藤子・F・不二雄

2011年12月18日

藤子・F・不二雄「ドラえもんプラス」2巻 内容と感想

藤子・F・不二雄 ドラえもんプラス 2巻



はじめに

てんとう虫コミックスのドラえもんを1巻から順番に読んでゆく企画。大人になってから読むとどう変わるか、楽しみに読む。





内容と感想

バッジどろぼう
のび太の「わかった! そのぬすんだやつがはんにんだ」は名ゼリフの域に達している。

このカメラはひみつ道具なのかなんなのかよくわからない。





身代わりテレビ

スネ夫のゲームはグラディウスに見える。
道具を使ってるのび太は病人に見えない。





光ファイバーつた
光ファイバーってなんだろ。解説読んでもわからない。

しずちゃんのママの出番が多い。きれいなママだよなあ。




いやな目メーター
「おとしだまぶくろ」の竹を思い出した。あれより貯まりそうだな。

スネ夫はカッパ、ジャイアンは猿か。絵は下手なのに落書きになるとのび太はうまい。






地球脱出計画
星を住めるように改造するってすごい技術だ。
「にげようぜ」「いこうぜ」と、のび太の言葉使いがいつもとちょっと違う。

このオチいいな。




命れいじゅう
「ママが草をむしりながらブリブリおこってるぞ!」とあるが、ブリブリおこるって言うか?プリプリの間違いじゃないんだろうか。





ユメかんとくいす
監督はイスに座っているものだ。

スネ夫はいい夢ばかり見る。いくら自信家でもここまでになるとすごいな。

服がボロボロのしずちゃんがエロい。




全体復元液

のび太が指を鳴らしてる。珍しい。

ママの説教の描写が面白い。
「がみがみがみ。」
「がみがみがみがみ。」





夢中機を探せ
すぐ気をとられるのび太もドラえもんもかわいい。
ドラえもんは手がグーだから道具を使ってじゃんけんするんだな。

タイトルになってる道具が結局出てこないというのは新しい。





呼びつけブザー
勉強中に鉛筆くわえてるしずちゃん。2回呼ばれて2回とも鉛筆くわえてる。くわえたまましゃべってるし。しずちゃんの鉛筆になりたい。





大きくなってジャイアンをやっつけろ
自動はなくそとり機、しゃっくりどもびっくり箱、などくだらない道具がいろいろ出てくる。こういうのばっかり出してたら人気出なかっただろうなあ。

中学生ののび太は物置の机からタイムマシンに乗ってる。机そのものにタイムマシンの入り口があるのか? タイムマシンの出口が開いた場所がたまたま机の引き出しなんだと思っていたが





月給騒動
同じ犬を二回ふんづけるのが面白い。





ピンチランナー
小羽急デパートってなんだ。オバQとかかってるのか。毛が3本みたいなマークがあるデパートだ。

靴だけで跳び蹴りかますのが面白い。靴だけで人を突き飛ばすのは相当な力が要るだろう。





ペットペン
ドラえもんの無邪気な「百回目だよ。」がいいね。

足が5本ある犬を描くのび太。おいおい。でもコリーの絵はなかなかいいと思う。

しずちゃんのコアラになりたい。





タイムピストルで“じゃま物”は消せ
のび太が読んでる漫画通りの格好で出てくるドラえもんが不思議。帽子とサングラスがあればドラえもんも怖くなる。

しずちゃんの部屋はぬいぐるみのある部屋なんだな。ガラスケースにぬいぐるみが入っていて、その横にゾウのぬいぐるみがある部屋が何回か出てきてる。






ドラえもん 内容と感想
第1巻
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ドラえもんプラス
第1巻



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2011年12月12日

藤子・F・不二雄「ドラえもん」43巻 内容と感想

藤子・F・不二雄 ドラえもん 43巻



はじめに

てんとう虫コミックスのドラえもんを1巻から順番に読んでゆく企画。大人になってから読むとどう変わるか、楽しみに読む。





内容と感想

ネコののび太いりませんか
ドラえもんの口の中にネコを隠すのが面白い。
ネコにかわいくない「見本」があるのがいい。見本こそ良いものに見えなきゃいけないと思うんだが。




上げ下げくり繰り上げたり繰り下げたりするから栗なんだな。

犬が二足歩行してる。

宇宙戦士ジュゲムってどんな話なんだ。あんまり面白そうに見えない。下のコマの男性の顔がずいぶん小さい。





コピー頭脳でラクしよう

普段は黒い野良猫が出てくるけど、このトラ模様はいいな。かわいく見える。

犬が出来杉の肩にひじをかけてる。フレンドリーな犬だ。




まわりのお天気あつめよう
ドラえもんがうっかりジャンケンしてグーを出すのが面白い。





タイムコピー
かなりしょぼい電子ゲームを、スネ夫が最新型だと自慢している。ボタンが2つしかない。

小便してるコピーをかあちゃんにひっかけるのが笑える。こんなのあったらどうしたらいいんだよ。




へたうまスプレー
のび太の絵は毎回すごいな。ハズレがない。特に今回は人間の手の表現が斬新だ。3本の指だ。そして目はあらぬ方を見ている。
巨大なチューリップがある。見ながら描いてないだろこれ。

おいらの~ハートの心は~♪ きみの~ひとみのまなこに~~♪
というジャイアンの歌の歌詞がある。頭の頭痛が痛くなりそう。





宇宙戦艦のび太を襲う
宇宙人がかわいい。ばい菌が宇宙からくるなんてことがあるのか。




食べて歌ってバイオ花見
歌ってるドラえもんやしずちゃんが珍しい。このしずちゃん、ノリノリである。

ジャイアンの歌でのび太の家が膨張しひびが入っている。これはヤバい。




のび太が消えちゃう?

パパのエピソードが語られる。両手ジャンケンしたり犬に噛まれたりしている。こういうの見るたび、道端で犬に噛まれることが昔はあったのかなあ、どぶは簡単にハマるようになっていたのかなあ、と考える。

ママの旧姓が片岡だとわかる。パパとママの出会いは落とし物がきっかけだったのか。




ジャックとベティとジャニー
なぜこれを最後にもってきたんだろうな。「のび太が消えちゃう?」で終わっていたら印象が違っただろう。

たびたび出てくるのらネコの名前はクロらしい。けっこう出番が多いキャラクターだがほとんど省みられない。





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2011年11月22日

藤子・F・不二雄「ドラえもん」23巻 内容と感想

藤子・F・不二雄 ドラえもん 23巻



はじめに

てんとう虫コミックスのドラえもんを1巻から順番に読んでゆく企画。大人になってから読むとどう変わるか、楽しみに読む。





内容と感想

本人ビデオ
男性二人を何度も衝突させるくだりが好きだなあ。

「目は前へ前へとすすむためにある」の時もこの道具を使えば良かったんじゃないか。





もはん手紙ペン
手紙では素敵な文章を書けるのに話すと口下手という状態が興味深い。オレの父がこういう人だった。




ハッピーバースデージャイアン
ジャイアンの誕生日が6月15日だとわかる。

歌の歌詞が面白い。
「雨がふれば~胸の心の頭もぬれるよ~♪」

祝ってもらえないジャイアン、つらかっただろうな。





まあまあ棒
「かんにんぶくろ」は自分で怒りを我慢する道具だが、まあまあ棒は他人の怒りをコントロールする道具だ。

さっきの話につづきジャイアンが怒りっぽいエピソードだ。




水加工用ふりかけ
これは夢のある道具。水をさまざまな材質に変えることができる。
ジャイアンって紋付き袴が似合う。





透視シールで大ピンチ
しずかちゃんと出来杉が交換日記をしていて、のび太が嫉妬してる。透視シールでは嫉妬を加速させるばかりだ。つらい話だ。

ここでは出来杉の名前は英才だ。





ぼくよりダメなやつがきた
多目くんというのび太以下の能力の少年が登場する。のび太は調子に乗って勉強を教えたり、勝つとわかる勝負をして楽しむ。
ドラえもんは何も言わず「配役いれかえビデオ」を出す。

オレもこういう部分あるし、恥ずかしくなってくる身につまされる話だ。道徳の教科書に載っていいような内容だ。オチはアレだけど。




異説クラブメンバーズバッジ
不思議な話。バッジをつけた時しか見えない地底人は実在するものなのかしないものなのか。

異説を異説と認識しながらも信じるというのは絶妙だ。




オキテテヨカッタ
本屋のおじさんがいつもの人だ。夜間は10分の1というけど、商売になるのかね。
映画の同じ場面繰り返し見てる。宇宙船が気に入ったのかな。同じような絵だが、微妙な違いを探すのが面白い。見れば見るほどそっくりだ。




長い長いお正月
たこあげやはねつきが正月の風景になってる。お笑い番組ばっかり見てる正月風景になったのはいつからだろう。

アクションカルタはオリエンテーリングみたいだな。

凧に乗って遊んでる時にのび太が「こういうおもしろい遊びならあきないんだよ」と言った次のコマでさっそく飽きてるのがおもしろい。漫画ならではの表現だ。





大あばれ、手作り巨大ロボ
これも夢のある話だな。

スネ夫の持ってる等身大ロボがすごい。動きはギクシャクしてるようだがいじめに使える。

ドラえもんに「ぼくもロボットほしい」とのび太が言ってる。ロボット出してるドラえもん。二人ともおかしいと思わないのか。

のび太のタイタニックロボがスネ夫のグランロボを「ペチャ」と瞬殺するのが爽快だ。

このタイタニックロボ、単三電池四本で10時間動くというから驚きだ。

のび太は山奥の子供に「しっかり勉強しなよ」と言いながら2コマ後には「学校をこわしておけばよかった」と言ってる。さっきもこういうのあった。この一貫性のなさがのび太の面白いところだ。





おわりに
23巻を読んで思うのは、夢のある道具が多いことだ。
水加工用ふりかけ、異説クラブメンバーズバッジ、お正月用の道具の数々や手作り巨大ロボ。
「ぼくよりダメなやつがきた」は自分のことのようで恥ずかしかった。





ドラえもん 内容と感想
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2011年10月31日

藤子・F・不二雄「ドラえもん」1巻 内容と感想

藤子・F・不二雄 ドラえもん 1巻



はじめに

てんとう虫コミックスのドラえもんを1巻から順番に読んでゆく企画。大人になってから読むとどう変わるか、楽しみに読む。





内容と感想


未来の国からはるばると
久しぶりに丁寧に読んだが、これは面白い。

どのキャラクターも微妙に顔が違うが、後に大きく顔が変わったキャラはいない。のび太の顔はすでにこの段階で完成されているのがわかる。

ドラえもんがおもちを食べる場面がある。おもちを知らないということは、22世紀にはおもちがないんだろうか。オレはあと100年経ってもおもちはなくならないと思う。

セワシの話をポカーンと聞くのび太がいい。「じゃんけんさえ勝ったことがない」って逆にすごいよ。

のび太が未来のアルバムを見る。アルバムは無造作に置かれているが、この時からドラえもんは物を置き忘れがちなのか。「置き忘れる」→「勝手に使ってハプニングに」という黄金パターンの萌芽だ。

未来のアルバムでは就職できずに自分で会社を始めたとある。えらいじゃないか。
借金とりと写真撮ってるけど、なんだこれ。誰が撮ったんだ。

初めてタケコプターで空を飛ぶ場面がある。よく見るとドラえもんもセワシも背中にタケコプターをつけている。これは後に頭になるわけだが、背中につけた方が体への負担が少ないような気もしないでもない。

最後のコマでは電柱に「河井質店」とある。なんだろこれ。





ドラえもんの大予言
小池さんの家族が出てくる。似たもの夫婦で子供も似てるって、なんだかなあ。 ギャグなんだろうけど、うっすらいやなものを感じた。こういう家族がどこかにいそうで。




コベアベ
ジャイアンの名言のひとつ「買ったばかりのバットの、なぐりぐあいをためさせろ」がある。いつもは素手で殴るジャイアンである。
このセリフだけでもジャイアンはただのガキ大将ではない風格がある。




古道具きょう争
ちらっと見える空き地の土管が10本だ。

のび太の服が古くなり、ついに葉っぱ1枚になる。そばの男の子が「つぎが楽しみだなあ」と言う。何が楽しみなんだ…。




ペコペコバッタ
ジャイアンの服の模様がおかしい。

序盤の責任のなすり合いに、子供らしい残酷さを感じる。

お巡りさんの正体がすごい。マジかよ。ベトナム戦争とか、時代を感じる。

ペコペコとあやまるどころではない。有害な道具に見える。




ご先祖さまがんばれ
タイムマシンを使う1ページまるまるの大ゴマがある。もしかしたら初めてのタイムマシン使用シーンだろうか。

その後ドラえもんの頭が矢で射抜かれる。
この頃からタヌキと言われて怒っている。




「どっちも自分が正しいと思ってるよ。戦争なんてそんなもんだよ」というセリフはこの話だ。感心するようなセリフだ。

そもそもこういう戦争は正しいとか正しくないで争ってるんだろうか? 正しさ以前のところで利益を欲しがるから戦争になるのでは…なんて思った。
確かに戦争はお互いに相手が先制攻撃しのを原因にしたがるよな。そこが汚い。これは正当防衛だ、とどうしても言いたい。そして仕方ない仕方ないという素振りで戦争する。




かげがり
自分の影が意志を持ち本体と入れ替わる、って怖い話だな。
ハサミで切りとりノリでくっつけるという、工作レベルなところがいいね。

タイトルのところだけハサミに顔がある。
ドラえもんの手でよくハサミ使えるな。



おせじ口べに
話の内容より、別にソッチのケもない男達が口紅を塗ってるのがおかしい。

パパが絵を描く場面がある。えかきが夢だったんだよな、確か。エスパー魔美のパパはプロの絵描きだったな。





一生に一度は百点を…
「学園祭の打ち合わせがある」と言ってる。小学校でもそういうのがある学校もあるんだな。

しずかちゃんのパパに加えジャイアンのパパも出てくる。

「サラサラサラノチョイチョイ」って面白い擬音。




プロポーズ作戦
のび太のママってきれいだったんだなあ。メガネでだいぶ印象がかわる。メガネをすると目が点になるからだ。

子供がこれくらいの年になっても結婚記念日を祝って自分たちを幸せって言える夫婦は素敵だな。




○○が××と△△する
「ゴーゴーをおどる」に時代を感じる。
ドラえもんがネズミを怖がるのはこれが単行本では最初になる。
しずかちゃんは郷ひろみのファンだ。 

のび太の「チューをする」という表現が小学生らしい。「キス」は小学生には使いづらい言葉だろう。
しずかちゃんとチューができたら死んでもいいと言うのび太。かわいいもんだ。




雪でアッチッチ
腹に湯たんぽを入れ外出するのび太はたいしたやつだ。

ドラえもんも寒がりだ。しかし「よわむし」と言われると豹変する。煽り耐性ゼロ。





ランプのけむりオバケ
177ページの「ギロ」というドラえもんの顔が笑える。 




走れ!ウマタケ
みんなで竹馬やってる。ドラえもんは22世紀に竹馬は流行らないと言う。そうだろうなあ。

のび太が特訓して竹馬に乗るのがえらい。

ジャイアンのかあちゃんは単行本ではこれが初登場か。持ってる箒の形が昭和だ。





 



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2011年10月29日

藤子・F・不二雄「ポコニャン」内容と感想

はじめに

小学館。350ページ程度。不思議な動物ポコニャンが太郎くん達と愉快な騒動を巻き起こす。ほのぼのとしている。後半は幼児向け。




内容と感想

藤子・F・不二雄大全集の「ポコニャン」を読んでた。


ポコニャンはしゃべれない。ドラえもんに似た外見で、亜種のようだが、しゃべれないだけでも印象は変わってくるものだな。太郎くんだけはポコニャンの言葉を理解できるが、そんな関係っていいな。

「ポコニャン」はドラえもんより対象年齢が低いようだ。ページ数が少ない。

ポコニャンは不思議な力を使うが、それらに名前はないし理屈もない。キャラの名前もあまり出てこない。ポコニャンの名前だけが印象に残る。

ポコニャンはひたすら太郎くんを喜ばせようとする。「自分の力でやらなきゃだめだ」なんて言わない。そんなわけで二人の距離は近く、二人で一人みたいな感じだ。
ポコニャンは拾われた動物だからペットと飼い主だ。

藤子・F・不二雄漫画によくある、不思議な居候+相棒の子供、その友達のガキ大将+自慢するやつ+女の子、という定型にポコニャンものっとって作られている。アニメではポコニャンが女の子の家にいたが、あれはずいぶん設定を変えてたんだな。



ポコニャンを読み終わった。ポコニャンの面白さはさっき書いた通りだが、弱さも感じた。それは、設定の甘さだ。ポコニャンが何者なのか、ついに判明しない。尻尾をふると魔法が使える設定だったと思ったら機械を発明したりしている。どっちなんだ。



ポコニャンの男の子の名前が「太郎」だ。名字はない。「野比のび太」が作りこまれた名前であることと比べると弱いと言わざるをえない。どんな少年なのか性格づけも弱い。脇役はもっと弱い。ガキ大将のヒヒ山、いやみなラッキョウ、紅一点のみきちゃん、いずれも類型的。




ポコニャンが「ポコニャン」しかしゃべれないのがこの漫画の特徴だ。話が進むとポコニャンが微妙に話せるようになるのがかわいい。ダメだと言う時の「ペケニャン」などバリエーションが徐々に増える。




ポコニャンとドラえもんは同じ時期に始まった漫画だ。 ポコニャンの中にのび太としずかにしか見えない二人組が出てきて面白いと思った。



ポコニャンの魔法(発明?)はドラえもんの二番煎じかというとそんなことはなく、似ててもオチが異なるものや、全く見たことないものもある。新鮮で愉快だ。藤子・F・不二雄先生のアイデアの豊かさをここでも感じる。

そしてそこでも設定は弱い。ドラえもんの「未来デパート」「四次元ポケット」などにあたる設定がポコニャンでは何一つない。ただ不思議なことができます、という設定。そのあたりも気になった。大成する漫画としない漫画の差なのかな。




それにしてもポコニャンのアニメはどうなんだ。最近DVDでポコニャンのアニメ版を見たけど、まるで別ものだ。太郎くんがミキちゃんになり両親が若くなり、ガキ大将がただの大柄な男の子になった。1993年のアニメだが、藤子アニメに男性の草食化が起こったのだ。



そもそもポコニャンの色がアニメと原作で違う。(これはキテレツ大百科のコロ助もそうだった。原作のコロ助はピンクだ。)晩年の藤子先生はどんな思いでアニメのポコニャンを見たのだろうか。だってポコニャン以外のキャラが全員違うキャラになってるんだよ? 肝心のポコニャンは色違うし。




アニメで一番特徴的な「ポンポコリンのへンポコリンのニャーン!」も原作にはないセリフだ。原作破壊もはなはだしい。よく藤子先生は怒らないなあと思った。
日本テレビで1973年にドラえもんがアニメ化した時には一悶着あったらしいが、その時とはどう違うんだろう。



まあそれはともかく、この藤子・F・不二雄大全集の「ポコニャン」はかわいくて面白い作品だった。「かわいらしさ」ではチンプイなどと並びトップクラスの作品。




 



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2011年09月29日

藤子不二雄A「まんが道」(中公文庫コミック版)第4巻 内容と感想

藤子不二雄A まんが道 4巻




はじめに

中公文庫コミック版、全14巻。310ページ程度。





内容と感想

長い1日
満賀道雄は、変木さんというちょっと変わった人について図案の仕事をする。口数は少ないがいい人だと思う。




才野の決心
才野茂(=藤子・F・不二雄)は仕事を1日で辞め、漫画だけに絞って生活する。たいした決心だ。
才野が崖から落ちる夢を見る満賀は、本当に才野思いだなあ。




ふたつ道
満賀はイラストの仕事をする。それが認められ喜びを感じる。
富山には大仏があって、なにかと出てくる。

ここで「立志編」が終わり「青雲編」が始まる。





大仕事
電車の中で、ライバルの新聞社の人に絵を見られスカウトされるエピソードがある。
実話だとしたらすごいな。ただものじゃない画力だ。

毎日電車で乗り合わせた客の絵を描く、というトレーニング法があるのか。これはいいね。





目標
満賀の書いたパチンコの広告のイラストが新聞に載った。この頃のパチンコはやはり違うな。パチンコ機種の宣伝が新聞に大きく載ること自体が今はあまりないんじゃないかな




月給日
満賀の書いた広告でパチンコ屋が繁盛したそうだ。
藤子A作品がパチンコになる背景にこういうのも関係してるのかもしれないな。




似顔
満賀は防犯キャンペーンの広告のイラスト6点を描く。これがよく描けている。
「防犯は現場規律の厳守から」の男性の角度がいい。
「明るく生きよ犯すな罪を」で少年野球のピッチャーが出てくる発想もいいし、この少年が健康的でなおいい。





小包みの中身
「ユートピア」が単行本になった。初めて自分の作品が本になった時、人はどんな気分になるのだろう。
二人は泣いて喜んでいる。喜びのおすそ分けをもらった気分になり、こちらまで目頭が熱くなる。


「ユートピア」の一部が載っている。展開が早すぎるが、いい作品だ。オルゴールのくだりや、最後のメッセージがいい。
大長編ドラえもんに通じるような内容だ。オレは昨日「のび太とブリキの迷宮」を読んだが、近いものがある。



「ユートピア」の値段が130円だ。今は漫画の単行本は400円くらいだから3倍のひらきがあるな。

二人は単行本を見て「おれたちとうとうまんが家になった」と喜ぶ。それまでも漫画で金は得ていたが、自分の本を出してこそ「まんが家」なのだろう。




大金
漫画の値段が今の3分の1かと思うと、1万円のボーナスで月給の倍だと大喜びしている。当時は漫画が高かったということか。





西部のどこかで
二人の短編「西部のどこかで」がまるごと載っている!
クーパーがかっこいい。惚れる。ここまでかっこいい男を描けるなんてすごい。終わり方もいい。素晴らしい短編。




フランケンシュタイン
フランケンシュタインの映画に感動する2人。そういえば「魔太郎がくる!」にもこの映画の話があった気がする。「怪物くん」にフランケンがいたし、A先生には影響が大きい映画のようだ。

武藤が出てくるが、やはりどのコマも同じ顔をしている。武藤が出てくるたびにそれを考えてしまう。





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2011年09月26日

藤子不二雄A「まんが道」(中公文庫コミック版)第1巻 内容と感想

藤子不二雄A まんが道 1巻




はじめに
中公文庫コミック版。全14巻の第1巻。330ページ程度。藤子不二雄A=満賀道雄と藤子・F・不二雄=才野茂の友情と漫画人生が書かれた漫画。





内容と感想


漫画の中に漫画が出てくるのがちょっと「バクマン」を思い出させる。比べると両方のファンから怒られそうだけど。


主人公・満賀(藤子A)は小五で才野(藤子F)と出会い、一緒に漫画を描くようになる。教師や生徒の似顔絵や教科書の隅のパラパラマンガから2人の漫画は始まった



終戦。
小説を描く知人、リアルな漫画を描く生徒、そして手塚治虫。さまざまな出会いが2人に影響を与える。
2人の昔の作品が(断片的ながら)読めるし、2人がみるみる成長していくのがわかるから読んでて面白い。




15節まで。手塚治虫の漫画を一冊まるごと書き写すなんてすごい根性だ。

手塚治虫へのファンレターに返事がくる。うずを巻くように文章が書かれてるのが面白い。
4コママンガのコンテストに入賞したり、落ちたりする。



この頃は漫画がずいぶん大事に読まれてたんだな。2人で一緒に1冊読んだり、何人も回したりしてる。
ジャンプやマガジンを買って読んですぐ捨てる人達と対照的だ。




19節まで。 知らぬ間にいきなり新聞に漫画が採用され稿料だけ送られてきて、知らぬ間に終わっている。コンタクトも何もない、なんとも素っ気ない話だ




「神様の努力」
手塚治虫に会いに行ったことが描かれる。漫画に臨む手塚治虫の集中力と、隠れた努力。




満賀は終始才野にリードされてる感じがするし、精神的な弱さがあるようだ。しかし同じことをF先生の側から描けば、F先生にだって苦悩はあっただろうし、A先生の良いところもたくさんあるはずだと思う。



 



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2011年09月17日

藤子・F・不二雄作品の感想 「Fの森の大冒険」「エスパー魔美」「バケルくん」ほか

大長編ドラえもん のび太と夢幻三剣士

大長編ドラえもん のび太と夢幻三剣士を読んだ。
これは初めて見た。トリホーが最後どうなったかわからないし、ジャイアンとスネ夫が最後に出てこないのはちょっと残念だけど面白かった。 ジャイアンのリサイタルの夢が壮大で素晴らしかった。

1994年ということは、F先生の晩年の作品だな。ちょっとテレビゲームっぽい感じもするけど、大長編はこういうものか。

ドライオンがいいな。
「バームクーヘンマン」って絶対アンパンマンだろ…。

他に原作を見てない大長編がけっこうあるから読んでみたくなった。





キテレツ大百科

コンビニ本のキテレツ大百科を読んだ。傑作が多い。

最終回を見た。必死に頑張ったのに報われず、悲しい話だ。しかしキテレツは精神的に成長したし、偉いと思った。大百科がなくなってもコロ助だけは残ったんだから良かった。





バケルくん

藤子・F・不二雄 大全集 バケルくん を読んだ。
けっこう複雑だが面白い設定だ。パーマンのコピーロボットの発展形かな。ガキ大将が女の子に弱いという設定、いくらでも出てくる財布、カワルくんのジレンマ、いろいろ絡んで面白い。ギャグもなかなかいい。

バケルくん の中では 「ゴキブリラーメン」「怪人五十面相」「なぐり屋が来た」「サンタのおくりもの」が特に面白かった。

みんな同じポーズをするところ、家族会議で大抵のことは解決するところなどもいいなあ。




パーマン

パーマンのコンビニ本を読んだ。初期の作品はドタバタしてるが、だんだん中身が深まってくる。
特に「パーマンはつらいよ」「かなしい勝利」は感動した。

コピーロボットがからむと話が複雑になる。バレてはいけないなど、縛りも効いている。





エスパー魔美

エスパー魔美を2つ読んだ。一つ一つが25ページくらいある。ドラえもんの2~3倍長く読み応えある。笑い、スリル、エッチな部分など、どこをとっても一級品だ。実は指折りの傑作じゃないかと思っている。



エスパー魔美の「スランプ」を読んで涙した。偶然にもスランプに陥ったりつまづいた者ばかり集まっていくシチュエーションづくりがうまい。音楽の力で人が救われるのもいいなあ。「戦場のピアニスト」みたいな一場面だ





21エモン

21エモンの文庫本サイズの1巻を読んだ。この漫画は珍しい設定だ。未来が舞台だから常に未来が描かれる。ガキ大将もその子分もいない。主人公がホテルでいつも働いている。ヘンテコなキャラがたくさん出てくる。日常の中の不思議ではなくどっぷりとSFだ。…というようなことは既に解説に書かれてた。がっくし

21エモンはちょっとドタバタしてる。あまりしんみりした話はない。毎回のように変な宇宙人や不思議な装置が出てきて騒ぎになるギャグマンガだ。本のコマの隅っこにギャグや危ない言葉が書いてあるのが面白い。





Fの森の大冒険

藤子・F・不二雄大全集 「Fの森の大冒険」を読む。
ソノシートってピンとこなかったけど、そういえば小さい頃に赤いレコードを回して遊んだことあるぞ。あれのことか! ソノシートが聴ければ最高だったけど、漫画が読めるだけでも感激。

漫画もいいけど、キャラクターへの質問コーナーが面白い。
オバケのQ太郎が「オバケなんてほんとにいるの?」ときかれて「ここにいるじゃないか!」と呆れてる。



1960年代の広告のイラストが載ってる。大抵のお菓子は10円や30円で買えたんだなあ。このたくさんの広告のイラストも藤子先生が描いてたんだなあ。どれも楽しいイラストだ。

昭和41年、オバケのQ太郎の視聴率は30パーセント以上を維持している! 鉄腕アトムが25パーセントくらいだからその人気のすごさがわかる。
藤子不二雄というとドラえもんのイメージが強いんだが、世代によってはオバケのQ太郎やパーマンなのかもしれないなあ

1976年にグリコのおまけカードに描かれたドラえもんのイラストが載ってる。イメージと違うようなおかしなポーズのドラえもんが見れる。書き下ろしなんだなあ~…

「ドラえもんのモテモテカード」というのがある。これは、言葉で言えない気持ちを伝えるためのカードらしい。面白いけど、これで果たしてモテモテになるのか?



最後の方には藤本先生のインタビューや文章が載ってる。 F先生はのび太やQちゃんを愛情をもって描く。いくらダメでも明るく前向きに生きる、というところに人気の秘密がある

ジャイアンは暴力的なトラブルの象徴、スネ夫は頭脳的なトラブルの象徴。ドラえもんは空想だが、助けてくれる人や状況はある。だからドラえもんはどこにでもいる、と先生は語る

子供のころはおもちゃはほとんど自分で作ったことが藤子両先生が語る。
スポーツが苦手で社交性もなく、のび太的であったことも語られる。
漫画に市民権がなかった時代を知ってるF先生は、「パワーがあるなら、弾圧されて息絶えることはない」と語る







オレの好きな藤子・F・不二雄先生の作品、主要作品の印象

藤子 F 不二雄先生の作品で好きなものに順番をつけてみるとこうなる。

ドラえもん→
SF短編→
エスパー魔美→
キテレツ大百科→
オバケのQ太郎(合作)→
チンプイ→
バケルくん

あとはあまり思い入れがない。ポコニャン、ウメ星デンカ、モジャ公等、まだ読んでない。大全集で出たら読みたい。





チンプイの評価が難しい。キャラは大大大好きなんだけど、オチが致命的に弱い。


キテレツ大百科の原作はアニメとちょっと違う印象だった。トンガリ不在、ブタゴリラが八百屋じゃない、コロ助の色が違ってガチャ目、など。でも面白い


エスパー魔美が良く感じるのは、オレが大人になったんだろう。アニメで見たころは小学校低学年だった。


パーマンはさんざんアニメで見たから今さら原作を読む気にならない。読んだけど。


21エモンは、内容はいいがトンチンカンなキャラが多く粗野な印象。


T・Pぼんは傑作になる要素があるが、オレには難しく感じた。毎回大長編ドラえもんみたいな冒険をやってて、面白いけど見てて疲れる。設定の複雑さも玄人向けっぽい。


ジャングル黒べえとか仙べえはドタバタしててB級の匂いがする。細部はいじってるけど結局いつも通り。


一方、幼児向けの作品にホロリときたりする。短いわかりやすいセリフ、動き、無邪気な笑い。

「パパはてんさい!」でパパが亡きママを作る話にはグッときた。





 



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2011年09月15日

「藤子・F・不二雄 8キャラクターズ アニメ作品集 TVシリーズ 名作コレクションDVD」内容と感想

藤子・F・不二雄 8キャラクターズ アニメ作品集名作コレクションDVD


はじめに

980円のDVD。書店で購入。8作品13本192分、各作品オープニングつき。
収録作品はドラえもん、パーマン、エスパー魔美、キテレツ大百科、チンプイ、21エモン、ポコニャン、モジャ公。徐々に新しくなっていく。 1984~96年。





内容と感想

ドラえもん

まずはドラえもん。オープニングは懐かしい、オレが子供の頃のやつだ。歌は大杉久美子さんかな。ちょっぴり立体的なドラえもんが出てきたり、三日月にどこでもドア出したり、最後はみんな並んで手を振るオープニング



2本入ってる。最初は「強いイシ」。

のび太のだらけっぷりが笑える。が、徐々にシリアスになっていく。道具が暴走するタイプの話は緊張する。

「強いイシ」で、どこでもドアを使う場面がある。どこでもいいと思いながらどこでもドアを開けたら、しずかちゃんの風呂場に出てた。どこでもドアは無意識下の考えまで読み取って行き先を決めるのか


2本目は「リフトストック」原作は知ってたけど、アニメだと傾斜の表現がよりリアルで迫力がある。

のび太の家の、のび太の部屋の向かいの部屋が出てくるのが珍しい。物置きになってるようだ。

のび太がしずかちゃんの足をつかみ、しずかちゃんが「キャー!のび太さんのエッチ!」と言う場面がある。名ゼリフですね。





エンディング曲は入ってないので、ドラえもんの「リフトストック」が終わるとすぐにパーマンのオープニングが始まる。


パーマン

パーマンのオープニングは懐かしい。「パーマン」という言葉が連呼され耳に残る。



「パーマン」は1984年で、絵がちょっと汚い。仕方ない。

「普通の男の子に戻りたい」
ミツ夫くんは、パーマンの友人であることだけが自分のアイデンティティじゃないかと悩む。試しにパーマンと絶交したことにしてみた。
すると見事にみんなから相手にされなくなるからかわいそうだ。それでも最終的にはハッピーエンドになる。みんな見てないようで見てくれてるという話。

「みっちゃん」はキテレツ大百科のみよちゃんにそっくりだな。トンガリそっくりのキャラもいる。


2本目は「もっとほしいパーマンパワー」パーマンはただでさえすごい能力を持っているが、パーマン達はさらにすごい能力を欲しがり、バードマンからそれを授かる。日本語を話すパーマン2号がレアだ。

パーマン1号が透視能力を悪用し女性の着替えを覗く。ニヤニヤして体を見てるのに、顔がブスだとわかると吐く真似してる。おいおい。にやけたパーマンの顔が面白い。マスクしてるのにそれだけいやらしいって、ある意味すごいぞ




パー子の声は独特だ。今のアニメでは出てこないタイプの古い声だ。人形劇の吹き替えによくいるような声だ。


先生の声ってこんなに渋かったっけ。ヒゲ面ばかり印象的で声は覚えてなかった。





エスパー魔美

次は「エスパー魔美」だ。このオープニング曲大好き。「テレポーテーション~恋の未確認」だっけ。イントロがいい。期待させる何かがある。出だしの「好きよと言い出せないうちに♪」が頭に残ってループする。



「スランプ」という話が入ってる。原作を読んだばかりだから頭の中で比較しながら見た。

魔美の声はドラミちゃんか? かわいい声してる。制服似合う。 パパの声は増岡弘さん、マスオさんだな。
確認した。よこざわけい子さんはドラミちゃん、佐倉魔美のほかにラピュタのシータもやった声優さんだ



原作と違うのは、警官の二人のやりとりが追加されてるところだ。緊迫した話にのんきな笑いが入った。

任紀高志の歌ってこんな歌だったのか。さわやかだ。僕は弱虫なんだ、みたいなことを歌っていた。

もう一点原作と違うのは、木登りのシーンだ。やけくそで人殺しをしようとする不幸な青年は、子供の頃に友達と木登りした思い出にふけり、自首を決意する。ここは泣ける。励ましてくれる人がいたこと、励まされながらここまで生きてきたこと。その記憶が彼を正気に戻した。




キテレツ大百科

気になるオープニングは「お嫁さんになってあげないゾ」だった。あんまり覚えてない初期の歌だ。

1本目は「宇宙怪魔人ブタゴリラ」。ドラえもんによく似た話があるが、ほとんど同じ内容。

次の「ミニタウンで遊ぼう」は「夢の町ノビタランド」と同じ内容だ。緊張感あるピンチの場面がある。

ところどころでブタゴリラが八百屋アピールをするのが面白い。原作にはない面白さだ。コロ助がよくさわぐのも楽しい。






ここから後半。
チンプイ

これもオープニングがいいんだなあ。

2本入ってる。1本目は「ホロロンってだあーれ?」 オチにびっくりした。よく考えれば予測できそうな伏線は張ってあったが、気づかなかった。


2本目は「ベビーシッターエリちゃん」。3時間10万円のベビーシッターの仕事っていいな。小学生がベビーシッターのバイトできるのか、していいもんなのか。

エリちゃんが赤ちゃんのチンチン見て「わーちっちゃいチンチン」と言ってる。これはどういうこと?大きいとか小さいとかわかるわけ?エリちゃんは小学生だよね…



エリちゃんが赤ちゃんを溺愛してるのが伝わってくる。いいお母さんになりそう。この赤ちゃんのでどころを聞いて複雑な気分になった







21エモン

ジャニーズの歌うオープニングか。

進路に悩む話だ。旅館を継ぐか、パイロットになるかで親とケンカする。

3D映像の教材がある。よそ見するとバレて怒られるのが、やはり未来だな。


原作だとトンチンカンに見えたキャラがここでは面白く見えた。ゴンスケは特にいいキャラだ。訛りもいいしズケズケした性格が効果を上げている。漫画でカタカナにするより実際に訛ったイントネーションでしゃべる方が効果的だ。
モンガーの声は大谷育江さん?
アザラシ型の宇宙人に既視感がある。ドラえもん17巻。


この時代でもパイロットは敷居が高いんだな。誰でも宇宙を飛び回れる時代はまだまだ先らしいな。





ポコニャン!
NHKでやってたのは知ってたけど、熱心には見なかった。映像がきれいになってくるが、ちょっとオレのイメージの藤子Fアニメからは離れてきた。
原作見たことないけど、F先生のキャラっぽくないキャラが多い。

特にミキちゃんの両親は藤子キャラとは思えない顔をしている。言動も藤子っぽくない。ナイスキャラで面白いけどね。


最初は「水ぞくかんをつくるニャン」。大筋はF先生の幼児向け作品らしさがある。
魔法?のかけ方がかわいい。

次は「おじいちゃんがやって来たニャン」。
おじいちゃんの声が肝付兼太さんだ。この声優さんはスネ夫であり、21エモンのオナベでもあった。ここにも出てきた。 藤子アニメと縁の深い声優さんだ。

じいちゃんのキャラが濃い。ポコニャンってセンベイ好きなんだ…





モジャ公

最後のアニメ。
全然知らない作品だ。主役の声は田中真弓だ。

男の子と女の子が存在感なさすぎだ。無駄に人物がいる。それなりに面白いが、藤子 F 不二雄っぽさは薄い。いかにもNHKのアニメって感じだが、平均かそれ以下の水準だろう。

「宝さがしに行くモジャ!」という話が入ってる。
語尾に何かつけるのは「ポコニャン」と共通してる。
モジャ公自身にあまり魅力を感じなかった。

オチがひどい。原作にこんなのあるのか? ところどころ面白かったけど、肝心な部分がこれでは…時間を損した気分になる。





その他

その後はスタッフのクレジットが出てきて、それからDVDの告知がある。
ドラえもんの1979~80年の作品を集めたDVDが4本出てるみたい。林家たい平のドラえもん落語、ドラえもんの教材やミュージカルのDVDなどもあるようだ。





おわりに

この商品名の表記が複数あって混乱する。
背表紙は「藤子・F・不二雄 アニメ作品集 TVシリーズ 名作コレクションDVD」
裏表紙は「8キャラクターズ 藤子・F・不二雄 アニメ作品集 TVシリーズ 名作コレクションDVD」
表紙は「藤子・F・不二雄 8キャラクターズ TVシリーズ 名作コレクションDVD」となってる。




980円でこのボリュームならお買い得だ。けっこう笑ったし懐かしい気分になれた。特に、エスパー魔美と21エモンは感動した。

小さい子に見せるよりは大人が懐かしむものかもしれない。



同じようなのが藤子Aで出たら買うけど、いつになるやら。ハットリ君、怪物くん、ビリ犬、プロゴルファー猿、ウルトラB、パラソルへんべえ、笑ゥせぇるすまん、さすらいくん。…ってところ? 魔太郎やまんが道がアニメ化したら見たいな




 



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2011年08月15日

藤子・F・不二雄「藤子・F・不二雄のまんが技法」内容と感想

藤子・F・不二雄 藤子・F・不二雄のまんが技法


はじめに

藤子・F・不二雄さんがまんがを描く際の心構えやコツを書いた本。

あちこちに「ドラえもん」からの引用がある。F先生の書いた内容と見事にリンクしていて、参考資料になっている。





第1章

まんがの起源が語られ、映画との類似性が指摘される。
→映画のように、まるで動いてるみたいに生き生きした漫画がF先生の理想なのだろう。




2章
ノートを持ち歩いてメモしろと言う。
▽プロの真似をしてみること
▽キャラクターの手足を入れ替えて描いてみる
▽設定の地図などを作ってみる
▽漫画(絵)でしりとりをしてみる
など遊び感覚でできる上達方法が紹介されてる。




3章
▽へのへのもへじを使ってキャラクターづくり。
▽それから色々な眉など様々なパーツの描きわけ
▽表情の研究
▽人形や鏡を使ってのポーズや動きの勉強。
▽モンタージュを使ったキャラクターづくり。



4章
背景。風景や建物を写生したもの、チラシや本を資料に使うこともできる。カメラで撮影するなら多方向から撮影すること。プラモ、模型も役立つ。




5章
コマの大小でテンポが変わる。
カメラの位置を変えることで生まれる効果もある。

先人のテクニックを参考にしよう。「人マネプラス自分の工夫」を積み重ねよう。





6章
シナリオ。セリフや動きを確かめるために実際に自分で芝居をしたりしゃべってみる人もいる。

話をつくるには
▽誇張して考える
▽逆転してみる
▽比喩・置き換え
▽願望をアイデアに生かす
▽批判精神をアイデアに生かす

アイデアづくりの練習。
○○が××と△△する、というもの。
→5W1H遊びってやつか。

それから、怪談話。効果的に話すためのテクニックを身につける
→怪談話じゃなくて笑い話とかでもよさそう

漫画の基本は起承転結の4コマ。長編の場合もそれは変わらない。長編は小さな起承転結を積み重ねて大きな起承転結をつくることだ。




7章
難しい設定のSFは理解されない。くじけずに理解してもらう努力をしよう。

既成概念を集めて新しいものをつくる。

映画では金がかかることでも漫画なら手間さえかければ表現可能だ。漫画に描けないものはない




8章
まんがは知識という名の積み木でつくる積み木細工だ。

扉絵(表紙)を描くと意欲がでる。ポスター感覚で描く。

「ドラえもん」の形のアイデアは、起き上がり人形と猫を合体させて生まれた。

F先生は恐竜が好きで何本も恐竜の話がある。ここでは「のび太と竜の騎士」を例に、ストーリーづくりの様子を語る。
けっこう行き当たりばったりでやってるのがわかる。それでも2手3手先を常に考えている。

なるべくナレーションは使わず登場人物にしゃべらせた方がいい




9章
読者は雑多な趣味を持つ王様の集団だ。プロになるならそれに挑むパワーが必要。

ひたすら面白いものを経験し、なぜ面白いかを考える。
そしてひたすら描くこと。出し惜しみせずどんどん描こう。描けば描くほど貯金になると考えよう。




10章
「のび太の恐竜」を例にテクニックが解説される。

身近なものを変形させると空想的な道具が理解されやすい。勉強机のタイムマシン、日本の伝統の包装具・ふろしきであるタイムふろしきなど。
→そういえばタケコプターは古いおもちゃ・竹トンボからきているな。そういうところも理解しやすい。




おわりに

わかりやすく書かれていた。オレはまんがを描く気はないけど、藤子・F・不二雄さんの考えを知ることができて満足した。

これらの点をふまえて漫画を読めば、さらに楽しめそうだ。



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