6/7(火)にフェイスブックのチェックインクーポンが日本でも始まりました。
これは、米国ではFacebook Dealsと呼ばれているサービスです。
なお、日本のチェックインクーポンは、現状は「無料」のクーポン(ぐるなびのような感じ)のみですが、いずれは米国のDealsのように「有料」のクーポン(グルーポンのような感じ)も出てくるでしょう。
さて、色んなところで試してみたのでちょっと紹介します。
まず、「スポット」の中から対象の店舗を探します。
以下ファミリーマートの横に黄色いマークがついてますが、それが対象店舗のマークです。
そして「チェックイン」すると、こんな感じのクーポンが出てきますので、それを店員さんに見せます。
そうすると、こんな引換券をくれますので、それを商品と引き換えます。
目出度くコーヒーゲット。いとも簡単です。
ただ、店員さんは初めてだったのかちょっとアタフタしてましたw
続いて、ローソンでは店頭端末Loppiを使います。
同じ要領でスポットから店舗を探しチェックインすると、クーポンが出てきます。
そこのクーポンコードがありますのでそれをLoppiに入力。
Loppiからレシートが出てきて、それをレジに持っていくと目出度く「からあげクン」が半額になります!
ファミリーマートの時と比べると、店員さんは凄くスムーズでした。
これはレシートのバーコードをPOSで読み取ると、以降のオペレーションを教えてくれるからでしょうね。
続いてGAP。
ここも同じ要領でチェックインしクーポンを表示したら、「6000円以上」買わないとダメと出てきました。
うーん、断念。。。
そして、アディダス。
ここはどうだろう。
特に制限なく、オリジナルTシャツをゲットしました。
「checked in」と書かれています!
こういう写真て思わず「いいね!」したくなって、バイラルで広がっちゃうんじゃないでしょうか。
さて、僕は、このチェックインクーポン、店舗にとっては非常に強力な武器になると感じます。
その理由を簡単に書きます。
1.基本的な利用料はタダ
日本ではまだクーポンの登録はスタートしてませんが、米国ではクーポンを登録するだけなら基本的にタダです。
スタートすれば、タダでこんなクーポンが発行できてしまうんです。
今後、店舗は有料のクーポンサービスを使う必要が無くなってしまうかもしれません。
但し、(グルーポンのような)有料クーポンを発行し、それをFacebook Creditで決済すると恐らくコストがかかります。
2.スポットのリストの中にマークがつく
冒頭の写真の通り黄色いマークが店舗名の横につきます。
これだけで相当目立ちます。
チャックインサービスには、日本中(更に言えば世界中)の店舗が登録されてますので、その中に何のマークもなくただ並んでいるのと、マークがついているのとでは大違いです。
そして、人間心理として、そこに何かお得なものがあると思えばクリックしてみたくなるものですね。
3.それぞれに意味がある4種類のディール
チェックインクーポンでは、以下4種類のクーポンを作成することが出来、それぞれに目的が違います。
1つ目は、いわゆる普通のクーポンです。
一方、2つ目から4つ目は、チェックインクーポンならではのユニークなクーポンです。
既存のクーポンサービス(ぐるなび、グルーポンなど)にはこういうクーポンはありません。
特に僕が面白いと思ったのはポイントクーポンです。
既存のクーポンサービス(ぐるなび、グルーポンなど)は基本的には新規客の獲得がメインです。一方で、このポイントクーポンをうまく使えばリピート来店につなげていくことが可能です。
一人用クーポン:
このタイプのクーポンは、新規顧客と既存顧客の両方に提供できます。新しい製品を販売開始したい場合、過剰な在庫を処分したい場合、季節限定商品を提供したい場合、あるいは単に来店者数を増やしたい場合などに、一人用クーポンを作成できます。
グループ用クーポン:
グループ用クーポンでは、一緒にチェックインした人最大8人にクーポンを提供できます。グループ用クーポンは、複数の人がチェックインして、より多くの記事が生成されるため、お店の露出度をさらに上げるのに役立ちます。
ポイントクーポン:
リピート率の高い顧客に特典を提供することが目的の場合は、ポイントクーポンを作成します。ポイントクーポンは、チェックイン回数が一定数に達すると、利用可能になります。チェックイン回数は必要に応じて指定します。チェックイン回数は、2~20回の間で指定する必要があります。
チャリティクーポン:
指定のチャリティに寄付が行われるようにするには、チャリティクーポンを作成します。これは、あなたのお店に人間的なふれあいをもたらしながら、コミュニティに利益を還元するための素晴らしい方法です。
(参照)
フェイスブック社の説明ページ
http://www.facebook.com/deals/checkin/business/
(英語の動画説明あり)
ヘルプセンター(良くある質問)
http://www.facebook.com/deals/checkin/business/#!/help/?page=18844
4.クーポンゲットに必ずチェックインが伴うことによるバイラル効果
チェックインクーポンでは、クーポンを使うために、ユーザーは必ずチェックインしなければなりません。
これも、既存のクーポンサービスには無い発想です。
では、チェックインされるとどうなるか。
このようにウォールに投稿されます。
クーポンを使う度に、このようにウォールに投稿されますので、友達の目に触れることも多いでしょう。
そして、それがお得そうだったり、何か興味を引く内容であれば、「いいね!」され、「コメント」が入り、バイラルで広がっていきます。
こちらのサイトによると、米国の統計では、クーポン提供時は2〜6倍にチェックイン増、クーポン提供終了後でも2〜3倍のチェックイン増とのこと。
それでは、今日はこの辺で。
(2011/6/8現在、フェイスブックのチェックインクーポンが提供されている店舗)
adidas (アディダス ジャパン株式会社)
GAP (ギャップジャパン株式会社)
サカゼン・ゼンモール (坂善商事株式会社)
しゃぶしゃぶ温野菜 (株式会社レインズインターナショナル)
SLY (株式会社バロックジャパンリミテッド)
Disney Store (ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社)
TIPNESS (株式会社ティップネス)
Domino’s Pizza (株式会社ドミノ・ピザ ジャパン)
日高屋 (株式会社ハイデイ日高)
Family Mart (株式会社ファミリーマート)
富士急ハイランド (株式会社富士急ハイランド)
MINISTOP (ミニストップ株式会社)
UNITED ARROWS (株式会社ユナイテッドアローズ)
LAWSON (株式会社ローソン)
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