今日はメルメルが飛べなくなっちゃった深刻なお話をしたいと思います。
頑張って羽をパタパタしても、全然浮かないって凄く焦っちゃうんですよ!
みなさんもそうですよね?
…え? 羽ついてない?
ならそういう心配はないですね…
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
メルメル
「ぐぬぬぬ……どうしたものかしら?
全く飛べなくなるなんて思ってもなかったのだ!
このままじゃお外に出かけるのも一苦労だわ…!
とはいえ、原因も分かんないし、とりあえず飛べなくなる直前のことを
思い出してみようっと!」
……………
………
…
――30分前――
メルメル
「うふふ、良い匂いになってきましたよ!!
冷蔵庫のお掃除を兼ねた、ごっちゃ煮シチューさんの完成なのだ!
よーし、早速食べちゃいましょう! うおー!!」
メルメル
「ふー! 少し微妙なお味だったけど、お腹いっぱいになりました!!
ちょっと横になって休もうっと! この瞬間が一番幸せなんですよね!!
あ、そうだ! どうせ横になるなら雑誌でも読もうかしら!」
メルメル
「…あれれ? 全然体が浮かばないですね?
羽をすごくパタパタさせても全然フワっとしないのだ!?
これって凄く大ピンチな気が…」
……………
………
…
メルメル
「ぐぬぬぬ、いくら思い出しても飛べなくなった原因がわかんないのだー!
飛べない天使なんて、流石にダメダメすぎちゃう!!
買出しとかにもいけないし、これはこのまま一生お部屋でゴロゴロして
過ごさなければならないっていう、悲しい運命なのかしら……」
アイリス
「おやおや、お困りのようですねぇ? そんなあなたに朗報をお持ちしました♪」
メルメル
「アイリスさん! ひょっとしてこれを直す方法があるんですか!?
このままじゃ美味しいケーキ屋さんにもいけないし、なんとかする方法が
あったら教えてほしいのだー!!」
アイリス
「うふふ、任せてください!
今すぐ治すことはできませんが、お悩みを解決することはできますよ♪」
アイリス
「さぁ、みなさん、行く人、来る人、お暇な人、是非是非足を止めてお聞きに
なってくださいな。今日ご紹介するのは摩訶不思議なこの乗り物!
なんと人を乗せたまま自動で動くができるという優れものです♪」
メルメル
「あら! これはココノアちゃんも乗ってた便利な機械ね!
……でも、お高いんでしょう?」
アイリス
「いえいえ♪ 今回は特別価格! なんと通常1台 200M goldでご提供なの
ですが、今だけ大特価、なんと100M goldですよ~♪」
メルメル
「わーお! 半額なのね! なんだかお安い気がしてきました!」
アイリス
「さらに今日だけ特別! このマンゴープリンセットもお付けしましょう!」
メルメル
「すごい!! 超お得なのだ!! 買っちゃうし!!」
メルメル
「このフィット感…! すごく良い感じですよ!
これなら飛ばなくても遠出できるし、お得な買い物でした!」
アイリス
「お支払い、ありがとうございました~♪
是非それに乗って色々なところへ出かけてみてください。
ではでは、私はこれで失礼しますね♪」
メルメル
「アイリスさん、ありがとなのだー!!」
メルメル
「これなら、どこにでもスイスイ移動できちゃう!
何もしないで良い分、飛ぶより楽かも?
よーし、ちょっと街に出かけてみようかしら! きっとみんなの視線を
釘付けにしちゃうのだ!」
メルメル
「うんうん、良い感じなのだー!!
思ってたより速いし、これなら買出しにもすぐいけちゃうかも?
溜めてたお金は無くなっちゃったけど、その価値はありましたね!
……そうだ! ちょっとファーイースト方面まで行ってみましょう!」
メルメル
「森のなかを颯爽と駆け抜けるこの感じ、素敵なのだ!
自分で何もしなくても進むので、汗かかないのもいいですね!」
メルメル
「もうファーイーストシティへ到着してしまいました!!
これは便利なのです! 今度から買出しはこれ使おうっと!!
これさえあれば、もう飛べないままでもいい気がしてきたのだー!」
メルメル
「……む? 急に動きが悪くなったと思ったら、動かなくなりましたよ?
タイヤに何か挟まったのかしら? ちょっと降りて見てみようっと」
メルメル
「……えぇー!? タイヤが曲がってグニャグニャになってるし!?
なんでこんなことに…! あ、ここに小さく注意点っていうのが書いて
あるのだ。えっとなになに? 子供用なので大人は乗らないでください?
……ってつまり、メルメルが乗っちゃダメってこと!?」
メルメル
「ぐぬぬぬ…! アイリスさん、子供用なんて教えてくれなかったのだ!!
あれ? でもココノアちゃんは乗れてた気がしますね?
まぁココノアちゃんお胸は子供サイズだし、お子様用でも大丈夫なのかも!
と、とにかくアップタウンに戻ってアイリスさんに交換してもらわないと!!」
メルメル
「ひ、ひさしぶりに走るとかなり辛いのだ!
日ごろから少しは運動しとけば良かっ……あ、ぎゃー!!!」
メルメル
「うぅ…すごい勢いでこけちゃったのだ…
ここからアップタウンまで結構あるんですよね……どうしましょう」
※この後、アップタウンにたどり着く頃には夜になっていました。
でもその頃には何故か飛べるようになってたんですよね!!
ほんと良かったのだー!
ちなみにアイリスさんには「お悩みを解決する、という点は達成できました
から、契約は成立ですねぇ♪」って言われちゃいました。おのれ…!!
★おまけ★
メルメル
「ふむふむ、"イメチェンであなたも彼氏をゲット!"っていうこの記事、参考に
なるのだ! メルメルもイメチェンしてみようかしら?」
メルメル
「ルフェイさん! ちょっとイメチェンしてみたいのでお手伝いしてくださいな!
メルメルの髪の色とか変えられますか!」
ルフェイ
「それくらいならちょっとした魔法ですぐできるけど、今の色も十分素敵よ?」
メルメル
「メルメルも気に入ってはいるんですが、イメチェンっていうのも大事かなって!
ちなみに今月の占いコーナーで、明るいオレンジ系の色が恋愛運に良いって
書いてあったので、そういうのに変えてほしいのだ!!」
ルフェイ
「ふふ、分かったわ。お姉さんにどーんとお任せなさい♪」
……………
………
…
ルフェイ
「よし、と……こういうのはどうかしら?」
メルメル
「あ、素敵なオレンジ色なのだ!!
これなら恋愛もグングン上がって、彼氏さんも旦那様も絶対見つかるし!」
ルフェイ
「見た目も大事だけど……人は中身も重要よ?
自分に磨きをかけるために日々努力をするのも大切なことだから、
それを忘れないでね?」
メルメル
「もちろんですよ!! じゃあ女子力アップのために最近できたカフェに行って
きますね! 素敵なデートスポットを探すのも女子力なのだ!!
ついでにそのお店の名物のシュークリームも食べるのです! うおー!!」
ルフェイ
「……もう行ってしまったわ。
それにしても、あの様子だと当分春は来なさそうね……」
メルメル
「ぐぬぬぬ……どうしたものかしら?
全く飛べなくなるなんて思ってもなかったのだ!
このままじゃお外に出かけるのも一苦労だわ…!
とはいえ、原因も分かんないし、とりあえず飛べなくなる直前のことを
思い出してみようっと!」
……………
………
…
――30分前――
メルメル
「うふふ、良い匂いになってきましたよ!!
冷蔵庫のお掃除を兼ねた、ごっちゃ煮シチューさんの完成なのだ!
よーし、早速食べちゃいましょう! うおー!!」
メルメル
「ふー! 少し微妙なお味だったけど、お腹いっぱいになりました!!
ちょっと横になって休もうっと! この瞬間が一番幸せなんですよね!!
あ、そうだ! どうせ横になるなら雑誌でも読もうかしら!」
メルメル
「…あれれ? 全然体が浮かばないですね?
羽をすごくパタパタさせても全然フワっとしないのだ!?
これって凄く大ピンチな気が…」
……………
………
…
メルメル
「ぐぬぬぬ、いくら思い出しても飛べなくなった原因がわかんないのだー!
飛べない天使なんて、流石にダメダメすぎちゃう!!
買出しとかにもいけないし、これはこのまま一生お部屋でゴロゴロして
過ごさなければならないっていう、悲しい運命なのかしら……」
アイリス
「おやおや、お困りのようですねぇ? そんなあなたに朗報をお持ちしました♪」
メルメル
「アイリスさん! ひょっとしてこれを直す方法があるんですか!?
このままじゃ美味しいケーキ屋さんにもいけないし、なんとかする方法が
あったら教えてほしいのだー!!」
アイリス
「うふふ、任せてください!
今すぐ治すことはできませんが、お悩みを解決することはできますよ♪」
アイリス
「さぁ、みなさん、行く人、来る人、お暇な人、是非是非足を止めてお聞きに
なってくださいな。今日ご紹介するのは摩訶不思議なこの乗り物!
なんと人を乗せたまま自動で動くができるという優れものです♪」
メルメル
「あら! これはココノアちゃんも乗ってた便利な機械ね!
……でも、お高いんでしょう?」
アイリス
「いえいえ♪ 今回は特別価格! なんと通常1台 200M goldでご提供なの
ですが、今だけ大特価、なんと100M goldですよ~♪」
メルメル
「わーお! 半額なのね! なんだかお安い気がしてきました!」
アイリス
「さらに今日だけ特別! このマンゴープリンセットもお付けしましょう!」
メルメル
「すごい!! 超お得なのだ!! 買っちゃうし!!」
メルメル
「このフィット感…! すごく良い感じですよ!
これなら飛ばなくても遠出できるし、お得な買い物でした!」
アイリス
「お支払い、ありがとうございました~♪
是非それに乗って色々なところへ出かけてみてください。
ではでは、私はこれで失礼しますね♪」
メルメル
「アイリスさん、ありがとなのだー!!」
メルメル
「これなら、どこにでもスイスイ移動できちゃう!
何もしないで良い分、飛ぶより楽かも?
よーし、ちょっと街に出かけてみようかしら! きっとみんなの視線を
釘付けにしちゃうのだ!」
メルメル
「うんうん、良い感じなのだー!!
思ってたより速いし、これなら買出しにもすぐいけちゃうかも?
溜めてたお金は無くなっちゃったけど、その価値はありましたね!
……そうだ! ちょっとファーイースト方面まで行ってみましょう!」
メルメル
「森のなかを颯爽と駆け抜けるこの感じ、素敵なのだ!
自分で何もしなくても進むので、汗かかないのもいいですね!」
メルメル
「もうファーイーストシティへ到着してしまいました!!
これは便利なのです! 今度から買出しはこれ使おうっと!!
これさえあれば、もう飛べないままでもいい気がしてきたのだー!」
メルメル
「……む? 急に動きが悪くなったと思ったら、動かなくなりましたよ?
タイヤに何か挟まったのかしら? ちょっと降りて見てみようっと」
メルメル
「……えぇー!? タイヤが曲がってグニャグニャになってるし!?
なんでこんなことに…! あ、ここに小さく注意点っていうのが書いて
あるのだ。えっとなになに? 子供用なので大人は乗らないでください?
……ってつまり、メルメルが乗っちゃダメってこと!?」
メルメル
「ぐぬぬぬ…! アイリスさん、子供用なんて教えてくれなかったのだ!!
あれ? でもココノアちゃんは乗れてた気がしますね?
まぁココノアちゃんお胸は子供サイズだし、お子様用でも大丈夫なのかも!
と、とにかくアップタウンに戻ってアイリスさんに交換してもらわないと!!」
メルメル
「ひ、ひさしぶりに走るとかなり辛いのだ!
日ごろから少しは運動しとけば良かっ……あ、ぎゃー!!!」
メルメル
「うぅ…すごい勢いでこけちゃったのだ…
ここからアップタウンまで結構あるんですよね……どうしましょう」
※この後、アップタウンにたどり着く頃には夜になっていました。
でもその頃には何故か飛べるようになってたんですよね!!
ほんと良かったのだー!
ちなみにアイリスさんには「お悩みを解決する、という点は達成できました
から、契約は成立ですねぇ♪」って言われちゃいました。おのれ…!!
★おまけ★
メルメル
「ふむふむ、"イメチェンであなたも彼氏をゲット!"っていうこの記事、参考に
なるのだ! メルメルもイメチェンしてみようかしら?」
メルメル
「ルフェイさん! ちょっとイメチェンしてみたいのでお手伝いしてくださいな!
メルメルの髪の色とか変えられますか!」
ルフェイ
「それくらいならちょっとした魔法ですぐできるけど、今の色も十分素敵よ?」
メルメル
「メルメルも気に入ってはいるんですが、イメチェンっていうのも大事かなって!
ちなみに今月の占いコーナーで、明るいオレンジ系の色が恋愛運に良いって
書いてあったので、そういうのに変えてほしいのだ!!」
ルフェイ
「ふふ、分かったわ。お姉さんにどーんとお任せなさい♪」
……………
………
…
ルフェイ
「よし、と……こういうのはどうかしら?」
メルメル
「あ、素敵なオレンジ色なのだ!!
これなら恋愛もグングン上がって、彼氏さんも旦那様も絶対見つかるし!」
ルフェイ
「見た目も大事だけど……人は中身も重要よ?
自分に磨きをかけるために日々努力をするのも大切なことだから、
それを忘れないでね?」
メルメル
「もちろんですよ!! じゃあ女子力アップのために最近できたカフェに行って
きますね! 素敵なデートスポットを探すのも女子力なのだ!!
ついでにそのお店の名物のシュークリームも食べるのです! うおー!!」
ルフェイ
「……もう行ってしまったわ。
それにしても、あの様子だと当分春は来なさそうね……」
いつかそうなると思ってました。
せめて2桁に押さえるべきだと思います。