2005年02月06日

坂本龍馬

有名人誕生日データベース坂本龍馬

坂本龍馬


坂本 龍馬(さかもと りょうま、天保6年11月15日(旧暦)(11月15日)(1835年1月3日) - 慶応3年11月15日(旧暦)(11月15日)(1867年12月10日))は、江戸時代末期の志士である。土佐国高知城本丁筋上町(高知県高知市)の郷士・坂本八平の次男として生まれる、母は幸。兄は権平、姉は千鶴、栄、坂本乙女(おとめ)。妻はおりょう(本名は龍子)、婚約者・千葉さな子もいた。諱は直陰のち直柔。龍馬は通称。他に才谷梅太郎などの変名がある。また「龍」の字を簡略化した「竜」の字を用いて竜馬と表記されることもある。

生涯


日根野弁治道場で剣術を学び、江戸(東京都)に出て桶町の北辰一刀流千葉周作の弟の千葉重太郎道場(東京都千代田区)でも剣を学び、佐久間象山の私塾にも通っている。土佐に戻った後、文久元年(1861年)に武市瑞山らの土佐勤王党結成に参画するが、翌年の勤王党による吉田東洋の暗殺には参加せず、その直前に沢村惣之丞とともに脱藩した。九州などを放浪した後、江戸に出て千葉重太郎と勝海舟の門に入り、神戸海軍操練所の設立に尽力する。文久三年(1863年)の八月十八日の政変で幕政が反動化すると、勝海舟の紹介で西郷吉之助(西郷隆盛)を頼って薩摩藩に保護される。その援助により、慶応三年(1865年)、土佐脱藩の仲間と共に長崎で社中(亀山社中・のちに海援隊)を組織し、物産・武器の貿易を行った。松平春嶽にも謁見し勝海舟の運動で土佐藩主山内容堂から脱藩の罪を許され、横井小楠とも対面する。慶応二年(1866年)、坂本龍馬の斡旋により、京都長州桂小五郎(木戸孝允)と薩摩の西郷隆盛が会見し、薩長同盟が結ばれた。同年、第二次長州征伐で長州藩海軍を指揮。慶応三年(1867年)、土佐藩との関係を修復して、「海援隊」を創設した。後藤象二郎とともに船中八策を策定し、山内豊信を説いて土佐藩の進言による大政奉還を実現させた。京都の旅寓・近江屋(京都市中京区)で中岡慎太郎と共に暗殺された。誕生日命日は同じ。墓所は京都府東山区の霊山

人物


戦前までは薩長の人物達の影に隠れた人物であったが、個性的な手紙と、司馬遼太郎の小説『竜馬がゆく』などで知名度が上がり、幕末の代表的な人物にまでなった。近年の研究では、龍馬の歴史的業績に関する中立的な再検討も行われている。

暗殺


龍馬は年10月19日の暗殺当日には風邪を引いて河原町の蛸薬師で醤油商も営む近江屋新兵衛宅母屋の二階にいたとされる。当日は陸援隊の中岡慎太郎や土佐藩士の岡本健三郎などに訪問されている。実行者は十津川郷士を名乗っている。龍馬は頭部を負傷したとされ、中岡は事件の2日後に死亡し、その間に証言を残している。;新選組犯行説
龍馬当時の現場に残されたなどの物証や伊東甲子太郎の証言から新選組原田左之助によるものと信じられていた。;見廻組実行説
大正時代になって元見廻組隊士だった今井信郎、渡辺篤の口述で、佐々木只三郎らが実行犯であると証言している。また、勝海舟は幕府上層部の支持であるとも推測している。;薩摩藩陰謀説;その他京都国立博物館には数箇所の血痕が残る掛け軸が所蔵されている。

文献


著書


*1935年 坂本龍馬、由利公正著、尾佐竹猛解題『近世社会経済学説大系』第14、誠文堂新光社
各巻タイトル: 坂本龍馬・由利公正集 / 尾佐竹猛解題
*1978年5月 宮地佐一郎編集・解説『坂本龍馬全集』光風社書店
限定版、坂本龍馬年譜・坂本龍馬関係書誌: p907 - 952
*1980年5月 宮地佐一郎編集・解説『坂本龍馬全集』光風社書店
増補改訂版
*1982年11月 宮地佐一郎編集・解説『坂本龍馬全集』光風社書店
増補3訂版、坂本龍馬年譜・坂本龍馬関係書誌: p987 - 1032
*1988年5月 宮地佐一郎編集・解説『坂本龍馬全集』光風社書店、ISBN 4875194005
増補4訂版、坂本龍馬年譜・坂本龍馬関係書誌: p1045 - 1090
*1988年12月、岩崎英重、日本史籍協会編『坂本龍馬關係文書』1(『日本史籍協会叢書』115)、東京大学出版会、ISBN 4130977156
日本史籍協会1926年刊の複製
*1989年1月、岩崎英重、日本史籍協会編『坂本龍馬關係文書』2(『日本史籍協会叢書』116)、東京大学出版会、?
日本史籍協会1926年刊の複製
*1995年8月 坂本龍馬、宮地佐一郎著『龍馬の手紙 坂本龍馬全書簡集・関係文書・詠草』(『PHP文庫』)、PHP研究所、ISBN 4569567940
*1996年9月 坂本龍馬著、日本史籍協会編『坂本竜馬関係文書』1、北泉社、ISBN 4938424665
日本史籍協会 1926年刊の複製
*1996年9月 坂本龍馬著、日本史籍協会編『坂本竜馬関係文書』2、北泉社、ISBN 4938424673
日本史籍協会 1926年刊の複製
*2003年12月 坂本龍馬、宮地佐一郎著『龍馬の手紙 坂本龍馬全書簡集・関係文書・詠草』(『講談社学術文庫』)、講談社、ISBN 4061596284

龍馬に関する作品


*小説
*漫画
「雲竜奔馬」みなもと太郎
「お〜い竜馬」小山ゆう
*映画
「竜馬を斬った男」(竜馬:根津甚八
「竜馬暗殺」(1974年 竜馬:原田芳雄
*TVドラマ
「竜馬がゆく」(1968NHK大河ドラマ 脚本:水木洋子、竜馬:北大路欣也
「幕末青春グラフィティ Ronin 坂本竜馬」(1982年 脚本、主演:武田鉄矢
「竜馬がゆく」(1997年 脚本:長坂秀佳、竜馬:上川隆也
「竜馬がゆく」(2004年 脚本:長坂秀佳、竜馬:市川染五郎(7代目))

外部リンク

* 高知県立坂本龍馬記念館
* Yahoo! カテゴリ: 坂本龍馬

情報元:Wikipedia



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