May 10, 2006
free paper[canon#48](2006.5.2みるく増刊号)/BRENNAN GREEN INTERVIEW
BALIHUやMODALなどの人気レーベルからの作品やリミックス、豊かな表現力のDJプレイが話題を呼び、着実に国内でもファン層を広げているBRENNAN GREEN。二度目の来日となる今回のツアーでは約一ヶ月をかけて京都、広島、福岡、鹿児島、名古屋、群馬、大阪、東京を周り、各地で様々な貴重な経験をしたという。短い時間ではあったが、今回のツアーを振り返って話を聞かせてもらった。
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BRENNAN:まず、京都と大阪は、場所も近いから同じ様なお客さんが来てたね。去年京都のパーティに来てた人が今回大阪に来たりとか、去年大阪に来た人が今回京都に来たりとか。だから京都と大阪の雰囲気は凄く似てる。大阪、京都、広島とか九州とか、日本の西側のノリっていうのがあって、やや暖かくて、しかもちょっとワイルドな印象がある。でも他の街が違うかっていったらそういう訳でもなくて、説明しづらいけど西の方は明らかに別のノリがあるね。やっぱり今回滞在が長くて、ひとつの街に2、3日とか滞在出来て、しかもただDJしてパッと帰るんじゃなくて、色んな人と知り合ったりとか、人との交流があって、前回来た時知り合った人と再会したりとか、そういう部分があるから。パーティだけじゃなくて。それが凄くやりやすいし、やってて楽しい所でもある。
───パーティ以外で遊びに行って楽しかった所はありますか?
BRENNAN:楽しい事ばかりで何から話していいかわからないくらいなんだけど、まず始めに京都に着いた時から、(今回ブレナンのコーディネートをした田村さんと)二人でご飯を食べた時から楽しかったし、その後広島の厳島神社に行ったりとか、和食のご飯をご馳走になった時に、四時間かけてみんなで食べたんだけど、そんなのニューヨークでは絶対有り得ないから、そういう体験が出来たのは凄く面白かった。その後広島、福岡、鹿児島、名古屋に行ったんだけど、JRレールパスっていう外国人だけが使える乗り放題パスがあるんだけど、それを持ってたから、名古屋からまた自分で広島に遊びに行って尾道に行ったんだ。それで広島でパーティをしてくれた橋本さんのお父さんの寿司屋で寿司をご馳走になった。で、25日がパスの使用期限だったから、切れる日に広島からまた福岡に行って、6時間だけ福岡に滞在してまた戻って来たんだ。みんなにはこんなに荷物を持ってそこまでするのはおかしいって言われるんだけど、僕はそこまでしてでもみんなと遊びたいんだ。そういうDJ以外の所でみんなと遊べるっていうのが楽しいから、はっきり
言ってDJは日本に来る為の言い訳でしかないよ(笑)。
───ははは(笑)。
BRENNAN:去年は毎晩DJをしてて何もする余裕がなかったんだけど、最後の方に鹿児島に行った時に、プロモーターのケンタロウが空港に迎えに来てくれて、「桜島の方の温泉に行ってみたくない?」って聞かれたから「行きたい」って言ったら、そのまま直接温泉に連れて行ってくれたんだ(笑)。それで今回も鹿児島に行った時に、「去年行った温泉に行きたくない?」って言われてまたそのまま行ったんだ(笑)。去年は昼間だったんだけど今回は夕暮れ時で、温泉のすぐ下が海だから、ちょっと寒かったけど海に入りながら夕陽を見たのが最高だったね。で、良く考えたらその温泉に行ったのが去年から丸一年後の同じ日で、去年来た時はまさか一年後にまた来れるとは思ってなかったから嬉しかったよ。その後スタッフのみんなとしゃぶしゃぶを食べてさ。そしたら砂蒸し温泉っていうのがあるんだけど行ってみたくない?って言われて、車で二時間かけて連れて行ってもらったんだ。そこはビーチの下に温泉があるみたいで、波がすぐそこまで来るからビーチ全体から湯気が出てるんだ。そこに穴を掘って入るんだけど、おばあちゃんが「大丈夫?大丈
夫?」って(笑)。凄く楽しかったよ。昨日も大阪でQOTAROO達と万博公園の近くの温泉に入ったしね。その後は山花っていう豆腐料理屋さんに連れて行ってもらって湯葉を食べたんだ。
───じゃあ和食が好きなんですね(笑)。
BRENNAN:人生が好きなんだ(笑)。アメリカにいても遊ぶ所もやる事もいっぱいあるんだけど、日本に来てみんなと一緒にそういう経験が出来るっていうのが嬉しくて。昨日行った山花っていう店もせいぜい13人くらいしか座れない小さい店で、おばさんが一人できりもりしてるんだけど、食べ物だけだったらもっと美味しい店はあるんだろうけど、おばさんの手作りの心がこもった料理だからね。QOTAROOはベジタリアンなのにそこで出てくる肉料理は食べるんだ。そういう特別な店に連れて行ってもらえたのが嬉しかったよ。
───へぇー。
BRENNAN:日本人にはスピリチュアルプライドを感じる。それが日本のものなのか人間が本来持っているものなのかはわからないけど、それは僕が生まれたカナダにも今住んでるニューヨークにも無いもので、僕はそれをリスペクトしてるんだ。それは場所とかにも感じられて、スピリチュアルプライドを感じる場所は写真を撮っちゃいけない気がして自分の心の中だけに納めておくんだ。
───今回共演したDJで良かった人はいますか?
BRENNAN:YOU KOBAYASHI…QOTAROO…TAN IKEDA。IKEDAさんとは趣味が合うね。去年はスケジュールがハードで他のDJを見る余裕がなかったんだけど、今回は結構他のDJを聞けたからね、今挙げた人達は凄く良かったよ。あとヨーグルトも良かった。
───なるほど。
BRENNAN:僕にとっては音楽も、人との交流も同じものなんだ。根っこには音楽があったからこそ出来た経験で、音楽の延長線上にあるものだから。よく「ニューヨークで注目してるDJは誰ですか?」とか、「好きな曲のトップ10を教えて下さい」とか言われるんだけど、ニューヨークにいる時はほとんど曲作りでスタジオに篭ってるから、そんなにクラブに行ってDJをチェックしている訳でもないし、そういう事を言われてもわからないんだ。でもニューヨークでそうやって頑張ってるからこそ日本に来て楽しい体験が出来る訳で、それも表裏一体っていうか、全部繋がってると思う。そういう意味では、僕の生活そのものが音楽なんだって言うと格好つけてるみたいだけど本当にそうで、日々の生活がこういう経験に向かってるんだ。日本のみんなと友達になれたりする根底には、同じ音楽が好きだっていう部分で通じ合えてると思うから、だから音楽は一番大事だよね。
───そうですね。
BRENNAN:さっき言ったみたいに、一緒に温泉入ってしゃぶしゃぶ食べたり、そうやってみんなで遊べるからこそパーティは良くなるんだよ。いきなりパッと来てパッと帰るんじゃなくて、知ってる人達と一緒だと自分の家みたいな気分で出来るし、そういうやり方が僕は好きなんだ。だから今回は「滞在が長くて贅沢だね」って言われるけど、僕にとっては贅沢っていうよりも、そういうやり方でしかやりたくない。たいしてお互い知りもしないのにDJだけやって帰るよりも、親密な関係を築いてやらないと気が済まないんだ。そういう場所でやるとDJしててもレコードだけかけて自分もダンスフロアで踊りたくなっちゃうんだ。実際何回かやった事もあるし、僕はそういうのが好きだね。だからこのインタビューを読んだ人が、僕は温泉が好きだとか豆腐が好きだとかって思うかも知れないけど、僕にとってはそういう体験とDJが凄く良いバランスで出来てるんだ。遊びがあるから良い状態でDJが出来る訳で、個別に好き嫌いがあるとかじゃなくて、同じ体験としてさ。DJと遊びは本当は混ざっているものなんだと思う。だからその為には荷物を持って何時間も電車に乗ったりするのも苦にならないんだよ。
───なるほど。
BRENNAN:ニューヨークに帰ったらアルバムをMODALとCOMPOSTからそれぞれ出す事になってるんだけど、生演奏を重視して、いわゆるダンスミュージックっていうのじゃなくて、もちろん踊れるんだけど、今までのダンスミュージックとは違うものにしようと思ってるんだ。今回色んな所を回って、どんな音楽が人を踊らせるか、どうしたら人が動くかっていうのを凄く学んだから、その経験を音楽に落とし込んで出したい。そうする事で今回楽しい経験をさせてくれた人達に恩返しじゃないけど、お返しが出来るかなぁと思ってるんだ。それはさっき言ったみたいに、楽しい経験があるから音楽を作れるし、音楽があるから楽しい経験も出来るっていうサイクルなんだ。だから次僕が来る前に作品が日本に届いて、で僕が来て、また楽しい経験をして、っていう繰り返しをしたいな。
───そうですね。作品楽しみにしてます。
BRENNAN:僕もだよ(笑)。自分でもどんな作品になるかわからないからね(笑)。
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この記事へのコメント
得にする事も無く、バイトとネットで終わった感じが…。wwww
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