2005年10月16日

四季賞クロニクル 届く

c1昨日(051015)の朝方、ノックの音が。
出てみるとクロネコヤマトの宅急便なお姉さんこのヒトも仕事やめずに頑張るねどうも大変そうな仕事なのに健気なことで。
発送遅れのお詫びメールのあと、何の連絡もなかったので、いつ届くんだろう?と半ば戦々恐々としていたのだけれど、それはあまりにも唐突に我が家に届けられた。
「アフタヌーン 四季賞 CHRONICLE 1987-2000」である。
(ここから画像あり)


普通の通販サイトであれば、発送の前に確認メールを送信するのが一般的だと思うのだが・・・「講談社 BOOK倶楽部」からはそうした発送メールはまだ届いていない。
まぁ、アマゾンなんかでも、ブツが届いたあとにメールが来た、なんてことはそれなりにあるわけですが・・・発送メールって、ないのが普通なんでしょうか?
最近、通販サイトで買い物しないので分からないんですが。
(アマゾンでも買わなくなったしなぁ。もっとも、アマゾンは発送メール送ってよこしますが。)

ということで、「これから届けますよー」という案内もなく心の準備もしてなかったので、正直「金がないんですが・・・」と受け取り拒否しようかと思っちゃったんですがそこはそれ。
それなりに思い入れのある品々をかき集めて売り払って得たなけなしの6600円で等価交換。
代金引換でご購入と相成りました次第でございます。
「10月中旬より順次発送」とのことだったので、約束は守った、という感じですかね。

 関連>051016記事>アフタヌーン四季賞CHRONICLE 1988-2000が来てた
 関連>051017記事>四季賞 CHRONICLE ふざけるな
 関連>051018記事>予約しておいた「アフタヌーン四季賞CHRONICLE」が到着
 関連>051019記事>アフタヌーン四季賞CHRONICLEに大見得を切られる
 関連>051020記事>やっと、『アフタヌーン四季賞CHRONICLE』読了

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予約の時点で、細長い外見は予想していた(寸法はあらかじめ明らかにされていたので)のだが、やっぱり細長い。
案の定、A5版な単行本(攻殻機動隊とか)が縦に二冊収まりそうな寸法だ。
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輸送用ケースを開けると、予約を受け付けていたページでも見かけたデザインのボックスが収められていました。
表面は部分的にエンボス加工がされていて、高級感がある。
高級感はあるけど・・・フォントの選択意図やデザインの方向性はよく分からない・・・。
すごく凝ってはいるんですけどね。
柄にあわせて複雑な表面処理が施されている。
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ボックスは、このように長辺の底から引き出す形になってます。
ボックス側面のデザインが、上面側面底面と連続したデザインになっていて、その連続性を保つために引き出し式の構造になってるのかも。
引き出しには、画像では確認しにくいですが、底面にベロがついてます。
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引き出しの中身には黒いカバーが被さってます。
それを取り除くと、いよいよ内容物とご対面です。

この画像に写っているのは縦に細長い、パンフレット状の小冊子。
「Explanation book」と銘打たれています。
表紙裏表紙のデザインはボックスと同様のモノですね。
さすがに特殊加工はされてません。
裏表紙側を見ると、これは「解説書」らしい。
「講談社直販品」で「分売不可」とも。
72Pらしい。
発行日は050930とされています。

目次風に内容を並べると以下の通り。
  • 001 アフタヌーン四季賞とは?
  • 002-022 ”苦渋の欠番”インタビュウ - 1:松本大洋(030918収録)
  • 023 選考委員特別寄稿 - 春:うえやまとち
  • 024-047 四季賞CHRONICLE 収録作家による FAX interview
  • 048-049 選考委員特別寄稿 - 夏:谷口ジロー
  • 050-052 ”苦渋の欠番”インタビュウ - 2:王欣太(KING GONTA)(03年の書面インタビュー)
  • 053 選考委員特別寄稿 - 秋:池上遼一(しんにょうの点が二つ)
  • 054-064 ”苦渋の欠番”インタビュウ - 3:冬目景(030910収録)
  • 065 選考委員特別寄稿 - 冬:かわぐちかいじ
  • 066-067 アフタヌーン四季賞受賞者一覧(1987〜1990)
  • 068-069 アフタヌーン四季賞受賞者一覧(1991〜1994)
  • 070-071 アフタヌーン四季賞受賞者一覧(1995〜1998)
  • 072 アフタヌーン四季賞受賞者一覧(1999〜2000)


「”苦渋の欠番”インタビュウ」というのは、「四季賞受賞メンバーでありながら、本書への受賞作収録を固辞された3人の人気漫画家にズバリ訴く!『なぜですか!?』&その他もろもろ。」というインタビュー企画。
つまり、1987年から2000年までの四季賞受賞作の中で、この3人の作品は掲載されていない、ということ。
(代わりにこのようなインタビューを読めるわけだが。)

インタビューの収録時期からすると、03年9月頃にはスタートしてたのか。
・・・02年だとちょうど四季賞が始まってから15周年だったんじゃないか?と思うのだが・・・なぜこの時期に「クロニクル」は発売されたのだろう?
05年に、2000年までの区切りでまとめられたわけだが、どうにも中途半端な感じがしてしょうがない。
うーん。
クロニクルの続編も、あり得るのかどうなのか。
うーん。

それはそれとして。
王欣太の受賞作は、入稿作業の最終段階で急遽追加収録されたらしい。
ということで、未収録なのは実際には2作品。

と思いきや、冬目景の四季賞受賞作も、黒鉄の1巻に収録されているそうで。
結局、見られないのは松本大洋の受賞作だけっぽい。
本人も見せたくないみたいなので、よほどの心変わりがない限り、見ることは出来なさそう。


「四季賞CHRONICLE 収録作家による FAX interview」では、以下のような質問がされた。
  1. 漫画家になりたいと意識したのはいつぐらいからですか?何かきっかけがあれば教えてください。
  2. 四季賞にはなぜ応募してみようと思ったんですか?当時のアフタヌーンのイメージを簡単に言うと?
  3. 漫画を描き始めてから四季賞入賞まではどれぐらいかかりましたか?ほかの賞に応募してみたりは?
  4. 入賞時は何歳でしたか?当時、生活費はどうしていましたか?
  5. ちなみに住んでいた部屋の間取りを教えてください(イラストがあればなお)。
  6. 生活のなかで、漫画が占めていた割合はどれぐらいでしたか?今と比べて増えましたか?減りましたか?(具体的にでもいいですし、抽象的にでもかまいません)。
  7. 当時、ごちそうといえば何を思い浮かべましたか?また当時の食事でよく食べていたモノは?
  8. 当時、いちばん欲しかった物は何でしたか?
  9. 入賞すると編集部から連絡があります。そのときの会話で何か印象に残っていることがあれば教えてください。
  10. 編集者と会ったときの第一印象は?どんな話をしましたか?また、「編集者」は何をする人だと思っていましたか?
  11. 入賞の賞金は何に使いましたか?
  12. 当時の編集者との話の中で、今日でも役に立っていることがあれば教えてください。また、入賞前からでも漫画を描くうえで心掛けていることがあれば教えてください。
  13. 掲載決定の知らせを受けたときや、実際に誌面で自分の作品が初めて載ったときの感想を教えてください。また、友人などの周りの反応は何かありましたか?
  14. 当時、漫画を描き続けるうえで励みになっていたことは何でしょう?
  15. 「漫画家になったなぁ」と実感したのはいつですか?
  16. 今回、掲載に当たって当時の原稿をご覧になったと思いますが、何かあれば一言。

45人のファックス・インタビューがまとめられている。
実はまだ読んでいない(濃すぎ)のだが、浅田寅ヲや安倍吉俊、安田弘之(ショムニのヒト)、秋月りす、太田垣康男(ムーンライトマイルのヒト)、土田世紀、須藤真澄も四季賞受賞者だった、というのを知って少し驚いてみたり。
特に安倍吉俊(個人的には「lain」のヒト)。
いろんな過去があるもんだ・・・。


「アフタヌーン四季賞受賞者一覧」には、「四季大賞」「四季賞」「特別賞」「準入選」「佳作」を受賞したそれぞれの作品の「タイトル、受賞当時のペンネーム、出身地、受賞作掲載号」がまとめられている。
作者によっては、必ずしも四季大賞や四季賞を受賞した作品が今回の「クロニクル」に掲載されているわけではない、というのが面白い。
たとえ佳作であっても、その後の意気込み次第でいくらでもプロとして生きていける、ということなのだろう。

一覧の中に先輩の名前を見つけて嬉しくなった。
自分の地域からは3人入賞してるのかー、ということに気付いたりも。
でも、今回クロニクルに収録されなかった受賞者の中にも、見覚えのある名前の人が一覧にあったりして。
その辺の取捨選択はどういう基準だったんだろう?と思ってみたり。
受賞後、アフタヌーンでの掲載歴があるか否か、とかかしらん?
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予想としてはA5サイズが2冊入ってるのかなー、という感じだったのですが・・・開けてみたら4分冊でした。
はい。

考えてみたら「四季賞」ということで「春夏秋冬」の4シーズンに分けるのが自然なんですよね。
さらに、ヒトによっては駆け出しの未熟な頃の原稿、ということで、文庫サイズに縮小してまとめた、というのはある意味正解だったのかも。
大きいサイズだと・・・厳しいなぁ、という作品も中にはあります。
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春の巻(460P)
土田世紀(87春四季賞)
高橋ツトム(87春準入選)
入江紀子(87冬四季大賞)
太田垣康男(88夏佳作)
須藤真澄(88秋準入選)
秋月りす(88秋佳作)
中山昌亮(PS-羅生門のヒト)(88冬準入選)
新井英樹(89夏四季大賞)
ヒロモト森一(89夏佳作)
榎本俊二(89秋佳作)
王欣太(89冬四季大賞)
入江喜和(89冬四季賞)
ヒラマツ・ミノル(89冬佳作)
青木雄二(90春準入選)
田口雅之(90秋四季賞)
的場健(91夏準入選)
小田ひで次(91冬佳作)

夏の巻(416P)
菅原雅雪(91夏準入選)
安田弘之(91秋佳作)
松永豊和(92夏四季大賞)
小原慎司(93春四季大賞)
桑原真也(93春四季賞)
沙村広明(93夏四季大賞)
黒田硫黄(93秋四季大賞)
五十嵐大介(93冬四季大賞)
吉開寛二(93冬準入選)
芦奈野ひとし(94春四季賞)
安倍吉俊(94夏準入選)

秋の巻(421P)
駒井悠(94春佳作)
荒巻圭子(94夏四季大賞)
木尾士目(94夏四季賞)
木葉功一(95夏四季大賞)
弐瓶勉(95夏特別賞)
遠藤浩輝(95冬四季大賞)
鬼頭莫宏(95秋準入選)
浅田寅ヲ(96秋四季大賞)
若菜将平(96秋四季賞)
真右衛門(96夏佳作)

冬の巻(432P)
林田球(97秋準入選)
木村紺(97冬四季賞)
篠房六郎(98春四季大賞)
ひぐちアサ(98春四季賞)
真鍋昌平(98夏四季大賞)
漆原友紀(98冬四季大賞)
熊倉隆敏(99夏準入選)
とよ田みのる(02夏)
感想
収録されている作品は、それぞれの単行本に収録されているモノも。
また、個人的に雑誌で読んだモノもありました。
知ってる漫画家ばかりではなく、検索してみて納得するヒトがいれば、検索してもピンとこないヒトがいたり。
その辺、自分の漫画遍歴も含めて歴史を感じる、かな?

追記>
あー。
4分冊で、四季に分けられているモノだから、てっきり、春の四季賞として選ばれた作品が「春の巻」に収録されてる、という感じなのかとばかり思ってたんですが、勘違いだった模様。
ただ単に、受賞時期が早かった順番に「春夏秋冬」という流れで収録したようです。
うむ。
どおりで知ってる漫画家&読んだことのある作品が夏以降に集中してると思った。
(春は知らないヒトが多い。)

ん?
というかそもそも2000年までのクロニクルなのに、なぜ02年入賞のラブロマが収録されてるんだ?
イレギュラーというか・・・01年〜02年の受賞者の中で、アフタヌーンに掲載歴があるのがこのヒトだけだった、とでもいうのだろうか・・・?
受賞者一覧が2000年までしか載っていないので、その辺調べようもないのだが・・・。


それにしても受賞者一覧を見返してみると、アフタヌーンでの連載経験があっても収録されてないヒト(反町くんには彼女がいないのヒトとか)がいるんですが・・・現在進行形で掲載されてるヒトに絞ってるのかしらん?
って、人数考えるとそれもあり得ないしなぁ・・・。
よく分からない・・・。
単行本未掲載作品に絞ったわけではないし・・・雑誌としての重要度?
四季賞として抑えておくべき作品だった?
うーん。

いま現在も現役として漫画を描いてるかどうか?
うーん・・・その辺かなぁ?


追記>
とよ田みのる、2000年に佳作に入ってるのね、一応。
それなら単行本に収録されてるラブロマよりも未収録な佳作を入れりゃよかったじゃん、と思うのだが、ラブロマってば四季大賞だったのな。
そりゃ佳作より四季大賞とった方を選ぶか・・・。
ということで佳作受賞な「レオニズ」はこちら


値段はそれなりに高かったですが、裏話的というか資料集的というか、見るところは多いですね。
比重的には「解説書」の方が価値が高いでしょうか?
アフタヌーン好きーやアフタヌーンを目指してるヒト、漫画家志望のヒトなんかは勉強になる「濃いアイテム」だと思います。
財政状況はともかく、売る気はないです。

ちなみに、ヤフオクで検索してみたら・・・いるんですね・・・
まぁ、現時点(051016)で一人しか出品していないので、予約しなかったヒトは入手困難、ですかね。
14800円の価値があるか?というと・・・難しいところですが。



それはそうと不動産屋さんが家賃の滞納について家に来ていたらしく追いつめられた心境で顔面蒼白でありこんなことをしてる場合じゃないのですが蒸発してしまうヒトの心理状態がよく分かるというか失踪してしまいたくなりますねマジでやばいなぁ・・・。

 過去ログ>050426>完全受注生産>四季賞 歴代受賞作 作品集
 過去ログ>050930>「四季賞クロニクル」の発送に遅れ

mndv_05 at 09:52│Comments(1)TrackBack(1)clip!マンガネタ 

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1. アフタヌーン四季賞CHRONICLEに大見得を切られる  [ StudioKenKen別館:猫時間通信@Blog ]   2005年10月24日 01:11
見慣れぬ携帯電話発信が午前にあった。 つーか、寝てて、たたき起こされた。 宅配便

この記事へのコメント

1. Posted by Studio KenKen   2005年10月24日 01:15
トラックバックありがとうございます。
「開封の儀」と称して、箱を開けるところを写真にとればウケるかも、と一瞬思いましたが、デジカメの電池が切れてたのでやめちまいました。
というわけで、こちらからもトラックバックいたします。

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