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プロ野球もレンタル移籍制度導入か(日刊スポーツドットコム)
ついに具体的に動き出したようですね。そのことについては僕も異論を挟む気はないんですが、この記事の中で気になった文言が。以下は↑のサイトから引用。
 この日、他球団から再検討を要望された点は(1)球団の機密漏えいをどうするか(2)所属球団に復帰する際の年俸査定をどうするか(3)シーズン中の故障をどうするか。

気になったのはこの中の(1)。球団の機密漏えいというと思い当たる節が(^^)。

週刊ベースボール2001年1月22日号に、作家・海老沢泰久さんが「契約内容を公開せよ」という見出しでコラムを寄せていらっしゃいます。以下はその中から引用。
 ファイターズの下柳は交渉に代理人を立てると表明していた数少ない選手のうちの一人だが、その彼に対して球団は交渉直前になって代理人の変更を求めた。その理由は、下柳の代理人が選手会の顧問弁護士と同じ事務所に所属しているからなのだという。選手会の顧問弁護士と同じ事務所に所属している代理人だとなぜまずいかについては、ファイターズの常務はこう言っている。
「企業秘密が漏れることで、他球団に迷惑がかかる」
 この言葉から分かるのは、球団側は選手会、あるいは他の選手に漏れると具合の悪い契約を個々の選手と結んでいるということである。ありていにいえば、Aという選手とはBという選手とは違う特別の契約を結んでいるということだ。


あくまで僕の推測ですが、”球団の機密”とはこういった選手との契約のことを指しているのでしょう。5年前から全然進歩してないんですねぇ(^^;。レンタルされそうな選手が知り得る球団の機密なんて、契約内容のことくらいしか思いつきませんもん(笑)。

賛成10球団とのことですが、反対している2球団は選手に相当不明瞭な契約を結んでいると思われても仕方ありませんね(笑)。

先ほどの引用文のあと海老沢さんは、メジャーのイチローやアレックス・ロドリゲスの契約内容を例に挙げ、いかにメジャーの契約がオープンであるかを書いておられます。そして、全選手の契約内容をオープンにしてはどうかと選手会に提案なさり、その際バツの悪い選手も出てくるだろうが、大改革をする場合どちらか一方が血を流さないわけにはいかないだろう、と締めておられます。

球団も球団なら選手会も選手会。お互いいつもケンカケンカみたいですが、結局はお互い既得権益を守りたいばかりで、ファンの目から見たら同じ穴のムジナ(笑)。こういう何ともいえないバカバカしい空気が野球界から消え去ってほしい。

レンタル移籍に関しては選手会がかねてから提案をしていた事項と記憶してますが、選手会側が自らの契約内容をオープンにしていないがために、せっかくの提案が即決できないでいるというのなら何とも皮肉です(^^;。
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