川柳

2018年06月17日

仙台文学館「第21回ことばの祭典 短歌・俳句・川柳へのいざない」に行ってきた

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イベントで短歌俳句川柳をつくったことを書く。

2年前に書いた記事
仙台文学館「第十九回ことばの祭典 短歌・俳句・川柳へのいざない」に行ってきた
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52168703.html
が、われながらけっこう書けてるので、それを下敷きにして編集していこう。2年前の文章は青い字でしめすことにする。





【一昨年】
6/19、仙台文学館で「第19回 ことばの祭典 短歌・俳句・川柳へのいざない」というイベントが開催された。
オレは初めて参加した。


【今年】
6/17、仙台文学館で「第21回 ことばの祭典 短歌・俳句・川柳へのいざない」というイベントが開催された。
オレは二年ぶり二度目の参加だった。






【一昨年】
10時に短冊が配られて「ことばの祭典」が始まった。題は「小、または、山」。


【今年】
今年の題は「川、または、書く」だった。つくりやすいお題だと前もって聞いていた。仙台文学館のツイッターがそう書いていた。



【一昨年】
短歌俳句川柳の短冊がそれぞれ配られて、11時半までに提出することになっている。三つのジャンルすべて作ってもいいし、一つでも参加できる。各ジャンル一作品まで。

参加している方たちは60代以上と見られる方が8割くらい。

「合同吟行会」ときいていたので、みんなして外に出るもんだとばかり思っていたが、けっこうみなさん館内でつくっていた。電子辞書や広辞苑など使って、あるいは相談しあって作っている。オレのように外へ出る人は少ない。
オレが勘違いしてるのかと思ったが、「吟行」を調べると「吟行とは季語の現場に立つこと」とか「名所を巡って和歌や俳句を作ること」とある。

でもまあ、おかげでゆったりとしずかに外を歩くことができた。オレは文学館の前の岩に座って鯉を見たり、歩き回ったりした。普段から散歩しながら短歌を作っている。


【今年】
このへん、2年前と変わらない。
今回も鯉を見ながらつくった。でも寒かったので、室内でもつくった。イスに座って腕組みをして、ときどきスマホで検索しながらつくった。
左の人は指を折りながらつくっていた。



【一昨年】
短歌はすぐできた。川柳もなんとか作った。時間が余ったから俳句にも挑戦した。今の季語ってなんだろうと思いスマホで調べたら、「ででむし(かたつむり)」が出てきたのでそれを題材につくった。提出。

11時半に締め切り。


【今年】
短歌は、オレには数百首の未発表作品があるので、そのなかで「川」や「書」の含まれる歌のなかから選んだ。つくるまでもなく、選んで細部を整えただけだ。

川柳は、それらの短歌のなかから川柳のかたちに切り取れそうなものを選んで加工した。

俳句は一番むずかしい。この時期の季語をしらべて、頭のなかでいろいろ考えた。
選考に北大路翼さんがいるのを意識して「アウトロー俳句」とはいかないまでも攻めたもの・変なものにしようと決めていた。
「黴雨」という言葉をつかってみた。

投句してすぐに気づいた。
推敲したり季語を調べて入れてるうちに題が消えてしまって、提出してから題がないことに気づいてしまった。
前回参加したときも、題のない俳句を提出したのだった。同じあやまちを二度やった。

季語もあって、題も必須で、575って、むずかしい。三つを気をつけてなきゃいけない。
だがそれは知っていたことだ。気をつけてるつもりでミスってしまったので、自分にあきれている。

しかもおもいっきりウケを狙ったのだ。ウケてしかも題がなかったら最高にはずかしい。素通りのほうがまだいいが、それでもウケたい気持ちもあって、でもウケたら題がないことに誰か気づくわけだし、あああああ








【一昨年】
11時半。昼食。
12時半に作品が貼り出されて投票が始まる(選者による選と一般投票による「あじさい賞」がある)。
それまでの一時間が昼食の時間となる。

文学館の「ひざしの杜」という店の500円のお弁当を食べた。とてもあっさりしていて、高齢者になったらこういうのを食べる機会が増えるんだろうなと思った。オレには物足りない。わびしくなる。でも胃にやさしそう。

ゆるいイベントだ。なにかするたびに空き時間がたくさんできる。


【今年】
作品提出の締め切りから発表までのあいだは、鯉を見ながら短歌をつくっていた。さっきの「あやまち」のことで動揺した気持ちをしずめようとしたのだ。

文学館の弁当は600円に変わっていた。通りすがって中身を確認したが、やはり高齢者向けな弁当だったので、遠慮した。







【一昨年】
12時半、作品が貼り出されて「あじさい賞」の投票がはじまった。
短歌俳句川柳、それぞれ80~90程度の作品がある。これが並ぶと、なかなかの眺めだ。各ジャンル二作品に票を入れることができる。

ここで痛感したのは、字の大きさや濃さ太さだ。
ペンで書いたものが拡大コピーされてそのまま貼り出されるので、字が小さいと存在感がない。読みづらいとハンデになる。
さまざまな筆跡があり、見てると楽しい。筆跡と作品の内容がリンクしていると感じる場面もあった。

この筆跡の話は「ことばの祭典」に限ったことではないだろう。短歌を投稿する際にハガキや原稿用紙にペンで書く機会が多いわけだが、選者はそのたびさまざまな筆跡に対峙するわけだ。字で不利になってはもったいない。いやむしろ有利になるくらいの字が書きたい。
今までもそれなりに気をつけてはきたが、これからはいっそう読みやすく書こうと思った。

このあたりでミスに気づいた。
俳句に題(「小、または、山」)を入れ忘れた。季語にばかり注意がいってしまって。
季語をつけて題を入れてなおかつ五七五って、こんなきつい縛られ方は初めてだ。


【今年】
あじさい賞の投票については2年前に書いたのとまったく変わらない。作品は各ジャンル90程度で、そこも変わらない。
筆跡のことは、そんなに気にならなかったな。今度は大きく書いてやろう!! という気持ちにもならなかった。ただ読みやすく書くことだけ。

一昨年はこのあたりで題のないミスに気づいたというが、今年は提出後すぐに気づいたのだから、早くなっている。
……提出前に気がつかなければ同じことなんだが!


投票のときに投票用紙の隅に、お題の入ってない作品の数を「正」で数えた。その結果、各部門ごとに15パーセントくらい・6作に1作くらいはお題がきちんと入ってないことがわかった。元気づけられた。
その多くが、推敲で題がなくなったみたいな様子か、イメージではつながっているものだった。
つまり、「川」「書く」の題で「したためる」「記す」「せせらぎ」「岸」になっているようなものが多い。オレのミスもそういうのだし、欠点が目立たなそうで安心した。







【一昨年】
13時15分投票終了。14時の結果発表までまた時間が空いた。

楽しく談笑してるグループがあって、その近くにいた。そのグループは盛り上がっていた。誰の作品が新聞に載ったとかNHKで放送されたとか。シニアの方々にとって投稿がどんなものなのかわかった気がする。
この方々は、選ばれたとか選ばれなかったとかをバネにしてみんなで楽しくやっている。楽しいほうが正解ならば、これも正解だ。

投稿は、同人誌や結社誌や依頼されての発表や歌集やなんかより程度の低いもので、当落に一喜一憂するのはみっともないことなんじゃないか、そればかりやっているオレはいかにも下級ではないかと最近は思っていた。だが別の見方もあるんだなと思った。投稿の当落でこんなに人生の後半を充実させている人達がいて、それがどうしてみっともないことなのか。
投稿がみっともないんじゃなくて、オレの取り組み方と価値観がそう見せているのだ。


【今年】
今年は空いた時間でサイゼリヤに行って食事した。だから暇とかは感じなかった。
2年前のオレは投稿のことで悩んでいるようだが、今のオレはかなり投稿を減らしていて、そういった悩みからは解放されている。








【一昨年】
14時になってようやく選者の方々があらわれた。
オレはこういう時には必ず前のほうの席に座る。

賞の発表があった。オレは賞にはならなかった。残念。
賞状や記念品の授与があった。なるほどいい作品が多くて、心から拍手を送った。

各ジャンルの約90作品のうち「ことばの祭典賞」が各ジャンルから1作品選ばれる。
そのほかに
特選1 秀逸2 佳作5(×選者二名)、
「小池光館長賞」各ジャンル1作品、
投票による「あじさい賞」各ジャンル1作品がある。

オレの作品は、短歌が梶原さい子さんの佳作、川柳が大石一粋さんの佳作となった。


【今年】
ここが一番ドキドキするところだ。

やっぱり前のほうに座った。そこは2年前も同じ。
そして、賞にはならなかったも同じ。
いい作品が多かったのも同じ。
賞の数も同じ。
選考の先生方は毎年変わっている。今年は短歌に栗木京子さん、俳句に北大路翼さん、川柳にいしがみ鉄さんが参加していた。

オレの作品は、川柳で雫石隆子さんの「秀逸」に選ばれていた。




【一昨年】
選者のみなさんから優秀な作品への講評があった。
俳句や川柳の方の評の言葉を間近で聞けたのがよかった。有名な人がいるってだけでドキドキする。
しかも、大石一粋さんはオレの川柳へコメントしてくれた。テンション上がった。



【今年】
雫石隆子さんから川柳にコメントいただいて、ありがたかった。

題に関して、高野ムツオさんから貴重な話があった。
俳句は題にきびしくて、「書く」だったら「書(しょ)」ではNG。「書留(かきとめ)」でも不可という人もいる。
川柳ならばイメージでもよい。「川」なら「流れ」「せせらぎ」でもOK。
短歌はどうかな。その中間くらいかな。



【一昨年】
小池光さんに会うのはこれで三回目。いい感じで枯れてるなあ。必要最小限のことしか言わないしやらないんだけど、ぶっきらぼうなようで、しかしあたたかみがあって、いいなあと思う。

帰りに駐輪場のところでばったり会った。まだ会場周辺で談笑してる人達もいたのに、小池光館長ははやばやと一人で外に出てきたのだ。
だけど、話しかけたりはできなかった。オレの人生の何%かは「話しかけられない」でできている。



【今年】
今年も話しかけられなかったな。記念品をもらってすぐに帰った。
っていうか、「なるべくなら謎の人物でいたい」っていう気持ちもある。
オレはブログとツイッターの歌人だからさ。表彰でもされるんなら出るけど、基本的には、……ねえ。

生身に自信がないんだよ。







では2018年のオレの作品。

短歌
ゆうぐれの橋を渡って川を見る散歩コースはオレのぜいたく/工藤吉生

川柳
「夢」と書くあまり大きくならぬよう/工藤吉生

俳句
黴雨だぜ借りた漫画に色を塗る/工藤吉生






【一昨年】
佳作の記念品は小型のノートだった。まあ、タダで楽しく参加したのだから、おおもうけだ。

帰りにネットプリント「ネットプリント毎月歌壇」を出して帰った。そのことは次の記事で。
んじゃまた。


【今年】
秀逸の記念品はポストカード三枚だった。ほかでは入手出来ないと言えば言える。

次はもっと上に行きたいな!
んじゃまた。










▼▼▼



【こっちもおすすめ】
noteのほうでは、ブログでは読めない内容の記事をたくさんアップしています。

2018年5月のオレの短歌とその余談
https://note.mu/mk7911/n/n75bf05a79de6

未来賞をいただいて、いま書きたいこと
https://note.mu/mk7911/n/n0b1f389aea2f


第57回短歌研究新人賞候補作「仙台に雪が降る」全30首
https://note.mu/mk7911/n/n58e5f4337568




などなど、
500円ですべての記事(約100記事)が読めます。よろしければどうぞ。










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2017年02月14日

「川柳 杜人」252号を読む  ~できるようになってできないようになる、ほか

「川柳 杜人」252号(2016年冬号)。
季刊。宮城の川柳誌。30人ほどが参加していて、50ページいかないくらいのページ数。
「杜人」は248号から見ている。



252号の冒頭には柳本々々さんの文章が載っていた。Sinさんという川柳作家について書かれていた。その川柳がおもしろかった。
思えば、杜人248号の冒頭にも柳本々々さんが寄稿していた。
柳本さんというと新聞歌壇とブログの人というイメージだったが、川柳でも活躍している。



ちからが1あがった アソコとの交換で/Sin
→ずいぶん高くついたな。


人生はベビースターラーメンじゃない/Sin
→ってことはつまり、なんなのだろう??


Sinさんて何者なんだろうと思って検索したら、「川柳データベース」というページが出てきた。

http://www.okajoki.com/db/index.php

作品や作者名などいろんな角度から川柳作品が検索できる。3万5千句が登録されている。
Sinさんは700句近くが登録されていて、柳本さんは20句弱が登録されている。
「おかじょうき川柳社」というところの作品が収録されている。「おかじょうき」が川柳の世界でどれくらいの位置を占めているのかはわからない。

作品のデータベースってすごいな。短歌にはないよな。
http://twilog.org/mk7911
オレのツイログで、スペースと「/」を入れて検索すれば、オレのとりあげたことのある短歌を引っ張り出すことができるが、データベースとまではいかない。



「杜人」にもどる。

できるようになってできないようになる/佐藤みさ子
→なにごともそうだ。一句のなかに一生が凝縮されている。


卵ですかあなたが守りたいものは/佐藤みさ子


赤い橋迷子のようにして渡る/笹田かなえ

→どんな渡り方かはさっぱりわからないが、「赤い橋」と「迷子」は不思議に調和している。


息止める父と漢字で書くときに/瀧村小奈生
→字面からして「父」には緊張感がある。



以上です。


宮城の川柳誌ということでは、雫石隆子さんの「川柳 宮城野」というのがあり、そっちのほうがページ数が多い(70ページほどある)。ふつうの書店でも扱いがあるし、大きいところらしい。
でも大きかろうとなんだろうと、きっかけが無ければ、なかなか読むところまではいかない。







2017年1月の工藤吉生の短歌、すべて見せます|mk7911|note(ノート)https://note.mu/mk7911/n/n142f4beecf6c
有料マガジン(500円)を更新しました。


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2016年12月03日

川柳「杜人」250号・251号を読む  ~てっぺんにいちご、ほか

川柳「杜人」250号と251号を読みました。


川柳の雑誌は「柳誌」というそうですが、これは宮城県の柳誌であります。

この本を扱うのは三回目。オレのブログの読者の方に川柳「杜人」の方がいたのをきっかけに読むようになりました。



「杜人」250号


250号ということで記念号になっています。
杜人は「杜の都の川柳誌」というキャッチフレーズで昭和22年から続いているのだそうです。普段は30ページほどですが記念号なので60ページほどあります。

ここからちょっと引きます。


猫捨てにゆく踏切をいくつ越す/森中恵美子



ゴム草履が流れ着いたらもう無敵/樋口由紀子

→どんな状況なんでしょうね。流れ着くってことは水辺ですね。でもゴム草履って流れてくるものでしょうか。流れてきたとして、それを利用できるのでしょうか。どう利用したらゴム草履で無敵になれるのか。
オレの知ってるどんな人ともどんな場面とも異なる、未知の世界です。この割りきれなさがいいんです。



首がすこうし前に出ている写真です/佐藤みさ子「生えている」
→証明写真かなあと想像します。「すこうし」の「う」がたまらない。



お母さんはピクルスになりいい感じ

お父さんが干物になった物語/広瀬ちえみ「群生地」

→よくわからないけど似合いの夫婦のような気がします。

広瀬ちえみさんはシリーズ「セレクション柳人」で作品を読むことができます。「セレクション歌人」の川柳版です。



それではと雨の雫になっている/柴田美都








「杜人」251号


朝焼けが言うすぐ帰れもう帰れ/佐藤みさ子「なぞなぞの国」



海底にある三月の予定表/都築裕孝「予定」

→一連に墓の句もあり、震災に関係した句なのだと読みました。



八・一五だんだんずれる鼻の位置/加藤久子「水の家」
→終戦の日。鼻は顔の中心にあります。平和の中心にあるものが動いて歪んできているということかと読みました。



てっぺんにいちごのせればそれがゆめ/広瀬ちえみ「沼の顔」
→イチゴの乗ったケーキには、オレも夢を感じます。
ただしケーキだとは言ってません。それをのせることでものが「ゆめ」と化す「いちご」とは一体なんなのだろう。深いものを予感します。
ひらがな表記も夢を思わせます。



描きかけの崖でいきなり靴を脱ぐ/中川東子
→絵が動き出す楽しい句のようでもあり、人が死に急ぐあやうい句にも見えます。それがダブって見えて面白かったです。



戦争と地震のどちらかに○を/大友逸星
→どんなアンケートなのか、書類なのか。質問を想像するおもしろさや怖さがあります。

川柳って書かれてることが少なくて、ほんとにどうにでも読めそうな句がありますね。正解も不正解もなさそう。



以上です。







神明の巨眼|mk7911|note(ノート)
https://t.co/uyZobQzpsB
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2016年11月08日

古泉智浩『君の名が。』/猫川柳、ほか【2016.11.8】

2016.11.8


11/5.6.7.8の四日分の日記から主なものを選んでまとめる。主なものじゃないものは、「くどうのぬらっ日記」というブログを参照。



ようやく今年の角川短歌賞を読み通した。
予選から、なかなか面白い歌がつづいている。こんなおもしろい歌のなかに混じっているということは、オレの歌もそうとうおもしろいのだ。







こういうの好きでしょ、と言われて「猫川柳」というムック本を誕生日にいただいた。第12弾ということだ。

内容は、猫の写真に川柳のキャプションをつけたもの。猫はまあまあかわいい。川柳は、キャプションとして見るならば適切。文学としては話にならない。
途中にはさまる「解説」は全くの無駄だ。読んですぐわかるものを解説してどうする。「猫はかわいい」というだけのことがダラダラダラダラと書いてある。五七五だから我慢できるのだ。
巻末のほうに、飼い猫を亡くした人あるある、みたいな内容の四コマ漫画があり、しんみりした。







ふたたびインスタグラムを始めてみたが、やはり画像が投稿できない。アプリが強制終了するという程度のものではなく、スマホが故障するかというくらいの大きな落ち方をする。危険すら感じる。ふたたびやめた。

「ピンタレスト」開始。
このみの画像を手軽に収集できるアプリだ。ここにためしに手書きの短歌をアップしてみる試みをはじめた。
アップするより、画像をあつめるほうがたのしいかもしれない。まあいい。そういうアプリだから。






【お知らせ】うたらばBP過去採用歌のbot( @utalovot )に第75回 第101回の採用歌900首弱を一気に追加しました!収録作品数は計2500首ほど。botの方も合わせてよろしくお願いします ! https://t.co/GjI6Jw4f9g

という「うたらば」からのツイートが流れてきた。

その900弱の短歌のなかにオレの歌がどれだけあるか数えたら、10首あった。
足、続、下(2)、年、中、無、笑、本、投。
下がふたつあるのがオレらしいところだ。年中無笑、本投。笑いがない一年とはさびしいものだ。本は大切にしよう。

うたらぼっと2500首のうち28首がオレの歌だ。1%強ってところです。

うたらばブログパーツに短歌が採用されました/今までの採用歌・発表歌の総数 : ▼存在しない何かへの憧れ https://t.co/PaUuFaRkA3
2015.11.9の記事。ちょうど一年くらい前に、今まで出してきた歌の数を数えていた。今年もそろそろやるか。




botといえば、「短歌botだお」というアカウントにオレの短歌がでてきた。

https://twitter.com/m_8b_2c_6/status/795740485738369024

作成者の水沼さんはオレの短歌を評価してくれて大変ありがたいんだが、まあ、その、ねえ。フォロワー18って。フォロワーがこの100倍いるならば素直に喜べるんだけど。

「だお」って、とてもダサい。はずかしい。今どき言わないだろう。近づき難い臭気を発する語尾だ。アイコンや説明など見ても「だお」の必然性は感じられない。
すでに瀬戸夏子さんの作ったすごいクオリティーの短歌botがあるわけだし、なにかもっと独自色を出してもらったほうがいい。






全く知らない男女がある日突然入れ替わってしまった! そんな斬新な設定の青春コメディマンガです。

【漫画】君の名が(古泉智浩)https://t.co/BUO1iMnYbn https://t.co/ke7qoWb9FY


というオモコロのツイートが流れてきた。「君の名が。」が正しいタイトルだろう。
古泉さんのことは、枡野浩一さんとのポッドキャストで知っていた。でも漫画は初めて読んだ。

おもしろかった。
異性の体になって、異性の性欲やそれにともなう心身の変化に動揺するところなどは本当に素晴らしい。興奮した。
映画レビューでは古泉さんの声が聞こえてきた。鐘の音もした。
ドブ美はオレの好みのタイプだ。こういう女の子、大好きなんだよ。ドブ美の笑顔が見たいな。

関係ないけど「ドブ美」って、ブルーハーツの有名な歌詞を略したような名前で、これもいい。ドブネズミみたいに美しくなってほしいという願いがこもっていたりして。








ツイッターでその名前を聞いて、仕事場でも名前を聞いたので、気になって「ピコ太郎」を調べて動画を視聴した。おもしろいね。

ついでにラッスンゴレライを見直したくなって見て、
ダンソンを見て、
右ひじ左ひじ交互に見て、
ズクダンズンブングンゲームを見た。

同じ種類の音が連続するとおもしろいのかなとか、なんか分析めいたことをしたくなるが、半端なものになりそうだから遠慮しておく。



"第35回(2012年)大須大道町人祭  金粉ショウ/金粉ショー(大駱駝艦) Street performance japanese golden bodypainting butoh dancers"
https://youtu.be/g6PefN_yHsc

という動画に衝撃を受けた。金粉で体を覆うと、人間ではないみたいだ。仏とか観音を思わせる。それが生き生きと動いていて、テンションが上がるような音楽が鳴り響いていて、頭が混乱を起こす。神々しさと官能がせめぎあう。









自分の宣伝します。
広大なフロアにあってぎすぎすと痛みをかばいながらのダンス|mk7911|note
https://note.mu/mk7911/n/n3818238166a9
有料マガジンを更新。500円ですべての記事が読めます。


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2016年09月08日

「やまとうた」という短歌俳句川柳の投稿サイトを見つけた

https://t.co/ewX91vtpRm

「やまとうた」という短歌俳句川柳の投稿サイトを発見した。2013年に開設されたようだ。2014年から更新が止まっていて、運営のツイッターアカウント @yamatota_jp は2016年4月を最後につぶやかれていない。

メールアドレスで登録できる。メルアドをおくると複雑なパスワードがかえってきて、それを入力してログイン。

プロフィールは名前以外には256字以内で自由に書ける。
登録しなくてもお試しで投稿できるとのこと。
57577を句ごとに分けて入力する必要がある。投稿すると、句ごとに分けられたかたちで表示される。



ツイッターで共有すると縦書きで表示されるのがウリらしい。が、オレの環境からは字がズレてるように見える。



登録したら、オレのプロフィールのページのURLに51という数字がついていた。これが登録人数だろう。



作品に背景をつけられるのが特徴らしいが、やりかたがわからなかった。使い方の説明がない。
新機能のお知らせと、お問い合わせフォームと、すごく短い規約とがある。シンプルなのが気持ちいいが、機能がわからないのはこまる。


「やまとうた」で検索しても他のものばかりでてきて、このサイトにそう簡単にはたどりつけない。このタイトルはよくないな。



このサイトはたまたま見つかったが、人知れず生まれて人知れず埋もれていく短歌のサービスもあるのだろう。

オレはいつもこのように、短歌に関しておもしろいものがないか、新しいサービスはないか、ネット上をうろうろと嗅ぎ回っております。
以上、掘り出したサイトの報告でした。


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2016年06月20日

仙台文学館「第十九回ことばの祭典 短歌・俳句・川柳へのいざない」に行ってきた

イベントで短歌俳句川柳をつくり、短歌と川柳で佳作をいただいたことを書く。



6/19、仙台文学館で「第19回 ことばの祭典 短歌・俳句・川柳へのいざない」というイベントが開催された。
オレは初めて参加した。







10時に短冊が配られて「ことばの祭典」が始まった。題は「小、または、山」。
短歌俳句川柳の短冊がそれぞれ配られて、11時半までに提出することになっている。三つのジャンルすべて作ってもいいし、一つでも参加できる。各ジャンル一作品まで。

参加している方たちは60代以上と見られる方が8割くらい。

「合同吟行会」ときいていたので、みんなして外に出るもんだとばかり思っていたが、けっこうみなさん館内でつくっていた。電子辞書や広辞苑など使って、あるいは相談しあって作っている。オレのように外へ出る人は少ない。
オレが勘違いしてるのかと思ったが、「吟行」を調べると「吟行とは季語の現場に立つこと」とか「名所を巡って和歌や俳句を作ること」とある。

でもまあ、おかげでゆったりとしずかに外を歩くことができた。オレは文学館の前の岩に座って鯉を見たり、歩き回ったりした。普段から散歩しながら短歌を作っている。

短歌はすぐできた。川柳もなんとか作った。時間が余ったから俳句にも挑戦した。今の季語ってなんだろうと思いスマホで調べたら、「ででむし(かたつむり)」が出てきたのでそれを題材につくった。提出。

11時半に締め切り。






11時半。昼食。
12時半に作品が貼り出されて投票が始まる(選者による選と一般投票による「あじさい賞」がある)。
それまでの一時間が昼食の時間となる。

文学館の「ひざしの杜」という店の500円のお弁当を食べた。とてもあっさりしていて、高齢者になったらこういうのを食べる機会が増えるんだろうなと思った。オレには物足りない。わびしくなる。でも胃にやさしそう。


ゆるいイベントだ。なにかするたびに空き時間がたくさんできる。





12時半、作品が貼り出されて「あじさい賞」の投票がはじまった。
短歌俳句川柳、それぞれ80~90程度の作品がある。これが並ぶと、なかなかの眺めだ。各ジャンル二作品に票を入れることができる。

ここで痛感したのは、字の大きさや濃さ太さだ。
ペンで書いたものが拡大コピーされてそのまま貼り出されるので、字が小さいと存在感がない。読みづらいとハンデになる。
さまざまな筆跡があり、見てると楽しい。筆跡と作品の内容がリンクしていると感じる場面もあった。

この筆跡の話は「ことばの祭典」に限ったことではないだろう。短歌を投稿する際にハガキや原稿用紙にペンで書く機会が多いわけだが、選者はそのたびさまざまな筆跡に対峙するわけだ。字で不利になってはもったいない。いやむしろ有利になるくらいの字が書きたい。
今までもそれなりに気をつけてはきたが、これからはいっそう読みやすく書こうと思った。


このあたりでミスに気づいた。
俳句に題(「小、または、山」)を入れ忘れた。季語にばかり注意がいってしまって。
季語をつけて題を入れてなおかつ五七五って、こんなきつい縛られ方は初めてだ。






13時15分投票終了。14時の結果発表までまた時間が空いた。

楽しく談笑してるグループがあって、その近くにいた。そのグループは盛り上がっていた。誰の作品が新聞に載ったとかNHKで放送されたとか。シニアの方々にとって投稿がどんなものなのかわかった気がする。
この方々は、選ばれたとか選ばれなかったとかをバネにしてみんなで楽しくやっている。楽しいほうが正解ならば、これも正解だ。

投稿は、同人誌や結社誌や依頼されての発表や歌集やなんかより程度の低いもので、当落に一喜一憂するのはみっともないことなんじゃないか、そればかりやっているオレはいかにも下級ではないかと最近は思っていた。だが別の見方もあるんだなと思った。投稿の当落でこんなに人生の後半を充実させている人達がいて、それがどうしてみっともないことなのか。
投稿がみっともないんじゃなくて、オレの取り組み方と価値観がそう見せているのだ。






14時になってようやく選者の方々があらわれた。
オレはこういう時には必ず前のほうの席に座る。

賞の発表があった。オレは賞にはならなかった。残念。
賞状や記念品の授与があった。なるほどいい作品が多くて、心から拍手を送った。


各ジャンルの約90作品のうち「ことばの祭典賞」が各ジャンルから1作品選ばれる。
そのほかに
特選1 秀逸2 佳作5(×選者二名)、
「小池光館長賞」各ジャンル1作品、
投票による「あじさい賞」各ジャンル1作品がある。

オレの作品は、短歌が梶原さい子さんの佳作、川柳が大石一粋さんの佳作となった。


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選者のみなさんから優秀な作品への講評があった。
俳句や川柳の方の評の言葉を間近で聞けたのがよかった。有名な人がいるってだけでドキドキする。
しかも、大石一粋さんはオレの川柳へコメントしてくれた。テンション上がった。



小池光さんに会うのはこれで三回目。いい感じで枯れてるなあ。必要最小限のことしか言わないしやらないんだけど、ぶっきらぼうなようで、しかしあたたかみがあって、いいなあと思う。

帰りに駐輪場のところでばったり会った。まだ会場周辺で談笑してる人達もいたのに、小池光館長ははやばやと一人で外に出てきたのだ。
だけど、話しかけたりはできなかった。オレの人生の何%かは「話しかけられない」でできている。







ではオレの作品。

短歌
百円玉らしき光へにじり寄るオレの歩幅の小さい水辺/工藤吉生

川柳
銃の音、なのか小さな鯉の口/工藤吉生

俳句
文学館床のカパカパかたつむり/工藤吉生





佳作の記念品は小型のノートだった。まあ、タダで楽しく参加したのだから、おおもうけだ。



帰りにネットプリント「ネットプリント毎月歌壇」を出して帰った。そのことは次の記事で。


んじゃまた。


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mk7911 at 10:55|PermalinkComments(0)

2016年06月05日

河北新報の「河北歌壇」(2016.6.5)に短歌が掲載されました +α

河北新報の河北歌壇(2016.6.5)に短歌が掲載されました。



花山多佳子さんの選で短歌が掲載されました。20首載るうちの15首目。


扇畑忠雄の歌碑の読めぬ字を調べて「翳(かげ)」の一字だと知る/工藤吉生


仙台文学館で歌碑を見たときのことを歌にしました。こういうのは地元紙に出すのがふさわしい歌だと思って出しました。
そのときの日記はこれ。
http://blog.livedoor.jp/mk7911-akogare/archives/51951702.html


河北歌壇は一ヶ月半ぶりです。その間もせっせと出してはいたのです。
見かけなくなった人も、頑張っているのかもしれませんね。


今週はひさしぶりに小学生の短歌が入選していました。小中学生はほとんど居つかず、一度載るといなくなってしまうことが多いです。励ますつもりで欄の最後に載せてるんだとは思いますけれども。

載らないからつまんなくてやめてしまう人もいれば、簡単に載って「なんだこんなものか」といってやめていく人もいます。オレは前者に近いですが、でもわりとしつこい方だと思っています。一度やめても戻ってくることがあります。






宮城やそのあたりの地域の新聞である河北新報の「河北歌壇」は花山多佳子さんと佐藤通雅さんの選でそれぞれ20首ずつ計40首載ります。毎週日曜日の掲載。





以上、報告でした。

新聞に載った短歌のまとめはこちら。
http://t.co/6IYOFlvBhk







あと、もうひとつローカルな場所ですが、「仙台っこ」という隔月発行のタウン誌に川柳が載りました。

人生は紙飛行機で右下がり/工藤吉生


くわしくはこちら。
ぬらっ。タウン誌「仙台っこ」に川柳が載った : くどうのぬらっ日記 http://blog.livedoor.jp/mk7911-akogare/archives/51956484.html








宣伝

noteで「工藤の有料マガジン」やってます。こちらは500円でさまざまな記事が読めます。例えばこんな内容です。

【第一回石井僚一短歌賞】に落選した連作 20首
https://t.co/jVQrn5C2Ln

第57回短歌研究新人賞候補作「仙台に雪が降る」全30首
https://t.co/2qhYBXq6hv

2ちゃんねるに書かれているオレに関する疑惑について答える
https://t.co/7bl0976ewb

どうしたら短歌の絵を描いてもらえるんですか問題について
https://t.co/x7uF5emd7k

「いいね」されない短歌/一人称のこと
https://t.co/VnGb7jdktI

オレに関する恥ずかしいツイートを見つけてしまった
https://t.co/mApcvnOrZ8

「文学じゃない」と言われたこと
https://t.co/4Vx9ROeMQ5

工藤、投稿サイトで短歌に厳しいコメントを書かれる
https://t.co/r1E65Zcwqr

16のサイト・アプリに短歌を投稿した結果を比較する
https://t.co/3tMyRK4lDP

歌合 大学短歌バトル2016のこと
https://t.co/WUnEo646fZ

ブログにきたひどいコメントシリーズ 
https://t.co/dMNri2dI2Y



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mk7911 at 23:00|PermalinkComments(0)

2016年05月07日

「川柳 杜人」249号を読む  ~水平線から葬儀屋、ほか

「川柳 杜人」249号。

歌人であり普段から短歌の記事ばかり書いているオレがなぜ川柳の記事を書くかについては

「川柳 杜人」248号を読む  ~プロの月夜、ほか : ▼存在しない何かへの憧れ http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52158200.html

を参照してください。




伸びきったゴムになったらわかること/須川柊子
→伸びきったゴムはもう役割を果たせないなあ。老いた人間が重ね合わされてるようだ。何がわかったのかを、聞いてもオレにはわからないかも。


水平線から葬儀屋が顔を出す/都築裕孝
→水平線から顔を出すといったら、朝日くらいなものだ。なんと朝日から隔たっていることか。死はそれくらいでかい。
でもやはり死と葬儀屋ではちがう。葬儀屋は生きた人間だ。きっと礼儀正しくて静かな態度で顔を出している。


逃げられぬ色とりどりの画鋲から/佐藤みさ子
→掲示物に心があればこんな思いをするんだろうか。
はりつけ、磔刑といえばイエス・キリストのそれがあまりにも有名だ。イエスの磔刑では、頭の上に罪状が書かれたり侮辱的な言葉をなげかけられたりぶどう酒を飲まされたりしている。色とりどりの画鋲からそれらを連想した。


みんなが拝むから拝むヘンな岩/南部多喜子


怪しいやつだな川柳をしているな/須田隆行

→職務質問みたいだ。文芸が取り締まりにあう世界。
こんなこと言われてみたいと思った。


母がいるこりこりすると思ったら/久保田紺
→「こりこり」ってなんだろ。歯ごたえがあるみたいだし、肩がこってるようでもある。いずれにしろ存在感があり空気を変える母だ。


チャンス到来九回裏のおばあさん/鈴木節子
→あれもできなくなる、これもわからなくなる、とマイナスにとらえられがちな老いだが、それをチャンスととらえた。一体どんな一発が飛び出すのか。わくわくとさせる。


っていうかあなたの眉毛ずれてない/須田隆行



終わります。







どうしたら短歌に絵を描いてもらえるんですか問題について|note(ノート)
https://t.co/x7uF5emd7k
有料マガジン更新。以前少しツイートしたことを、より突っ込んで長く書きました。



んじゃまた。


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mk7911 at 10:43|PermalinkComments(1)

2016年02月01日

「川柳 杜人」248号を読む  ~プロの月夜、ほか

川柳杜人248号



川柳の同人誌というか結社誌というのか、そっち方面のことはよくわからないんですが、とにかく「杜人の会」というところから出ている季刊の川柳誌です。「とじん」と読みます。

これも前回の「塔」1月号とおなじように、仙台文学館で見てきた本であります。
なんでこれを見てきたかというと、オレのブログによく言及してくださる方、コメントしてくださる方に「杜人の会」の関係の方が複数人いらっしゃるからなんです。川柳のほうからオレに接近してくださっている。そういった動きにはこちらも応えていきたいです。
宮城県内ということもあり、気になっていたのです。

50ページくらいの本。「同人」という中心メンバーらしき方が12人ほどいらっしゃって、それ以外に20人くらいの作品が載っていました。

特集に力が入っていて、飯島章友さんが一人三役で川柳と短歌について「激論」を交わしたものがユニークでした。また、ブログでオレの短歌を時々引用してくださる柳本々々さんの文章が載ってました。




おもしろい川柳があったんで少し引きます。

さわらないで下さい架空の犬だから/佐藤みさ子
→オレは透明な犬の歌を詠んだことがあるんですけど(それは別に反響とかはないんですけど)、透明とも違いますね、架空というのは。
架空だけど触ることができるんですかね。触ろうとすると消えてしまうような儚い犬かもしれません。

初句っていうか「上五」っていうんでしょうけど、つまり最初の部分が字余りです。字余りだと読むときに加速するんので、そこに「さわらないで欲しさ」が強く出ているように思うんですが、そういう読み方が川柳にあるのかどうか。



水底の読み聞かせおばさんの椅子/広瀬ちえみ
→水の底にあるのは椅子だけのようですが、読み聞かせをするおばさんが水の底にいて、水の底に読み聞かせの声が響くようでなんとも幻想的です。
読み聞かせと椅子は切り離せないように思います。なぜか立ってたら読み聞かせは不可能な気がします。



これがそうプロの月夜でございます/広瀬ちえみ
→「プロ」というお題で作品が集まっているページがありまして、そこから引きました。
川柳にも題詠があるんですね。オレは川柳はなんにもわからないのです。

それはそうと、この月夜のプロっぽさはすごいです。「これがそう」という入り方、「ございます」という抜け方。貫禄があります。



考える首の角度がプロっぽい/須田隆行
→これも「プロ」の句。
将棋のプロ棋士かなと思いました。よく首をかしげている様子がテレビに映ります。
考える内容までははっきり見えませんから、視聴者はその角度や表情を見るわけです。プロだと思って見れば、その角度まで立派に感じられます。



何色の屋根だったろうサザエさん/須川柊子
→オレも思い出せません。見慣れたものなのに思い出せない。盲点をついてきました。
しかし、そもそもなぜこの人はサザエさんの家の屋根の色を思い出そうとしているのでしょうね。
サザエさんには古き良き理想の家庭みたいなのがあらわれていますが、今となってはそれを思い出せないという深読みもできます。


以上「杜人」でした。
なかなか面白かったです。



んじゃまた。


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mk7911 at 23:25|PermalinkComments(2)

2015年07月24日

文化系エンターテイメントアプリ「俳句de川柳」に登録し投稿してみた

「俳句de川柳」というツイッターのアカウントにフォローされた。これは投稿サイト、あるいはアプリらしいので、webのほうで登録してみた。

http://haiku-de-senryu.com/

短歌の投稿サイト「うたのわ」にも似ているかなと思ったが、お題が写真で出てくる。題がだいたい画像なので、まるで「写真で一言」だ。オレはあまりネット大喜利とかそっち方面には詳しくないが、「bokete」にも近いのかな?


短歌も俳句も川柳もごちゃまぜで、どれを投稿してもよい。川柳といってるわりには季節感のつよいお題が多いし、句ごとに入力する投稿フォームは五つに分かれている。


オレは少しふざけたのを投稿した。とりあえず軽い気持ちで入って様子を見ようとした。

下ネタを書こうとしたが「精液」とか「精子」とか書くと投稿できない。「投稿処理に失敗しました」とでる。

花火の写真に対して

夜の空 埋め尽くし咲く 大花火 みたいに出して みたい精液

と書いたらだめだった。結句を「みたいよ液を」に変えて出した。



でもそんな調子で五つくらい投稿したら、もう飽きてしまった。ふざけてる自分がいやになった。
それに、がんばってもこのサイトの外側には歌が流れていかないだろうと思うとモチベーションが上がらぬ。


投稿するときにカテゴリを選ぶんだが「おバカなネタ」「ありえないネタ」「毒の強いネタ」「内輪ネタ」「その他のネタ」という分類になっている。

いずれにしろここに投稿したらそれは「ネタ」というわけだ。やっぱりお笑い感覚なのだろう。




「俳句de川柳」は2014年末くらいからあるサービスらしい。
ツイッターの公式アカウントのフォロワーが59人だった。295人をフォローしての59人。8割の人は「俳句de川柳」にフォローされてもフォローを返していない。フォロワーが多ければいいとはいわないが、少なすぎる。

そのツイート内容からすると、週にふたつくらいお題がでるようだ。

「好評サービス中です!」と書いているが、評判をツイッター内で検索してもGoogleで検索しても、なんと一件も評判らしいものは出てこない。これを書いてる時点では、一件もだ。オレのこの記事が最初の評判なのだ。
インターネットのサイトやアプリの評判がインターネットを調べても出てこない、そんな「好評」があるかい。


「本日の川柳」(短歌も俳句も川柳もいっしょくたになっている)で投稿作品を探してもオレのしか検索結果にひっかからない。その時点で23時だった。一日でオレしか投稿してないんじゃねえかよ。
それから夜が明けて6時現在、まだ最新の投稿はオレの投稿になっている。



「殿堂入り」「新着」「運営のオススメ」というのを見たが、「霧」「名無しの投稿」「SHOMA」「おのぼりさん」という投稿者しか見つからない。参加者が4人しかいない可能性がある。オレは5人目か。過疎。
そのわりには評価の点数が70点以上の作品がある。これはよくわからない。数十人が見ているかのような数字だ。
ちなみにオレの作品は一晩たっても0点だ。


アプリ版があるが、playストアのほうを見るとダウンロード数が100、レビュー2。レビューのうちひとつは無言、ひとつは「ログインできません」。


オレが表でさわげば少しは利用者が増えるかもしれないが、そこまで応援したくなる感じではない。キャラクターはかわいいけどね。
応援したくはならないが、体験としてここに書いておく。興味ある方はこのサイトの6人目(?)の投稿者になってみては?
あと、オレの作品に評価ポイントを入れておいてくれると、また「ネタ」を投稿したくなるかもしれません。



んじゃまた


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mk7911 at 06:33|PermalinkComments(0)