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今週の東海テレビ「スーパーサタデー」ドラゴンズHOTスタジオは、ローテの一角として好投を続けるチェン・ウェインの独占インタビューを放送してくれてました。

先週末、4連敗中だったドラゴンズ。負ければ5年ぶりに最下位転落の屈辱が待っていた。そんな絶体絶命のピンチの中、先発のマウンドに立ったのは、6年目のチェン。

チェン「グラウンド入ってから、投げる前に、何も考えない方が、投げるのは一番投げやすいと思いますけど」

その無我の境地が、スタンドのファンをある種の緊張感に引きずり込んだ。凡打と三振の山。7回にヒットが出るまでパーフェクトピッチング。

チェン「(パーフェクトを)意識するとかはないんで、自分はいつか絶対にヒットが出てくる(打たれる)んで(と考えていた)」

その後、ランナーを背負ったピンチにも動じず、見事完投・完封を成し遂げ、チームの危機を救ったチェン。そのピッチングの裏にあるものとは―。


昨シーズン7勝を挙げ、一躍ローテーションの一角を担うこととなったチェン。先発転向2年目の今シーズン、投球に対する意識が変わったという。

チェン「今年は一応、三振とフォアボールの方が、多くても少なくても、どっちでもいいんすよ。球数一番少なく投げる方が、野手でも、守備も楽だし、自分が投げるのも楽だし」

先発として少しでも多く回を投げ抜くために。去年までこだわっていた奪三振・無四球よりも、打たせて取るピッチング。その意識が6回パーフェクトを生んだ。


さらに、その後8回・9回と、いずれも得点圏にランナーを背負いながらも見せた、粘りのピッチングにつて。

チェン「去年とか、1回あったんすよ。完全試合目指して、狙ったけど、でもやっぱりヒット出た瞬間に、ブワ〜って気持ちも何か抜けたんすよ。自分も意識して、ヒット出た瞬間に、そっから抑えてる方が(気持ちを切り替えるということ?)」


ひと回りもふた回りも成長を遂げたチェン。そのバックボーンには、自ら絶対的な自信を持つストレートの存在がある。

チェン「基本は、自分は真っすぐで、はい。直球勝負では、自分は絶対(自信を)持ってるんで」

6回までパーフェクトを演じた日曜日(3日)の試合でも、全113球のうち、6割をストレートで押した。その150キロオーバーのストレートの秘密は、下半身の使い方にある。

一昨年、右ひじの手術を受け、1年を棒に振ったとき、下半身の使い方の重要さに気付かされたという。

チェン「手術したあとに、コーチとか、『もっと下半身使って』とか(助言をもらった)。(下半身を)使って投げる方が、イニング数も長い(長くいける)し、球数もいけるし、球の切れもあるし、いろいろ(メリットが)あるんで。でもたまにグランド入ってから、緊張しすぎて、(下半身を使って投げることを)忘れちゃうんですよ」


一時は防御率リーグトップに躍り出たチェン。しかし、彼の意識は、個人の成績よりもチームにある。

チェン「(防御率トップは)うれしいすけど、でも、自分はやっぱり勝ち投手が一番ほしいんすよ。防御率低くても、勝ちの方が今はほしいんですよね。今年の目標はもう、10勝目指して、そのあとに、いけるなら11勝とか12勝ぐらい、(いければ)いいんすけど」




モコ感想:チェン、本当に下手な日本人選手よりずっと受け答えがうまいですねぇ(笑)。ストレートに絶対的な自信を持っているというチェンですが、放送当日(9日)の試合では、そのストレートを逆に狙われていたところがありましたね。しかし狙っても打てないレベルを目指し、さらに磨きをかけてほしいですね。そして下半身への意識を常に忘れず(^^)、最優秀防御率目指して頑張ってほしいですね。
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