今週の中京テレビ「スポーツスタジアム魂」スポスタ魂は、初の月間MVP獲得など乗りに乗っている高橋周平、その覚醒の瞬間について語ってくれてました。




高橋周平がついに覚醒。6月からは4番に座り、さらにその存在をアピール。打率はリーグ1位。一体何が変わったのか? 「スポスタ」のカメラの前だけにその秘密を語った。


入団以来ファンの期待を一身に背負い続けた高橋周平。だが結果が出ない日々。それでも前を向き続けた。目に見えぬ努力を人一倍積み重ね、ひと回りもふた回りも大きく成長。覚醒を目指し、ただもがき続けた。

そしてキャプテンに就任した今シーズン。5月に入るとヒットを量産、猛打賞8回というプロ野球記録に並んだ。覚醒したきっかけは?親交の厚い湊川が聞いた。

湊川「5月の成績、素晴らしかったですね。おめでとうございます」
周平「ありがとうございます」
湊川「開幕直前から開幕してからも調子よかったじゃない?」
周平「はい。4月は何も変えずにやっていったんですけど、あんまり引っ張れてないし、逆方向ばっかり打って。どっかで絶対壁が来るなって思ってたんですよ」

開幕直後、ヒットは出ていたものの不安を感じていたという高橋。その理由はレフト方向への当たり。それは調子がよくないことを表していた。その不安は的中。4月後半、19打席連続無安打を記録しスタメン落ちも経験した。

周平「あのときは…一応キャプテンっていうのをやらせていただいて、(試合に)出られないって情けないっていう気持ちもあったし、そのときはチームが勝てなくて、自分も打てなくて」

このままではこれまでと変わらない。不調を突破する糸口を懸命に探った。そして、ある打席をきっかけに高橋が覚醒する。


周平の転機(1)
5月5日

湊川「何かきっかけみたいなものはありました?」
周平「僕的には、ファウル打ったときですね」

それは5月5日のヤクルト戦での第3打席。ピッチャー中尾が投げたインコース気味のストレートをライト線に大きなファウル。この打球が大きな転機になったという。

周平「やっぱり(引っ張った際は)詰まってることが多かったんで、バットを結構長く持って、何も考えず、真っすぐをとにかく振ろうっていう気持ちで行ったんですけど。インコース気味のボールをあそこ(ライト方向)に引っ張るっていうことがなかったんで、それぐらいの感覚で行かないといけないんだなって思いました」

湊川「単純に『ポイントを前にする』っていうこと?っていうわけでもないよね。形的にも何か変わった気がするし。実演するってできます?」
周平「そうっすねぇ。前まではこっち(軸足の左足側)に(体重)移動して、こうやって打ってたんですけど」

それまでは軸足に体重を移動させていたが…。

周平「今は、最初はちょっと右に(重心が)あるんですけど、こっちにあったのをこっち(軸足)に移動するんじゃなくて、こっち(前足の左足)で受けるっていう。前に行くイメージ」

軸足に体重を乗せる動作をやめ、重心は真ん中のままに。

周平「この(軸足への体重)移動はない。これだけです。っていうイメージになったんで」

きっかけとなった打席の前後で比べると、今のバッティングはかなりシンプルに。重心を軸足へ移動する動作がなくなり、その分スイングがコンパクトになり、ボールを前でとらえられていることが見て取れる。

これを機に翌日から猛打賞を連発。不調を表すレフト方向への打球も減少した。

湊川「やっぱりバッティングってすごいよね、そう考えると。何かのきっかけで大きく変わる」

そしてもうひとつ、ある言葉が覚醒の要因になったという。


周平の転機(2)
先輩の言葉

周平「これはけっこう誰にも言ってないんですけど、平田さんと『何狙ってた』とか配球の話をしたときに、自分が狙ってたボールを打ってアウトになったら、内容があるけど、考えてないボールに手を出したりとか、まぁ調子が悪くなったらそうなるんですけど、内容がない」

湊川「とはいえ、考えて打席に入ってたでしょ、今までだって。でも狙ってるボールじゃない球も手を出していた理由っていうのは?」
周平「いや、考えてるっていっても考えてなかったと思うんですね。体が勝手に反応するっていうか」
湊川「より深く考えて打席に立つっていうことだよね」

調子を崩した直後、自らバッティングフォームを修正し、さらに先輩の言葉で意識を変えた。去年までなら長引いた可能性のあるスランプを自ら脱した高橋に大きな成長を感じる。

湊川「これから高橋周平選手はどうなっていきます? 4番を打ちましたね。それって気持ちが変わりますか?」
周平「そりゃあやっぱり、4番ってチームの…。何をしてても『あー、きょう5番誰だった?』とかじゃなく、4番っていうのがつきものなんで」

湊川「周りの人たちは『ようやく周平ここまで来たぞ』と考えてると思うんですけど」
周平「入ってきてから、もっと早めに試合に出られるかなと思ったんですけど、甘くないっていうのは今すごく思ってますし、やっぱり若かったなっていうのもありますし、今でもやっぱり不安な気持ちもありますし。それぐらい考えてやらないと、この世界はダメなんだなと思いました」
湊川「大人になりましたね」
周平「まぁ26(歳)ですからね、もう」




モコ感想:今週の京セラドーム3連戦は打点こそ挙げたものの全タコで、こりゃあ5月の反動が少し遅れて来たのか!?と心配になりましたが、千葉ではさっそくホームランを含む大活躍とすぐに復調してくれました。

村上コーチとのディスカッションや、それ以上に周平が復調への“答え”を自ら出せるようになってきたということだそうで、それが成長の証なのでしょうねぇ。頼もしいです。

ところで、平田との会話の中で得たという、狙ってないボールに手を出すのは内容がない、という話。確かに昨季までの周平はそういう部分が見受けられました。現在は狙い球をしっかり考えて打席に立てているということなんでしょうね。

師匠?の森野コーチも今の周平ぐらいの年齢からレギュラーとして活躍し始めたと思いますし、月間MVPのほかにもタイトルを獲れるよう、ここからガンガン活躍してほしいです。
あなた様の清き1クリックを!→