かつて、801のカップリング表記には「A×B」という表記しかありませんでした。
ここから読み取れる情報は、Aが攻だということと、Bが受だということのみ。
彼らはラブラブ両想いなのか、Aの片想いなのか、Bの片想いなのか、はたまたがっつりハード801か、友情に近いライト801か…これらの実情は読み進めてみるまで分からない、801とはつまりそういう闇鍋のようなものでした。
しかし、インターネットの発達や、それに伴う新規参入の増加によって、801は供給過多の時代を迎えます。誰でも簡単にたくさんの801作品に触れられるようになり、手当たり次第全部読んでみる、ということが難しくなりました。
同じ「A×B」という表記でも、その内容は実に様々。これらを簡単に表記する方法はないものだろうか―――そんな想いがあったかどうかは定かでありませんが、カップリングの表記方法はここ数年で目覚しい進化を遂げました。
ここでは、新しい表記方法と管理人の考えるその王道について述べてみます。
【A+B】
カップルというよりコンビ。ちょっといきすぎた友情レベル。
王道:2人が一緒にいればそれでいい、お互いに好きだということを自覚しておらず体の関係はない。生々しくないさわやかな作品。
【A→B】その1
片想い表記。AがBに片想いしているが、Bは気付いていない。
王道:Aの目線で、Bがいかに可愛いか、Bがいかに無防備かが語られる。
【A→B】その2
片想い表記。AがBに片想いしているが、Bが嫌がっている。
王道:ギャグの場合、Aが暴走してBに鉄拳をくらうパターン。シリアスの場合は、最終的にAの一途な想いにBがほだされる。
【A←B】
片想い表記。BがAに片想いしているが、Aにその気がない。
王道:ノンケAがBのふとした仕草などにうっかりときめく。自分に芽生えた感情を必死に否定するも、あえなく陥落。
【BAB】その1
リバーシブル表記。攻受の差があまりない対等な関係。攻受どちらにするか作者が決めかねている時。
王道:じゃれあっているだけ。もしくは攻受が交互に交代する。
【BAB】その2
リバーシブル表記。Aがヘタレ攻でBが積極的受。
王道:Bの襲い受。Bに主導権がある。
【A×B←C】
AとBがカップル。CがBに思いを寄せている。
王道:AとBが喧嘩をして、Cが仲裁。「これ以上Bを泣かせるなら、Bは俺が貰う」「Aなんかやめて俺にしろよ」とか言う。
【C→A×B】
AとBがカップル。Cが横恋慕している。
王道:CがAとBにあることないこと吹き込んで仲違いさせる。最後に誤解がとけてハッピーエンド。
【A×B→C】
AとBがカップル。Bの本命はC。
王道:BがCを好きなことを、Aは知っていて「Cなんかやめて俺にしろよ」とか言う。思い余って強引な手に出る。
【C←A×B】
AとBがカップル。Aの本命はC。
王道:AがCを好きなことを、Bは知っていて「僕は体だけの関係だから」とスネる。最終的にBの一途な想いにAがほだされる。
いかがでしょうか。
これらの表記は、無数のジャンル、無数のカップリングで日々進化を続けています。
腐女子の妄想力をもってすれば、現在、使用されていない−(マイナス)、÷、√等も、そう遠くない未来に仲間入りするような気がしてなりません。
追記:友人に「え?→は昔からあるよ?」と言われますた(´・ω・`)
