「フジテレビは見るに値する番組がなくなった・・・」

 ある知人がSNSで書いていたので、今日はそれに関した話を・・・。

 このサイトによると視聴率が急落したのが、2011年

 その年にフジテレビ周辺に何があったか・・・時系列を追うと

 .侫献謄譽咾硫金期を作った名プロデューサーの横澤彪氏が亡くなり、その前後に横澤氏から薫陶を受けたスタッフが定年退職したり、関連会社に転籍したりし、現場から『横澤イズム』が消滅した。

 ▲薀ぅ屮疋∋件に係る堀江貴文氏の有罪が確定し、長野刑務所に収監された。

 G侏イ旅皺蒼甫氏のツイートに端を発した「2011年フジテレビ騒動(フジテレビが韓国産コンテンツをゴリ押ししているのではないか。と、一部のネット住民がデモや広告主に圧力を掛けたとされる騒動)」があったのもこの年だったのです。

 づ時多くのコンテンツのプロデュースもやっていた島田紳助が暴力団関係者との交際があることが発覚し、芸能界引退した

 ,鉢、い魯灰鵐謄鵐弔量簑蠅坊襪咾弔んですよね。

 横澤氏は『笑っていいとも!』や『オレたちひょうきん族』、『ライオンのいただきます』のプロデューサーをしており、今の30代以上なら知らない人はいないという名プロデューサーで、タモリ、ビートたけし、明石家さんま、小堺一機などをスターダムにのし上げた人なんですよね。

 そういった人から薫陶を受け、番組制作に携わった人々も、定年したり関連会社の社長になったりと、現場を離れてしまった。
 その中で、若い社員にそのノウハウが継承されなかった・・・意図的にさせなかったのではないか。

 なぜなら、制作にカネがかかり、物議を醸すことが多かったから。

 オレたちひょうきん族を例に取ると、放送開始時点で若手で安かった出演者のギャラはブレイクで高騰。
 しかも、大物芸能人や売り出し中のアイドルなども番組告知関係なくバンバン出していましたから、制作費がかなり掛かっていたんじゃないか。そしてPTA協議会などからのクレームも多かったという推測は容易にできます。

 しかし、2011年は2008年のリーマン・ショックから端を発した世界的不況があり、国民が期待を込めて政権交代した民主党政権は不発となり、何もできない中で東日本大震災が発生。経済的な損失だけではなく、心理的な喪失感も感じていたんですね。

 そんな中、他局は攻めの姿勢だったのに、フジテレビだけ守りに入っている。
 それが、のゴリ押しとも感じられる韓国産コンテンツ大量投下だったのではないかと。

 当時、日本国内でコンテンツを生産するより、韓国で作ったものを買ったほうが安かった(2011年のウォンレートは1ウオンが0.0721円で、2015年の同レートが0.1071円だったことから見ても明らか)のもあり、営利企業とすれば安くて受けそうなものを入手してそれを高値で売るのは当たり前の話ではあるのですが、あまりにも韓国産コンテンツを多く流しすぎたために、若手俳優である高岡蒼甫氏が不満を感じ、それをツイートした。
 同じようにいくら何でも韓国産コンテンツが多すぎると感じていた人々から共感され、後の大騒動につながった・・・と見るほうが良いのかもしれません。

 また、『クイズヘキサゴン2』や『THE MANZAI』の実質的なプロデューサーだった島田紳助が引退した影響もかなりあったのではないかと思います。

 そんな中、天敵とも言える堀江貴文氏が収監され、敵対的買収防衛策も完了してしまったことから、
『インプット能力のみのバカ』
が多くなってしまったのではないかと思うんです。

 本来、テレビ局というのは『インプットされたものを元にアウトプットする』というのが仕事なんですよね。

 ところが、
 「売上がこれしかない」
とか
 「こういうクレームが来てるから」
とか、そういう尺度でしかものを見られなくなったからではないかと思うんです。

 例えば、テレビ東京でシリーズ化された『孤独のグルメ』が代表例になるのではないかと思うんです。

 孤独のグルメは元々フジメディアホールディングス傘下の扶桑社の雑誌で連載されていたマンガなんですよ。

 それを同じくフジメディアホールディングス傘下の番組制作会社「共同テレビ」のプロデューサーがドラマ化したいとフジテレビに出したら、当時の役員が「おっさんがめし食う話の何が楽しんだ?」と一蹴され、諦めきれなかったプロデューサーがテレビ東京に持ち込んだら・・・というなんともまぁ・・・な話なんですよね。

 もし、この役員が企画の審美眼のある人物だったら、フジテレビは再評価されたと思うんですが、やったことは16時間情報・ニュース番組でつなぐという何とも明後日な方向に向き、それ以外は他局でウケたものの焼き直しをしてしまったわけで・・・。

 1980年台から90年台にかけて、「面白くなかったらテレビじゃない」とか言っていた同局は、ハッキリ言えば面白くなくテレビであることを忘れているのではないか・・・そう思えてなりません。