●カーテンズ(国際フォーラム ホールC)(2/20ソワレ)

(データは後ほど追記予定)

ザッツ・ブロードウェイミュージカル、という感じの作品で、華やかだがえらい難しい曲が多いので、主役の二人の歌唱力では不十分。ヒガシの歌も下手ではないのだけれど、鈴木綜馬さんくらい歌えないと聞いていて楽しいところまでは至らない。

鳳蘭が圧倒的にすごかったし、綜馬さんも素敵だった。マルシアも安心して聞いていられる。つまり、レミゼのプリンシパルキャストレベルの歌唱力が必要。

もう一つ、アンサンブルの歌を聴いていてつまらないから、もしかしたら演出が「ハイスクールミュージカル」や「グリース」と同じ菅野氏かと思ったらやっぱりそう。彼の演出は、いつも、歌が下手なわけじゃないのにつまらない。力量のあるキャストはその人自身の力で、いいものに見せられるが、そこまで至らないキャストのシーンが楽しくないのだ。作品自体はすごくおもしろいし、ミュージカルや舞台対する愛情に溢れた作品だから、そういう面でももっと入り込める要素はあるのに、その面白さが十分に発揮されなくて、ワクワクするような楽しさが感じられなかったのが残念。

「フロッグとトート」とか、すごく歌がうまいわけじゃなくても楽しいミュージカルもいっぱいあるのに、菅野氏の演出の舞台はなぜいつもつまらなくなってしまうのだろう?

大和悠河は女優として初めての仕事だそうだが、歌も芝居もよくなくてびっくりした。今まで男役をやってきて急に女性は難しいのかもしれないが、台詞が不自然だったし、ヒガシが一目惚れする役なのだが、まったく魅力を感じなかった。でも、踊ったらかっこよかったので、ダンスの人なのかな。

ヒガシはお芝居のほうは全体的には悪くなかったけど、彼女を好きにには見えなかったなあ。彼女より、舞台が好きって感じだったなあ。ヒガシの設定や台詞でちょっと楽しいことがあったのでそれは「続きを読む」に。


<続き>

ヒガシの役は、舞台上で起こった殺人事件の解決のために来た警部補だが、市民劇団で舞台に出るほどの舞台好きってことで、今までにやった作品として「ウェストサイドストーリー」をあげたり、トニーをやったから踊りはないとか、ベルナルド役のヤツが台詞を覚えなくて大変だったとか、ヒガシ自身の話が入っていたのがおかしかった。少年隊ファンは笑えるよね。