今週のCBC「サンドラ」は、5月の月間MVPを獲るなど好調の続く高橋周平の特集や、松坂が甲子園で今季2度目の登板を果たした話題など放送してくれてました。




周平の特集。

高橋が5月の月間MVPに選ばれた。月間打率は.417、40安打、29打点はリーグトップ。さらに猛打賞8回とレジェンド・イチローらに並び球史に名前を刻んだ。プロ8年目で自身初の受賞だった。

(記者会見)
周平「素直にうれしいですね。4月あんまり打てなくて悩んだ時期も多かったんですけど、それがあったから5月は乗り切れたかなと思います」

それでも笑顔はなかった。


先輩・大島との地獄の自主トレ、キャンプで自らを心身ともに鍛え上げ、最高の状態で今シーズンを迎えた。

周平「自分のできることと、自分のレベルアップをずっと心掛けてやってました。(大島先輩との自主トレは)地獄っす。年間通して、練習としては一番キツいっす。『これだけやった』っていう気持ちにはなると思います」

沖縄キャンプで高橋のバッティングを見た解説者の赤星さんも太鼓判を押した。

(キャンプにて)
赤星憲広「まず何に驚いたかっていったら、あの下半身のどっしり感・安定感ですよね。下(半身)から行って、それに上(半身)がついてきてる感じに見えるんですよね。だから去年よりも数段よく見える。今年は去年よりよさそうですよね、やりそうですよね」

その言葉通り打撃が開花した。開幕から17試合で2度の猛打賞、打率も.339まで上がり、チームの3年ぶりの貯金にも貢献した。

(当時のインタビュー)
周平「チームが勝つことが一番なんで、そのために頑張りたいと思います」


しかしその後、バットから快音がピタリと止まった。およそ半月で打率は.243まで急降下した。

周平「う〜ん、オープン戦からずっと、バッティング練習もいい感じでずっと来てたんですけど、やっぱり1試合・1球でバッティングが崩れるっていうことをもう一度再認識できたんで。『悪くなったらこうなる』っていうのが見えたかなと思いますね」

このままズルズル不振が続くのか…?


ところが今年の高橋は違った。5月6日のカープ戦で猛打賞を記録すると翌日は4安打。確かな感覚をつかんだ。そのきっかけとなったのは、傍から見たらごく平凡なファウルだった。猛打賞を記録した5月6日の前日、スワローズのピッチャー中尾のインコースのボールを特大ファウル。このときだった。この1打で一体何をつかんだのか。

周平「一番はやっぱりポイントっていうか。悪いときはポイントとインパクトが一緒になってたんで、自分がしっかり反応できる場所っていうか、それが分かりはじめてから良くなりました」

打つポイントを少し前にしたことで、人が変わったようにその後もヒットを量産した。5月は13本の二塁打を含む40安打を放ち、打率.417、29打点を叩き出した。とりわけ得点圏打率.485はリーグトップをマーク。猛打賞8回の日本記録に並んだ。


好調の要因をサンドラ解説陣はこう分析する。

井端弘和「バッターボックスに立った瞬間の立ち方がすごくいいなと。どんどん前かがみになっていくときは、やっぱりインコースもアウトコースもさばけてないのかなと思って。今はもうきれ〜いに立ってますので」

谷繁元信「打席の中で真っすぐ立ててるんです。昨年調子の出ないときっていうのは、どうしても体が丸まって、インサイドを攻められたときに打てばファウルになるんですよ。今はきれいに真っすぐ体が立ってますよね。今はすごくきれいに(体が)回ってるじゃないですか、あれはやっぱり背筋が伸びてないと回れないんですよね」

立浪和義「今は打つべくして打ててます」

3人の解説陣が言うように、昨年と比べると打席で真っすぐ立っているようにみえる。

周平「それ(姿勢)は自然となったんで、(スイング前に)あまり動きたくないんで、(動くと)余分なものが入ってしまうので」

真っすぐ立ち、打つポイントを前に変えたことで、苦手だったインコースに強くなった。データを見ても、去年と比べインコースのボールを格段に打てるようになったのが分かる。

(9分割)
18年
.159 .257 .269
.167 .464 .300
.069 .333 .221

19年
.417 .370 .313
.438 .375 .483
.250 .296 .208

そして、好調を維持したまま交流戦に突入。4番打者に抜擢された。

周平「最初は驚いたんですけど、特に4番として何をしたらいいかとか、そういうのを気にしてやってないんで、やるべきことをしっかりやるっていうことだけを考えて打席に入ってます」

今シーズンはここまで全てにおいてキャリアハイを更新し続けている。しかしそこに笑顔はなかった。

(ナゴヤドーム)
周平「チームが勝つことが一番なんで」
(甲子園)
周平「試合に勝つことだけを考えて」
(ナゴヤドーム)
周平「とにかく試合に勝てば。勝てるように自分が何をすべきかやっていきたいと思います」

自らの成績よりもっと大切なものがある。それはチームの勝利。

周平「個人というよりはチームが勝てば、自分が打ってなくても。ホントにチームが勝ってくれれば何でもいいです」

キャプテン高橋の笑顔が増えるとき、ドラゴンズが頂へと登りはじめる。


松坂が復帰後2度目の登板。

今シーズン2度目のマウンドに上がった松坂大輔投手。初球からエンジン全開、いきなり前回登板の最速137キロを上回ります。力のあるストレートに変化球を織り交ぜ術中にはめました。

(登板後)
松坂「変化球を生かすための真っすぐじゃないですからね。今の真っすぐをよく見せるために、どう変化球を使うかですかね、今の僕は」

その言葉通り変化球をうまく使いこなし、ストレートが切れます。この日最速143キロ。ピンチでも落ち着いたピッチングを披露しました。

松坂「程よくピンチもあったりして、それなりにメリハリを付けながら投げることができたんじゃないですかね。ゴロを打たせたいところは打たせられましたし、よかったと思います」

そして最後は空振り三振。4回1失点4奪三振と状態は上々です。

松坂「試合に投げながら、状態が上がっていけばいいかなっていう感じですかね。(現状は)制限をかけて投げる必要はないのかなと」




モコ感想:そう、周平は長らく内角が苦手としていましたが、今季は人が変わったように内角を打ち返せてるんですね。月間MVPを獲るほどの活躍をすると、あとの反動が怖いのですが、きのう6月17日時点で打率.304と落ち込みが少なく、堂々の首位打者を走っていますから立派です。

それから松坂。状態のよさを、ナレーションでは球速で伝えようとしていましたが、そもそも甲子園って昔からちょっとスピードが出る感じがあるんで、タマスタのときと比べて真っすぐの切れがあったかどうかは単純比較できない気はしますね。

それにしても投球術が冴え、やっぱりファームレベルだと牛耳ってしまいますねぇ。きょうからの古巣ライオンズとのナゴヤドーム3連戦に登板…はさすがに無理でしょうが、交流戦明けの早いタイミングで1軍登板があるかもしれませんね。
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