越路秋葉…い、イキナリ何言ってるの?
七原もえ子…いや、実は同居人実家の納戸から古文書が出てきてね…。
秋葉…あぁ…同居人さんの実家はかなり昔から続いている家らしいわね。
もえ子…うん。その中にあった文書を解読して要約するとこんな事が書いてあったんだ…。
『鎌倉殿の世に佐渡へ流罪となった日蓮上人が善光寺近くで襲われ怪我を負った。松代の地に湧く茶色の湯に浸かると、「法華経の流布のためにはそなたの力が必要だ。だから永遠の生命を与えることのできる曼荼羅を与えよう」との声とともに曼荼羅が出てきた。
しかし、日蓮上人は自分の生命に限りがあるからこそ、法華経の行者として流布に励めるのだ…と言って、その怪我の治癒の後に曼荼羅を松代の山中に埋めた…という伝説がある。
それを甲斐の武田と越後の上杉が探し出そうと松代を取りあったのが川中島の合戦である』
ってなことが書いてあってね…。
秋葉…え??それは本当の話なのか?
もえ子…まぁ…話半分としても面白い話だよね。
で、武田家滅亡後に徳川幕府が真田家に松代を統治させたのはこれを徳川家康の命で探し出す為だったのではないだろうか…とか、第二次世界大戦末期に松代に大本営を移そうとしたのは、実は昭和天皇を守る為にその曼荼羅を探し出そうとしたのではないか?という風に同居人一族の長老が言っていてね…。
秋葉…へぇ…。 それが事実なら大発見じゃないの。
もえ子…ただ、その曼荼羅は未だに見つかっていないらしいんだよね…。
つい最近も国際機関が皆神山付近を人型兵器で探そうとしたらしいけど…
秋葉…まてまて…お前。今までの話は全部ホラか!
(今日は4月1日です)