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今年の夏は当然のように暑いと思ったので、
去年のクールコアタオルなどのようにやせ我慢をしないようにと早めに手を打ちました。
扇風機よりワンランク上の「冷風扇」を買ったのです。
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まずはリモコンと取り扱い説明書。
今まで使ってみた感じではリモコン全然活躍してません。
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そして保冷剤になる予定のタンク2個。
水を入れて冷凍庫で凍らせて使うと保冷剤として使えます。
これも後述でほぼいらなくなってます。
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本体を箱から出してみた状態がコチラ。
かなりコンパクトです。
サーバ用PCとかならこのくらいの大きさかも。
でも扇風機の全力の高さよりは低いのでした。
この低さが後になって大きく影響してくるのでした。
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「そもそも冷風扇って何よ?」
という方がいると思うので説明しておくと、
本体下にあるタンクから水を汲み上げて、それで本体を冷やしながら冷風を出すという仕組みです。
簡単に言うと「ウチワを水に浸しながら扇いでる」と思ってください。
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冷風扇はその構造上、電気と一緒に水を消費します。
ただ消費するといっても一日で消費する量は意外と少ないのでご安心を。
しかもこの冷風扇はタンクに3.8リットルも水を入れておくことができます。
これなら2、3日に一回水を継ぎ足すだけで十分持ちます。
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それではさっそく、その冷風を体験してみましょう!


(ブオー)


まず感想としては「クーラーの風ほど冷たくない」という事です。
これは良い意味での例えです。

クーラーの風は一気に部屋を冷やしてくれますが、
長時間その風を浴び続けるのは非常にツライです。

よく会社のクーラーが苦手で社内ではわざと厚着してるという話もよく聞きます。
全然クールビズじゃないですよね。

一方この冷風扇の風は「長時間浴びてても心地よい冷風」を出してくれます。
この微妙で大きな違いが冷風扇の特徴と言えます。
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「こんなにコンパクトだけどちゃんと上まで風向けられるの?」という場合は、
本体左側にあるレバーを動かしましょう。
上に動かせばちゃんと斜め45度くらいまで風向きが変わります。

ただし風が出る部分が少なめなせいか、ちょっとだけ操作がシビアになります。
ちょっとズレただけで目的の部分に風が当たらない事が多いです。
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基本的な操作が分かった所で今度は応用的な使い方に行ってみましょう。
まずは100円ショップに行って保冷剤を買ってきました。
タンクの大きさを考えると350グラムの保冷剤が大きさ的に限界のようですね。
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さらにAmazonから増援も到着。
こちらの保冷剤は210グラムでコンパクトな分、数で勝負できます。
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まず結論から言いましょう。

最も暑い時間帯(午前12時~15時くらい)の時間帯は冷風扇でもパワー不足になります。
普通に水だけ使ってるのでは冷やしきれません。

ではどうすればいいのか?
それはあらかじめ冷凍庫で凍らせておいた保冷剤をタンクの中にドボンと入れてしまうのです。

タンクの中の水が保冷剤によって冷やされることにより冷風の温度も大幅に下がります。

どのくらい冷たい状態が持つかはその時の気温によるので一概には言えませんが、
これで大体一時間前後は持たせることができます。

冷たい風を長持ちさせたい場合は冷凍庫に多目に保冷剤を用意しておくと良いでしょう。
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そして冷風扇を使い始めて一週間ぐらい経ちました。
まず思った事は「本体がコンパクトすぎて使いづらい」という事。

自分のすぐ横に冷風扇を置いてもレバーを動かして風向きを買えないと体に風が当たりません。

あとベッドに寝ながら使うと風の半分くらいはベッドの端に当たって無駄になってしまいます。

そこで私は考えました。
冷風扇を少しだけ高い場所に置けばいいと。

そのためには重い物が長時間載っても平気な頑丈な台が必要でした。
そこで買ったのがこちらの「プラスチック万能台」でした。
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さっそく冷風扇を万能台に載せてみます。
この万能台の高さは20センチあり、高すぎず低すぎすという、まさに万能な高さです。
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椅子の横に置いてみると、ほぼ自分の真横に冷風扇が置けるようになりました。
これで微妙なレバー操作が必要なくなります。
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ベッドに向かって台に載せて風を吹かせると今度はやや吹き下ろすような感じに。
これでベッドの端で風が無駄になることがなくなりました。
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ただし台の上でこの冷風扇を使うにはちょっと問題がありました。
実は底に取り付けてある4個のキャスターが外れないのです。
押しても引いても全然取れる気がしません。
その割にキャスターの首はよく回ります。

一体どういう構造なんだ?と思いつつもキャスターの移動だけはロックするため布テープを貼りました。
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ガムテープを貼っただけでは安定性に問題があると思ったので、
近所のハンズマンでイスの足カバーを買ってきました。
どちらかと言うとすべり止めタイプの方です。
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このイスの足カバーをキャスターに履かせます。
まるで足にゴム長靴を履かせたようになりました。
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これで冷風扇を万能台に載せても安心して使えるようになりました。
ようやく身も心も涼しく過ごせそうです。

最後に冷風扇についていくつか気になった事を。


・場合によっては送風だけでも十分使える。
朝や夜の涼しい時間帯は送風だけで十分過ごせます。
むしろタンクの水の温度が気温より高い場合は冷風は逆効果になります。
あとは雨が降ってる最中などで部屋の湿度が高い場合も逆効果になりやすいです。

・ピンポイントに体を狙って送風しましょう。
本体が小さい分、送風できる範囲は意外と狭いです。
扇風機と同じ気分で使うとあれ?と思ってしまうくらいに狙いが外れます。

・「首振り」ボタンに注意。
この冷風扇は電源を入れると首振りが自動的に開始されます。
なので首振りさせたくない場合は、
電源を入れた後に即座に「首振り」ボタンを押して首振りを止めましょう。


以上、少し長くなってしまいましたが「テクノス 冷風扇 スリムタイプ TCW-010」のレビューを終わります。
今後同じ製品を使う人の参考になると嬉しいです。




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