仕事で京都に行った時のこと。
おもむろに京都での回春エステを試してみたくなった。
宿でパソコンをネットにつなぎ、色々と調べて、目星をつけたお店に電話してみた。
「もしもしXXX(店舗名)です。」
ん?中国人の女の子?日本人エステのはずだが・・・・
思えば、この時にやめておけばよかった。HPでは日本人エステと言っているのに、
実際に電話に出たのは中国人の女の子。
でも、格安だったし、その割にはサービスも良かった。
更に口コミも悪くないので行ってみることにした。
ただし、数は少なく、穴場なのかもとか思ったりもしていた。
(後から思えば、口コミ評もお店の自作自演だった可能性が濃厚だった。)
まぁ、明朗会計と書いてあるし、ダメだったらこの値段だから勉強になったと思って諦めようと思って、まずは気楽に行ってみることにした。
アクセスの図に書かれているところに向かってみると、そこは普通のマンション。
インターホンを鳴らすとドアが開き、30歳位の女の子が出てきた。ちょっとけばい子で
「え?この子??失敗したかなあ?」
と思ったが、
「予約した方ですか?奥へどうぞ」
と部屋の奥に案内され、お茶を出されて
「女の子がもう少ししたら来ますので、もう少しお待ちください」
と言われて待たされた。
数分後、女の子がやってきた。
思わず息を飲んだ。20歳かそのくらいの若くて純粋そうな清楚系の女の子だった。
上はスケスケの白いレースのキャミソールにノーブラ、下は真っ白なショーツ、、、、
(思わず心の中でガッツポーズ)
お得感が半端なかった。ただ、女の子の表情が暗かったのが気になった。
受付の女の子は中国人だったが、その子は日本人だった。
名前はアイちゃん。
オイタなどはしませんという誓約書を書かされて、料金を支払い、マッサージが始まった。
(誓約書など、結構書かせる店は多いので気にはしていなかった)
アイ:「うつ伏せになってください。始めます」
それにしても表情が暗いな。無愛想なのが気になる。。もったいない、可愛いのに・・・。
しかし、マッサージが始まると、そんなことは全く気にならなくなった。
密着度が半端ないのである。
足を絡ませ、上半身も背中に密着して、当然、おっぱいの感触も思い切り伝わってきて・・・
うつ伏せでこれなら、仰向けは一体どういうことになるんだろう?と妄想せずにはいられなかった。
こんなうつ伏せのマッサージを続けているとき、ふとアイちゃんが密着しながら、時折、体をびくっびくっと痙攣気味にしていることに気がついた。耳を澄ますと、息遣いも荒い。。。
アイちゃん、感じちゃっています(笑)
思わず手を後ろにもっていって、アイちゃんをおんぶするような感じでアイちゃんのお尻を掴んで、揉みしだき、、、
そして、、、、指をそのままお尻の割れ目に滑り込ませてゆくと、、、
ぬるっ、くちゅっ
・・・・・めちゃくちゃ濡れている。。。。。
この時点で理性がふっとびかけました。そのまま、指をあそこに滑りこませようとした瞬間、アイちゃんが
アイ:「お客さん、困ります!そういうことはしないって誓約書に書きましたよね?」
僕:「あ、ごめんなさい。すいません、やめます」
アイ:「・・・・・仰向けになってください。」
仰向けになると、普通は足からのマッサージのはずだが、この店は違った。
最初から頭の方にアイちゃんは座ったのだ。アイちゃんの太ももの間に頭をおいてマッサージスタート。
普通はこの体勢はデコルテマッサージをするときになる体勢だ。
アイちゃんはそのままデコルテ、乳首、お腹、、、とオイルマッサージをして、そのまま足の方へ、、、
そう、69のような格好になって、足のマッサージ。
アイちゃんのヌレヌレの股間が目の前に現れたのだ。
パンツ越しにもわかる濡れ具合。少し顔を起こしたら、アイちゃんのあそこに顔がふれてしまう。
たまらず、顔をあげてアイちゃんのお股に顔をうずめてしまった。
アイ:「ん、、、、う、、、、」
体をビクビク反応させながら、ここまでは先程まで注意はしてこない。。。
大目に見てくれてるのかな?それとももっといいのかな?
興奮していた僕は勝手に後者だと思い込み、手でアイちゃんのお尻を鷲掴みにして、パンツの隙間から指を入れてしまった。
ぬるっくちゅっ
滅茶苦茶濡れていた。
アイ:「あああ、んあ、、、、」
と声を上げた瞬間、突然、アイちゃんは僕から降りて
アイ:「そういうことしないで下さいって言いましたよね!」
僕:「ごめんなさい、ごめんなさい。アイちゃんが可愛いものだから、、、つい。。。」
アイ:「わかりました。。。少し待ってて下さい。」
と言って部屋を出て行ってしまった。
そして、、、もどってこない。。。。何かとてつもなく嫌な予感がしたので僕はとりあえず服を着た。
そして誰かが入ってきた気配がした。
見ると、、、、、、体がごつい明らかにその筋の男(涙目)・・・・。あっちゃあ〜。
腕は太くて、体重も100kgは超えると思われる巨漢の登場だ。
目つきもこえぇ・・・
男:「おう!お兄ちゃん。あんた、最初に誓約書書かへんかったんか?」
男:「あんたのしたことは犯罪やで?今から警察行こか?」
僕:「いや、警察はちょっと。。。」
男:「は?なんだったらワレ、身分証みせんかい!」
僕:「あいにく身分証は宿においてきてて」
男:「あ?なめとんのか。じゃぁ、やっぱり警察いこか?」
僕:「・・・・・・・・」
男:「ええんやで。今から警察に電話するからの。ええんか。可哀想にアイ、ショックうけとるわ。」
男:「この落とし前、どうやってつける気じゃ、ぼけ!」
僕:「すいません。じゃぁ、警察に連絡して下さい。」
男:「あほか!警察に連絡してあの子の心の傷が癒えるんやったらとっくにしとるわ!」
僕:(なんだやっぱり連絡する気ないんだな。。。しかし、困ったな、落とし所はどこなんだろ??)
男:「ほな、念書書いてもらおうか。今日やったこと、洗いざらい書きや。そしてな慰謝料払うと書けや、ボケ!」
男:「あとな、お前の住所と電話番号。あと親の氏名、住所!」
僕:「いや、、、そんな、実は僕、すごい貧乏なんですよ。ほら、この靴下、穴空いてるでしょ。」
僕:「いや、本当に今日したことは悪いと思います。でも、僕からむしりとろうとしても何も取れないですよ」
僕:「なんだったら、こういうのはどうですか?今度、同僚とこの店来ます。常連になりそうな人連れてきます。それで勘弁してくれませんか?」
男:「・・・・あほか、それでアイの気持ちがおさまるんか!」
僕:「アイちゃんの気持ちの問題なんですね?」
男:「そうや!」
僕:「なら、アイちゃんに直接謝らせて下さい!」
男:「・・・・・・」
男:「アイ!!!ちょっとこっちこいや!このアホがお前に謝りたい言うとるで!!」
少ししてアイちゃんが顔を出した。怒りの表情、、、ではなく、何かに怯え悲しそうな顔をしていた。
僕:「すまない!アイちゃんがすごく気持ちがこもったマッサージしてくれて、、、そして、何よりアイちゃんがすごく可愛くて愛おしくなってしまって、つい暴走してしまった!ごめん!」
僕は土下座しながらそう言った。
男:「アイ、こいつはこんなん言うてるけどな、ワシはこいつ警察に突き出したほうがええんちゃうか思うとるねん。アイはどう思う?警察か?金か?、でも、こいつ金ないなんて舐めたこと抜かしとる上に、身分証ももっとらん。アイ!お前の好きにせい!最低でもどついたれ、このボケ!」
アイちゃんはしばらく黙って僕をじっと見ていて、ツカツカと近づいてきたと思った次の瞬間
どかっ!!
土下座していた僕の顔面を足で思い切り蹴り飛ばしたのだ。
僕はそのまま後ろに派手に転がった。
(僕はその時、何となく、アイちゃんは僕に蹴りを入れるだろうと正確に予想出来ていたので、後ろに派手に転がったのは蹴りを受け流すためだった。昔から、一時期いじめられた経験もあったせいか、柔道の受け身とか防御だけは得意だったので。。。)
まぁ、あと華奢な女の子だったので、そもそも大した威力はなかった。
あいちゃんはくるっと後ろを向いてそのまま部屋の奥に引っ込んでいった。
男:「アイ!それだけでいいんか!」
男:「・・・・・・・・どうやらアイは今回はこれで済ませてあげようってことらしいで。あんちゃん、よかったなあ」
男:「・・・・けどな、ワシは正直、今でも胸糞わるい。もう二度と姿表さんでくれるか。」
次の瞬間、僕は直感で「あ!くる!!」と思った。
何がって、男がこのまま何もしないはずはないと思っていたし、殺気が明らかにあったからだ。
(中高生の頃、喧嘩に明け暮れる不良どもが幼なじみに多かったので、人が本気の喧嘩モードの時の発する殺気を察知することには慣れていた。)
男は本当にその筋の人間だったのだろう。一見、何もせずその場を立ち去ろうと立ち上がる素振りを見せた瞬間に、男の巨体がくるっと僕に目掛けて回転し、明らかに後頭部を狙って、100kg以上はあると思われる巨体の体重を思い切りのせて僕にエルボーを食らわせにきたのだ。
なぜか、この時、男の動作の一つ一つが、実際は1秒にも満たないのに、ものすごくスローモーションに見えた。
そして、瞬時に「よけようと思えばよけれる。でも、よけてしまったら二弾、三弾の攻撃をされてそれこそ本当にボコボコにされる。これは受けなければ!!」と咄嗟に考えて、さっきのアイちゃんのケリを受け流したやり方を後頭部を狙うエルボーに対して、もっと本格的にやらねば!と瞬時に思った。
僕はエルボーが後頭部を直撃する瞬間、男の攻撃の動きに逆らわないように適度に力を抜き、ぶつかっても怪我をしなくて済みそうな素材の軽めの家具の方向に体が飛ばされるように意識して、歯だけは食いしばり、男のエルボーを受けた。(歯を食いしばらなければ、顎などに衝撃が伝わり意識が飛ぶ、とも思ったのだ)
どかん!!!ガラガラガラ・・・ガッシャーン!!!!
さすがに100kg超の巨漢のエルボーはどんなに力を受け流しても「目から火花」という表現がぴったりなほどの衝撃があった。そして、派手に飛ばされたため音も激しかった。(でも、この音が重要なのだ。音が出ると、人間、会心の一撃をくらわせたった、という錯覚に陥る。)
僕:「いててててて・・・・」
意識は飛ばなかったため、僕は思わず声を出して痛がってしまった。ただ、これは一瞬、失敗したと思った。
本当は意識が飛んだ演技もするべきだったのに反射で痛がってしまったのだ。
多分、男からしてみたら、派手な音をたてて激しく転がったことで、会心のエルボーが決まった、にも関わらず、相手は意識もうろうともなりもせずに普通に痛がってる。
男の顔をみたら、どこかキョトンとして腑に落ちない顔をしていた。
僕が男の立場だったら、胸ぐら掴んで起こしてダメージを確認してもう一撃食らわせているだろうな、とも思ったが、男は
男:「これに懲りたらとっととかえりや!」
男:「お客さん、おかえりやで!!」
そう受付の女(最初にドアに出た女)に言って、男も部屋の奥に引っ込んでいった。
受付の女:「大丈夫ですか?忘れ物はありませんか?」
僕:「大丈夫です。お騒がせしました」
そう言って部屋を立ち去る時、女の顔をみると、怯えた表情と心配そうな表情で僕を見送った。
多分、あの子たちは、やくざにどこぞから売られた女なんだろな・・・そう思った。
こういう店は客が何をしても、絶対に警察には突き出さない。表沙汰にされたら彼らのほうが困るからだ。
ただし、金は搾り取れるなら搾り取りたい、でも、実際は、ボッタクリだとか脅されたとか言って警察に駆け込まれるのも困るので、相手の弱み(連絡先や念書)をおさえられなければ無茶はできない。
しかし、こういう商売をしているのは組織の下っ端のチンピラだから、プライドだけは一人前。従って、客にコケにされたままでは気が収まらないので、きっちり相手に恐怖心を植え付けるなりの落とし前を付けたがる。下手に起こらせると、何をしでかすかわからないという点も注意が必要だ。
しかし、男のエルボーは少し効いた。3日ほど、後頭部がズキズキと痛かった。頭蓋骨に軽くヒビくらい入っていたかもしれない。でも、僕の方も後ろめたいことをしたので、病院には行けなかった。文字通り自業自得である。
まぁ、でも、今回のことを受けて改めて、幼い頃の経験というのは大事だなと思った。
これが不良やヤクザ(※)の喧嘩などを全く知らないで育っていたら、誤った判断をして大怪我じゃ済まなかったかもしれない。地べたはいつくばった姿勢でケリを受けたり、後頭部エルボーとか、、、経験がなければ、衝撃をどう受け流せばよいのかもわからなかっただろう。
あれは実は本当に危険で、例え女のケリでも、間違えればクビの骨が危ないし、最低でもムチ打ちになる可能性が高い。男の後頭部エルボーは、意識消失、頭蓋骨陥没、ヘタすればあの一撃で死んでもおかしくはない。痛みと恐怖を与えるだけなら、他にいくらでもやり方はあるからだ。あの時、男は間違いなく、僕に殺気を向けていた。金を巻き上げられなかったことや、念書をとれなかったことが余程男の気に触っていたのだろう。
「ちっ、こいつワシらの立場見透かして全く脅しに応じへん。気に食わん」
くらいのことは思っていただろう。
なので、実は僕は、男の感情を逆撫でるミスをしていたということにもなる。一撃でやめてくれたのは不幸中の幸いだった。2,3撃くらっていたらと思うとゾッとする。
少し怖かったが貴重な経験だった。
※子供の頃、住んでいた地域にはヤクザが多く、同級生に普通にヤクザの子供がいた。
おもむろに京都での回春エステを試してみたくなった。
宿でパソコンをネットにつなぎ、色々と調べて、目星をつけたお店に電話してみた。
「もしもしXXX(店舗名)です。」
ん?中国人の女の子?日本人エステのはずだが・・・・
思えば、この時にやめておけばよかった。HPでは日本人エステと言っているのに、
実際に電話に出たのは中国人の女の子。
でも、格安だったし、その割にはサービスも良かった。
更に口コミも悪くないので行ってみることにした。
ただし、数は少なく、穴場なのかもとか思ったりもしていた。
(後から思えば、口コミ評もお店の自作自演だった可能性が濃厚だった。)
まぁ、明朗会計と書いてあるし、ダメだったらこの値段だから勉強になったと思って諦めようと思って、まずは気楽に行ってみることにした。
アクセスの図に書かれているところに向かってみると、そこは普通のマンション。
インターホンを鳴らすとドアが開き、30歳位の女の子が出てきた。ちょっとけばい子で
「え?この子??失敗したかなあ?」
と思ったが、
「予約した方ですか?奥へどうぞ」
と部屋の奥に案内され、お茶を出されて
「女の子がもう少ししたら来ますので、もう少しお待ちください」
と言われて待たされた。
数分後、女の子がやってきた。
思わず息を飲んだ。20歳かそのくらいの若くて純粋そうな清楚系の女の子だった。
上はスケスケの白いレースのキャミソールにノーブラ、下は真っ白なショーツ、、、、
(思わず心の中でガッツポーズ)
お得感が半端なかった。ただ、女の子の表情が暗かったのが気になった。
受付の女の子は中国人だったが、その子は日本人だった。
名前はアイちゃん。
オイタなどはしませんという誓約書を書かされて、料金を支払い、マッサージが始まった。
(誓約書など、結構書かせる店は多いので気にはしていなかった)
アイ:「うつ伏せになってください。始めます」
それにしても表情が暗いな。無愛想なのが気になる。。もったいない、可愛いのに・・・。
しかし、マッサージが始まると、そんなことは全く気にならなくなった。
密着度が半端ないのである。
足を絡ませ、上半身も背中に密着して、当然、おっぱいの感触も思い切り伝わってきて・・・
うつ伏せでこれなら、仰向けは一体どういうことになるんだろう?と妄想せずにはいられなかった。
こんなうつ伏せのマッサージを続けているとき、ふとアイちゃんが密着しながら、時折、体をびくっびくっと痙攣気味にしていることに気がついた。耳を澄ますと、息遣いも荒い。。。
アイちゃん、感じちゃっています(笑)
思わず手を後ろにもっていって、アイちゃんをおんぶするような感じでアイちゃんのお尻を掴んで、揉みしだき、、、
そして、、、、指をそのままお尻の割れ目に滑り込ませてゆくと、、、
ぬるっ、くちゅっ
・・・・・めちゃくちゃ濡れている。。。。。
この時点で理性がふっとびかけました。そのまま、指をあそこに滑りこませようとした瞬間、アイちゃんが
アイ:「お客さん、困ります!そういうことはしないって誓約書に書きましたよね?」
僕:「あ、ごめんなさい。すいません、やめます」
アイ:「・・・・・仰向けになってください。」
仰向けになると、普通は足からのマッサージのはずだが、この店は違った。
最初から頭の方にアイちゃんは座ったのだ。アイちゃんの太ももの間に頭をおいてマッサージスタート。
普通はこの体勢はデコルテマッサージをするときになる体勢だ。
アイちゃんはそのままデコルテ、乳首、お腹、、、とオイルマッサージをして、そのまま足の方へ、、、
そう、69のような格好になって、足のマッサージ。
アイちゃんのヌレヌレの股間が目の前に現れたのだ。
パンツ越しにもわかる濡れ具合。少し顔を起こしたら、アイちゃんのあそこに顔がふれてしまう。
たまらず、顔をあげてアイちゃんのお股に顔をうずめてしまった。
アイ:「ん、、、、う、、、、」
体をビクビク反応させながら、ここまでは先程まで注意はしてこない。。。
大目に見てくれてるのかな?それとももっといいのかな?
興奮していた僕は勝手に後者だと思い込み、手でアイちゃんのお尻を鷲掴みにして、パンツの隙間から指を入れてしまった。
ぬるっくちゅっ
滅茶苦茶濡れていた。
アイ:「あああ、んあ、、、、」
と声を上げた瞬間、突然、アイちゃんは僕から降りて
アイ:「そういうことしないで下さいって言いましたよね!」
僕:「ごめんなさい、ごめんなさい。アイちゃんが可愛いものだから、、、つい。。。」
アイ:「わかりました。。。少し待ってて下さい。」
と言って部屋を出て行ってしまった。
そして、、、もどってこない。。。。何かとてつもなく嫌な予感がしたので僕はとりあえず服を着た。
そして誰かが入ってきた気配がした。
見ると、、、、、、体がごつい明らかにその筋の男(涙目)・・・・。あっちゃあ〜。
腕は太くて、体重も100kgは超えると思われる巨漢の登場だ。
目つきもこえぇ・・・
男:「おう!お兄ちゃん。あんた、最初に誓約書書かへんかったんか?」
男:「あんたのしたことは犯罪やで?今から警察行こか?」
僕:「いや、警察はちょっと。。。」
男:「は?なんだったらワレ、身分証みせんかい!」
僕:「あいにく身分証は宿においてきてて」
男:「あ?なめとんのか。じゃぁ、やっぱり警察いこか?」
僕:「・・・・・・・・」
男:「ええんやで。今から警察に電話するからの。ええんか。可哀想にアイ、ショックうけとるわ。」
男:「この落とし前、どうやってつける気じゃ、ぼけ!」
僕:「すいません。じゃぁ、警察に連絡して下さい。」
男:「あほか!警察に連絡してあの子の心の傷が癒えるんやったらとっくにしとるわ!」
僕:(なんだやっぱり連絡する気ないんだな。。。しかし、困ったな、落とし所はどこなんだろ??)
男:「ほな、念書書いてもらおうか。今日やったこと、洗いざらい書きや。そしてな慰謝料払うと書けや、ボケ!」
男:「あとな、お前の住所と電話番号。あと親の氏名、住所!」
僕:「いや、、、そんな、実は僕、すごい貧乏なんですよ。ほら、この靴下、穴空いてるでしょ。」
僕:「いや、本当に今日したことは悪いと思います。でも、僕からむしりとろうとしても何も取れないですよ」
僕:「なんだったら、こういうのはどうですか?今度、同僚とこの店来ます。常連になりそうな人連れてきます。それで勘弁してくれませんか?」
男:「・・・・あほか、それでアイの気持ちがおさまるんか!」
僕:「アイちゃんの気持ちの問題なんですね?」
男:「そうや!」
僕:「なら、アイちゃんに直接謝らせて下さい!」
男:「・・・・・・」
男:「アイ!!!ちょっとこっちこいや!このアホがお前に謝りたい言うとるで!!」
少ししてアイちゃんが顔を出した。怒りの表情、、、ではなく、何かに怯え悲しそうな顔をしていた。
僕:「すまない!アイちゃんがすごく気持ちがこもったマッサージしてくれて、、、そして、何よりアイちゃんがすごく可愛くて愛おしくなってしまって、つい暴走してしまった!ごめん!」
僕は土下座しながらそう言った。
男:「アイ、こいつはこんなん言うてるけどな、ワシはこいつ警察に突き出したほうがええんちゃうか思うとるねん。アイはどう思う?警察か?金か?、でも、こいつ金ないなんて舐めたこと抜かしとる上に、身分証ももっとらん。アイ!お前の好きにせい!最低でもどついたれ、このボケ!」
アイちゃんはしばらく黙って僕をじっと見ていて、ツカツカと近づいてきたと思った次の瞬間
どかっ!!
土下座していた僕の顔面を足で思い切り蹴り飛ばしたのだ。
僕はそのまま後ろに派手に転がった。
(僕はその時、何となく、アイちゃんは僕に蹴りを入れるだろうと正確に予想出来ていたので、後ろに派手に転がったのは蹴りを受け流すためだった。昔から、一時期いじめられた経験もあったせいか、柔道の受け身とか防御だけは得意だったので。。。)
まぁ、あと華奢な女の子だったので、そもそも大した威力はなかった。
あいちゃんはくるっと後ろを向いてそのまま部屋の奥に引っ込んでいった。
男:「アイ!それだけでいいんか!」
男:「・・・・・・・・どうやらアイは今回はこれで済ませてあげようってことらしいで。あんちゃん、よかったなあ」
男:「・・・・けどな、ワシは正直、今でも胸糞わるい。もう二度と姿表さんでくれるか。」
次の瞬間、僕は直感で「あ!くる!!」と思った。
何がって、男がこのまま何もしないはずはないと思っていたし、殺気が明らかにあったからだ。
(中高生の頃、喧嘩に明け暮れる不良どもが幼なじみに多かったので、人が本気の喧嘩モードの時の発する殺気を察知することには慣れていた。)
男は本当にその筋の人間だったのだろう。一見、何もせずその場を立ち去ろうと立ち上がる素振りを見せた瞬間に、男の巨体がくるっと僕に目掛けて回転し、明らかに後頭部を狙って、100kg以上はあると思われる巨体の体重を思い切りのせて僕にエルボーを食らわせにきたのだ。
なぜか、この時、男の動作の一つ一つが、実際は1秒にも満たないのに、ものすごくスローモーションに見えた。
そして、瞬時に「よけようと思えばよけれる。でも、よけてしまったら二弾、三弾の攻撃をされてそれこそ本当にボコボコにされる。これは受けなければ!!」と咄嗟に考えて、さっきのアイちゃんのケリを受け流したやり方を後頭部を狙うエルボーに対して、もっと本格的にやらねば!と瞬時に思った。
僕はエルボーが後頭部を直撃する瞬間、男の攻撃の動きに逆らわないように適度に力を抜き、ぶつかっても怪我をしなくて済みそうな素材の軽めの家具の方向に体が飛ばされるように意識して、歯だけは食いしばり、男のエルボーを受けた。(歯を食いしばらなければ、顎などに衝撃が伝わり意識が飛ぶ、とも思ったのだ)
どかん!!!ガラガラガラ・・・ガッシャーン!!!!
さすがに100kg超の巨漢のエルボーはどんなに力を受け流しても「目から火花」という表現がぴったりなほどの衝撃があった。そして、派手に飛ばされたため音も激しかった。(でも、この音が重要なのだ。音が出ると、人間、会心の一撃をくらわせたった、という錯覚に陥る。)
僕:「いててててて・・・・」
意識は飛ばなかったため、僕は思わず声を出して痛がってしまった。ただ、これは一瞬、失敗したと思った。
本当は意識が飛んだ演技もするべきだったのに反射で痛がってしまったのだ。
多分、男からしてみたら、派手な音をたてて激しく転がったことで、会心のエルボーが決まった、にも関わらず、相手は意識もうろうともなりもせずに普通に痛がってる。
男の顔をみたら、どこかキョトンとして腑に落ちない顔をしていた。
僕が男の立場だったら、胸ぐら掴んで起こしてダメージを確認してもう一撃食らわせているだろうな、とも思ったが、男は
男:「これに懲りたらとっととかえりや!」
男:「お客さん、おかえりやで!!」
そう受付の女(最初にドアに出た女)に言って、男も部屋の奥に引っ込んでいった。
受付の女:「大丈夫ですか?忘れ物はありませんか?」
僕:「大丈夫です。お騒がせしました」
そう言って部屋を立ち去る時、女の顔をみると、怯えた表情と心配そうな表情で僕を見送った。
多分、あの子たちは、やくざにどこぞから売られた女なんだろな・・・そう思った。
こういう店は客が何をしても、絶対に警察には突き出さない。表沙汰にされたら彼らのほうが困るからだ。
ただし、金は搾り取れるなら搾り取りたい、でも、実際は、ボッタクリだとか脅されたとか言って警察に駆け込まれるのも困るので、相手の弱み(連絡先や念書)をおさえられなければ無茶はできない。
しかし、こういう商売をしているのは組織の下っ端のチンピラだから、プライドだけは一人前。従って、客にコケにされたままでは気が収まらないので、きっちり相手に恐怖心を植え付けるなりの落とし前を付けたがる。下手に起こらせると、何をしでかすかわからないという点も注意が必要だ。
しかし、男のエルボーは少し効いた。3日ほど、後頭部がズキズキと痛かった。頭蓋骨に軽くヒビくらい入っていたかもしれない。でも、僕の方も後ろめたいことをしたので、病院には行けなかった。文字通り自業自得である。
まぁ、でも、今回のことを受けて改めて、幼い頃の経験というのは大事だなと思った。
これが不良やヤクザ(※)の喧嘩などを全く知らないで育っていたら、誤った判断をして大怪我じゃ済まなかったかもしれない。地べたはいつくばった姿勢でケリを受けたり、後頭部エルボーとか、、、経験がなければ、衝撃をどう受け流せばよいのかもわからなかっただろう。
あれは実は本当に危険で、例え女のケリでも、間違えればクビの骨が危ないし、最低でもムチ打ちになる可能性が高い。男の後頭部エルボーは、意識消失、頭蓋骨陥没、ヘタすればあの一撃で死んでもおかしくはない。痛みと恐怖を与えるだけなら、他にいくらでもやり方はあるからだ。あの時、男は間違いなく、僕に殺気を向けていた。金を巻き上げられなかったことや、念書をとれなかったことが余程男の気に触っていたのだろう。
「ちっ、こいつワシらの立場見透かして全く脅しに応じへん。気に食わん」
くらいのことは思っていただろう。
なので、実は僕は、男の感情を逆撫でるミスをしていたということにもなる。一撃でやめてくれたのは不幸中の幸いだった。2,3撃くらっていたらと思うとゾッとする。
少し怖かったが貴重な経験だった。
※子供の頃、住んでいた地域にはヤクザが多く、同級生に普通にヤクザの子供がいた。