句とか送ってたけど載らんかったな




16.よく詠む季節は?

一年をとおしてつくってるけれど秋とか冬が多い気がする



17.詠むのが苦手なモチーフは?

恋愛が苦手。三枚賞状をもらったこともあるけど苦手




18.つい短歌に使ってしまう言葉は?

季節とか時間や天気を文字数に余白があると入れる曇天




19.自分の作品をひとつ解説してみる

さっきのは余ったとこに「曇天」を入れて「言ってる先から」的な



20.短歌に関するこれからしてみたいこと

死ぬまでに歌集を出してみたいねえちなみにすぐは死なない予定





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【こっちもおすすめ】
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角川「短歌」2018年9月号の荻原裕幸さんの歌壇時評の感想すこし
https://t.co/CzRqDYixti



「短歌研究」2018年9月号・短歌研究新人賞のことを思うぞんぶんに書く【1】
https://t.co/9LDZrsWmr0

【2】
https://t.co/lcoeLM1kt6

【3】
https://t.co/f993MV2JHS

【4】選考座談会・前編
https://note.mu/mk7911/n/ncbc826b3e18a

【5】選考座談会・後編

https://note.mu/mk7911/n/n44d84c9e74f6
2018年の短歌研究新人賞の自分のことについて、思うぞんぶんに書き尽くしました。また、選考座談会で言われたことへの応答。




などなど、
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2018年06月15日

オレのブログ【5個】とツイッターアカウント【14個】を紹介します

このあいだ、急に自己紹介みたいなことをしました。最近オレを知った人もいるでしょうから、時々はそういうこともしたほうがよいでしょう。

歌歴の話をやりましたんで、ブログとツイッターアカウントの話をしましょう。


【1】メインのブログは「存在しない何かへの憧れ」 http://blog.livedoor.jp/mk7911/ っていいます。
短歌の本の感想が多いですね。それ以前はゲームの日記とか書いてました。一番アクセスがあるのは奨学金返還訴訟の記録です。


【2】サブのブログは「くどうのぬらっ日記」 http://livedoor-mk791122ch.blog.jp/ っていいます。
短歌の本のこと以外のツイートがまとめられています。ツイッターと同じ内容です。最近は「世にも奇妙な物語」の感想ばっかりです。

【3】スペアのブログは「存在しない何かへの憧れ/FC2版」という名前だったんですが「この短歌がおもしろいよブログ」に名前を変えました。 http://mk7911.blog74.fc2.com/
ライブドアブログに何かあったときのスペアなので中身は同じです。


2015年に、短歌集の冊子みたいなのを55部限定でつくったことがあるんですが、ブログの形になっています。
【4】「工藤 吉生 短歌集」 http://12ch-2chi2chikasyuu.blog.jp/

電子書籍の作り方がわかればやってるかもしれませんが、今はとりあえずこの形です。


【5】2012年ごろまで2ちゃんねるのまとめブログをやってたんですが、ここに貼る気はありません。昔の話です。

ほかに、Seesaaブログとかはてなブログとかをやってみましたが、すぐ消しています。








次に、ツイッターアカウントの話をします。

このブログはツイッターと密接に関わっています。ツイッターの投稿をまとめたのがこのブログなのです。



【1】メインは@mk7911です。ぬらって言いながら出てきて、よく連投してますね。

【2】「世にも奇妙な工藤」 @mk791103
「世にも奇妙な物語」を一日一話見て感想を書くためのアカウントです。ちがうことを書くこともあります。

【3】「工藤吉生の短歌bot」@mk7911_bot
自作bot。全体の6割くらいの短歌が入ってます。選んで収録してますし、あとから消したりもします。
出典がこまかいのが特徴です。

【4】お知らせアカウント「工藤吉生@お知らせ」 @mk791122
掲載情報、ブログ更新情報をツイートします。ツイート数が少ないながら、ここだけ見れば工藤の動向はわかります。メインアカウントの連投が困るという人向け。

【5】中島みゆきbot @bot_miyuki
改行と曲のタイトルを入れることでそれまでにない歌詞botを実現しました。
ただ、更新が止まってまして、あたらしい楽曲の歌詞が入ってません。

もう聴いてないから入れられないのです。

【6】チェーホフ @bot_anton
チェーホフ全集から言葉を選んで入れました。後期の小説、戯曲、手帳の言葉が入ってます。中期以前の作品からも入れたいと思いながら、そのままになっています。

【7】枡野浩一のbot @masunobot
歌人の枡野浩一さんの言葉を入れた、ご本人公認のbotです。ときどき言葉を入れ替えています。
フォロワー数が970のまま動きませんが、人は常に出入りしています。

【8】名歌を集めた短歌BOT @tankabot1
古典から現代まで、有名な短歌を集めています。
先月、大きく手を入れました。すべて読み直しての誤字訂正や歌の入れ替えなどしました。

【9】現代短歌bot @gendai_tanka
これも大きく手を入れました。戦後生まれの歌人+存命の歌人、ということで入れてます。アンソロジー本を中心に、いろいろな本を参考にしました。
オレのつくった短歌botで一番人気あります。

【10】近現代短歌bot @tankanobot
小高賢『現代短歌の鑑賞101』『現代の歌人140』の歌のうち「現代短歌bot」に含まれないものが対象です。また、凍結された「戦後短歌bot」のデータを入れてあります。

【11】近代短歌bot @kindai_tanka
小高賢『近代短歌の鑑賞77』、武川忠一・井上宗雄『和歌の解釈と鑑賞事典』を中心に何冊かの本から歌を入れました。

【12】短歌をとどけるbot @tanka_todoke
自分の好きな短歌を入れたbotです。よくありますよねそういうの。それです。
逆に、これ以外の短歌botは自分の好きな歌を選んで入れてるわけじゃないんです。

珍しいところといえば、オレが名乗っていることです。こういうのは大抵は名乗らない人がつくるものです。
半年に一度、おもしろかった歌を選ぶ「ぬらっと!短歌大賞」っていうのをやってるんですが、それの歌がここに入ります。



【13】みんなでつくる短歌bot @minna_no_tanka
みなさんから寄せられたリクエストによってつくる、珍しい短歌botです。短歌を募集してます。一人三首まで。自薦他薦を問いません。DMでどうぞ。

【14】短歌に季語はいらないよ委員会 @kigo_nakutemoii
主に「短歌 季語」で検索して、そっと「いいね」をつけたりつけなかったりするアカウントです。アイコンでは短歌が57577であることを主張しています。

短歌に季語が要ると思ってそうな人、575なのか57577なのかわかんなくなってる人に「いいね」で気づいてもらうのが目的です。
お節介をやってるわけですから、不快だという反応もあります。

でもやります。

以前はリプライをとばしてましたから、これでもだいぶおとなしくなっています。





これでだいたい半分ですが、いま書けるのはここまでです。
これでツイッターアカウントの紹介をおわります。



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2018年5月のオレの短歌とその余談
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未来賞をいただいて、いま書きたいこと
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第57回短歌研究新人賞候補作「仙台に雪が降る」全30首
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2018年06月08日

短歌に季語はいらないよ委員会@kigo_nakutemoii を立ち上げました!

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【情熱】「アボガドをアボカドに訂正する委員会」アカウントを直撃
https://t.co/Kf41ht6Wb9

約2年の活動で押した「いいね」の数は8万件近く。「言葉に対する感受性をきちんと持っていてほしい」との思いがあるそう。
https://t.co/aQxN5DIQxW

https://twitter.com/livedoornews/status/1004584069089202177


というネットの記事を見ました。





ピンときました!





去年の春から夏にかけて、「短歌は57577」「短歌に季語はいらない」って訂正するためのツイッターアカウント【短歌を理解してほしいbot @tanka57577bot】をつくって活動していました。報告が多かったのか、半年で凍結されて、やめました。

リプライで訂正してました。いいねをつけるだけという方法は考えつきませんでしたねー。



【短歌を理解してほしいbot】の活動として、
毎朝 #tanka #jtanka #短歌 のタグとか「短歌 季語」でツイート検索してたんです。
「季語がないから短歌じゃない」
みたいなツイートを発見したら
「短歌に季語はいりませんよー」
ってリプライしてたんですよ。知ってる人がいるかもしれません。桜の木のアイコンの。
ほかに「短歌 一句」で検索して「短歌の数えかたは一句じゃなくて一首です」というのもやってました。




【短歌を理解してほしいbot】tanka57577bot では

短歌に季語は必要ありませんよー。
短歌の数え方は「一首」ですよー。
短歌では、五文字ごと、七文字ごとにスペースを空けなくてもいいんですよー。
短歌は57577ですよー


のいずれかまたは複数をリプライしてました。
アボカドさんの場合は一点に集中してるのがいいんでしょうね。
指摘したいことがいくつもあるとなかなか大変です。




有料マガジンで活動報告をこまかく書いていたので、読んでた方もいたと思いますが、毎日10分くらい見回りをして、半年で500人くらいに声をかけました。

短歌に関するbotをつくった
https://note.mu/mk7911/n/n7f59d9cbbfeb

短歌パトロール日誌
https://note.mu/mk7911/n/nba8232f28b92

短歌パトロール日誌【2】4/20-4/23
https://note.mu/mk7911/n/n7e733d2bc5cb

短歌パトロール日誌【3】4/24-5/20
https://note.mu/mk7911/n/n9fa99d54e197

短歌パトロール日誌【4】5/21-6/13
https://note.mu/mk7911/n/n1d9cd9beed80

短歌パトロール日誌【5】6/14-7/17
https://note.mu/mk7911/n/n648c9e855c73







情熱がたりなくて、凍結されても一度解除申請をしただけでそのままになってました。
「短歌を理解してほしいbot」にログインしようとしてみたら、やっぱり凍結中でした。




「訂正する委員会」で調べるといろいろアカウントが出てきます。ゴーヤをゴーヤー、ボーリングをボウリング、外人を外国人、とか。訂正したい人がたくさんいるんですね。







アボガドをアボカドに訂正する委員会さんの活動、botじゃないし多くの人とからんでるのがすばらしい。
アボカドさんを見習ってまた訂正アカウントをやりたいという気持ちになりました。




そんなわけで





短歌に季語はいらないよ委員会 @kigo_nakutemoii
を作成しました。

「短歌 季語」
で検索して、
短歌に季語が要ると思ってる/短歌に季語が要るか迷っているツイート

いいね
していきます。


名前とかプロフィールとか、もっといいのがあるなら変えていく場合があります。
短歌がイメージ出来る画像ってなかなかないんですよね。「短冊に筆」が一番イメージしやすいんですけど、そういうわけにはいきませんからね。




「一句じゃなくて一首」とかも相変わらず気にしてるんですがまあそれは置いといて、「季語」一つにしぼってやってみます。



細く長く続けていきたいと思います。応援よろしくお願いいたします。
フォローいただければ返します。
ではまた!








▼▼▼



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2018年5月のオレの短歌とその余談
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2018年05月11日

賞、評価、いいね  ~二つの時評と一つのツイートに寄せて

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「未来」三月号に服部真里子さんの「賞を狙うということ」という時評があって、そこにオレが書いた未来賞の「受賞のことば」が一部引いてあります。
「未来」の時評はネットで読めるので、どうぞご覧ください。

https://t.co/qcYfctSro8

時評に名前がでるとうれしいです。時評と名のつくものに名前が出るのはたぶん二回目です。一回目は2015年くらいの角川「短歌」。



続・2018年2月のオレの短歌とその余談
https://t.co/bKw2PiTCgw
その時評への感想を、三月はじめにnoteの有料記事に書きました。

今回はそれを一部抜粋してご紹介してみます。全部読みたい人はお買い求めください。500円。







時評「賞を狙うということ」を読んだ感想なんだけども、どうもオレは自分が服部さんの言うような「立派」な人とは思えないんだよな。誉められすぎてると思う。美化されていると思う。
はじめて読んだとき、どこがおかしいかはわからないながら、誤解されてるような気がして、騙しているような気がして、申し訳ないような臆病な気持ちだった。
でもその感情のほうが間違っていて、やっぱりオレは立派なんじゃないか……とも考えようとしてみるが、うまくいかない。

オレが「賞を狙う」動機は、この時評に書かれているように「すばらしいと認めてもらいたかったから」だろうか。うん、もちろんそれもある。おおいにある。でももっと濁ったものが混ざっているような気がしてならない。

「新人賞の受賞歴をSNSのプロフィールに書くことで新人賞が「肩章」として機能する」ということを書いた人がいるが、誰が書いたかはちょっと思い出せない。

オレは肩章を欲していないとは言えない。
丁寧にあつかわれたい。求められたい。オレにくだらん悪口を書いた人間に恥をかかせたい。話題になりたい。
そういう、歌の良さから逸れた欲望がオレにはだいぶ混ざっているような気がする。



“賞を狙う人は立派だ。外部の価値基準に認められたいという欲望に向き合い、かっこ悪さから逃げずに戦っているのだから。”
というのが服部さんの時評の最後の文だ。

「欲望に向き合い」っていう感覚ではないんだよなあ。欲望を満たそうとするのは、欲望に負けているということでもあるんじゃないか。
「かっこ悪さ」への自覚がオレにないんだよなあ。ふと我にかえることがないでもないが、ほとんど欲が恥を覆い隠している。



スポーツ選手は金メダルがほしいという気持ちをかっこ悪いと感じたりするのかなあ。感じたら100パーセントの力を出せないんじゃないか。
などと考えることがあるんだけど、アスリートの気持ちなんて一生わからないだろうな、接点なんて持たないだろうなという苦い感じだけが残る。







服部さんの「賞を狙うということ」に関係して、北村早紀さんが「現代短歌」2018年5月号に「評価されたい?」という時評を書いておられます。これは無料では読めないので、どうぞ雑誌をお買い求めください。


北村さんは「「認められたい」に近い気持ちに気づいたとき、なんだか自分がとんでもなく不純であるように感じました」と書いています。
それを読んで、この人は純粋なんだなと思いました。

オレは認められたい自分にさほど不純を感じないんですよ。このままいくと苦しくなるやつだな、とは思います。


あと、どちらかというとオレは北村さんのいう「妙な権力欲」の側の人間だと思います。
ただ、オレが権力を欲しても、権力はオレのものにはならない。権力欲はあるけど、権力はない。欲が足りないから入手できないんでしょうか。
さっき「肩章」のことを書きましたが、これが権力ってことですね。

知らない人にものを教えたがるようなところがオレにはあって、そういうのも権力欲につながってるんじゃないかなと。



アイドルについて。
オレがアイドルを好きだったころって、アイドルの活動とかは考えたことなかったですね。テレビに出てれば夢中になって見る、出るテレビは見逃さないようにする、それだけ。
アイドルって天の上の存在だし、自分と同じ種類のいきものとはとても思えませんでした。

今のアイドルは地道な活動や努力がよく見えるかもしれないけど、オレの頃は華やかさしか見えなかったです。ほとんど、出来上がってるところしかテレビに映らないんです。そういう世代の差はアイドル観に影響するかもしれません。


昔銀幕のスターは
生まれながらのスターだった
誰も知らない所に住み
会えるのはスクリーンの中だけ
だけど時代は随分流れたね
今じゃ隣のちょっと可愛いあの子が
次の日にはもうスターだってもてはやされている


これは
篠原美也子「誰のようでもなく」
という歌の歌詞ですが、芸能にはこのような変化があるんですよね。90年代の歌ですが、今もこのように感じます。







どこかで見たんですが、「自分と、自分の信頼する人。この二人の読者がいればいい」みたいなことを誰かツイートしてませんでしたっけ。オレはそういう立場ではありませんが、尊敬できる考え方です。




「外部からの評価」という点では、繰り返し読んでるのが仁尾智さんの「ちやほや論」
https://t.co/Ma5NAqsvpu
「ちやほやは恥ずかしいことではなく、質の低いちやほやを求めることが恥ずかしいことなのである。」







ところで最近、永田淳さんのツイートが話題になりました。

SNSで「いいね」がもらえる短歌を作りたい、とかって言い出す時点で、もう短歌なんか作るな、と言いたい。
と、青磁社の永田淳が申しております。

https://twitter.com/seijisya1/status/994249955404537856




これに関してオレの「質問箱」に質問がきました。

今話題の「いいね」のために短歌つくるのってどうなんですかね!?

質問箱への質問には57577で答えることにしています。こう答えました。


どのような主張もあっていいわけで黙れと叫べばかえる山彦
いいねより広がるほうがうれしいな「バズ」と打ったら「バズーカ」が出た



https://t.co/Rkv7OJJSZL https://t.co/tT0ieHw98Z



https://peing.net/mk7911
質問箱で質問を募集しています。57577で答えます。



オレのもっと率直な感想は「もうこの人の書くものは読みたくなくなったかも」です。

こういう言い方をする人は、またそのうち何か言うでしょう。そのたびに「短歌クラスタ」はさわぐんでしょう。

このような、火事が起こればわいわい集まってきてそればっかりになるような動きが嫌になって短歌またはツイッターを離れていく人もいると思いますし、そういう声も聞こえています。

ツイッターをざわざわさせがちな歌人というのはある程度決まってますし、ざわざわしがちなツイートのパターンもありますよね。主語が大きい、命令、断定、上から目線……。
同じような人から何度も同じようなことで踊らされないほうがいいのでは。
オレには矛盾した気持ちがあります。話題にのっかって意見するのは嫌いじゃないんです。だからこういうブログ記事を書いているんです。でもツイッターがそっちに流れていくことへの嫌悪感もあります。



エンジョイ勢とガチ勢のぶつかりという点では、これも近いところがあるんじゃないでしょうか。
大辻隆弘さんの朝日新聞の短歌時評「歌会こわい」に関するツイートまとめ : ▼存在しない何かへの憧れ http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52196065.html




以上です。
んじゃまた。




▼▼▼



【こっちもおすすめ】
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2018年3月のオレの短歌とその余談【前編】ネットプリント、恋のうた、ほか
https://t.co/izWguvITzA

2018年3月のオレの短歌とその余談【後編】ポエクリ、うたの日、未来ほか
https://t.co/7ZSCtSM6qu

未来賞をいただいて、いま書きたいこと
https://note.mu/mk7911/n/n0b1f389aea2f



などなど、
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2018年01月24日

工藤吉生が選ぶ #2017下半期短歌大賞 50首

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今年の正月に「第8回ぬらっと!短歌大賞(#2017下半期短歌大賞)」というのをツイッター@mk7911 でやりました。2017年の7月から12月までに読んだすべての短歌から、よかったものを50首えらんで紹介するというものです。


すでにtogetterにはまとめてました。
https://togetter.com/li/1185655



これまでのまとめがこちら。

第1回 #2014上半期短歌大賞 65首
http://togetter.com/li/687898

第2回 #2014下半期短歌大賞 60首
http://togetter.com/li/761480

第3回 #2015上半期短歌大賞 60首
http://togetter.com/li/842561

第4回 #2015下半期短歌大賞 50首
http://togetter.com/li/917329

第5回 #2016上半期短歌大賞 55首
https://togetter.com/li/995803

第6回 #2016下半期短歌大賞 45首
https://togetter.com/li/1066315

第7回 #2017上半期短歌大賞 50首
https://togetter.com/li/1126231


一首一首に感想を書いてブログにまとめるつもりでしたが、それができないあいだに二月になりそうなので、感想は断念しました(過去に感想を書いた歌もあり、その場合は歌の語句で検索すれば見つかります)。

ここに歌だけをまとめておきます。





結社誌部門

未来6月号
【1】
だれの真似かわからないけどコロッケの顔よく動く夜のめでたさ/小坂井大輔


未来7月号
【2】
藤色のランジェリー纏うマネキンのくびれあたりの断面思う/フナコシリエ

【3】
鋏の刃かさなるきはにざらつきてなにをか云ひたげだつた唇/漆原涼

【4】
僕たちは飼い殺されてしまうだろう銀のエンゼルほどの希望に/本条恵

【5】
万物がほんとは鶴という噂ひろめるごとしアルヘイ棒は/大滝和子

未来8月号
【6】
望遠鏡どれも同じに傾いてビックカメラの天井を映す/岡崎裕美子


未来9月号
【7】
解けなかった宿題それももういいよってゆるしてくれるいつか死が来て/野樹かずみ
【8】
われの名は智子と言えば老い母は智子という名の娘(こ)がいたと言う/村松智子

未来10月号
【9】
赤べこがふはりふはりとうなづいてうなづいて、ああ泣いても良いか/酒井真帆「ふるさとのふるさと」
【10】
拍手ナイフフォーク真鯛のポワレ拍手ナイフフォーク真鯛のポワレ/中山一朗
【11】
誰も待っていないアパートの飲みかけの缶酎ハイをどうやって信じるんですか/青山みゆき



かりん9月号
【12】
「無題」とふタイトルを付す絵の前に佇むわれを過ぎるひとあまた/吉岡健児
【13】
「バニラ歯科」と「まりも整骨院」のあいだ抜け生徒は秘密の通学路ゆく/愛川弘文「スナフキンの口笛」



アララギ 1962年5月号
【14】
一人居て灯さぬ部屋に文鳥を抱くしづかなるわが子を見たり/堺櫻子

【15】
悲しみを告げむと出でて來しものを夜のホームに黙し別れぬ/浦野志き子

【16】
四十すぎてゐるのだからと言はれしこと今日また思ふ寂しかれども/清水房雄



総合誌その他歌誌部門


角川短歌7月号
【17】
息あさく眠れる父のかたわらに死は総身に蜜あびて立つ/服部真里子「絶対青度」


短歌研究8月号
【18】
この春に一年生になつたでせう なつたばかりの欠席の椅子/池田はるみ「左近川を渡つて」

【19】
父の指紋この世のどこかにまだ残り母やわたしに触れてゐるらむ/梅内美華子「水色の幌」


角川短歌11月号
【20】
壺とわれ並びて佇てる回廊に西陽入りきてふたつ影伸ぶ/睦月都「十七月の娘たち」





うたつかい春号
【21】
いくたびも乗り損なった観覧車に乗ったことある気がしはじめる/道券はな「ような気がする」

【22】
月からの使いを待つのをやめた日に姫が人魚に書いた手紙座/絹更ミハル「星月夜」

うたつかい秋号
【23】
絶望が始まったのに止まり木を揺らすばかりで鳴かない小鳥/大葉れい「「ラジオ演説」より」




岡大短歌5
【24】
時に風 景色を揺らし わたくしの決断を人が過ちという/川上まなみ「春を理由に」

【25】この兵士は確かこのあと死ぬはずだ故郷の森を語ったあとで/森永理恵



羽根と根6
【26】
夢プリン、丼で。酔って眠って知らん駅全然突然君に会えんなぁ/今井心「夢プリン、丼で。」
【27】
なお暗い部屋であなたは雨、と言う(雨だ)そのあと苦しいと言う/坂井ユリ「種牡馬へ渡る風」




歌集部門


昭和萬葉集 巻六
【28】
焼夷弾のめぐりに落つる地に伏して死ぬやも知れず目閉(と)ぢ目を開(あ)く/斎間万

【29】
夫とのる最後とならん夜(よ)の汽車に温(あたた)かき牛乳わけてのみたり/神戸照子






【30】
夜半にきく水の響の静けさよ人おもふこころあけはなたれり/尾山篤二郎『さすらひ』

【31】
月光(つきかげ)は夜更け寝台におよび来て病む兄の鼻のとがりを見せつ/木俣修『高志』

【32】
岩の間にかぐろき海が見えをれば岩をこえたる浪しぶき散る/斎藤茂吉『白き山』

【33】
涙ためて栗の実ひとつとられじとせしをさな日のよみがへりつつ/五島美代子『そらなり』

【34】
ひろき野にいでゆく汽車か雪つみてわがあこがれのごとくに寒し/生方たつゑ『樹影』

【35】
霧の中のわが家に待てる妻子あり夜半かへり来て冬の林檎食ふ/扇畑忠雄

【36】
夕ぞらの狭き家並の道帰りつつ思うつらぬかん何もなしわれは/金井秋彦『捲毛の雲』

【37】
夏帽子かぶり直せばあこがれのように広がりゆく川の幅/岩尾淳子『岸』

【38】
暗がりの杉の林のしづけさに紛れるうちに影を失ふ/谷とも子『やはらかい水』



ツイッターその他ネット部門

ポエクリ2
【39】
こけしから頭を抜いてどちらとも木の鈍器的なにかとなった/西明石



短歌研究新人賞 応募作
【40】
わたくしは便利な道具でございます操作手順を誤って死ね/宇野なずき「感情がなくて悲しい」

【41】
仮装大賞のランプに例えつつ急な体調不良の話/佐倉麻里子「常磐線ベイビー」


角川短歌賞応募作
【42】
ほかになにもいない「ふれあいコーナー」でふれあいましょうびしょびしょのわたしと/有無谷六次元「悪食の徒」







【43】
日本 いま なに が はや って いる んで しょ う って きか れた こん なは やさ で/はだし

【44】
「ゆううつ」の漢字が書けない「ゆううつ」とわざわざ文字に書くこともない/加瀬はる

【45】
なにもかも何かにとって代わられるこの星で起こることはそれだけ/飯田有子

【46】
次は花になりなよ 鍵を鍵穴に差しこむ 次は鳥になりなよ/石畑由紀子

【47】
目にしてはならぬものなりみづからのうしろすがたをうつす鏡は/鈴木秋馬

【48】
チョコレートクリームチップ(地下牢に眼がふたつある)フラペチーノを/斎藤秀雄

【49】
バターナイフはバターを塗ってりゃいいんだよとバターナイフが言うかなしさよ/白水ま衣

【50】
しろくろのテレビはしろくろのゆめをうつすね しにたがりのともだち/杜崎アオ



以上です。




▼▼▼



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「未来」の新年会に行ってきたぞ【前編】
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去年の角川短歌賞の予選通過作品 50首|note(ノート)
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2017年12月27日

2017年のオレの自選五首

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ツイッターで

#2017年の自選五首を呟く

というハッシュタグが回っていたので自分もやってみた。





おみこしになって元気な人達にかつがれたいな年に二回は/工藤吉生
#2017年の自選五首を呟く 1

「ネットプリント毎月歌壇」1月号。
選者のお二人に選んでいただきました。やったー



妄想は百万本の紅い薔薇をバルコニーから見下ろしている/工藤吉生
#2017年の自選五首を呟く 2

短歌研究2月号。
うたうクラブへの投稿を「うたうクラブ賞」をいただきながら終わることができた。やったー。これは佳作★の歌。



このオレが死んでしまった後に吹く春の風、ああ、あったかそうだ/工藤吉生
#2017年の自選五首を呟く 3

「現代短歌」4月号。
読者歌壇で選者のお二人から、それぞれ別の歌で特選をいただいた。ダブル特選。そのうちの一首。やったー



浅い川 底がいくらか見えていて寝苦しい夜ゆううつな朝/工藤吉生
#2017年の自選五首を呟く 4

「未来」7月号。
特にやったーということはなくて、ただ自分が好きな歌。



オレなんて茂吉の像と比べたらまだまだ背が低いしやわらかい/工藤吉生
#2017年の自選五首を呟く 5

NHK短歌テキスト9月号。
「ジセダイタンカ」に呼ばれてうれしかったけど、出てもほぼなんの反響もなかった。しくじったかー?



今年でた歌は245首だった。去年は300首を超えてたのでだいぶ減った。それでもけっこう出てたなあ。
そこからの5首でした。



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バリウムを初めて飲んできたんだけど、その話をします
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去年の角川短歌賞の予選通過作品 50首|note(ノート)
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