バケルくん

2011年09月17日

藤子・F・不二雄作品の感想 「Fの森の大冒険」「エスパー魔美」「バケルくん」ほか

大長編ドラえもん のび太と夢幻三剣士

大長編ドラえもん のび太と夢幻三剣士を読んだ。
これは初めて見た。トリホーが最後どうなったかわからないし、ジャイアンとスネ夫が最後に出てこないのはちょっと残念だけど面白かった。 ジャイアンのリサイタルの夢が壮大で素晴らしかった。

1994年ということは、F先生の晩年の作品だな。ちょっとテレビゲームっぽい感じもするけど、大長編はこういうものか。

ドライオンがいいな。
「バームクーヘンマン」って絶対アンパンマンだろ…。

他に原作を見てない大長編がけっこうあるから読んでみたくなった。





キテレツ大百科

コンビニ本のキテレツ大百科を読んだ。傑作が多い。

最終回を見た。必死に頑張ったのに報われず、悲しい話だ。しかしキテレツは精神的に成長したし、偉いと思った。大百科がなくなってもコロ助だけは残ったんだから良かった。





バケルくん

藤子・F・不二雄 大全集 バケルくん を読んだ。
けっこう複雑だが面白い設定だ。パーマンのコピーロボットの発展形かな。ガキ大将が女の子に弱いという設定、いくらでも出てくる財布、カワルくんのジレンマ、いろいろ絡んで面白い。ギャグもなかなかいい。

バケルくん の中では 「ゴキブリラーメン」「怪人五十面相」「なぐり屋が来た」「サンタのおくりもの」が特に面白かった。

みんな同じポーズをするところ、家族会議で大抵のことは解決するところなどもいいなあ。




パーマン

パーマンのコンビニ本を読んだ。初期の作品はドタバタしてるが、だんだん中身が深まってくる。
特に「パーマンはつらいよ」「かなしい勝利」は感動した。

コピーロボットがからむと話が複雑になる。バレてはいけないなど、縛りも効いている。





エスパー魔美

エスパー魔美を2つ読んだ。一つ一つが25ページくらいある。ドラえもんの2~3倍長く読み応えある。笑い、スリル、エッチな部分など、どこをとっても一級品だ。実は指折りの傑作じゃないかと思っている。



エスパー魔美の「スランプ」を読んで涙した。偶然にもスランプに陥ったりつまづいた者ばかり集まっていくシチュエーションづくりがうまい。音楽の力で人が救われるのもいいなあ。「戦場のピアニスト」みたいな一場面だ





21エモン

21エモンの文庫本サイズの1巻を読んだ。この漫画は珍しい設定だ。未来が舞台だから常に未来が描かれる。ガキ大将もその子分もいない。主人公がホテルでいつも働いている。ヘンテコなキャラがたくさん出てくる。日常の中の不思議ではなくどっぷりとSFだ。…というようなことは既に解説に書かれてた。がっくし

21エモンはちょっとドタバタしてる。あまりしんみりした話はない。毎回のように変な宇宙人や不思議な装置が出てきて騒ぎになるギャグマンガだ。本のコマの隅っこにギャグや危ない言葉が書いてあるのが面白い。





Fの森の大冒険

藤子・F・不二雄大全集 「Fの森の大冒険」を読む。
ソノシートってピンとこなかったけど、そういえば小さい頃に赤いレコードを回して遊んだことあるぞ。あれのことか! ソノシートが聴ければ最高だったけど、漫画が読めるだけでも感激。

漫画もいいけど、キャラクターへの質問コーナーが面白い。
オバケのQ太郎が「オバケなんてほんとにいるの?」ときかれて「ここにいるじゃないか!」と呆れてる。



1960年代の広告のイラストが載ってる。大抵のお菓子は10円や30円で買えたんだなあ。このたくさんの広告のイラストも藤子先生が描いてたんだなあ。どれも楽しいイラストだ。

昭和41年、オバケのQ太郎の視聴率は30パーセント以上を維持している! 鉄腕アトムが25パーセントくらいだからその人気のすごさがわかる。
藤子不二雄というとドラえもんのイメージが強いんだが、世代によってはオバケのQ太郎やパーマンなのかもしれないなあ

1976年にグリコのおまけカードに描かれたドラえもんのイラストが載ってる。イメージと違うようなおかしなポーズのドラえもんが見れる。書き下ろしなんだなあ~…

「ドラえもんのモテモテカード」というのがある。これは、言葉で言えない気持ちを伝えるためのカードらしい。面白いけど、これで果たしてモテモテになるのか?



最後の方には藤本先生のインタビューや文章が載ってる。 F先生はのび太やQちゃんを愛情をもって描く。いくらダメでも明るく前向きに生きる、というところに人気の秘密がある

ジャイアンは暴力的なトラブルの象徴、スネ夫は頭脳的なトラブルの象徴。ドラえもんは空想だが、助けてくれる人や状況はある。だからドラえもんはどこにでもいる、と先生は語る

子供のころはおもちゃはほとんど自分で作ったことが藤子両先生が語る。
スポーツが苦手で社交性もなく、のび太的であったことも語られる。
漫画に市民権がなかった時代を知ってるF先生は、「パワーがあるなら、弾圧されて息絶えることはない」と語る







オレの好きな藤子・F・不二雄先生の作品、主要作品の印象

藤子 F 不二雄先生の作品で好きなものに順番をつけてみるとこうなる。

ドラえもん→
SF短編→
エスパー魔美→
キテレツ大百科→
オバケのQ太郎(合作)→
チンプイ→
バケルくん

あとはあまり思い入れがない。ポコニャン、ウメ星デンカ、モジャ公等、まだ読んでない。大全集で出たら読みたい。





チンプイの評価が難しい。キャラは大大大好きなんだけど、オチが致命的に弱い。


キテレツ大百科の原作はアニメとちょっと違う印象だった。トンガリ不在、ブタゴリラが八百屋じゃない、コロ助の色が違ってガチャ目、など。でも面白い


エスパー魔美が良く感じるのは、オレが大人になったんだろう。アニメで見たころは小学校低学年だった。


パーマンはさんざんアニメで見たから今さら原作を読む気にならない。読んだけど。


21エモンは、内容はいいがトンチンカンなキャラが多く粗野な印象。


T・Pぼんは傑作になる要素があるが、オレには難しく感じた。毎回大長編ドラえもんみたいな冒険をやってて、面白いけど見てて疲れる。設定の複雑さも玄人向けっぽい。


ジャングル黒べえとか仙べえはドタバタしててB級の匂いがする。細部はいじってるけど結局いつも通り。


一方、幼児向けの作品にホロリときたりする。短いわかりやすいセリフ、動き、無邪気な笑い。

「パパはてんさい!」でパパが亡きママを作る話にはグッときた。





 



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mk7911 at 19:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0)