欧州問題は、短期間で解決するものではないので、時間がかかるものです。

が、振り返れば、昨年の5月にギリシャ問題が表面化してから、アイルランド、ポルトガル、そして、再度ギリシャ、さらには、イタリア、スペイン、フランスと市場の攻撃を受けてきました。

感覚的ですが、その間隔が短くなっているような気がします。

ということは、まだ、時間はかかるといっても、それほど多くの時間は必要ないともいえます。

 

ドイツ在住の友人が言っていました。

ドイツ人は、怠け者のギリシャ人のために資金を出したいとは思わないそうです。

さらに、ギリシャが、こつこつと節約をするというのも考えにくいとのことです。

これがドイツの多数派意見らしいです。

 

今晩は、今までの下落のリバウンドなんでしょうね。

欧州の株式市場は2から3%ほど戻しています。

問題は、CDSですね。

株式市場は、多様な参加者で流動性も多いので、下落トレンドであっても、下落ばかりでなく、戻りもあります。

が、CDSは、参加者はプロばかりで、流動性もあまりありません(参加者が限定的)。

よって、細かい動きが少なく、トレンドに沿って動きます。

今は、CDSがワイドになるということです。

 

今晩も、銀行の株価は大きく戻っても、CDSは、ほとんど低下しないどころか、さらに悪化しています。

ここに、問題の根の深さがあります(つまり、まだまだ、だめということ)。

 

米国に目を向けてみます。

ここ数日、NASDAQ、輸送株、半導体などのパフォーマンスが相対的に良好です。

今までの景気後退懸念で売られた反動で、戻りがいいのかもしれませんが、特に、オバマ大統領の景気対策が漏れ伝わって以降、こういう景気敏感株の戻りがいいのです。


また、原油相場を見てください。

下値切り上げのフラッグを形成しています。

原油価格=景気回復ではないのですが、原油の需要の底堅さを表していると思います。

もちろん、インフレ懸念かもしれませんが。

ただ、景気が大きく落ち込むのであれば、原油価格は、もう少し弱い可能性があります。

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このような事実から、米国は、景気が良くないのでしょうが、まだ、回復するかもという期待感が強いように見えます。

特に、来週は、FOMCもあり、QE3への期待もあるようです(個人的には、QE3は、今回は見送られると思っています)。

 

欧州に比べ、米国は、まだ、市場に(回復の)期待感が強いような気がします。

上手くいえませんが、「まだ、負けを認めていない」というのでしょうか。

一方、米国債市場は、明らかに、「負けを認めた」ような気がしますが…
繰り返しになりますが、住宅価格が上がるかどうか、これにかかっています。