桃色映画ばなし

27歳OLが、女子の目線で、ピンク映画のことを中心に、映画の感想、イベントレポート、日々のできごとなどを書いていきます。

今日も、どしゃぶり女の併映です。
もう上野オークラでの上映は終わってしまいましたが…

 草舟
「草舟」(公開タイトル:女引越し屋 汗ばむ谷間)

監督:竹洞哲也 脚本:社会歳三(=小松公典)
出演:チカッチ!、倖田李梨、青山えりな


あらすじ。

女性専門の引越し屋をする、五月と綾。ふたりはレズビアンで、一緒に生活もしている。
五月は、かつてレイプされた過去から、言葉を話せなくなってしまった。
綾も、男に傷つけられた経験があり、五月のことを守ると決めていた。
そんなある時、ふたりの前に、綾の元彼・寿が現れ、強引にふたりの家に居候し始める。
五月はただただ寿に対して恐怖しかない。綾は、五月を守ろうとする反面、久しぶりの寿との生活から、情がうつり始める。
次第に、五月と綾の間には溝ができていき……。



傷つき、逃げてた五月と綾が、前を向いて歩き出す、という、とてもさわやかな青春映画でした。
五月がお風呂入ってる間に、綾と寿が再燃しちゃうところとか、いいシーンだと思いました。
BGMの使い方もよかったし、ドキドキしましたねえ。カラミとしてもよかったし。

主演の女の子(チカッチ!……考えれば考えるほど、どういう芸名なんだろうこれは)、難しい役どころですが、もうひと頑張りあるとよかったな……と思います。
いまいち、彼女の心の変化が(言葉を出せない役とはいえ)見えづらかったので、感情移入しにくかったなぁ。

とはいえ、登場人物それぞれにドラマのある作りは、竹洞&小松コンビの持ち味だと思っていて、
(カラミのためだけに出てくる女の子って、ほぼいないですから)
こういう部分は女の子におすすめできるので、機会があったら見てみてください。
ピンクでレズビアンカップルの話って、最近見ない気がするし。


ただ、引越しの作業中に、勝手にレズられるのは、客としてはすごく困るだろうなと思います。
このふたりは、仕事してるんでしょうか……(笑)

ラブアンドエロス2nd秋シーズンの2本目です。

蝉の女
「蝉の女 愛に溺れて」
監督・脚本:森岡利行
原作:郷田マモラ
出演:七海なな、栗林里莉 ほか

私は土曜日の舞台挨拶の日に行ったのですが、キャスト陣も多く、監督、原作者の方もいらっしゃっていて、満席に近い客入りでした。


あらすじ。

夏子の家に、母がある日「新しい父親」として金造を連れてきた。仕方なく金造を受け入れて暮らす夏子だが、ある日、金造が多額の借金を作る。
その代償として、母は、遊郭・蝉丸で懸命に働くが、突然帰らぬ人となってしまう。
金造は、ふたり暮らしになったのを良い事に、夏子を無理やり犯し、母と同じように蝉丸に売り飛ばし、その金を借金の返済にあてるのだった。

蝉丸に売られた夏子は、千草と名乗り、客を取るようになる。家族も、初恋の人も忘れ、死んだように生きる夏子。
そんなある日、蝉丸に、初恋の人・中川が現れる。
もう会う事もないと思っていたが、中川は夏子のもとへ通うようになり、次第に夏子も、生きたいという気持ちを強く持つようになる。

中川は、決意して、夏子に一緒になろうと言う。金も工面し、ふたりは、誰も知らない土地へ行って幸せに暮らそうとするのだが……。



主演の七海なながかわいく、遊郭もなかなか雰囲気があり、完成度の高い作品ではあったと思います。

ですが、個人的には、あまり感情移入できませんでした。
夏子が、生きる希望を取り戻すのが、あまりにあっさりと描かれているように思えたのが、原因の一つです。
回想があって、そのあとすぐに再会しているので、観客の体感時間としては、蝉丸で生きる希望もなく過ごしている千草を目にする時間が短かったからでしょうか。 

また、夏子と中川の話がもちろんこの物語の中心になるわけで、
栗林里莉のAVのエピソードが蛇足に感じてしまいます。物語と絡んでないので……。

雰囲気はいいのに、蝉丸の設定(遊女は何人いるのか?とかだけでも見せてくれると、リアリティが増したように思います。)が分かりづらかったり、夏子の描写が浅かったり、散漫とした印象の残る作品だったと思います。

ドしゃぶり女の併映作品です。

四十八手 勃ちっぱなし 
四十八手


たぶん、1993年の作品のようです。
ワー私当時小学三年生!(笑)

監督:川村真一
出演:青木こずえ、杉原みさお、七瀬ゆりか、扇まや


あらすじ。 

OLの陽子は、「女体宅急便」をはじめる。
会社の重役達に、好みの女を用意して届けるというものだ。
陽子が仕組んだとは知らず、課長、部長、ついには社長までもが、女体宅急便を利用して、ご満悦である。
実は陽子は、会社の香港支店を手に入れたくて、女体宅急便を通じて彼らの弱みを握ろうとしていたのだった。
しかし、重役の弱みを握っているのは、陽子だけではなかった。ライバル会社も、陽子の会社の汚職を探り始め……。



まーとにかく、バカバカしさ満載の、楽しいピンク映画でした。
公開時のタイトルが、「四十八手巨乳責め」だったらしく、なるほど、出演者は巨乳だらけで、見応えがあります。
で、四十八手とタイトルに入っているので、いちいち体位の度に、「松葉くずし」とか達筆な字で説明が入るわけです。

ストーリーはあらすじの通りとても単純。
香港支店がほしくて女体宅急便として男たちに色仕掛けでいどむ女たち。
明るく描かれています。

女体宅急便の女たちが、体位の勉強をしたり、なぜか横並びでフェラチオの練習をしたり、観客たちへのサービス満載だけど、どこか間抜けな姿が、笑えます。

エロいんだけど、どこか間抜けでばかばかしくて、何も考えずに笑って見れる。
いかにも古きよきピンク映画という作品でした。
おもしろいので、新作だけと言わず、併映も一緒に見てみてくださいね。



ちなみに、この作品のことを調べていたら、久保新二さんもブログにこの作品のことを書いていました。
http://ameblo.jp/kubo-shinji/day-20120912.html
さらに、まったく気にしないで見ていて、あとあとパンフレット見て、その時に脚本が友松監督だということに気づきました。


 

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