闇金ウシジマくん

2014年11月13日

闇金ウシジマくん「戦慄のマインドコントロール! 洗脳くん」内容と感想

コンビニで「闇金ウシジマくん」を二冊買った。「洗脳くん」は二冊に分かれている。各500円。

それを読んだ。おもしろいけど途中でくどく感じてしまった。

詐欺師の典型みたいなのが出てきて、すごくうまく人のなかに入ってくる。はじめはそれに感心してたんだけど、電気ショックを使うあたりになってから嫌になってきた。
あれだけ口が達者で頭の回転も速いのに、結局は暴力に頼らなければ人を動かせないのかと。エンドレスで何か音を聞かせ続けるのもそう。
二冊にまたがっていたけど、一冊でまとめていたらよかった。長い。
ウシジマくんを正義の味方みたいに待ち望んでしまった。あーそろそろ出てきて殴って終わらせてくれないかなあと。







「洗脳くん」の話の主役はなんといっても神道大道という男だろう。一見パッとしないように見えるこの男がめきめきと頭角をあらわして、一家をつぶしていくのが物語の主軸といえるだろう。「巨悪」という言葉を思わせる。

まずは長女にとりいって婚約する。そこから周りにひろがって、妹と関係し母と関係し父にはゴルフクラブで機嫌をとり、妹の旦那にも世話をやく。

長女のまゆみが主役のようになってるが、だんだん神道の存在感が強くなり脇役になる。
まゆみはスピリチュアルカウンセラーにハマっているが、この占い師は服が小綺麗なだけであんまりオーラがない。これは後に重要になる。
この占い師は「頭に豚肉をのせてコッペパンをもって鳩の真似をしなさい」などという。馬鹿馬鹿しいようだが、これは思考停止へのステップだ。なぜそうするのかわからないまま言われたことを実行してしまう習慣がつくられる。

神道は一家の主導権を握るようになる。その過程にちょっと甘いところがあるように思う。ちょっとの恩や弱みを利用して神道は誰にも有無を言わせないポジションにのぼりつめる。

神道の目的は一家の財産をしぼりつくしわがものとすることにある。自作自演が得意で、何かトラブルを起こしてそこから救って恩を売る。
頭の働きはずば抜けていて、現実離れしているといっていいレベル。

神道はいちいち理屈を言うんだけど、それがくどくて、活きてない部分がある。いつまでたっても敬語だし。
神道というキャラがどれだけよく描けているかがこの作品の成否を決めるだろうが、そこに難があるような。

自分でよく考えないこと、ダメなものはダメと言えないところ、そういった弱さがこうしたモンスターを生む。

ガランとした部屋にいるのとか、インスタントのごはんをあたためずそのまま食べるのとか、袋を頭にかぶらされるのとか、どっかで見たような拷問があって、そういうのはちょっとダメだなあ。ネタ切れじゃないんだからさ。

話の運びはおもしろいんだけど、「ありえねーよ」って部分が多いし、なにしろ二冊に分かれていて長いのが欠点だなあ。


神道は理屈を言うが、ウシジマくんには理屈が通じない。それがここでは活きている。すぐ殴る。それが神道みたいなやつにはよく効く。ウシジマくんの活躍が痛快だった。
ウシジマくんも悪いやつのはずなのに、なんだか正義の味方の役回りになっている。それがいつもこの漫画の不思議であり、皮肉であり、面白さだ。







小さいつじつまを合わせようとするのがだめなんだろうね。
「飲酒運転を肯定するなら麻薬もいいはずでしょう」と言われて麻薬をやってしまったらダメだ。「やらないと言ったらやらないんだ」というのを見せていかないと。
麻薬をすすめる前には、飲酒運転はだめだと言ってカズヤをおんぶする場面があった。言ってることやってることがむちゃくちゃだ。それとの矛盾に誰も気がつかない。神道の話は理屈が通っているようだが、それはその場限りの理屈だ。

それに、一人の口先の言葉を信じたらダメで、「裏をとる」というのをしなきゃだめだ。実際、ウシジマくんはそれを忘れない人だ。
そういう疑いの心を麻痺させるための「信仰」なんだろう。
でもまあ宗教ってほんとはそういうものじゃないんだけどね。オウムの影響が強いのかなあ。もう20年くらい前の事件だが、いまだに宗教というとああいうイメージだ。

まあとにかく「なんでそこまでエスカレートしてしまったんだ、なんで途中で止められなかったんだ」と思う。

脅しに屈して言いなりになったり、痛みを恐れて従ったり、そうして人間性を失っていく過程はグロテスクだった。


関係ないかもしれないけど、これを読んでからしばらく頭痛がしてやまなかった。


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mk7911 at 07:49|Permalink

2014年10月14日

闇金ウシジマくん「絶体絶命!テレクラくん!!」内容と感想

こないだ四冊まとめて買った「闇金ウシジマくん」の、コンビニコミックの四冊目を読んだ。これでとりあえずウシジマくんは一区切りとなる。

今回は「絶体絶命!テレクラくん!!」。「ゲイくん」もついている。



「テレクラくん」。タイトルとはちょっと違って、42のおばさんが主役だ。

圧巻、とおもう。どんどん転落していき、もう底かと思うとそっからさらに転落していく。長くはないがすごく濃かった。



「テレクラくん」。テレクラっていうのはオレはよく知らないんだけど、売春の待ち合わせ・交渉のための場なのかね。話をしたいだけの男もいるようだが、ここではヤリ目的の利用者ばかりだ。
美代子という主役のおばさんは最初から売春やってて、その金でパチンコしている。

第2話の見開き、これはたいした絵だなあ。家族で初雪を見ているとなりで、美代子は(ホテル代節約のため)男を自宅に連れ込んでセックスしている。

娘の「パー子」も体を売っている。その上精神を病んでか、薬もやっている。
スキッパーという男が、娘と母親との3Pができたら七万だすと言う。これ以後、母親と娘で揃って体を売るようになる。

3話の見開きもすごい。四つの電話ボックスがすべてテレクラにつかわれている。



野村という男が、安い花を美代子にやるんだが、意外と美代子はそれに心を動かされる。花を見る美代子の横顔の変化がおもしろい。
野村は美代子に金をせびるようになる。

スキッパーからは飽きられ、糞をさせて食わせるような客が回ってくる。

スキッパーが、ケイタイと金をとられないようにシャワーにまで持ち込んでいるのが周到だ。

スキッパーが小学校の教師とわかり、それをネタに脅そうとするもうまくいかない。逆にHIV陽性を明かされ、パー子は動揺する。
スキッパーという男も、なかなか大変だ。モンスターペアレントに苦しみながら教師をやっていて、遊べば病気をもらっているわけで。



いなくなったと団地で噂されていた「ハナ」は出番はわずかだし手しかでてこないが、強烈なインパクトがある。外にでられない体になり痒みに苦しんでいて、しかもウシジマくんのお世話になっている。



金が用意できなくなった美代子はホームレス相手に500円で売春させられる。これには驚いた。その後も1000円で自分を売り込むなど、どんどん自分を安くしていく。

娘はなんとか救われて真面目にやっているからよかった。

母と娘は何が違ったんだろうな。ギャンブルや男にのめり込むか否か、だけでもけっこう違うか。

美代子の闇は深いなあ。どうすればこの人は助かるんだろうと思う。自分をコントロールできない人、自分で助かろうとしない人はもうどうにもならないんじゃないか?







もう一方の「ゲイくん」はクネクネした男ばかりでてきて、見るのがしんどい。
面白くならないのは、基本的にゲイくん達が楽天的だからだろうな。つらくなりそうなところでもけっこう明るい。人と人とのつながりもちゃんとあるから簡単には悪い方向に迷いこまない。

ジャニオタの顔がネタっぽいのも、なかなか物語に緊張感を生み出せないもとになっている。

花火あげて終わらせるのが強引に感じた。終わらせたくなって終わらせたかのようで。
漫画としては物足りなかったが、憎めない人たちだ。


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2014年10月13日

闇金ウシジマくん「人生逆転なるか?生活保護くん」内容と感想

闇金ウシジマくん「人生逆転なるか?生活保護くん」読んだ。感銘を受けた。よかった。

生活保護でだらしなく暮らしていた男が、仲間やさまざまな出会いを通して変わっていく話。



佐古という主人公がほんとにダメなやつで、自分と重なって見えた。
佐古は一時は激務に就いていたが、やめてしまってネットとオナニーばかりしている。

佐古はネットを使ってうまいこと生活保護を受けることに成功するが、そこから先が見えずもやもやと無気力に暮らす。
nixy(ミクシイのパロディーだ)で生活保護の人間の集まるオフ会の情報を得て、そこで同じ生活保護の人間と出会う。
ツイッターがツブヤイターになってたり、フェイスブックがフェイクブックになっていたりする。しかし「ニクシー」に「フェイクブック」とは、毒があるねえ。

オフ会では人間同士のつながりはあるが、彼らはあやしいクスリをやっていたりもした。
クスリで儲けようとする男「メシア」、精神の不安定な女「希々亜」など。もうひとりの「ぬーべー」は存在感がうすい。


震災のすぐ後なのか、それっぽい話が多い。雪の描写も多い。ウシジマくんはそういうところでも金を貸し付けていたようだ。


佐古は29歳で童貞。金にだらしない希々亜にまきこまれて借金を背負ってしまう。少額だったが、これが後々まで響いてくる。

生き甲斐のない佐古が思い付いたのは、「ドキュンバスター」と名乗りネットで悪いやつを晒しあげることだった。
犯罪自慢している人間の個人情報を匿名掲示板にアップし、誉められて有頂天になっている。いかにもダメなやつの娯楽だなあ。「ドキュンバスター」のコスプレがある。衣装をつけてネットをやる、そういうところが非凡ではある。
晒された側も黙ってはいなくてそれは大きなトラブルになるんだが、そのバトルがひとつの見所となっている。


佐古はメシアの誘いで雪の多い地方に行き、老人たちのために雪かきなどをして働く。そこで、現実世界で人の役に立つ喜びを知るのだった。
佐古は特技をいかして老人相手にパソコンを教えるようになる。スカイプがでてくる。ネットの生放送もすこしでてくる。けっこうこの作者、ネットが好きなんじゃないか。

そこへ佐古の父親の死、違う道を歩んだ兄との再会が重なる。
自分をよく知る家族の言葉は重い。

読後感はいい。



佐古は精神こそ堕落していたものの、動けばけっこういろんなことができて、やればできるタイプの人間だ。
オフ会にでるとか、誘いにのって遠くまで出かけてみるとか、一歩踏み出す力があったから道がひらけたんだと思う。あとはお婆ちゃん達の力もあるね。
メシア達が、良いやつらだとは言えないかもしれないがそれほど悪いやつではなかったことも救いだった。メシアは文字通りの救世主だったんじゃないか。

ウシジマくんはその道を困難なものにする役回りだったな。




 


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闇金ウシジマくん「絶対に!売らない絆…元ホストくん」内容と感想

闇金ウシジマくんの「絶対に!売らない絆…元ホストくん」を読んだ。コンビニコミックの。
いつもどおりのウシジマくんって感じだ。すごく悪い強いやつ(「鼓舞羅」)がいて、その手下がいて、立ち回りのうまい詐欺師(隼人)がいる。
ウシジマくんに出てくる悪い強いやつって、やたら手下に厳しい印象。恐怖でつなぎとめてる感じかな。知的な印象はないが、残酷な拷問をどんどん考えついて実践する。「珍獣戦隊コブラーなんとか」って入れ墨入れたりしてる。


鼓舞羅がウシジマくんと敵対する。悪いやつ同士の騙し合いがスリリングで見応えある。

ウシジマくんの周囲にいる柄崎とか高田が今回は事件に深く関わっている。
人を信頼できるかどうかっていうのが今回は重要だった。そのせいなのかなんなのか知らないが、表紙に「絆」と二度も書かれていて、辟易する。こんな漫画でまで「絆」とか聞きたくない。


柄崎とウシジマくんの関係がダメになりかける。
高田のホスト時代をうかがわせるエピソード。
足だけ骨になっている亡霊「愛華」ははじめは怖いが、事情が明かされてくるとだんだん悲しいキャラになる。


話自体はなかなか複雑だったが、ハラハラさせられ、面白かった。廃車の上を鳥が飛ぶところは美しかったなあ。
ひどい場面ばかりの漫画なんだが、ひとつのエピソードに一ヶ所くらいは美しいところがある。

ピース尖閣っていう芸人、ずいぶん危うい時事ネタをやるなあ。






最後の数十ページは「タクシードライバーくん」になっている。以前「スーパータクシーくん」という話があったんだが、それとは別。

短いながらもすごくよくできてると思った。謎がどんどん出てきて、それがどんどん解かれていく。

コントっぽいと思った。こういう長いコントをどこかで見たことあるような気がした。

タクシーが女を轢いてしまう。ドライバーは女をトランクに入れて逃走する。女のバッグから300万円が出てくるが、そんな時に限って次々に客が乗車する。トランクを開けろと迫られる。などなど。


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2014年10月11日

闇金ウシジマくん「トレンディーくん」内容と感想

ウシジマくんの「トレンディーくん」読んだ。コンビニ本で。

時々この漫画、とんでもない怪物みたいな悪人が出てくるんだけど、それがいなくて安心して読めた。ヤーさんもいない。お金に関してもひどく追いつめられる人がいない。残酷さはないけど山場も少ないのかな。エロ描写はとても多い。
エッチで「うおおおおおお」ってなるの、エロくていいなあ。あんなに燃えるかね。うらやましい。

毎回書いてるんだけど、やっぱり自分の欲望をコントロールできないから困ったことになるんだよなあ。この男の場合はひどく浮気症で、それで身をほろぼしている。


謎のアラフィフセレブの万里子が光っていた。キャラとして魅力があった。
話す言葉が詩みたいだったし、ふるまいもかっこいいところがある。全裸で月光浴する場面がよかった。まあボロも出したけどね。


あんまり物語のなかで活かされてるとは思わなかったが、ツイッターが出てきていたし、登場人物がスマホを持っていた。以前読んだ時はミクシイやブログやガラケーだった。
そのときの新しいものを取り入れている。そういうので描かれた時期がわかる。
しかしさあ、ツイッターで「バッサリーン!」なんて言うか? 聞いたことないんだが。


しかし醜い人間を描かせるとほんとにうまいと思う。欲望に歪められた人間の顔。特に今回は女性のそれが多かった。
ハプニングバーの店員の乳首だしてる男とか、パーティーの出席者とか、細かいところで異様なキャラクターがいて面白かったな。


物語としては、ちょっとモテる男がいて、四人の女とうまくやってたんだが
、どんどんダメになって全員とダメになって終わるの。四人はハッキリ違うキャラで、描き分けられている。
地味な妻、尽くすタイプの美容師の理絵、3人子持ちでフェラがうまいルミナ、そして万里子。
いろんなタイプの女にもててうらやましいなあ。
浮気してるんだから、それがバレるのは、まあ自業自得だな。あんまり可哀想とは思わなかった。最後ひとりになってるのを見てもそんなに可哀想ではなかったなあ。瀬野っていう趣味のあう男がいるし、何度でも同じことをやる余地がある。だってあの状況でもハプニングバーに行こうとしてたでしょう? またやるよ。

むしろ、あそこからが本当の孤独、本当の借金地獄なんじゃないかな。それを描かなかったのは、ほんとに優しい。
ウシジマくんもそれほど悪いことはしてなかったし、ソフトな話でした。


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2011年07月31日

闇金ウシジマくん「フリーターくん、堕ちた!?」内容と感想

真鍋昌平「闇金ウシジマくん」のコンビニ本の内容と感想を書くシリーズ。

「フリーターくん」は全26話。けっこう長い。




第1話。
この主人公・宇津井は35歳で、人材派遣で肉体労働をしている。親に寄生しパチンコで多額の借金を作ってる。
仕事についていけず、根性も悪い。



第2話

宇津井の母がカウカウファイナンスに融資を頼む。株で金が必要なんだそうだ。オレには「追証」というシステムがさっぱりわからないが、とにかく金がいるようだ。
ウシジマ社長は巧みな駆け引きで宇津井の母を手玉にとる。このへんのうまさはさすがウシジマ社長だ。
20万の融資のために50万の借用書にサインを求められる。




第3話

宇津井がパチンコで負けたり買ったりする。
機種は「営業の魂」という。いかにもありそうな機種だ。

→簡単に金が儲かる体験が真面目に働く意欲を殺ぐのではないか?と思った。



第4話

宇津井の母の苦悩。
ウシジマ社長と株に詳しい樺野がグルになり宇津井の母に迫る。

悪い人物に動物の名前がつくケースがあるが、今回はカバか。



第5話

宇津井の母は樺野に連れられヒポポタマスクレジットへ。猛烈に上がると煽られて新興株を買う。
樺野はどこが上がるかは口で言わずペンでつつくだけ。「判断はご自身で」と言う。逃げ道を用意しとくわけか。
樺野は樺谷が本名なんだな。



第6話

木都根という奴も出てきて宇津井の母を陥れる。このへんのからくりは複雑だ。株がわかれば面白く読めるんだろう。
樺谷がつかませた株は暴落が予想される株だ。しかも実際には買わない。金は家を売らせて取る。



第7話。

宇津井は同級生橋本と会う。家族も仕事もある橋本に対し、宇津井はそれらを否定するようなことを言う。

宇津井の鬱ブログの文面が宇津井の内面を語る。宇津井は孤独で自信がない。



第8話

宇津井の母が買った株が上がる。売って利益を確定させようとするが樺谷はうまく言って止める。



第9話

宇津井が出会い系で女をひっかける。
回想で「チャーミー18歳」というのが出てくるが、そのすぐ上に「ふしぎ動物園」とあるのが面白い。




第10話

ユカという美人でもない少女と歩く。ゲーセンで宇津井は人気者だが、ユカは興味ない。ユカと盛り上がることもなくホテルへの遠い道を歩く。




第11話

ユカは会話が苦手で学校ではすごく気を使う、寂しいのと小遣い稼ぎで出会い系やってると言う。
宇津井はつらい失恋を語る。
お互いの話は理解できないが、セックスはした。

宇津井はユカに負担と恋に似た感情の両方を感じた。




第12話

宇津井は求人誌の明るい広告を苦手と感じてる。わかるわかる。宇津井の理想の求人広告が面白い。

宇津井の母が買った株が暴落をはじめる。



第13話

宇津井の母の借金が夫にバレる。険悪な夫婦。
宇津井は壁を殴り穴を開けるが、そこに前向きな言葉の書かれた日めくりカレンダーのようなものが貼ってある。皮肉だ。



▼コラム

島田というライターがエロ本の編集者になって苦労した話。エロい写真を撮るのを競ったとか、ひょんなことから警察に目をつけられたこと。無実の罪でこうなるのはきついな。




第14話

宇津井母の苦悩は続く。家を売っても借金は残る。親戚を回って借金を頼む。



第15話
宇津井母、苦労のあまりちょっとおかしくなってくる。



第16話

宇津井が家を出る。ネカフェで過ごすなどし日雇いで生きる。
謝りに家に帰ろうとしたら入れてもらえなかった。

見開き2ページの公団住宅があまりにもわびしい。とても印象的だ。



第17話

さまよう宇津井。ホームレスの社会ともなじめない。
「捨てていい過去しかない奴は目の奥が暗い」



第18話

ゲストハウスで暮らす宇津井。こういう施設があるのか。
あみだくじの例え話、オバQのこと。ビニール傘越しの街並み。詩的と言っていいくらいだ。



第19話

宇津井はゲストハウスの幸という女性と親交を深める。



第20話

幸はゲストハウスのオーナーと不倫してる。
宇津井は腰をいため働けなくなる。苦しくなる。



第21話

宇津井は自己破産しようと法テラスに相談する。
ギャンブルでの借金は免責にならない、債権者を騙して借りるのもダメ、などの話。

宇津井の失恋…みたいなこと。幸はちょっと不思議な、つかみどころのない一面があるな。



第22話

公園でホームレス達と夜を過ごす宇津井。
いろいろ話してくれるマヌケ面の優しいホームレスに罪を着せて裏切ってしまう。




第23話

宇津井が不良グループに絡まれる。金を奪われ石を投げられ気絶する。

景色を描いたコマがさみしい。街はさびれ、自然は美しくなく、人々は遠い。




第24話

宇津井は痛めた頭にガムテープをまく。
親に電話し入院した母を見舞う。
父に謝り和解する。

成長したな、宇津井。彼はたくましいと思う。



第25話

宇津井の母はウシジマを信頼している。それは誰にも相手にされなくなったからだと宇津井は考える。
電線があるが、これが人同士のつながりを意味するのだろう。
宇津井はウシジマに、借金は自分が返済するからもう親には関わるな、と言う。




第26話

宇津井は介護の仕事などで生き生きと働き、借金も返す。親との関係もよくなる。




▽おわりに

終盤はウシジマ社長らは大人しい。前半飛ばしすぎたか。

宇津井の成長が印象的だった。一人でいちこち行くようになったり、ユカとの出会ったあたりから態度が変わってきたようだ。とりあえずはハッピーエンドだ。
家は戻ってはこないが、この漫画にそこまでの勧善懲悪を求めてはいけない。成長した宇津井ならきっとこれからの問題もうまくやっていくだろう、と期待して本を閉じる。





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2011年06月09日

闇金ウシジマくん 「サラリーマンくんの明日は!?」内容と感想

コンビニ本の「闇金ウシジマくん/真鍋昌平」を買って感想を書くシリーズ。第6回。

今回は「サラリーマンくんの明日は!?」

けっこう厚い。620円。580ページくらいある。全30話。コラムつき。





第1話

主人公の小堀がケータイで景色の写メ撮るところから始まる。
小堀は医療機器の営業をやってる。

上司のイヤミ。
「モノが売れないなら、ドクターに恩を売ってきたまえ」
同僚もきつい。
合コンはドクターの個人情報を聞き出すためにやっている。

他の人物もだいぶ仕事に追いつめられている。




第2話

ドクターもイヤミ言ってくる。
小堀は同僚の板橋に違法なスロット屋に誘われて一緒に行く。1コイン50円。

入れ墨のある怖い人達ばかりいる店だ。新規の客を紹介すると一万円分サービスされる。





第3話

板橋はマサルから金を借りる。
小堀は20万勝つ。店を出たら客にからまれる。マサルに助けられる。

板橋に連れられ小堀は出会いカフェへ行く。「出会いカフェくん」で見たのと同じギラリカフェという店だ。



第4話

小堀はしおりという女の子を連れ出す。なんだかんだで連れ出すまでに14000円かかった。

板橋がついてきて3人でカラオケ。しおりはすぐ帰ってしまう。カラオケと飲食代2400円も小堀もち。



第5話

課長の長話を小堀は正確に覚えて復唱できる。すごい。それでも課長は「繰り返すのは九官鳥でも出来る」とイヤミを言う。下手に口答えして課長にネチネチ言われる。社内に居場所がない。きつそう。



第6話

小堀は困った人を助けるなどできる人物だ。
ドクターは高い要求をしてきて、小堀はそれを果たせない。




▽特別コラム
このコラムは荒稼ぎする側を取材するケースが多い気がするが、今回は多重債務者にスポットを当てる。

ケース1
ギャンブルにハマって借金するタイプ。自制できないから深みにはまる。

ケース2
賢い債務者。法律の抜け穴などを使ってうまくやりくりしている。
弁護士や司法書士も必ずしも信用できない。打ち合わせではICレコーダーを回せ
など。




第7話

小堀は家庭もうまくいかない。外で大声出して走っている。



第8話

ようやくドクターに認められるも、手柄は同僚の戸越に取られる。認められるのを見るとこっちも気分いい。

一点透視図法っていうのかな? 周囲が丸みを帯びている見開きのページがある。



第9話

夜泣きを注意しにくるおじさん。一見いやなおじさんに見えるが、実は父親の看病に疲れている。
このように物事には二面性があるということだな。



第10話

板橋が課長からパワハラ食らっている。きついな。
コンビニに財布を出すのが遅い客に八つ当たり。

小堀は派遣の女の子に優しくして株を上げる。

板橋が小堀に借金する。



第11話

ようやくウシジマ社長登場。
警官でも闇金で借りる。消費者金融では借りられない。



第12話

ウシジマ社長は板橋にマンションの名義を10万で借りる。同業者に又貸しするためだ。
ガサが入るとデマを流し情報料を取る。

アゲアゲ金融とやらの男のシャツに「ギャルオヤジ」と書いてある。ローマ字で「俺達には愛がある、夢がある、希望がある、なぜならギャルオヤジだから」と書いてある。なんのこっちゃ。

板橋がオナホール買って使ってる。オナホールの描写してる漫画なんか初めて見た。




第13話

板橋は出会いカフェで「マグロでいいなら2万」の女とホテルに行くが、払った2万を奪ってホテルを出る。女の整形の話を聞いてその気が失せたか。



第14話

小堀は板橋に金を払って愚痴を聞いてもらう。
妻の出産の時に仕事が入ってしまった話。



第15話

小堀は誰かと話がしたくて出会いカフェに行きしおりを連れ出す。ろくに話もせず金ばかりかかる。



第16話

板橋が小堀に家にいる。小堀の妻や子と仲良くしてる。板橋に9万やって手切れにしたい小堀。

板橋は感謝なんかしてない。劣等感を押しつけられたと思っている。
ホテルでSMやって、女を縛ったままホテルを出る。



第17話

ウシジマ社長は板橋に「国民起業支援公庫の事業資金融資」の話をもちかける。400万引っ張れるそうだ。
連帯保証人に小堀を選ぶ。10万程度で自分を捨てた小堀への仕返しだ。…ということのようだが、逆恨みのように見える。



第18話

小堀の妻・結子は子供に手を上げそうになるが自制し自己嫌悪を感じる。主婦には主婦の苦しみがある。



第19話

仕事で失敗し、落ち込む小堀。
弱音は死んでから吐けばイイ。


第20話

板橋が再び小堀の家に入りこむ。「買ってきたアイスが溶けちゃう」と言われたら入れてしまうだろう。




第21話

板橋がアゲアゲファイナンスとかいうところから金を借りる。もしかして「ギャルオヤジ」の所か?
金を借りるまでの流れがよくわかる。嘘をついたら態度が豹変する。30万を希望したがタケシの物真似で12000円借りた。



第22話

板橋が融資を受ける。小堀の出席が必要だったが、似てる他人を使った。このなりすましの蛭田とかいう男に50万たかられる。よくみると蛭田にも入れ墨がある。裏パチスロは入れ墨のやつばっかりだな。

ところで今回は名字に動物の入った登場人物が多いな。




第23話

子供の進学をめぐって小堀夫妻は意見が合わない。



第24話

ホストがヤクザに痛めつけられる。金銭がらみだ。口にゴルフボールをくわえて仰向けになるホスト。ヤクザのスイングがあたりホストの口から血が吹き出す。



第24話

蛭谷にたかられる板橋。盗んだカードで新幹線の回数券を買い金券ショップで換金。よく思いつくよなあ。



第25話

しおりを探して出会いカフェに行く小堀。
みほという女はインパクトある。男性不信といいながら出会いカフェにいて、15000円で自分を売ろうとする。

板橋が使ったカードにより小堀の所に96万の請求がくる。


板橋もひどい状況になっていて電話に怯えている。



第26話

小堀は精神科を受診する。いいお医者さんのようだ。



第27話

小堀は妻のがんばりを知り、感謝するようになる。



第28話

小堀はドクター達の間で人望がある。小堀の努力を認めている人達がいる。こういうのみるとホッとする。



第29話

板橋は小堀に取り込み詐欺をすることになる。
小堀はしみじみと昔話をする。板橋は小堀を裏切れない。車に乗せられる板橋。



第30話

小堀は板橋を探して裏パチスロへ、しおりを探して出会いカフェへ。しかし会えない。

妻とはよりが戻る。

1話冒頭のように写真を撮るが、今度は違う意味だ。




▽おわりに

これは全くハッピーエンドと言っていいと思う。板橋はかわいそうだが、彼自身が選択したことだ。

小堀の努力が報われるところが一番気持ちいい。





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2011年05月28日

闇金ウシジマくん 「ヤンキーくんの絶望!?」内容と感想

真鍋昌平「闇金ウシジマくん」ヤンキーくんの絶望!?



コンビニ本のウシジマくんの感想を書くシリーズ。フーゾクくん、ギャル汚くん、出会いカフェくん、スーパータクシーくんに続いて5回目。

この本には「ヤンキーくん」の16話が収録されている。350ページくらい。450円のところをブックオフで250円で買った。




第1話

いきなり同じアパートの人が土下座して金を借りにくる所から始まる。「内田幸子」という名前は幸せが無さそうな名前だ。

これは闇金に金を返せない債務者が土下座まわりをさせられているのだ。ウシジマ社長はゲームをやっている。

内田幸子に遭遇したマサルはこれといった特徴はない男のように見える。
マサルと他2名はどうやらうだつの上がらないヤンキーらしい。部屋でゲームしたりコンビニにたむろする。


ものすごいインパクトある落書きをされているコンビニ店員がいる。平然と「はい。」とか言ってるのが逆に怖い。
タマちゃんとか言ってるが、言われてみればアザラシのようにも見える。

髪型からするとこれはマサルの母だ。ウシジマ社長の世話になってるようだ。



マサルら3人の盗んだバイクが愛沢という怖いヤンキーのバイクだとわかる。バットで殴られる。マサルは刃物で愛沢を刺すが怒らせただけだった。全身ぐるぐる巻きにされケツに枝を挿されてしまう。おまけに200万要求される。愛沢怖い。払えないためウシジマ社長の所へ連れていかれる。
愛沢とカウカウにはつながりがあるらしい。





第2話

なぜかウシジマ社長は顔を隠しているが、すぐに取る。

愛沢はマサルを200万で売ろうとする。自分が200万取ってマサルに返済させようというのだろう。怖すぎる。

200万は1000円に値切られる。マサルは働くことを志願し受け入れられる。
ウシジマ社長は3対15の不利な状況で愛沢を刺したマサルに感心する。「スゲーなお前!」のコマの社長の顔がなんかおかしい。

この場面の愛沢はなんで上半身裸なんだろう。


柄崎は電話しすぎて耳から膿が出てる。そんなことがあるのか。


ウシジマ社長がマサルに教える。
意外にも闇金業者は債務者が怖いという。このページの男達の顔が怖い。本当に何考えてるかわからない妖怪みたいだ。



マサルは社長から高級時計と現金をもらう。アメとムチの使いわけってことか。

マサルは母のために靴を買う。ハイヒールだ。



老婆の債務者への取り立て。パチンコやめれば刺身も食えるが、パチンコしなきゃ退屈で死ぬ。
それを尻目にウナギを食う高田とマサル。マサルには罪悪感にも似た感情があるが高田はすぐ慣れると言う。




第3話

羽振りのいいマサル。髪も染めて女にもチヤホヤされる。

「危ない闇金業者一覧」のホームページに載ってる業者はマヌケな業者だと社長は言う。そこへ電話をかけて金を脅し取る。
「危ない闇金業者」が逆に危なくないとは、面白い逆転の発想だ。


マサルは中年男を使って金を作る。裸にして写真を取りゲイビデオの男優として紹介しようとする。それに失敗すると、交番から交通費を千円ずつ十カ所で借りさせる。
マサルは「マサマサファイナンス」などと名乗り勝手に融資もする。
金のない債務者をゴキブリ以下だと言うマサルを見てウシジマは鋭い目をする。

マサルの言葉への反論のように、マサルの母が人妻のデリヘルに行くため裸にさせられる所にマサルが遭遇する。
マサルは突き放しきれず10万建て替える。

これを機会にマサルはウシジマ社長を恨むようになる。



第4話

マサルは取り巻きの3人と悪だくみする。この3人は同じものを着ているから一見みわけがつかないが、よく見ると帽子のつばが出ていたり小さいやつがいたりする。

貯まった金を見てマサルは猫みたいな目になる。

3人組に儲けを分けなかったことから愛沢にチクられる。愛沢がマサルに再び200万要求してくる。

マサルの口座から金がなくなっている。ウシジマ社長がおろさせたのだ。カラクリを社長が解説している。


200万が出せずボコられるマサル。愛沢もさらに上に200万滞納している。だから愛沢は焦っている。

愛沢は12歳のやつにマサルを縛らせる。袋をかぶせられテープで密封される。息ができなくなり死ぬわけか。「ヘコーッ」というのは空気を吸う音か。最初に見た時に何かのギャグかと思った。






島田文昭のコラムがある。
「闇商売カネダくん」フーゾク嬢コンサルタントになるには!?



女で食ってるヤクザの話。
テレクラでひっかけた女のアソコにシャブを塗りつけ、デリヘルで働かせる外道な手口。

風俗嬢に物を教えたりするだけで大儲けした男の話が書いてあるが、なんか現実味がない。





第5話


絶体絶命のマサルを助けたのが高田だ。高田はマサルを抱きしめる。なんか高田はいいやつだな。
高田はモテる。女の扱いも心得ている。

愛沢が男を連れ込むために女房子供を追い出す場面がある。

3人組の一人が、取り巻きの一人である年上のデブに生意気な口をきくようになる。これはマサルを殺した(実際は未遂だが)ことによる自信からくるのだろう。




第6話

ウシジマ社長は取り締まりを逃れるために警官に情報を渡す。


マサルが散々な目にあったのを聞いてみんなで笑う。こんなに笑ってるウシジマ社長は初めて見たかも。


愛沢たちはウシジマ社長から金を強奪する計画をたてる。
愛沢はカードのようなもので何か刻んでるが、オレにはさっぱりわからない。



第7話

ウシジマ社長は猪瀬組という組の熊倉という男から300万の相談を受ける。
滑皮という幹部候補生はウシジマと険悪だ。生意気なこと言ってビール瓶で殴られてる。



第8話

愛沢が絡まれたきっかけ。
暴走族やっていた時、近所の住民がヤクザを呼んで脅してきた。こちらもヤクザを呼んで話をつけた。それから金をせびられるようになった。金がないから後輩を脅した。




第9話

ヤクザは拳銃を女の墓に隠す。一度使った拳銃は痕でわかるらしい。


愛沢はいきなりカップルを襲う。金を取って女を車で犯す。ひでえ。エロい描写はない。



第10話

マサルと高田のやりとりが面白い。

森下という男はマサルのどなり声で快感を得るマゾだ。キモい。

コヤマという銀行員はホステスか何かのために金を借りてる。データが残らないから闇金で借りるんだとか。

佐野という男は弁護士報酬を払えずウシジマを訪れた。あこぎな弁護士は金融より取り立てがきついとか。

ゴミは押収されないよう収集ギリギリに出す。




第11話

愛沢達があっという間にカップルを拉致する。




第12話

返済が遅れた女を風俗店に連れて行くちょっとした脅し。「パイパン学園」と書いてある。

愛沢らが柄崎と加納を襲うが金は無い。さらにマサルと高田を拉致しホテルに入る。



第13話

従業員と連絡がつかず、ウシジマ社長は最悪のケースを想定して顧客名簿をシュレッダーにかける。金と通帳は受付嬢に持たせる。

愛沢はマサルから暗証番号を聞きだそうとするがマサルは言わない。ウシジマへ電話しろと言う。



第14話

愛沢には5人の取り巻きがいるが、3人組は凶悪で、あとの2人は仕方なくいる感じだ。
ここではそれがクッキリわかる。

愛沢がトイレに行った隙に3人は拉致された女を辱める。エロい描写はない。2人はマサルに言われウシジマ社長に電話する。


愛沢がマサルにホッチキスを押し付ける。ホッチキスにこんな使い方があるとは知らなかった。

携帯電話を使った作戦が面白い。




第15話

ホテルに警察が踏み込む。居合わせたマサルと3人組はすぐに連行される。高田と2人は逃げのびる。愛沢はカウカウの事務所を荒らすが一足遅く、何も見つからない。

銃を持ちGPS機能をたよりにウシジマを探す愛沢、踏み込んだ所がとんでもない場所だった。愛沢のあわてぶりが笑える。

ももを蹴るのを「モモチ」というのか。

滑皮は愛沢を車に飛び込ませて保険金を狙う。



第16話

地元で金属バットを頭にフルスイングできるのは滑皮と牛嶋だという。ウシジマ社長は過去に何をやってきたのか気になる。顔の歪みっぷりがすごい。

愛沢は車にはねられ、滑皮が車をゲット。組長にプレゼントする。しかしその車を組長はレナにあげてしまう。
滑皮の悲しげな横顔。こいつは、組長にただ喜ばれたかったのだろう。

マサルの母は飲み屋にいる。コンビニは?

結局ウシジマ社長が大儲けして終わる。






終わってみると悪いやつはひどい目にあい、丸くおさまっている。ハッピーエンドと言っていいんじゃないか。15.16話のクライマックスが本当に面白い。

「ヤンキーくん」とは愛沢のことなのか。愛沢はヤンキーとかDQNとかで分類できる人間じゃない。息をするように犯罪を犯す、現実にいてほしくないぐらい恐ろしいキャラだ。若い3人組も、将来どうなるのかを考えると怖い。


エロがまるでないのと作画が乱れ気味なのが多少気になったが、とても面白かった。
最初にパッと読んだ時はヤンキー同士が見分けつかなかったが、よく読むと一人一人がよく見えてきて理解が深まる。





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2011年03月08日

闇金ウシジマくん「出会いカフェくんの真実!?」内容と感想[前編]

My First BIG
闇金ウシジマくん 真鍋昌平
「出会いカフェくんの真実!?」



460ページほどあり、600円のコンビニ本。
厚いけど、「出会いカフェくん」は前半だけで、後半は「スーパータクシーくん」が入っている。





ここでは「出会いカフェくんの真実」だけを扱う。



第1話

主人公の美來(みこ)は少し難しい字だ。変換が面倒だ。

ハルコ、夏希、冬美と友達の名前が季節で揃えてある。秋がいないと思ったら、彼の名前がアキトだ。


冬美はこの時点ですでに「甘~いラテ」の小さなペットボトルを持ってる。

自転車の場面は幸せそうだ。

けっこういろんな伏線が仕掛けてある印象。




第2話

母からのメール。オレの母もパチンコやるんだけど、メールの文面が似てて憂鬱になる。

出会いカフェの様子。絶対入らないだろう場所だから興味深い。
マジックミラー越しの男の描写がインパクトある。買春目的の男が多いんだな。




第3話

「仕事してなくて借金してるけど、毎月宝くじ買ってるから大丈夫」というおじさん。信じられない発想だ。


メガネの怪しい男。この時点で、歯がたしかに入れ歯っぽい。

Tシャツに「I LOVE ORE」と書いてあるようだ。こういう細部も面白い漫画だ。



第4話

ネット上で叩かれる美來。出会いカフェに関するスレッドなんてあるのかな。
オレはBBSPINKで自分が行った風俗店のスレを見てたことがあるけど、自分の知ってる嬢の名前は見かけなかった。




第5話

少年院を出たJPが残酷動画をアキトに見せる。
掟を破ったホストは先輩ホストにオナニー動画を撮られる。その報復として、先輩ホストは指をドアに挟まれる。悲鳴の字体が怖い。



第6話

立ちバックでセックスしてる場面。勝手に中出しして「本来はそーゆーもンだろ?」。言ってみたい。一生言うことはないだろうけど。
その次のページで鳥の死体、というコントラスト。


冬美とアキトが倉庫に閉じ込められる。
冬美「性病の奴は臭いで分かる」



第7話

倉庫の中で渇きに苦しむ描写。エグい。


ぬいぐるみを持って踊る不思議な女性、腕には注射跡。

三十路の出会いカフェのタエの話。若くなくなると客がつかなくなり待ち時間が増える。みじめでも一人でいられずに出会いカフェに来る孤独。




▽特別コラム

島田文昭の文章。

ヤクザについて書いてあるが、隠語ばかりで意味が読みとりづらい。

「警察署の真ん前に事務所を出してやった」
とか
自分が刺されて死んでも、刺した奴に「よくやった、と褒めてやる」話が印象に残った。


何かお詫びがあるが、何のことかはわからない。文章にない言葉を挿入し、作家に反対されても直さず出版したとか、これもひどい仕事だな。




第8話

メガネの男との取引。着信の名前が「彼等」になってる。
彼等は死神のように見える。


第9話

富裕層の彼等との一発の勝負。勝てば3000万、負けたら美來は代理母、JPは目を失う。恐ろしい。



第10話

目を強制的にひろげる器具が怖い。

メールだけで20万を借りる約束を取り付ける、という勝負。信頼関係を試される。
オレだったらできるかどうか、と考えてしまう。彼女の心配そうな顔が目に浮かぶ。



第11話

冬美は性格が悪いのではなく、損得でしか考えられないのだと美來は言う。事実、冬美のおかげで賭けに勝つ。
JPがまともなセリフを言う。




第12話

今まで見落としてたけど、最初の方にさりげなく大事な部分が書いてある。


コンドームの先に穴を開けて中出しするメリットはなんだ。気持ち良さは変わらないだろ。嫌がらせか。


ウシジマ社長が、時給の安いファミレスで稼いだ5万円と出会いカフェで稼いだ5万円の価値は全然違う、とさりげなく深い事を言う。


ファミレスで覚えたのは、料理ではなく、金を稼ぐ難しさ。


そして最後のページ。この終わり方は好きだ。読み返してて鳥肌立った。



何もかもが良い方向に行った、ハッピーエンドだ。冬美だけは心配だが。




▽おわりに

相変わらずエグい内容だが、終わってみるとすがすがしい。
読後感は今までで一番いい。

冬美とエッチしたいと思った。

今回はあまりストーリーを追わずに感想中心に書いた。あらすじはどうせ誰かがうまくまとめてるだろう。


後半の「スーパータクシーくん」は機会をあらためて書く。





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2011年03月02日

闇金ウシジマくん「ギャル汚くんの野望!?」内容と感想

闇金ウシジマくん 真鍋昌平
「ギャル汚くんの野望!?」


コンビニ本のウシジマくんを買って読んだ感想。
280ページくらいで400円だった。全13話、コラムつき。




第1話
いきなり恐喝でウシジマ社長が逮捕される。4人に訴えられる。弁護士との相談。

実刑を食らったら廃業だという。それを救う弁護士費用が100万に成功報酬300万。この弁護士も一癖ありそうだ。



第2話
しゃべらないウシジマを刑事は窓際に立たせる。「目ェつぶるんじゃねえ」と言って自分は花札やってる。こりゃきついな。

うさぎのペットシッター代が1日2500円か。高いな。13匹も飼ってる。

ウシジマを訴えたうちの一人、ジュンは鼻水たらしてる。



第3話
ジュンはバンプスという数人の若い男のイベントやるグループ(イベサーと呼ばれるらしい)の代表。男達は経済的に豊かだが無気力な感じがする。

メンバーの一人、尚也の悪行。強姦のことを「無理ウチ」と言う。尚也はヤバい男につかまる。



第4話
蛇と般若の入れ墨の男が尚也をいたぶる。身動きできなくさせて熱いシャワーをかける。片目だけ覗いている尚也が怖い。さらに拷問メールマガジンでの恐喝。

尚也を助けるためジュンはあちこち電話するが、知り合いは多くとも助けてくれる人はいない。むしろジュンが利用されてる。



第5話
根岸は「まいたん」と呼ばれる女を使って痴漢をネタに中年男から金を毟る。それから同じ女で児童買春で同じことをする。




▼特別コラム
島田文昭の文章が載ってる。

▽ぼったくりバー
ひどいと評判のぼったくりバーの手口。女性従業員が客の個人情報を聞き出す→泥酔させ財布からカードを取ってATMで引き出す。

ぼったくりマッサージ。
客一人から15万取る。客から何か言われたら映像をばらまくと説得。


出だしもオチもいいし、良い文章だ。


▽裏原デザイナー

原価100円のTシャツでもうけた話。顕微鏡で見た鼻くそをTシャツのデザインにしたとか。


▽よろしくない産廃業者
なんでも捨てちゃう業者のエピソード。

▽他に有料ケンカ大会、事故車を新車にする「起こし屋」、組直営の不動産屋の記事もある。



第6話
ウシジマ社長を訴えた者と会う弁護士。相手にされない。
柄崎が動いてジュン以外の訴えを取り下げさせる。闇金を訴えれば闇金から借りた金を返さずに済む、という考えだったようだ。

マサルの裏切りの伏線。ギョロギョロしてるのが怖い。



第7話
バリ島から大麻樹脂を飲み込ませて密輸してきたマサル達。

刑事がカウカウファイナンスにガサ入れにくるが、移転した後だった。この描写は面白い。


豚塚のサディスティックな描写はヤバい。閲覧注意なコマだ。



第8話
根岸とジュンが政治の議論をしている。根岸が、日本は武力を持つべきだと主張する。根岸は口の周りに唾液を垂らしてしゃべるのが汚い。他のキャラにもそういう場面がある。

根岸の美人局に引っかかった男性は消費者金融めぐりをさせられる。



第9話
ジュンとマサルのやりとり。イベント代に困るジュンはなんとしても金が必要で、訴訟をネタにカウカウから金を取ろうとする。

いつも真冬の格好の肉蝮。

食べたいものを聞かれて「甘いパン甘いパン」と言うまいたん。

柄崎が泣く場面。この人は闇金だけど人間的でまともな感じがする。



第10話
若者の語彙の貧困さの描写がある。
「マジうける」「マジムカツク」「ぶっ殺す」ばっかりだ。
「鼻で割箸を割るべし」はひどい占いだな。

イベントが成功し束の間達成感を味わうジュン。バンプスのメンバーは相変わらず冷淡だ。



第11話
ジュンはウシジマ達につかまる。4人で5万ずつ借りた金がみるみる膨れあがり、他の借金も含めて毎月475万の返済になる。すごい世界だな。

豚塚がウシジマ社長に全く相手にされないのが笑える。「これが掛け合いってもんだ!」とはよく言ったものだ。
ボコボコにされて欲しかったが、これもいい。

次にジュンは肉蝮を呼ぶ。車で轢いて腕をへし折る。ウシジマ社長の眼力がすごい。

誰を呼んでもウシジマ社長からは逃げられない。逆ギレするジュン。



第13話

闇金の利息が高いのは、返済しないやつが多いからだ。

ジュンに人望がないのがあらためて強調され、バッドエンド。




▽おわりに
マサルの裏切りの伏線が回収されてない。カットされたのか、他の話で決着がつくのか。

上昇思考の強いジュンだが、闇金を侮ったのは失敗だった。悪い仲間はいざという時にも役に立たたない。百害あって一利なし。

刑事や弁護士など、まともそうな人にもアブナい影がある。この漫画にまともな人など求めてはいけない。類は友を呼ぶのか。


ウサギを飼ってるウシジマ社長だが、ウサギとの私生活も覗いてみたい。


なんといってもラストの悲惨さは圧巻だ。一回持ち上げてから落とすのもむごい。
じわじわと最期を迎えるジュン、沈黙したままの携帯は今もジュンを助ける着信を待つ。



この漫画のコンビニ本は、出るたびに買おうと思う。
その次の「出会いカフェくんの真実」も買ったから、そのうちまとめる。



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mk7911 at 12:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0)