ようやく、金曜日です。

今週の株式マーケットは、戻りましたが、あまりの閑散さに、睡魔が襲ってくるB級映画でも見ているかのよでした。
今週も、いろいろとか書きたいニュースが、盛りだくさんでしたが、あまり、マーケットにインパクトがありそうなものは少ないようです。
が、一言いいたいニュースがあるので、いくつか取り上げてみたいと思います。                

政治(税制)

いよいよ参院選です。
選挙というのに、民主党も自民党も消費税を10%にする案をもっているようです。
私の記憶で、選挙で増税を政策目標に掲げるなんて、ほとんど、聞いたことがありません。
なかなか、ユニークな国になってきているようです。
面白いもので、国民にも、消費税を上げた方が言いという意見の方が多くなってきているようです。

まあ、世界的に財政問題がクローズアップされていますので、最大の国債発行政府である日本の財政も改善されなければ、という思いが強いのかもしれません。

懸念は、景気のことがあまり議論されませんが、大丈夫なのでしょうか?

増税は、景気にマイナスですよ!

一方で、法人税を下げようという案もでています。実効税率が他の国と比べて高いというのがその理由のようです。

そこで、各国の法人税実行税率について見てみますと、次のようになります。

     法人税実効税率(2009年)
日本    40.7
米国    40.8%
フランス  33.3%
ドイツ    29.8%
韓国    27.5%
中国    25%
シンガポール 17%

日本と米国が40%で、最も高く、30%前後が欧州。アジアは、20%前後となっています。
要は、「この差が問題だ!」と叫んでいるようですが、税務や企業会計に詳しい人に言わせれば、そんな簡単なことではないらしいです。
欧州の企業などは、10年前ですと、世界一高い法人税率だったと思いますが、段階的に引き下げてきています。
しかし、欧州の企業は、(税金とほぼ同等の効果のある)社会保障費などの企業負担が大きく、それらを加味すると、日本や米国との格差は、それほどないようです。
問題は、アジアです。シンガポールなど、非常に低い税率です。中国や韓国も低いです。
日本もアジアの一員ですから、どうしても、これらの国々と比較されるのです。

では、日本の主企業は、いったいどの程度の実効税率かみてみましょう。

トヨタ    30%
ホンダ    32%
商事    20%
物産    11%
 
あれれ、ずいぶんと低いじゃありませんか。
日本には、多くの、控除やら特例措置が設けてあります。
たとえば、有名なものでは、試験研究費税額控除や外国課税額控除などの控除は有名です。
また、受取配当益金は算入されません。
こういった措置により、控除が大きくなるので、実行税率は下がるというわけです。

日本の企業はが払っている税金ってこんなものです。
意外に低いのでは、と思いませんか?

見方を変えて、日本の企業が中国でビジネスを行った時、どういう税金がかかると思いますか?

通常、誘致のために、外国企業には、減免措置(いわゆる税金の優遇)がとられることが多いです。
シンガポール、香港はまさに、その優遇質を大きくして、産業を発展させてきたと言われています。(まあ、それ以外に方法がないのかもしれません)
中国も同様でしたが、2008年に外国企業への税制優遇措置である、外資優遇措置を廃止しました。
これは、国内産業が発達したため、外国企業と国内企業の格差をなくすために廃止したということです。

 

こうやって考えていけば、日本の企業にとって、法人税の実効税率は、思っているほど高くないようにも思います。

ただ、景気に左右される法人税率を下げて、割と安定している消費税率を上げるのは、理にかなっているように思います。

 

ちょっといただけないのは、(日本へ来る)外資への優遇税制を行うような案が出ていることでしょうか。

政治家の勘違いがここにあるような気がします。

日本は、世界で第2位の経済大国なわけです。これだけから判断すれば、ビジネスがある国で、外資は進出したいはずです。

が、なかなか儲からないから、Japan Passingなんてことになるわけです。

なぜ、儲からないか?それは、皆さんがご存知の通りです。デフレと規制です。

成長率を高めて、規制緩和をすれば、優遇税制なんて必要ないです。国内企業と同じ税制で十分なはずです。

 

話は戻りますが、消費税を10%にという政策目標とかは、それでいいかもしれませんが、やはり、日本全体の税制を見直して、その結果、消費税をいくらにするというよな議論の方が説得力があるような気がします。

いかに、税金が無駄に使われているかは、先の仕分け作業で分かっているはずです。

 

個人的に思うのは、財政を立て直すには、官僚組織を一変することだと思います。

そういうことが出来る政治家が出てきてほしいものです。

今日は、この辺で失礼します。

明日のサッカー、楽しみですが、厳しいのでしょうね。

あの強い韓国がアルゼンチンに41でしたし…(世界は広い)

でも、フランスもスペインも負けるし!(何が起こるかわからない)

良い週末を。