『おんな城主 直虎』第18話「あるいは裏切りという名の鶴」ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『メッセージ』

2017年06月06日

ウディ・アレン監督『カフェ・ソサエティ』

1年1作のペースを守って製作を続けるウディ・アレン監督の最新公開作。主演は、『ローマでアモーレ』に続く出演となったジェシー・アイゼンバーグ。相手役の女優はクリステン・スチュワートと『ゴシップガール』のブレイク・ライヴリー。

1930年代のアメリカの社交界(カフェ・ソサエティ)を舞台にしたラブコメで、アレン版『華麗なるギャツビー』というか、アレン版『ラ・ラ・ランド』というか。レトロで豪華な画面も、脚本も演技もアレン節で安心して楽しめたが、かなり既視感も感じてしまった。ニューヨークの下町からハリウッドに出てきたばかりのジェシー青年がコールガールを呼んではみたが、いろいろと気まずいことになる一幕は、いかにもアレン作品らしかったが、いかにも蛇足。

ジェシー・アイゼンバーグは、顎の細いオタクっぽい雰囲気といい、小柄で猫背なところといい、ちょっと調子に乗っているときの「ふふん」と眉毛を上げる表情といい、なんだか二宮和也っぽい。そんな彼が、やがてナイトクラブの支配人として成功して大物になっていくのだが、心の中はかつてのおどおどした若者のままで、昔の恋人のことが忘れられない。…大筋はほろ苦いラブストーリーながら、それは戯画化されたシュールなユダヤ人一家の群像劇の中に埋め込まれていて、「しょせん人生は喜劇」とばかりに引いた視点で語られる。軽いタッチの “Zing! Went the Strings of My Heart” の演奏に乗って。

Amazon が出資して製作中のアレン監督の次回作で、主演を務めるのはケイト・ウィンスレット。なんだかんだ言って楽しみです。

「カフェ・ソサエティ」オリジナル・サウンドトラック
オリジナル・サウンドトラック
SMJ
2017-04-26


mnumasaki at 10:00│Comments(0)TrackBack(0) 映画 

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『おんな城主 直虎』第18話「あるいは裏切りという名の鶴」ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『メッセージ』