「夢から醒めた夢」は、日本オリジナルのミュージカルです。

原作は赤川次郎さんの同タイトルの小説です。

いかにも、日本人向けの内容で、うまく「日本人とは」を表現している内容です。


ロンドンやブロードウェーのような派手さは、まったくありません。

主役なんて、衣装替えすらありません。


地味なんですけど、どんどん引き込まれていくのですね。

実に、上手くできています。


ただ、これを外国人が見てどう思うか…ってのは気になるところですが。


さて、本日は、ピコ(主役)が岡村美南さん。

彼女を見るのは、ウィキッドのエルファバ以来です。

かなりの期待感がありました。

歌は、声量もあり、声もきれいで、迫力ありますよ!

でも、でも、今日は、のどがお疲れのようで…

ところどころ、声がかすれていましたね。

このピコ役、ほぼすべてのシーンで、歌かセリフがあります。

これを1か月くらい一人で演じているようで、これは、相当、疲れるはずです。


まさに、ここが、劇団四季の問題点と言えるところでして…
今も、ウィキッド、ライオンキング(東京と大阪)、リトルマーメード、人間になりたがった猫、サウンドオブミュージック、ソング&ダンス、キャッツ、美女と野獣、桃次郎の冒険、裸の王様、夢から醒めた夢と、なんと12演目も上演しているのです。
しかも、9月から、コーラスラインと李香蘭が始まるので、この時期、実質14演目が同時に走っていることになります。
俳優さんには、かなりの負担がかかるのでしょうね。
かといって、質が見劣りすることなく、一定レベルをキープしており、結果、顧客満足度1位なのでしょうね。

彼女は若手の有望な俳優だと思うので、もっと、ベストコンディション歌を聞いてみたいです。

それ以外では、マコ役が笠松はるさんでした。
きれいなソプラノでしたが、こちらもお疲れ気味かな。
個人的に好きなんですけどね!

全体的には、かなり良いミュージカルで、一緒に見に行った子供は、「もう一度見たい」とお気に入りのようでした。
彼は、岡村美南さんが気に入ったのか、ピコという女の子が気に入ったのか?その両方かな…
といことで、来週も見ることになりました!