先週1週間、円安が続きました。

810日 78.28

817日 79.56

1週間で、128銭の円安です。


次のターゲットは、622日の8043銭でしょうか…

61日に7802銭まで円高になりましたが、622日に8043銭まで戻りました。

その後、724日まで円高となり、ドラギ発言をきっかけに、円安になったたのです。

その間の他の通貨の動きを見てみます。


ドル円

ユーロ円

ドル指数

ユーロドル

豪ドル円

日経平均

61

78.02

97.01

82.89

1.2434

75.68

8440

622

80.43

101.1

82.25

1.2570

80.94

8798

724

78.18

94.31

84.00

1.2061

79.91

8488

817

79.56

98.13

82.60

1.2300

82.90

9162


724日以降、ドル円、ユーロ円、豪ドル円のどれをみても、円安になっています。
もちろん、ユーロは強いのです。

では米ドルはどうか?

確かに、ドル円はドル高円安になっていますが、ドルが強いのでしょうか。

ドル指数を見る限り、ドルが強いという感じはないです。

ユーロドルを見ても、それ以外にも、ポンドドルを見ても、豪ドル米ドルを見ても、ドル高というわけではありません。


ということからも、ドラギ発言以降、実は円安傾向にあるといっていいのかもしれません。

どちらかと言えば、主要通貨でもっとも弱いくらいです。


これは、いくつか理由があると思います。

1、 欧州危機で、円逃避が起きたその反動が起きている

2、 米国の経済指標が改善している

3、 日本のインフレ率の改善を見込んでいる


1がもっとも大きな理由だと思いますね。

要は、反動が起きているのでしょう。

極端な安全資産への逃避が行き過ぎるのは、いつの時も起きるのですが、今回も同様だと思います。

円は、一番の避難場所であったので、その反動が出ていると思います。


2は、シティのサプライズ指数を見ても、720日前後からサプライズ指数が上昇しています。

これは、経済指標が予想よりも良い結果が出ているということです。

緩やかながら、戻していますので、これは、米国景気が、思ったよりも強いことを示唆しています。

http://www.bloomberg.co.jp/apps/cbuilder?T=jp09_&ticker1=CESIUSD%3AIND


3は先日のブログでも書きましたが、日本のインフレ率も、未だに、マイナス(デフレ)ではありますが、その幅が縮小しているということでしょう。

GDPデフレーターを見ますと、過去6四半期は古い順に-2.0%-2.4%-2.1%-1.8%-1.3%-1.1%となっています。

これは、多分、復興需要が効いているのだと思います。

実際、デフレーターでも、どの分野の改善が大きいのかいますと、確実に改善しているのが民間の設備投資です。

これも、過去6四半期分を古い順に書きますと、-2.0%-1.6%-1.0%-0.7%-0.5%-0.1%となっています。


特に、このGDPの発表は813日でしたので、今週の円安は、実は、日本の影響が大きいのかもしれないと思います。

もちろん、米国の経済指標も予想より良いということもありますし、ドラギ発言もありますが、今週になって大きく円安に動いているのは、やはり、日本のインフレ率の改善、もしくは改善への期待かもしれません。

こう考えれば、円が独歩安しているのも、なんとなく理解できます。

ともかく、世界の流れ(安全資産への逃避から逆流)と米国景気の改善と日本のインフレ率の改善の兆しの合わせ技での円安といってとろでしょうか。

その割には、大して円安になっていませんが...


これで、日銀が、次の政策決定会合(918日、19日)で緩和をすれば、いいのですが…

しないでしょうね~。

多分、FOMCでのQE3もないでしょうから。

24日以降、ドル円、ユーロ円、豪ドル円のどれをみても、円安になっています。