仕事柄こういうラッキーなこともあります。あ、建築に興味の無い方はスルーして下さい。
茶屋町の東急ホテル跡地に建設中の「チャスカ茶屋町」
3月末竣工に向けて急ピッチのところを見学することが出来ました。設計は安藤忠雄建築研究所(実施設計は鹿島建設)完成後の物件はいろいろ見てきましたが、工事中っていうのは初めて。工事所長と設計担当者からとても貴重な話を聞くことができました。
1〜8階(下層部)が店舗、10〜23階(上層部)がホテル+賃貸マンションという複合商業施設。構造は下層部がSRC造、上層部がS造、その中間9階部分にスーパートラスを組込み、下層部と上層部で全く違う構造体を連結している。よって9階部分には住空間は存在しない。避難階段を降りる途中で辛うじてスーパートラスを確認することができた。
本来、ホテルと賃貸マンションは異種用途区画が必要。だが、全館避難安全検証法(ルートC)によって緩和されており、各フロアー中廊下でホテルとマンションが行き来できるようになっている。これは、この建物のコンセプト「ライフスタイルを創造する立体融合都市」にもあるように、ホテルの料理をマンションの入居者にデリバリーしたり、マンションの来客者が気軽にホテルに宿泊できるよう考えられたもの。また、マンション入居者は1階エントランスから10階までEVで上がり、そこにある屋上庭園を通って専用のEVに乗り換えないとマンションへは行けない。縦動線もいろいろな仕掛けがあるようだ。
下層部SRC造のコンクリートは殆ど意匠的なもので、内部の鉄骨とは縁を切って軸力は伝えてない。安藤先生(っと所長は呼んでいた)の打放への拘りは強いようだ。打放コンクリートは全て軽量コンクリート、流動化剤を使用している。同じフロアーで柱とスラブで強度の違うコンクリートを打ったり、1階から8階まで斜めに走る柱は3D座標計測で型枠の建込みを行った。基本はピン角、SRCなのでセパ穴の位置は相当議論し、ランデックスコート塗布に際しては、数百万円を掛けて試験塗りを行い安藤先生の了承を得ている。唯一、上層部のデザインの主役になってる三角形の先端部分だけはPC造の了承が得られたそうだ。
この模型、模型業者が作ったのではありません。所長自ら施工する建物の模型を作る。そして、安藤先生が何を意図されているのかを理解する。安藤建築の施工はここからスタートなのだそうだ。
並大抵のことでは、こういう建築家の建物を施工することはできません。初対面なのに、説明する所長がなんだか頼もしく、尊敬できる人に見えた。
続きはMinkara Branch Vol.65で、今回は「浅田さんよく頑張った」スペシャル(笑)
19歳の女の子が受けるプレッシャーがどれだけ壮絶なものかと思うと、おじちゃんは涙出てきそうになりました。

3月末竣工に向けて急ピッチのところを見学することが出来ました。設計は安藤忠雄建築研究所(実施設計は鹿島建設)完成後の物件はいろいろ見てきましたが、工事中っていうのは初めて。工事所長と設計担当者からとても貴重な話を聞くことができました。
1〜8階(下層部)が店舗、10〜23階(上層部)がホテル+賃貸マンションという複合商業施設。構造は下層部がSRC造、上層部がS造、その中間9階部分にスーパートラスを組込み、下層部と上層部で全く違う構造体を連結している。よって9階部分には住空間は存在しない。避難階段を降りる途中で辛うじてスーパートラスを確認することができた。
本来、ホテルと賃貸マンションは異種用途区画が必要。だが、全館避難安全検証法(ルートC)によって緩和されており、各フロアー中廊下でホテルとマンションが行き来できるようになっている。これは、この建物のコンセプト「ライフスタイルを創造する立体融合都市」にもあるように、ホテルの料理をマンションの入居者にデリバリーしたり、マンションの来客者が気軽にホテルに宿泊できるよう考えられたもの。また、マンション入居者は1階エントランスから10階までEVで上がり、そこにある屋上庭園を通って専用のEVに乗り換えないとマンションへは行けない。縦動線もいろいろな仕掛けがあるようだ。
下層部SRC造のコンクリートは殆ど意匠的なもので、内部の鉄骨とは縁を切って軸力は伝えてない。安藤先生(っと所長は呼んでいた)の打放への拘りは強いようだ。打放コンクリートは全て軽量コンクリート、流動化剤を使用している。同じフロアーで柱とスラブで強度の違うコンクリートを打ったり、1階から8階まで斜めに走る柱は3D座標計測で型枠の建込みを行った。基本はピン角、SRCなのでセパ穴の位置は相当議論し、ランデックスコート塗布に際しては、数百万円を掛けて試験塗りを行い安藤先生の了承を得ている。唯一、上層部のデザインの主役になってる三角形の先端部分だけはPC造の了承が得られたそうだ。

並大抵のことでは、こういう建築家の建物を施工することはできません。初対面なのに、説明する所長がなんだか頼もしく、尊敬できる人に見えた。
続きはMinkara Branch Vol.65で、今回は「浅田さんよく頑張った」スペシャル(笑)
19歳の女の子が受けるプレッシャーがどれだけ壮絶なものかと思うと、おじちゃんは涙出てきそうになりました。

















