March 2008
March 29, 2008
free paper [canon#64](08.3月号) /対談:YOU KOBAYASHI × K404
前回やけのはらに続く対談シリーズ第二回目、今回のご指名はK404(TRAKSBOYS)。齢三十、ヒップホップからダンスミュージックやクラブに目醒め、同じ大学を中退、酒好き、ご近所と、共通点の何かと多く、実は気づかずもどこかで人生が交わっていた事はあったかもしれない二人ですが、彼らが初めて知り合ったのは、SWCのコンピレーションアルバム収録の楽曲制作の現場でした。さて、今回は原宿→三宿とはしご酒、雑談まじりな二人のより素の姿がうかがえる対談となりました。
同い年の二人…HIP HOP少年だった高校時代
K404(以下K):ユウ(コバヤシ)君地元ってどこだっけ?桐生だっけ?
YOU KOBAYASHI(以下Y):俺(群馬県)館林。
K:館林だとさ、夜遊びどころってなくない?東京に出向いたりしたの?
Y:あ、かろうじてクラブとかDJ BARとかはあったんだよね。
K:へぇ〜。なんかさ、俺らの年代ってパーティ(発音は語尾が上がる。)ってやってるやつっていなかった?
Y:いたいた、超いたよ。
K:ね。俺ら埼玉だからさ、池袋とかなんだよね。
Y:埼玉県人が一番行き易い所だよね(笑)。ケンヤ君(K404)は池袋でパーティやってたの?
K:パーティはやってないけど、池袋でDJやってた。若い頃は積極的でさ、自ら出向いて、デモテープ渡して仲良くなったりして、DJやってた。もう無いんだけど、池袋のCHOICEって店で。当時DABOとかK-BOMBとかさ、わりと近い世代がやってたりしてて。
Y:へぇ〜。じゃあ割とヒップホップの活動はバリバリやってたんだ。ラッパーとかやった事ないの(笑)?
K:無い(笑)。やってみたいとは思った事は何度もあるけど、一回もリリックを書こうと思った事はない。日本語ラップにあまり興味なかったしねぇ。スチャダラパーとマイクロフォン・ペイジャーは好きだったんだけど、それ以外あんまり知らなくて。俺らが19くらいの時かな、「さんぴんCAMP」とかあって日本語ラップがすげぇきたじゃん。その時くらいからやっと色々知ったの。
Y:そうなんだぁ。じゃあ誰が好きだったの?
K:D.I.T.C.!
Y:あぁ〜、渋いね!高校生でD.I.T.C.ってあんまりいないよね(笑)
K:だからあんまり、NAUGHTY BY NATUREとか、全然フックできなかったのね。あとさ、ギャングスタ系とかも結構流行ってたじゃない。ICE-TとかSNOOP (DOGG)とか。SNOOPとか嫌いだったしね。
Y:俺もあっち側はあんまり聞いてなかったなぁ。
K:でしょ。でも、今はSNOOPとか大好きなの。BONE THUGS-N-HARMONYって知ってる?
Y:知らないなぁ、サグなんだ(笑)?
K:コーラスグループなんだけど、BONE THUGS-Nっていうくらいだから、超ワルいんだけど、ガキながらに「きもちわる〜」って思ってたんだけど、今聞き直してみると「かっこいいじゃん!」と思ってさ。ギャングスタ系の意味を全然理解してなかったんだよね。当時のヒップホップって、西海岸、東海岸で音分かれてたでしょ。西はP-FUNKネタでメロディアスだったりして理解全然出来なくて、逆に東のKRS-ONEとかBOOT CAMPとか大好きだった。
Y:あ〜、俺も好きだったなぁ。(A) TRIBE (CALLED QUEST)とかは?
K:TRIBE好きだったよ、NASも好きだったし。あとBEASTIE BOYSも好きだった。スケートのビデオに入っていたCASUALやSOULS OF MISCHIEFにかなりやられた。
渋谷が嫌いなの?!20歳位の話
Y:最近渋谷ってどう?いく用事ある?
K:ないね〜。
Y:レコ屋が無くなってレコード買わなくなってコンスタントに行く場所じゃなくなったよね。
K:うん。レコードは買いに行ってたけど、俺、もともと渋谷って街に魅力無かったんだよね。
Y:えっ!?だってさ、もともとB-BOYじゃない。なのに渋谷好きじゃなかったの?
K:超〜好きだったよ。高校生の時とか学校早退してまで行ってたから。
Y:じゃあ渋谷好きじゃないっていうのはB-BOYを引退してからの事?
K:あのねぇ…「しょく」にうるさくなってからだね!
Y:(笑)なになになに?
K:「食」にうるさくなってオヤジ化してからだね。良い飲み屋があんまり無いんだよねぇ…。
Y:あ〜そういうことか!それは分かる。
K:俺居酒屋好きだからさ。渋谷はサービスが悪かったり、土地代に任せて安売りしてたり、ギャル男向けっぽい店が多くて。
Y:狭い店は大体混んでて入れないから結局チェーン店行くかってなっちゃうよね。和民とか。
K:あ、でも渋谷の和民って、俺20歳くらいの時さ、週3回位行ってたよ。その一緒に行ってた人ってのが当時35歳くらいの人で、その人と毎晩の様に和民のボトル入れて飲んで、金・土はケイヴとハーレム。当時ケイヴがDJ ヤスとかの「タイト」がやってて、それ毎週絶対行ってた。呑んだくれて(笑)。
Y:あ〜なるほどね。ダディーズ・ハウス(@HARLEM)とか行ってた?
K:行ってなかった。なんか横着して、その人のゲストで入れるのしか行ってなくてさ。えらそうに(笑)。ダディーズ・ハウスってすごいよね、マスターキーのやつだよね。
Y:そうそうそう、ケンセイさんとマスターキーだったんだよね。
K:あれ、超盛り上がってたでしょ。
Y:めちゃくちゃ盛り上がってたよ。毎週5~600人集まってたから。すごい時代だよねぇ。
K:すごいよねぇ。で俺の’90はというと、曲がった人生の始まりなんだけど、おじさんと若い子が遊んでて、そっからもうウザいやつなんだよね(笑)。
青学の懐かし話…
Y:でもさ、実は俺とケンヤ君って大学一緒じゃない。大学に友達っていなかったの?一緒にレコード買いに行ったり。
K:あーそういうのはいない。元々知ってた知り合いがいたくらい。大学の話は本っ当に何もないよ。
Y:え(笑)サークルとかも入ってない?
K:(頷く)
Y:入ってないか〜。授業は出てた?
K:出てなかったねぇ…
Y:ケンヤ君は卒業したんだよね?
K:いや、やめた。…え、ユウ君も?
Y:俺2年でやめたよ。
K:はははっ、俺なんて4年行って5年目でやめたよ。
Y:それはヤバい、そこまで行ったら卒業しようよ(笑)
K:すごいよね、意味分かんないもん。え、何でやめたの?
Y:俺も友達少なかったし、恥ずかしい話、俺DJやっていこうって思ってたから。大学で授業ちんたら出て、テスト前にみんなでコピー機の前に群がってっていう図式が気持ち悪くて、俺はもう用はないと思ってやめたんだよね。
K:あぁ〜ユウ君もそこで道を外れたんだね。
Y:外れた外れた。でもケンヤ君が学校来てないって聞いて、ちょっと良かった。俺、大学のときマンハッタンとかの袋持ってきてる奴とかすごいチェックしてたから(笑)。でも青学ってDJ多いよね!
K:ね。入る前から知ってたのが、スチャダラのシンコさんとか。で、色々やってくうちにいっぱいいるんだよねぇ。チダさんとか…
Y:うん、ヤマダ(ザジャイアント)君もらしいよ。あとケントさんもでしょ。
K:そうだね。あそこは環境いいからか、気づいたらDJ多いよね。
ヒップホップが変わった「その頃」と、WRECKIN’ CREWとTRAKS BOYS
Y:いつからヒップホップじゃないものをかけるようになった?やっぱレッキン(クルー)やる様になってから?
K:そうだねぇ、レッキンは俺の中で、ヒップホップの後期なんだよね。徐々にヒップホップのサウンドが変わってきた時代だったじゃない。それでインストが好きになって、ブレイクビーツとかに流れたんだよね。
Y:「その頃」って言って俺らには分かるけど、読んでる若い子とかには分からないかもな〜。ヒップホップが変わった境目の時期があったよね。ちょうどノリエガとかが売れてきた頃からだよね?あの頃から狂ってったよね。
K:そうそう、俺らが大学時代。あの辺はもう買ってなかったね。
Y:所謂チキチキ系になって。俺ショックだったのが、クラブでデスティニーズ・チャイルドがかかってB-BOY達が盛り上がってたんだけど俺ついて行けなくてそれでやめた。
K:そうだね。あ、R&Bとかって買ってた?
Y:買ってた買ってた〜。
K:R&Bってさ、ハウスミックスとか入ってたりするじゃん。そういうのをずっとシカトしてたんだけど、ある時聴いてみたら「あ、結構いいじゃん!」みたいな。
Y:メアリー・Jとかジャネットとか。
K:そうそう。その時はでもまだ直接四つ打に傾倒はしなかったんだけど、そういうのから考える幅が広がったというか。でもやっぱりインストがいいなって思ったのが大きかった。
Y:それって誰か人がやってるのを見て、「あ、こういう感じいいな」って思ったりしたの?
K:俺ね、そもそもヒップホップの何が好きだったかって、トラックが好きだったの。だから日本語ラップにそんなに興味持たなかったのかも。だから誰かにめちゃめちゃ衝撃受けたっていうより、当時DJクラッシュとかかっこよかったし、ニンジャ・チューンとかモ・ワックスとか好きだったし、ドラムンベース、トランスやったりもしたよ。
Y:客って踊ってた?
K:自分達が盛り上がってた。20歳くらいの時は全く客の事とか考えてなかったねぇ。逆に「何で分かんないの?激ヤバじゃん!」くらいだった。
Y:あ〜、わかる。ヒップホップやってた奴が陥りがちな。
K:今考えると超ウザいやつだよねぇ。ユウ君もそういうのあった?
Y:いやいっぱいあるよ!俺のウザかったエピソード語らせたら今日終わんないよ(笑)。
K:まじで(笑)。ほんとウザ過ぎて過去がはずかしいもん。
Y:だれでもDJ出来るようになってたからね。そこまで人前に出て、DJするのに何にも備えてない若者がやっちゃったら、そりゃウザイよね。
K:そうなんだよね。俺らくらいの年代からはそれが結構できちゃったんだよね。だから、でも俺ギャップも感じてたかも知んない。俺は年上の人達とやったりもしてたから、俺らより前の世代ってなかなか簡単にはクラブで出来なかった訳じゃない。そういう人達に尊敬はありつつ、でも友達と呑んだくれてやるのも楽しかったんだよねぇ。その後にクリスタルとあったのか。
Y:あぁ、レッキンで知り合ったんだよね?クリスタルって最初会った時どうだった?
K:どうだったかな〜。
Y:今みたいな感じで多くを語らずみたいな?
K:そうだねぇ、基本は変わってないと思うよ。
Y:昔はめちゃめちゃペラペラしゃべってたとかないの?「今日はじけようぜー!オールっしょ、やっぱ!」みたいなのないの?
K:ないない(笑)。結構オールはしてるよ(笑)。一番始めはね、覚えてるのが(クリスタルは)EMPIRE22(シンゴ02)のキャップをかぶってたの。意外でしょ? ブルーハーブとか好きだったし。
Y:へぇ〜超意外!でもだから仲良くなれたんだねぇ。
名前にまつわるエピソード
Y:ケンヤ君いつからK404って名前なの?
K:レッキンやる前からなんだよね。
Y:由来は?
K:あれ、知らない?「404 File Not Found」ってネットでファイルが見つかりませんっていうエラーの数値なんだけど、そこから取ってるんだよね。
Y:Kは?
K:ケンヤのK。
Y:ヒップホップやってた頃からでしょ?ヒップホップのDJってわりと下の名前でKENYAとかKEN-YAとかありがちじゃない。そういうのはなかったの(笑)?
K:うん、普通にかっこいいかなって思ったのと、スタンス的に俺あんま目立とうとか思ってなくて「File Not Found」って隠れてる感じが自分っぽいかと思ったんだよね。
Y:ケンヤ君はさ、何かそういうユルさがあっていいよね(笑)。今だから言うけど俺「RAW LIFE(2006)」の時思ったんだよねぇ。確か俺の前とかだったじゃない。俺は正直すごく気合い入ってたのね。だけど見たらケンヤ君すげぇヘラヘラDJやってたのね(笑)。「いつも通りじゃん!」って思ったの。変な話カメラとか向けると、ダブルピース位の勢いだったのね、DJ中にだよ!逆に俺それでリラックスさせてもらったんだけど。そういう人だよねぇ。
K:いつからか、気負いはしなくなったかも。段々鍛えられてきた。
Y:404って数字が好きだからって、引っ越す時「404号室じゃないと嫌なんです!」みたいなそういうのはなかったの?車のナンバー的な?遊びに行く時いっつも間違えそうになっちゃう(笑)
K:(笑)うち303号室だもんね。なんなら名前変えてもいいよ!新しい名前、もう考えてあるの。
Y:(笑)それなに?発表してくれんの?
K:インダストリアル・バリ・コアラ!
Y:(笑)バリ?
K:バリ、バリ。国のバリ。
Y:あぁ、行ったんだよね。何でインダストリアルなの?
K:インダストリアルは、スケート先輩にインダストリアルっぽいといわれて。
Y:まぁDKサウンドとかねぇ。
K:なんかこう、田舎より都会の方が好きなの。でも、バリって超田舎で意外にリゾートも好きだったっていうギャップ?で、コアラは小荒田だから(笑)。
Y:じゃあインダストリアル・バリまででよくね?(笑)最後に名字アピんなくてもねぇ。
K:じゃなんでコアラかというと、バリは南半球だから。コアラはオーストラリアじゃん。…超こじつけ(笑)!
Y:(笑)俺は引き続きK404でいった方が絶対いいと思うな〜正直。
K:(笑)たまにやるから。インダストリアル・バリ・コアラ名義!
Y:長くない?(笑)なんて訳せばいいの?
K:バリコア!
Y:でも結構いろんな人にさぁ、「K404」って本当はなんて読むのって聞かれるんだけど、「いや、ケイ・ヨンマルヨンでしょ」って答えるんだけど。
K:あ、すっげぇ言われる!言われる前に止まってる場合もあるし。
Y:それで「えっ、数字は英語読みしなくていいの?フォーハンドレッド…」っていわれたり(笑)。
K:ケイ・ヨンマルヨンってさ、外人に言えないじゃん。
Y:あぁ、言えないねぇ。「ヨンマァルゥゥヨン」みたいに教えないとねぇ。
K:めんどうくさいじゃん、なんかねぇ。
Y:あぁ〜でも逆にいいんじゃない?かっこよくない?
K:まぁね、なんでもいいかな?あり?
Y:ありだと思う!
K:あ、そう。
Y:じゃあさ、例えば自分の知らない子とかに声かけられる時、なんて呼ばれる?
K:ケイさん!(笑)
Y:ケイさん?!あぁそうなんだ!(笑)ケンヤ君って知ってる人はみんなそう呼ぶけどねぇ〜。
K:知ってる人はね!ケイさんって、初め自分の事言われてると思わなかったよ。
Y:俺だったらユウさんとかユーコバさんって声かけてくれんの。だけどケンヤ君はなんて言われるんだろって思ったんだけど、(笑)ケイさんって呼ばれてたんだぁ。
K:こないだウケたのがさぁ、「あ、クリスタルさん!」って言われたんだよね(笑)!ヤバいっしょ?
Y:間違えてるじゃん(笑)!
K:「あぁ〜、クリスタル、知り合いですけど?」って(笑)。結構ビビった。
Y:多分ずっと逆だと思ってたのかなぁ(笑)。
夢と理想と現実の話…
Y:ケンヤ君ってコンピューター関係の仕事してるでしょ。トラックス・ボーイズのK404の給料明細ってズバリいくらなの?俺これからも対談シリーズやってくにあたって、そういう事も突っ込んでいこうかと思ったの。
K:いや俺は、家賃や生活がヤバいって事はないけど、夢を与えるような額はもらってないからね…年収2000万くらいだったら全然言うよ。俺は普通だよ、普通。
Y:そっかぁ…。そう、夢だよね〜、夢!俺が二十歳くらいのとき、DJというものに憧れて、夢を持って大学やめて、頑張って行こうって思ったのね。だけど今ってあんまり夢無くない?
K:それはさぁ…やっぱりさぁ、誰でもDJをできる環境ができたからじゃない?DJ、パフォーマンスする人達がさ、プロじゃない人が増えたって事じゃないかなぁ。
Y:ようは、それで飯を食ってないっていう…
K:そうそうそう、プロの人達しかやってなかったんだよね。もちろんそれに憧れて行く訳だったんだけど。でも今って身内のパーティで盛り上がる環境がいくらでもあるじゃん。言ったら自分達もそういう環境作っちゃってるよね。DKサウンドのマイナス要素といえば、要はDIYって言って勝手にやってるものなんだよ。そういうものを求めてやってた訳だからそれはそれで全然いいんだけど、一般的にもそういう傾向が強くてどんどんアンダーグラウンドになってるよね。
Y:身内、身内で固まりがちだよねぇ。そういう結束も大事だとは思うけど…
K:だから住み分けはしていきたいよね。普段俺らのDJ聞きに来ない人たちの前でもやってみたいし、身になるものだったら毛嫌いせずに出ていきたい。例えばだけど、オースでやるのって、すっごい楽しいの。だけどそればっかになっちゃあやっぱり駄目だよね。
Y:それは思う!俺がいうのもなんだけど、あれだけで満足してたらDJとしても遊ぶ方としても終わってるよね。クラブとかDJってやっぱり夢のあるものであって欲しい。クリスタルが前に「良いパーティの定義」としていってたのが「敷居が低くて間口が広い」っていうのだけど、そういうのが増えるともっといいよね。
K:そうだねぇ。でも広く見るとさ、俺らのやってる事ってほんの一部で、一般にはアゲハとか盛り上がってるところもちゃんとあるんだよね。だから一概には言えないけど、小さいところで身内のパーティやってても、一見さんはやっぱり入りにくいし、新しいお客さんが増える事もなかなかないよね。
Y:うん。でも実は、クラブで入りづらいってのは昔からあった事だし、それを乗り越えるから良い事ってあるわけじゃん?
K:あるねぇ。そこが一番かっこ良かったよね!
Y:そう、ヒップホップのパーティってさ、ヒップホップ知らない奴が来たら「勉強してこい」って冷たい目みたいなのがあって、みんなそれで成長できたし、そういう所もなくしたくないんだよね。
K:あった、あった。そうだよね〜。だから人前にでるのにストイックを突き詰めすぎてもパーティなんだしとも思うし、かといって何でもありなのはダサいし、難しいところだよね。
Y:難しいよねぇ〜。
K:でも夢があるものであって欲しいっていうのは俺も賛成だね。
Y:ねぇ〜。かといって今自分がやってる事を広げたいって、仕掛ける事ばかりに気を捕われるのも違ってくるじゃん。
K:もちろんそうだよ。
Y:ね、地道な努力も必要だよね。
K:うん、地道も大事だよ。両方バランス良くだねぇ。
対談終盤…ほどよく酔ってきましたぁ
Y:またトラックス・ボーイズの話になっちゃうけど、トラックス・ボーイズってこういうアンダーグラウンドなシーンでどっちかっていうとインテリっぽいイメージじゃない?
K:そう?別に意識してないけどねぇ。
Y:まぁねらってやるものでもないけど、世間的な位置づけとして、例えばこの地域の誰はこんな感じとか…
K:あぁ、CMTだったらああいう感じとか?
Y:そうそう、トラックス・ボーイズはヒップホップでいうと割とジュラシック5みたいなそういう位置じゃない?やってる事は分かってらっしゃる、ドープでリアルなんだけど、なんか育ち良さそう、っていう。
K:悪そうじゃない(笑)?
Y:悪そうではない(笑)!でも逆に「そうじゃないんだよ!」っていう話とかないの?世間的なインテリっぽいイメージに対して。
K:う〜ん、あんまり気にして生きてないからなぁ。
Y:じゃあ何か「こういうのは嫌い!」とか「許せない!」的な話とかは?
K:そういう話したら、すげーデカイ話になっちゃうんだよなぁ、「あの国が!」とか(笑)。政治的な話してもねぇ、ユウ君は何かある?
Y:多分ケンヤ君も経験あると思うけどさ、俺ねぇ、ミクシーでパーティ告知の日記を書くじゃない?それに対してコメントで「行けません」って書いてくる奴嫌いなの。
K:ははは、いるいる!
Y:しかも一件目のコメントとかだよ!?「その日は行けません、、、うう(涙)」みたいな(笑)。別に出欠とりたい訳じゃないし、ただ告知だからコメント欲しくて書いてる訳じゃないのにさぁ、「行けません」ってコメントが3件とかあったら、なんかこのパーティだめなんかなぁみたいなイメージになっちゃうじゃん!?例えば「その日は僕は○○でDJだから、お互い良い夜にしようぜ」的な内容ならいいんだけど、ふつーに「行けません」とかさぁ。。「楽しんでね」とか、別に言われなくても楽しむよぉ!みたいに思うんだよなぁ。
K:はははは(爆笑)それ面白い!わかるわかる!
Y:でしょ!?すげー思ってたから。そういうの何かないの?
K:そういうのは普段考えてないからなぁ…あ、俺最近、呑むと大概ウザいやつになりすぎて、家に帰ってきてから「今日の俺ちょっとウザかったな…」って反省するんだよね〜。
Y:そうなの?!
K:今日とかも帰って反省するかも。「俺けっこうウザい事いっぱい言っちゃったな」って。…ごめんね、なんか俺、「今日受け身でいくから」って対談の最初では言ってたのにさ、さっきから俺ばっか話してない?大丈夫?
Y:全然全然!(笑)むしろそれを狙ってるそういうコーナーだし。ケンヤ君呑んでウザいとかも全然ないない!そんな俺の前で語る台詞じゃないよ(笑)。俺クラブで呑んでたら、多分俺よりウザい奴、いないんじゃないかなって思うよ!
K:はははっ、ユウ君は確かにレベル高いよ〜(笑)!
Y:あんま見た事ないもん、自分より勝ってるな〜みたいな。(笑)このバースペースで俺よりひどい飲み方してるって奴はなかなか見ない!って、結構最近自覚してきた。飲み始めると終わんないしね〜。素の時考えると、24時間やってる飲み屋とかほんと迷惑!終わりがないもん。寿司ざんまい(渋谷の24時間営業の寿司屋)行って100万とか持ってたら、余裕で3日くらい帰んないでしょ(笑)。ケンヤ君は飲んでもさくっと切り上げられるのがエラいよね!
K:(笑)自分が調子悪くなったら帰っちゃうからね〜。勝手なだけ!
Y:でもクリスタルとかも割とすっと帰るときは帰るよね?
K:クリスタルはあんまり飲まないからね。でもそういう飲んでる場は好きだよね。
Y:誘えば出てくるしね。でもさ、今までクリスタルに呑んでからまれた人って、いないでしょ〜。
K:はははっ(笑)それ見た人奇跡だよ、奇跡!一瞬にしてその噂全員に回るよね。
Y:回るよ〜、遭ってみたい。でも家帰るとほんと「お酒はほどほどに」って言葉を身にしみて感じるよねぇ…(しみじみ)
K:でもさ、この対談って、楽しいよね!毎週とかやっても全然いいよねぇ。
(いえ、困ります、笑!:編集部)
というわけでいずれまたこの2人の対談が催されるかもしれません?!乞うご期待?!
同い年の二人…HIP HOP少年だった高校時代
K404(以下K):ユウ(コバヤシ)君地元ってどこだっけ?桐生だっけ?
YOU KOBAYASHI(以下Y):俺(群馬県)館林。
K:館林だとさ、夜遊びどころってなくない?東京に出向いたりしたの?
Y:あ、かろうじてクラブとかDJ BARとかはあったんだよね。
K:へぇ〜。なんかさ、俺らの年代ってパーティ(発音は語尾が上がる。)ってやってるやつっていなかった?
Y:いたいた、超いたよ。
K:ね。俺ら埼玉だからさ、池袋とかなんだよね。
Y:埼玉県人が一番行き易い所だよね(笑)。ケンヤ君(K404)は池袋でパーティやってたの?
K:パーティはやってないけど、池袋でDJやってた。若い頃は積極的でさ、自ら出向いて、デモテープ渡して仲良くなったりして、DJやってた。もう無いんだけど、池袋のCHOICEって店で。当時DABOとかK-BOMBとかさ、わりと近い世代がやってたりしてて。
Y:へぇ〜。じゃあ割とヒップホップの活動はバリバリやってたんだ。ラッパーとかやった事ないの(笑)?
K:無い(笑)。やってみたいとは思った事は何度もあるけど、一回もリリックを書こうと思った事はない。日本語ラップにあまり興味なかったしねぇ。スチャダラパーとマイクロフォン・ペイジャーは好きだったんだけど、それ以外あんまり知らなくて。俺らが19くらいの時かな、「さんぴんCAMP」とかあって日本語ラップがすげぇきたじゃん。その時くらいからやっと色々知ったの。
Y:そうなんだぁ。じゃあ誰が好きだったの?
K:D.I.T.C.!
Y:あぁ〜、渋いね!高校生でD.I.T.C.ってあんまりいないよね(笑)
K:だからあんまり、NAUGHTY BY NATUREとか、全然フックできなかったのね。あとさ、ギャングスタ系とかも結構流行ってたじゃない。ICE-TとかSNOOP (DOGG)とか。SNOOPとか嫌いだったしね。
Y:俺もあっち側はあんまり聞いてなかったなぁ。
K:でしょ。でも、今はSNOOPとか大好きなの。BONE THUGS-N-HARMONYって知ってる?
Y:知らないなぁ、サグなんだ(笑)?
K:コーラスグループなんだけど、BONE THUGS-Nっていうくらいだから、超ワルいんだけど、ガキながらに「きもちわる〜」って思ってたんだけど、今聞き直してみると「かっこいいじゃん!」と思ってさ。ギャングスタ系の意味を全然理解してなかったんだよね。当時のヒップホップって、西海岸、東海岸で音分かれてたでしょ。西はP-FUNKネタでメロディアスだったりして理解全然出来なくて、逆に東のKRS-ONEとかBOOT CAMPとか大好きだった。
Y:あ〜、俺も好きだったなぁ。(A) TRIBE (CALLED QUEST)とかは?
K:TRIBE好きだったよ、NASも好きだったし。あとBEASTIE BOYSも好きだった。スケートのビデオに入っていたCASUALやSOULS OF MISCHIEFにかなりやられた。
渋谷が嫌いなの?!20歳位の話
Y:最近渋谷ってどう?いく用事ある?
K:ないね〜。
Y:レコ屋が無くなってレコード買わなくなってコンスタントに行く場所じゃなくなったよね。
K:うん。レコードは買いに行ってたけど、俺、もともと渋谷って街に魅力無かったんだよね。
Y:えっ!?だってさ、もともとB-BOYじゃない。なのに渋谷好きじゃなかったの?
K:超〜好きだったよ。高校生の時とか学校早退してまで行ってたから。
Y:じゃあ渋谷好きじゃないっていうのはB-BOYを引退してからの事?
K:あのねぇ…「しょく」にうるさくなってからだね!
Y:(笑)なになになに?
K:「食」にうるさくなってオヤジ化してからだね。良い飲み屋があんまり無いんだよねぇ…。
Y:あ〜そういうことか!それは分かる。
K:俺居酒屋好きだからさ。渋谷はサービスが悪かったり、土地代に任せて安売りしてたり、ギャル男向けっぽい店が多くて。
Y:狭い店は大体混んでて入れないから結局チェーン店行くかってなっちゃうよね。和民とか。
K:あ、でも渋谷の和民って、俺20歳くらいの時さ、週3回位行ってたよ。その一緒に行ってた人ってのが当時35歳くらいの人で、その人と毎晩の様に和民のボトル入れて飲んで、金・土はケイヴとハーレム。当時ケイヴがDJ ヤスとかの「タイト」がやってて、それ毎週絶対行ってた。呑んだくれて(笑)。
Y:あ〜なるほどね。ダディーズ・ハウス(@HARLEM)とか行ってた?
K:行ってなかった。なんか横着して、その人のゲストで入れるのしか行ってなくてさ。えらそうに(笑)。ダディーズ・ハウスってすごいよね、マスターキーのやつだよね。
Y:そうそうそう、ケンセイさんとマスターキーだったんだよね。
K:あれ、超盛り上がってたでしょ。
Y:めちゃくちゃ盛り上がってたよ。毎週5~600人集まってたから。すごい時代だよねぇ。
K:すごいよねぇ。で俺の’90はというと、曲がった人生の始まりなんだけど、おじさんと若い子が遊んでて、そっからもうウザいやつなんだよね(笑)。
青学の懐かし話…
Y:でもさ、実は俺とケンヤ君って大学一緒じゃない。大学に友達っていなかったの?一緒にレコード買いに行ったり。
K:あーそういうのはいない。元々知ってた知り合いがいたくらい。大学の話は本っ当に何もないよ。
Y:え(笑)サークルとかも入ってない?
K:(頷く)
Y:入ってないか〜。授業は出てた?
K:出てなかったねぇ…
Y:ケンヤ君は卒業したんだよね?
K:いや、やめた。…え、ユウ君も?
Y:俺2年でやめたよ。
K:はははっ、俺なんて4年行って5年目でやめたよ。
Y:それはヤバい、そこまで行ったら卒業しようよ(笑)
K:すごいよね、意味分かんないもん。え、何でやめたの?
Y:俺も友達少なかったし、恥ずかしい話、俺DJやっていこうって思ってたから。大学で授業ちんたら出て、テスト前にみんなでコピー機の前に群がってっていう図式が気持ち悪くて、俺はもう用はないと思ってやめたんだよね。
K:あぁ〜ユウ君もそこで道を外れたんだね。
Y:外れた外れた。でもケンヤ君が学校来てないって聞いて、ちょっと良かった。俺、大学のときマンハッタンとかの袋持ってきてる奴とかすごいチェックしてたから(笑)。でも青学ってDJ多いよね!
K:ね。入る前から知ってたのが、スチャダラのシンコさんとか。で、色々やってくうちにいっぱいいるんだよねぇ。チダさんとか…
Y:うん、ヤマダ(ザジャイアント)君もらしいよ。あとケントさんもでしょ。
K:そうだね。あそこは環境いいからか、気づいたらDJ多いよね。
ヒップホップが変わった「その頃」と、WRECKIN’ CREWとTRAKS BOYS
Y:いつからヒップホップじゃないものをかけるようになった?やっぱレッキン(クルー)やる様になってから?
K:そうだねぇ、レッキンは俺の中で、ヒップホップの後期なんだよね。徐々にヒップホップのサウンドが変わってきた時代だったじゃない。それでインストが好きになって、ブレイクビーツとかに流れたんだよね。
Y:「その頃」って言って俺らには分かるけど、読んでる若い子とかには分からないかもな〜。ヒップホップが変わった境目の時期があったよね。ちょうどノリエガとかが売れてきた頃からだよね?あの頃から狂ってったよね。
K:そうそう、俺らが大学時代。あの辺はもう買ってなかったね。
Y:所謂チキチキ系になって。俺ショックだったのが、クラブでデスティニーズ・チャイルドがかかってB-BOY達が盛り上がってたんだけど俺ついて行けなくてそれでやめた。
K:そうだね。あ、R&Bとかって買ってた?
Y:買ってた買ってた〜。
K:R&Bってさ、ハウスミックスとか入ってたりするじゃん。そういうのをずっとシカトしてたんだけど、ある時聴いてみたら「あ、結構いいじゃん!」みたいな。
Y:メアリー・Jとかジャネットとか。
K:そうそう。その時はでもまだ直接四つ打に傾倒はしなかったんだけど、そういうのから考える幅が広がったというか。でもやっぱりインストがいいなって思ったのが大きかった。
Y:それって誰か人がやってるのを見て、「あ、こういう感じいいな」って思ったりしたの?
K:俺ね、そもそもヒップホップの何が好きだったかって、トラックが好きだったの。だから日本語ラップにそんなに興味持たなかったのかも。だから誰かにめちゃめちゃ衝撃受けたっていうより、当時DJクラッシュとかかっこよかったし、ニンジャ・チューンとかモ・ワックスとか好きだったし、ドラムンベース、トランスやったりもしたよ。
Y:客って踊ってた?
K:自分達が盛り上がってた。20歳くらいの時は全く客の事とか考えてなかったねぇ。逆に「何で分かんないの?激ヤバじゃん!」くらいだった。
Y:あ〜、わかる。ヒップホップやってた奴が陥りがちな。
K:今考えると超ウザいやつだよねぇ。ユウ君もそういうのあった?
Y:いやいっぱいあるよ!俺のウザかったエピソード語らせたら今日終わんないよ(笑)。
K:まじで(笑)。ほんとウザ過ぎて過去がはずかしいもん。
Y:だれでもDJ出来るようになってたからね。そこまで人前に出て、DJするのに何にも備えてない若者がやっちゃったら、そりゃウザイよね。
K:そうなんだよね。俺らくらいの年代からはそれが結構できちゃったんだよね。だから、でも俺ギャップも感じてたかも知んない。俺は年上の人達とやったりもしてたから、俺らより前の世代ってなかなか簡単にはクラブで出来なかった訳じゃない。そういう人達に尊敬はありつつ、でも友達と呑んだくれてやるのも楽しかったんだよねぇ。その後にクリスタルとあったのか。
Y:あぁ、レッキンで知り合ったんだよね?クリスタルって最初会った時どうだった?
K:どうだったかな〜。
Y:今みたいな感じで多くを語らずみたいな?
K:そうだねぇ、基本は変わってないと思うよ。
Y:昔はめちゃめちゃペラペラしゃべってたとかないの?「今日はじけようぜー!オールっしょ、やっぱ!」みたいなのないの?
K:ないない(笑)。結構オールはしてるよ(笑)。一番始めはね、覚えてるのが(クリスタルは)EMPIRE22(シンゴ02)のキャップをかぶってたの。意外でしょ? ブルーハーブとか好きだったし。
Y:へぇ〜超意外!でもだから仲良くなれたんだねぇ。
名前にまつわるエピソード
Y:ケンヤ君いつからK404って名前なの?
K:レッキンやる前からなんだよね。
Y:由来は?
K:あれ、知らない?「404 File Not Found」ってネットでファイルが見つかりませんっていうエラーの数値なんだけど、そこから取ってるんだよね。
Y:Kは?
K:ケンヤのK。
Y:ヒップホップやってた頃からでしょ?ヒップホップのDJってわりと下の名前でKENYAとかKEN-YAとかありがちじゃない。そういうのはなかったの(笑)?
K:うん、普通にかっこいいかなって思ったのと、スタンス的に俺あんま目立とうとか思ってなくて「File Not Found」って隠れてる感じが自分っぽいかと思ったんだよね。
Y:ケンヤ君はさ、何かそういうユルさがあっていいよね(笑)。今だから言うけど俺「RAW LIFE(2006)」の時思ったんだよねぇ。確か俺の前とかだったじゃない。俺は正直すごく気合い入ってたのね。だけど見たらケンヤ君すげぇヘラヘラDJやってたのね(笑)。「いつも通りじゃん!」って思ったの。変な話カメラとか向けると、ダブルピース位の勢いだったのね、DJ中にだよ!逆に俺それでリラックスさせてもらったんだけど。そういう人だよねぇ。
K:いつからか、気負いはしなくなったかも。段々鍛えられてきた。
Y:404って数字が好きだからって、引っ越す時「404号室じゃないと嫌なんです!」みたいなそういうのはなかったの?車のナンバー的な?遊びに行く時いっつも間違えそうになっちゃう(笑)
K:(笑)うち303号室だもんね。なんなら名前変えてもいいよ!新しい名前、もう考えてあるの。
Y:(笑)それなに?発表してくれんの?
K:インダストリアル・バリ・コアラ!
Y:(笑)バリ?
K:バリ、バリ。国のバリ。
Y:あぁ、行ったんだよね。何でインダストリアルなの?
K:インダストリアルは、スケート先輩にインダストリアルっぽいといわれて。
Y:まぁDKサウンドとかねぇ。
K:なんかこう、田舎より都会の方が好きなの。でも、バリって超田舎で意外にリゾートも好きだったっていうギャップ?で、コアラは小荒田だから(笑)。
Y:じゃあインダストリアル・バリまででよくね?(笑)最後に名字アピんなくてもねぇ。
K:じゃなんでコアラかというと、バリは南半球だから。コアラはオーストラリアじゃん。…超こじつけ(笑)!
Y:(笑)俺は引き続きK404でいった方が絶対いいと思うな〜正直。
K:(笑)たまにやるから。インダストリアル・バリ・コアラ名義!
Y:長くない?(笑)なんて訳せばいいの?
K:バリコア!
Y:でも結構いろんな人にさぁ、「K404」って本当はなんて読むのって聞かれるんだけど、「いや、ケイ・ヨンマルヨンでしょ」って答えるんだけど。
K:あ、すっげぇ言われる!言われる前に止まってる場合もあるし。
Y:それで「えっ、数字は英語読みしなくていいの?フォーハンドレッド…」っていわれたり(笑)。
K:ケイ・ヨンマルヨンってさ、外人に言えないじゃん。
Y:あぁ、言えないねぇ。「ヨンマァルゥゥヨン」みたいに教えないとねぇ。
K:めんどうくさいじゃん、なんかねぇ。
Y:あぁ〜でも逆にいいんじゃない?かっこよくない?
K:まぁね、なんでもいいかな?あり?
Y:ありだと思う!
K:あ、そう。
Y:じゃあさ、例えば自分の知らない子とかに声かけられる時、なんて呼ばれる?
K:ケイさん!(笑)
Y:ケイさん?!あぁそうなんだ!(笑)ケンヤ君って知ってる人はみんなそう呼ぶけどねぇ〜。
K:知ってる人はね!ケイさんって、初め自分の事言われてると思わなかったよ。
Y:俺だったらユウさんとかユーコバさんって声かけてくれんの。だけどケンヤ君はなんて言われるんだろって思ったんだけど、(笑)ケイさんって呼ばれてたんだぁ。
K:こないだウケたのがさぁ、「あ、クリスタルさん!」って言われたんだよね(笑)!ヤバいっしょ?
Y:間違えてるじゃん(笑)!
K:「あぁ〜、クリスタル、知り合いですけど?」って(笑)。結構ビビった。
Y:多分ずっと逆だと思ってたのかなぁ(笑)。
夢と理想と現実の話…
Y:ケンヤ君ってコンピューター関係の仕事してるでしょ。トラックス・ボーイズのK404の給料明細ってズバリいくらなの?俺これからも対談シリーズやってくにあたって、そういう事も突っ込んでいこうかと思ったの。
K:いや俺は、家賃や生活がヤバいって事はないけど、夢を与えるような額はもらってないからね…年収2000万くらいだったら全然言うよ。俺は普通だよ、普通。
Y:そっかぁ…。そう、夢だよね〜、夢!俺が二十歳くらいのとき、DJというものに憧れて、夢を持って大学やめて、頑張って行こうって思ったのね。だけど今ってあんまり夢無くない?
K:それはさぁ…やっぱりさぁ、誰でもDJをできる環境ができたからじゃない?DJ、パフォーマンスする人達がさ、プロじゃない人が増えたって事じゃないかなぁ。
Y:ようは、それで飯を食ってないっていう…
K:そうそうそう、プロの人達しかやってなかったんだよね。もちろんそれに憧れて行く訳だったんだけど。でも今って身内のパーティで盛り上がる環境がいくらでもあるじゃん。言ったら自分達もそういう環境作っちゃってるよね。DKサウンドのマイナス要素といえば、要はDIYって言って勝手にやってるものなんだよ。そういうものを求めてやってた訳だからそれはそれで全然いいんだけど、一般的にもそういう傾向が強くてどんどんアンダーグラウンドになってるよね。
Y:身内、身内で固まりがちだよねぇ。そういう結束も大事だとは思うけど…
K:だから住み分けはしていきたいよね。普段俺らのDJ聞きに来ない人たちの前でもやってみたいし、身になるものだったら毛嫌いせずに出ていきたい。例えばだけど、オースでやるのって、すっごい楽しいの。だけどそればっかになっちゃあやっぱり駄目だよね。
Y:それは思う!俺がいうのもなんだけど、あれだけで満足してたらDJとしても遊ぶ方としても終わってるよね。クラブとかDJってやっぱり夢のあるものであって欲しい。クリスタルが前に「良いパーティの定義」としていってたのが「敷居が低くて間口が広い」っていうのだけど、そういうのが増えるともっといいよね。
K:そうだねぇ。でも広く見るとさ、俺らのやってる事ってほんの一部で、一般にはアゲハとか盛り上がってるところもちゃんとあるんだよね。だから一概には言えないけど、小さいところで身内のパーティやってても、一見さんはやっぱり入りにくいし、新しいお客さんが増える事もなかなかないよね。
Y:うん。でも実は、クラブで入りづらいってのは昔からあった事だし、それを乗り越えるから良い事ってあるわけじゃん?
K:あるねぇ。そこが一番かっこ良かったよね!
Y:そう、ヒップホップのパーティってさ、ヒップホップ知らない奴が来たら「勉強してこい」って冷たい目みたいなのがあって、みんなそれで成長できたし、そういう所もなくしたくないんだよね。
K:あった、あった。そうだよね〜。だから人前にでるのにストイックを突き詰めすぎてもパーティなんだしとも思うし、かといって何でもありなのはダサいし、難しいところだよね。
Y:難しいよねぇ〜。
K:でも夢があるものであって欲しいっていうのは俺も賛成だね。
Y:ねぇ〜。かといって今自分がやってる事を広げたいって、仕掛ける事ばかりに気を捕われるのも違ってくるじゃん。
K:もちろんそうだよ。
Y:ね、地道な努力も必要だよね。
K:うん、地道も大事だよ。両方バランス良くだねぇ。
対談終盤…ほどよく酔ってきましたぁ
Y:またトラックス・ボーイズの話になっちゃうけど、トラックス・ボーイズってこういうアンダーグラウンドなシーンでどっちかっていうとインテリっぽいイメージじゃない?
K:そう?別に意識してないけどねぇ。
Y:まぁねらってやるものでもないけど、世間的な位置づけとして、例えばこの地域の誰はこんな感じとか…
K:あぁ、CMTだったらああいう感じとか?
Y:そうそう、トラックス・ボーイズはヒップホップでいうと割とジュラシック5みたいなそういう位置じゃない?やってる事は分かってらっしゃる、ドープでリアルなんだけど、なんか育ち良さそう、っていう。
K:悪そうじゃない(笑)?
Y:悪そうではない(笑)!でも逆に「そうじゃないんだよ!」っていう話とかないの?世間的なインテリっぽいイメージに対して。
K:う〜ん、あんまり気にして生きてないからなぁ。
Y:じゃあ何か「こういうのは嫌い!」とか「許せない!」的な話とかは?
K:そういう話したら、すげーデカイ話になっちゃうんだよなぁ、「あの国が!」とか(笑)。政治的な話してもねぇ、ユウ君は何かある?
Y:多分ケンヤ君も経験あると思うけどさ、俺ねぇ、ミクシーでパーティ告知の日記を書くじゃない?それに対してコメントで「行けません」って書いてくる奴嫌いなの。
K:ははは、いるいる!
Y:しかも一件目のコメントとかだよ!?「その日は行けません、、、うう(涙)」みたいな(笑)。別に出欠とりたい訳じゃないし、ただ告知だからコメント欲しくて書いてる訳じゃないのにさぁ、「行けません」ってコメントが3件とかあったら、なんかこのパーティだめなんかなぁみたいなイメージになっちゃうじゃん!?例えば「その日は僕は○○でDJだから、お互い良い夜にしようぜ」的な内容ならいいんだけど、ふつーに「行けません」とかさぁ。。「楽しんでね」とか、別に言われなくても楽しむよぉ!みたいに思うんだよなぁ。
K:はははは(爆笑)それ面白い!わかるわかる!
Y:でしょ!?すげー思ってたから。そういうの何かないの?
K:そういうのは普段考えてないからなぁ…あ、俺最近、呑むと大概ウザいやつになりすぎて、家に帰ってきてから「今日の俺ちょっとウザかったな…」って反省するんだよね〜。
Y:そうなの?!
K:今日とかも帰って反省するかも。「俺けっこうウザい事いっぱい言っちゃったな」って。…ごめんね、なんか俺、「今日受け身でいくから」って対談の最初では言ってたのにさ、さっきから俺ばっか話してない?大丈夫?
Y:全然全然!(笑)むしろそれを狙ってるそういうコーナーだし。ケンヤ君呑んでウザいとかも全然ないない!そんな俺の前で語る台詞じゃないよ(笑)。俺クラブで呑んでたら、多分俺よりウザい奴、いないんじゃないかなって思うよ!
K:はははっ、ユウ君は確かにレベル高いよ〜(笑)!
Y:あんま見た事ないもん、自分より勝ってるな〜みたいな。(笑)このバースペースで俺よりひどい飲み方してるって奴はなかなか見ない!って、結構最近自覚してきた。飲み始めると終わんないしね〜。素の時考えると、24時間やってる飲み屋とかほんと迷惑!終わりがないもん。寿司ざんまい(渋谷の24時間営業の寿司屋)行って100万とか持ってたら、余裕で3日くらい帰んないでしょ(笑)。ケンヤ君は飲んでもさくっと切り上げられるのがエラいよね!
K:(笑)自分が調子悪くなったら帰っちゃうからね〜。勝手なだけ!
Y:でもクリスタルとかも割とすっと帰るときは帰るよね?
K:クリスタルはあんまり飲まないからね。でもそういう飲んでる場は好きだよね。
Y:誘えば出てくるしね。でもさ、今までクリスタルに呑んでからまれた人って、いないでしょ〜。
K:はははっ(笑)それ見た人奇跡だよ、奇跡!一瞬にしてその噂全員に回るよね。
Y:回るよ〜、遭ってみたい。でも家帰るとほんと「お酒はほどほどに」って言葉を身にしみて感じるよねぇ…(しみじみ)
K:でもさ、この対談って、楽しいよね!毎週とかやっても全然いいよねぇ。
(いえ、困ります、笑!:編集部)
というわけでいずれまたこの2人の対談が催されるかもしれません?!乞うご期待?!