平成23年9月24日、ドコモ本社に行く前に、大手町のNTT持ち株会社に先に寄っている。
ドコモで何を話すか相談したのだが、I部長の様子はあきらかに普段と違っていた。私は警察でも呼んでいるのかなと思ったが、呼ばれて困ることはないと思っていた。
夕方4時に赤坂のドコモ本社に行き、応接室で総務課長二人と面談する。一人はN課長、関西のドコモから後に因縁の関係になる加川部長と共に来たばかりの者。もう一人はU課長というすでに3、4年本社総務課長をしている者。
U課長については、I部長からくれぐれも大切にしてくれとドコモ本社に来た時から言われていた。つまり、持ち株会社のスパイだった。
私は先に書いたM役員の発言の真偽や国税庁の調査の事、そして暴力団系新聞記事が出鱈目であることを話して帰る。
すぐに持ち株会社I部長に連絡して、顛末を報告する。翌日も持ち株会社に行き、ドコモでのやり取りの詳細を話すのだが、この頃から何かおかしいと考えるようになる。
それからは、NTT内の事情を調べ始めるのだが、色々な事が分かってくる。
大震災による役員人事の凍結、山田ドコモ社長の追い落とし計画、さらにNTTコミュニケーションズ社長まで失脚させようと三浦持ち株会社社長らが計画していることが分かってきた。
詳しいことは後で書くことにするが、大変な状況に関わってしまったと思った。
I部長には、随分酷い話しだなとはっきり申し出たが、のらりくらりといい加減な話しばかりされてしまう。
しかし、ビックカメラから始まった一連の騒動をやめるつもりは無く、最悪の事態も覚悟する。
I部長には、また有りもしないことで逮捕されるじゃあやってられないななんて言っていたが、I部長から「鴻池さんは捕まってもいいと言ってたじゃないですか」と言われたのには腹が立って、「それはビックカメラの問題で警察OBがあれこれ言っているからじゃあないか」なんて言ったが、「その時は一つ貸しだな」と私は半ば覚悟していた。
それが現実になる。
12月4日、警察から電話があり自宅に居ないようだが出頭してくれと言われる。私は今日は日曜日で出掛けているじゃないか、逃げ隠れはしないよ、明日出頭するからと伝えた。
翌5日、出頭するとドコモ総務課長を恐喝したとして逮捕された。
何かしら捕まるような事があるかもと思ったが、これは予想外だった。もっとドコモと私の関係に関わる事かと考えていたので。
これで事件になるのかと思ったが(事実無罪になっている)、よく考えるとNTTのやり方は大したものだと思う。実に巧妙で他の関係者に類が及ばず、効果は十分にある。
これで私が静かにしていれば完璧だった。
事実NTT関係者から「これで鴻池もビビっておとなしくなる」と内部で言われていると後で聞くのだ。
私は12月26日に釈放されるが、28日に持ち株会社の仕事納めに出向き、最後まで争うと宣言する。
翌平成24年、確か1月の終わり頃に持ち株会社のI部長から電話があり、来社してくれと言われるが、私は用があるならそちらが来ればいいだろうと言うと、すぐにI部長は私の自宅に来た。
この時、マスコミ関係者が居たが、I部長が来た時に挨拶だけして入れ違いに帰った。
現金入りの封筒を差し出し、受け取ってくれと言う。これは何だと言うと「誤解しないでください、逮捕されたことのお見舞です」と言う。色々なやり取りがあり、後日持ち株会社に出向く約束をする。
因みに、この時の現金封筒は受け取った。封筒は保管してある。
この年、そして翌年つまり今年にかけては大変な年になる。
一つ、面白い話がある。
渋谷区内にチョコレートの製造、販売会社がある。ドラジェというチョコレート菓子で、けっこう有名な会社らしい。女性だけで運営されているという。
何かNTTと訳ありらしく、持ち株会社の一階応接室の一室は、クリスマスやバレンタインデーの1ヶ月位前になると、このチョコレート会社の営業所になる。
NTT関係者や取引業者は勿論のこと、総会屋、右翼、業界紙やナニやら怪しげな業界の者まで付き合いで買わされる始末だ。
一箱2500円から3000円以上するものを一社2、30箱以上から、付き合う。一人で2、30箱ではない。一人或いは一社が2、30箱以上買うところを数十社引き受けなければならない。一度付き合いと、そのチョコレート会社から毎年送られてくる。
私も、毎年その時期になると大忙しだった。ドコモから広告を貰っていた業者に頼んで回っていた。何しろ請求書と一緒にどんどん送られてくるんだから。
持ち株会社4階の役員応接室(相当部屋数があるが)全室が、このドラジェのチョコレートで作られた観葉植物で飾れていた。
フランスでは、このドラジェで結婚式やパーティーの時に、コサージュやブーケ、花飾りを作るらしい。
私がドコモに訴えられ逮捕された以後は、私にこの付き合いを言ってくることは無くなった。私から話しても、もうやめたんですと言うだけだった。
あまりに大量に付き合わされ払いきれなくて、まだ未払い分が残っているのに。
とにかくこのチョコレートを売ることにI部長は熱心だった。
あるNTTグループ会社役員から「えっ、鴻池さんも付き合っているの、私のところにも毎回だよ。一体どんな訳があるのかな。」などと言われたことがある。
私には、総務部代々の引き継ぎ事項だと言っていたが、真相は違うようだ。
ドコモで何を話すか相談したのだが、I部長の様子はあきらかに普段と違っていた。私は警察でも呼んでいるのかなと思ったが、呼ばれて困ることはないと思っていた。
夕方4時に赤坂のドコモ本社に行き、応接室で総務課長二人と面談する。一人はN課長、関西のドコモから後に因縁の関係になる加川部長と共に来たばかりの者。もう一人はU課長というすでに3、4年本社総務課長をしている者。
U課長については、I部長からくれぐれも大切にしてくれとドコモ本社に来た時から言われていた。つまり、持ち株会社のスパイだった。
私は先に書いたM役員の発言の真偽や国税庁の調査の事、そして暴力団系新聞記事が出鱈目であることを話して帰る。
すぐに持ち株会社I部長に連絡して、顛末を報告する。翌日も持ち株会社に行き、ドコモでのやり取りの詳細を話すのだが、この頃から何かおかしいと考えるようになる。
それからは、NTT内の事情を調べ始めるのだが、色々な事が分かってくる。
大震災による役員人事の凍結、山田ドコモ社長の追い落とし計画、さらにNTTコミュニケーションズ社長まで失脚させようと三浦持ち株会社社長らが計画していることが分かってきた。
詳しいことは後で書くことにするが、大変な状況に関わってしまったと思った。
I部長には、随分酷い話しだなとはっきり申し出たが、のらりくらりといい加減な話しばかりされてしまう。
しかし、ビックカメラから始まった一連の騒動をやめるつもりは無く、最悪の事態も覚悟する。
I部長には、また有りもしないことで逮捕されるじゃあやってられないななんて言っていたが、I部長から「鴻池さんは捕まってもいいと言ってたじゃないですか」と言われたのには腹が立って、「それはビックカメラの問題で警察OBがあれこれ言っているからじゃあないか」なんて言ったが、「その時は一つ貸しだな」と私は半ば覚悟していた。
それが現実になる。
12月4日、警察から電話があり自宅に居ないようだが出頭してくれと言われる。私は今日は日曜日で出掛けているじゃないか、逃げ隠れはしないよ、明日出頭するからと伝えた。
翌5日、出頭するとドコモ総務課長を恐喝したとして逮捕された。
何かしら捕まるような事があるかもと思ったが、これは予想外だった。もっとドコモと私の関係に関わる事かと考えていたので。
これで事件になるのかと思ったが(事実無罪になっている)、よく考えるとNTTのやり方は大したものだと思う。実に巧妙で他の関係者に類が及ばず、効果は十分にある。
これで私が静かにしていれば完璧だった。
事実NTT関係者から「これで鴻池もビビっておとなしくなる」と内部で言われていると後で聞くのだ。
私は12月26日に釈放されるが、28日に持ち株会社の仕事納めに出向き、最後まで争うと宣言する。
翌平成24年、確か1月の終わり頃に持ち株会社のI部長から電話があり、来社してくれと言われるが、私は用があるならそちらが来ればいいだろうと言うと、すぐにI部長は私の自宅に来た。
この時、マスコミ関係者が居たが、I部長が来た時に挨拶だけして入れ違いに帰った。
現金入りの封筒を差し出し、受け取ってくれと言う。これは何だと言うと「誤解しないでください、逮捕されたことのお見舞です」と言う。色々なやり取りがあり、後日持ち株会社に出向く約束をする。
因みに、この時の現金封筒は受け取った。封筒は保管してある。
この年、そして翌年つまり今年にかけては大変な年になる。
一つ、面白い話がある。
渋谷区内にチョコレートの製造、販売会社がある。ドラジェというチョコレート菓子で、けっこう有名な会社らしい。女性だけで運営されているという。
何かNTTと訳ありらしく、持ち株会社の一階応接室の一室は、クリスマスやバレンタインデーの1ヶ月位前になると、このチョコレート会社の営業所になる。
NTT関係者や取引業者は勿論のこと、総会屋、右翼、業界紙やナニやら怪しげな業界の者まで付き合いで買わされる始末だ。
一箱2500円から3000円以上するものを一社2、30箱以上から、付き合う。一人で2、30箱ではない。一人或いは一社が2、30箱以上買うところを数十社引き受けなければならない。一度付き合いと、そのチョコレート会社から毎年送られてくる。
私も、毎年その時期になると大忙しだった。ドコモから広告を貰っていた業者に頼んで回っていた。何しろ請求書と一緒にどんどん送られてくるんだから。
持ち株会社4階の役員応接室(相当部屋数があるが)全室が、このドラジェのチョコレートで作られた観葉植物で飾れていた。
フランスでは、このドラジェで結婚式やパーティーの時に、コサージュやブーケ、花飾りを作るらしい。
私がドコモに訴えられ逮捕された以後は、私にこの付き合いを言ってくることは無くなった。私から話しても、もうやめたんですと言うだけだった。
あまりに大量に付き合わされ払いきれなくて、まだ未払い分が残っているのに。
とにかくこのチョコレートを売ることにI部長は熱心だった。
あるNTTグループ会社役員から「えっ、鴻池さんも付き合っているの、私のところにも毎回だよ。一体どんな訳があるのかな。」などと言われたことがある。
私には、総務部代々の引き継ぎ事項だと言っていたが、真相は違うようだ。