2009年10月
2009年10月18日
ファイト危機一発
昨日、キウンガのサッカーリーグのグランドファイナル（ここ最近ファイナル三昧です）がありました。 学校の生徒で構成されたチームが、男女とも（女子にもリーグがあるんです）ファイナルに進み、昨日試合をしました。
女子は、何とものんびりとした試合展開の中、残念ながら１−０で負けてしまいました。
男子は熱戦！ １−１で延長戦にもつれ込み、延長戦でも決着せず、ＰＫ戦。
はじめの５人だけで決着せず、３人追加。それでも決着せず、最後ゴールキーパー同士で蹴り合って、それぞれ見事にシュートを“外して”、再試合。決着が今日に持ち越されました＾＾；
女子チーム
男子チーム
１３時試合開始と言われながらも、結局１４時に開始。
０−０のまま延長戦で、延長戦でも決着せず、再びＰＫ戦。
４人ずつ蹴り終わった時点で、２−２で。相手チームの５人目がシュートを外す。
学校チーム５人目のキッカーが決めれば２−３で勝利…のはずが、キッカーが蹴る前に相手チームが審判となにやらもめている模様…
「誰かのシュートが無効なんじゃないか？」というイチャモンだったようで、過ぎた判定が覆されるはずもないのに、審判とコミッショナーで（意味不明の）判定覆し。
５人目のキッカーが蹴る時点で、スコアが２−１になり。５人目のキッカーがシュートを決めて、３人追加の延長ＰＫ戦。 この時点で、学校チームは文句ブーブー。
延長ＰＫ、最終キッカーの時点で、３−１。学校チームの負け確定。
最終キッカーがシュートを外したと同時に、聞こえないゴングが鳴り響きました。
（カーーーーン！ ファイッ！！！）
まず、相手チームの一人が、学校チームの選手に殴りかかり、その瞬間から、無茶苦茶ムチャクチャ。選手、サポーター、全然関係ない人までもが、乱闘、乱闘、乱闘。
コミッショナー席に向かって石をガンガン投げるマンギー。 大の大人までもが、ここぞとばかりにキレまくる。
こんな乱闘は遠目に見たことはあったものの、こんな目の前、自分の周りの至る所で人が暴れている状況には出くわしたことがなかったもんだから、とりあえず静かに見ていました。（Ｊ○○Ａからは、すぐさまその場を離れるように言われてたのはわかってたんですが… この時は見てみることにしました＾＾；）
そして、たまたま近くに、ブチギレてた知ってる生徒がいたので、試しになだめてみようと「ｘｘｘｘ（名前）ストーーーップ」なんて、耳元で大声を出してみたけど、ホント全く聞き耳を持たず、、、
自分自身、ホントに危なくなってきたので、とりあえず広い場所に逃げました。
その後、乱闘の最中、渦中の選手を学校のトラックに乗せて、そそくさと退散。
（明日から大事な試験を控えている生徒もいたので、被害拡大しないためにも。）
学校に帰ってから、なだめようとした生徒にたまたま会って、「もう大丈夫か？」と聞いたら、笑顔で「あの時はちょっと怒ってたんだ。今は大丈夫。」と。
さっきの彼は一体なんだったんだ？しかも、“ちょっと怒ってた”レベルじゃないだろ！と思うほど、なにもなかったかのような素振り。
パプア人は、キレるとホントに手に負えないくらい興奮しちゃうんです。野生的というか何というか… 一方で、興奮が治まると何事もなかったかのようになる… 「風で消えないマッチ」のようなかんじです。
なにはともあれ、乱闘に巻き込まれなくてよかったけど、あんな光景を目の当たりにできて、ある意味いい経験でした＾＾；
あっ、サッカーは今の時点では負けですが、異議を申し立てるそうです。
まっ、申し立ててる間にうやむやになって、来年のシーズンを迎えることになると思いますが…
2009年10月09日
Graduation Dinner
毎年恒例のイベント、Graduation Dinner。
Grade12のNational Examの健闘と卒業を祝うイベントです。
卒業式は来月の30日ですが、再来週1週間、National Examがあり、そのあとは卒業式まで（基本的に）学校には来ません。 というわけで、卒業までには時間がありますが、今の時期にイベントを行うのです。
いつか着ようと思って持ってきていたものの、なかなか着る機会がなかったので、思い切って“浴衣”を着て行きました。
歩いていても、意外とその辺にいる人の反応が薄く…
遠くから「チャイナチャイナ！」なんて声も聞こえたりして、反応イマイチだなぁ>_<
なんて思ってましたが、生徒や先生には、「それはなんだ？」、「なんていうんだ？」、「写真撮らせて！」なんていう、嬉しい反応をもらって、浮いた存在（ある意味浮いてますが）にならずに済みましたw
ちなみに、今回初めて自力で浴衣を着ました＾＾； 訓練所生活で、1度浴衣の着付けを習ったおかげ！ 意外とやれるもんです！
でも、暑いし、歩きずらいし、サンダルが靴擦れするし、時間が経つにつれて乱れてくるし、動き回る時用の衣服ではないってことを痛感…
イベントの終わりには、授業を持っていた生徒に限らず、多くの生徒が「一緒に写真に写って！」と声をかけてくました。
普段の授業では静かで、関係が希薄に思えてしまうような雰囲気だった分、声をかけてもらえて、すごく嬉しい夜でした。
2009年10月05日
キウンガ到着
朝5時に起き、ホテルを出発。
フライトは10時15分にもかかわらず、「早くチェックインしに来れば、今日の便に乗れる」という、航空会社側からの話で、こんな早起きをさせられました。
話の通り、早く行ったことでチェックインはすんなりできましたが、出発ロビーで4時間近く待ちぼうけ。 飛行機自体は珍しくオンタイムだったので、余計にイラつかなくてすみましたが＾＾；
12時半、タブビルに到着し、バスを探しに。
この時間だとバスがない可能性があるので、最悪バスがなければ、いつもの隊員宅に止めてもらって、翌朝出発という予定でしたが、運良くバスが捕まり、数回の寄り道＆1度のパンクを経て、5時間弱欠けてキウンガに到着…
ちなみにバス代は、自分持ちです。航空会社が払ってくれてもいいじゃんか！と思いますが、会社の飛行機の問題ではなく、空港自体の問題という理由で、タブビルでの宿泊やタブビル→キウンガのバス運賃も全て、個人持ちになるのです。
キウンガ便があれば、2〜3時間でたいした疲労もなく到着できるところを、丸半日かけて帰らさせられて、疲労困憊。
キウンガ空港は、滑走路の一部が地割れしているらしく、それを修復してから再開らしいですが、まず、「その修復を誰がやるのか？」という問題の解決から始まるそうです。
「OKTediがやるのか？政府がやるのか？」もし“政府”がやることになったら、今年いっぱいのフライトキャンセルではきかなそうな気がします…
2009年10月02日
フルアップや〜
今日、キウンガに帰る予定でしたが、また帰れませんでした…
昨日、「ＰＯＭ→キウンガ」便を「ＰＯＭ→タブビル」便に変更したにもかかわらず…
朝7時に空港に行き、チェックイン。をしようと思ったら、その時点で飛行機が定員オーバー。10数名のお客さんが、カウンター前で待たされていました。
どうやら、前日や、前々日に乗り切れなかった人（ウェイティングリスト）のお客さんを、通常の乗客を無視してまで、チェックインを受け入れてしまったからのようです。
「昨日チケット変更したばっかりなのに、なんで僕の席がないんだ！！！」って、粘りに粘って主張したモノの、聞き入れてもらえず、上層部の人間で臨時便を検討してもらっても、「臨時便は出さない」という結論に。
そして、結局今日は飛び立てず。次の便は月曜日…
僕はドミトリーがあるのでいいんですが、今日までの宿泊施設云々を聞かれることなく、全ての乗客に対して、無条件に3泊分のホテルを用意してくれたのです。
（普通はその日までの宿泊施設のレシート等の提示を求められます。）
しかも、首都の中でも「高級」の部類に入る「Holiday Inn」。
一泊三食込みで約600キナ（24000円）という超高額。それが3日分×10数名分です。
そんな金だせるなら、臨時便出した方が安いんじゃないか？ってくらい、太っ腹なことをしてくれました。
まぁ、こんなホテルに泊まるのもなかなかないので、嬉しい反面、完全に学校に迷惑をかけているので、後ろめたい気持ちももちろんあります。スイマセン…
首都もいすぎると飽きてくるので、早く帰りたいです。
