2005年06月

2005年06月30日

着実な伸びを見せるライブドアポータルのリーチ

アップダウンの落差が小さい上昇基調のライブドアのリーチ
 
6月に入る頃から、ライブドアのリーチにはそれまでの3ヶ月と違う様相を呈している。
それは、楽天やインフォシークが相変わらず乱高下の激しい並みのある動きに対して、上下幅の小さいしかも上昇基調の動きを見せていることである。数字的にも、この1週間以上は平均9000以上を維持しているのである。6/29は楽天と50ポイントの差である。
ページビューの平均は緩やかで、楽天にはまだまだ及ばない。それはショッピングサイト、ホテル予約などのメインディッッシュがあるからであろう。
 
・6ヶ月の変化を見ると、5月以降は楽天も上昇基調にあるが、グラフからも明らかなように、ライブドアのアップダウンの差が小さいのが目に付く。 
 
20050629-6month
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・拡大して3ヶ月の動きでみると、緩やかな上昇基調にあり、下げが目立っていたインフォシークも下げの圧力が現象、それでも楽天同様にアップダウンは激しい。ライブドアがじわじわと迫ってきている様子がうかがえる。
 20050629-3month-z
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(注)実は、 この3ヶ月の画像が吹っ飛んでいました。どこかへ・・・。
急遽6/30付データを取り直し貼り付けました。この日は因みに楽天とリーチは同じ(9650ポイント)です。
 
・最近のライブドアや関連会社の動向等には、いろいろな好材料が多いようで、なかなか面白い情報も目立ちます。特に6月は、無線LAN事業の発表と大手企業との提携、フジとの提携第一弾、ターボリナックス、SKYPE関連、 ホテル予約の伸びの可能性他沢山あるようです。
それは株価にも反映し、一時300円前後であったが、30日終値で397円まで上昇、400円を一時的にも越す勢いです。
期待値はもっと高いところにあるようですが、利食いもあるわけでしょうからコツコツ着実に上げたいところでしょう。
 
・またサイトのコンテンツのアイディアや広報、乙部さんの活躍など”認知度のアップ”は確実な状況といえるでしょう。それがリーチの伸びとそのぶれの少なさであらわしています。
 
直近では、ターボリナックスの動き、ライブドア証券の月次開示(伸びの見通しが確実であること)、全国旅館連合のベストリザーブとの取引等各事業部の明るい材料が目立ち、増えています。
 
 
特に、トップの楽天は”強気”のようですが、実際のところ、今回のベストリザーブの”戦略”には、頭が痛いはずです。何か手を打ってくるでしょう。
それでもベストリザーブに好材料であることに変わりありません。
NIKKENETでは、組合の反発の記事はまだ載っていませんでしたが、大きな楽天のホテル予約がページに取り付けられているから?ということはないとしてもありえないことではないでしょう。
 
こうして好材料が増えつつあるライブドアですが、一部楽天とも競合し、収益に直結する事業において、ホテル予約関係がどうなるかによっては、大差のあるページビューの差が縮まるようなことにでもなれば、ランクに大きく影響が出てくるでしょう。そうでなくてもライブドアリーチは伸びる傾向にあり、ホテル予約の動向は楽天のページを減らす要因になる可能性があるわけでランクの差が縮まり、追いつき、逆転する可能性が、見えてくるということになりかねません。結果、ショッピングサイトへの負荷が増すことになると、楽天サイトの舵取りは、厳しいものになるやもしれません。
 
いずれにせよ、楽天の対応が見ものです。と同時に他の事業、新規事業も含めて収益基盤作りに奔走することとなるかもしれません。
 
これまでのMr.Xの
 
ロックオンから1ヶ月少々が過ぎましたが、上述のようにロックオンの証が見えつつあるようです。 
 
 


2005年06月29日

ライブドア堀江社長日記探訪とか

月、火と暑く、特に昨日はうだるような蒸し暑さ、流石に”室内で涼んでしまった_。
(異常気象の続きであるかのように、局地的に水不足が深刻であったり、とか。実家の方は大丈夫だろうか?)
 
日曜も目一杯仕事だったので、ココのところ休みがない感じ。だからってわけじゃないが。
今日は、あそことあそこへ、と思っていたら朝一から、ラブコールが続く。殆ど電話で済ませ、次の段取りつけて某社へ訪問。午後目一杯でいい経験もさせてもらった。これはきっと今度役に立つ!
そんな一日で、特段情報収集もしていないので、ネタといえば、ホリエモン。
ということで、「ホリエモン」巡りというか、日記探訪でもしてみたい。
 
つい笑ってしまった 6/24版
 
”朝からライブドアマーケティングの取締役会。相変わらず動きが激しい。成長著しい会社は取締役会も頻度が多く大変である。”
 ライブドアって、事業部が”別法人”って感じで統括し、総務経理や企画等で全体を管理統括しているように見える。その分人員もロスがないかも。各事業部(別法人となっていても)は、自分たちの事業に専念すればよい、ということかな。取締役会も、事業部長会のような側面があろうか、とすれば頻繁であることもわかる。スピーディさもこのあたりに関係あるか。
 
”その後ライブドア証券の株主総会に出席。といっても株主はライブドア一社だけなのでつつがなく終わる。”
 思わず笑ってしまったところ。つつがなく、っていうところがいい。
 初の幹事をやったエフェクターの件もあるが、・・・一社だから。
 ライブドア証券も、伸びているようで、月次の開示も開始した。見通しがよいのであろう。
 
”ライブドア本体の株主総会は12月に予定しています。いまから結構楽しみです。みなさんによろこんで来て貰う様に、業績上げるべくがんばります!”
 株主総会を楽しいかどうかは別として、株主を大いにもてなすイベントと いう位置付けであろうか、行って楽しい雰囲気なのかもしれない。雰囲気に呑まれてもいけないだろうが。
 恐らく業績は、予想以上のモノがでそうだ。
 
ライブドアデパート 1年でココまできた
 
もうすぐ一周年ということで一周年記念セールの企画。規模的に言うとまだまだの規模ではあるが、一年での立ち上げという意味で言えば驚異的なペースともいえるだろう。。”
 確かに、そう言える。ライブドアのポータル自体去年からスタートであることを思えば、これもまた凄い急上昇である。リーチが楽天に迫っているのだから。更なる認知度アップと、アフェリエイトだけでなく、社長や広報までもがPRに余念がないのは、他にはない。トップは最大の営業マン、ということであろう。
 そこへ各コンテンツ強化策が、つぎつぎに実施されている。
 
ライブドア ”トレンド” この企画はうまい
 
”ライブドア不動産の企画で、新築のマンションの見学。

livedoor Real Estate

このときの模様はそのうち、不動産コンテンツで、アップされる予定。”

 これって、新築不動産のコマーシャルを受けてやり、サイトのメインで紹介するという広告スタイル。
 普通のサイト広告に比べると、効果が大きいように思う。
実際の効果がどうだったのか、聴いてみたいものだが、最初のヤマハのスクーター、SKYPEそしてアサヒの”新生”も、同様のスタイルで、著名なタレントがやっていないところが、自然さを感じさせる。
さらに、このときの模様をビデオで見れるようにする、というのもソツがない。

マーケティング事業関連のPRもおこらない

”夜は、ミクプランニングの幹部とライブドアマーケティングの幹部で懇親会”

 転換社債を出したライブドアマーケティング、希薄化ということで株価が下がっているが、6/17には転換価額修正に関するお知らせを開示している。(第一回無担保転換社債型新株予約権付社債)
グループになったミクとの相乗効果で、さらに結果を出すぞ、ということを伝えたいかのようだ。
 


2005年06月28日

「ポータルサイト」 PCと携帯 ITの方向性を探る-その2

今、通信技術やその速度など基礎的な次元で見ると、NTTグループの技術力は凄いものがある。
しかし、無線となると、そのインフラ構築では発想が乏しかった。というより東電グループとある種競合関係にあるのに、仲良く協業ということをそうそう出来るものでもなかったであろう。
日本の場合、およそ人が住むところには、”電柱”がある、これに目を付けたライブドアは”凄い”ということになる。
 
何故ライブドアはこの事業を”自ら”やろうとしたのか?
このあたりはまた改めて。
 
基本構図
インターネットでは、「サーバ」と「利用ツール」、それを結ぶ「手段」という構図が、基本的なものと思われる。
 
喩えて言えば、
1.サーバ=システムの運用を司る基幹システムであり、
2.その中には、クライアントが求めるサービスがあり、コンテンツが蓄積される、ということとなる。
3.クライアントは、オフィスや家庭でそれを利用することが殆どであったが、通信の発達、無線機能の発達により、外で(オフィスや家庭以外)利用することが可能となる。
4.移動PC(NOTEやPDA、車戴PCやナビ)や携帯端末(電話機能含むこともある)にて、いつでも何処でも利用出来るようになる。
 
機能・サービスポータルはサーバである
 
・サーバのサービスは、TVならばTVも観ることが出来、ライブ中継ならそれも閲覧出来る。ラジオならばライブも聴ければ、ポッドキャスリング方式で聴きたいときに聴くことも出来る。
・サーバのサービスが、物販サイトであれば、欲しいものをサーチして購入手続が出来、雑誌や看板のバーコード?(QRコード?)を読み取ってアクセスし観たり、購入したりすることも出来る。
・利用ページをブックマークしておけば、ダイレクトアクセスが出来て便利で、即欲しいサービスを受けることが出来る。
 
通信インフラ構築】=サーバとクライアントツールを結びつけるもの
 
何をサービスするか、どんなサービスを受けたいか、これが重要なことであるが、コンテンツとは別にそれをいつでも何処でも提供出来る環境作りも重要な基礎的作業である。
その環境が現在オフィスや家庭、一部スポットでの無線という状況であるが、大量データの利用を実現する為には高速通信が現実的可能となった無線LANが目下のところ、早期実現性の高いものとなったのである。
(それがD-cubic)
無線LANを除けば可也、ブロードバンドかが進んでいるものの、地方や郊外など一部ではナローバンドに留まっていたり、回線が無いところでは当然利用出来ない状態となっている。
 
事業者は、インフラで収益を上げる、コンテンツで収益を上げる、サービス環境を提供することで収益を上げる、等のいくつかある収益基盤の中で何れを取るかである。
 
通信インフラが有線主体である場合と無線利用が実現する場合とでは、利用ツールやクライアントのニーズや利用度も大きな変化を起こす。
そして、生活スタイルを変えてしまうであろう。
 
利用ツール
 
通信インフラの改良・進化は、同時にツールの改良・進化を生む。
そしてコンテンツの配信方法やコンテンツそのもののレベルも大きな変化を引き起こす。
恐らく、固定的ツールは、より大きな画面で、様々な情報を閲覧することに向き、移動ツール(携帯等)は、ズバリ求めているモノをゲットする為に、利用される、という目的の分岐というのか、ネット閲覧という次元に留まらない道具に進化する方向性が続くと思われる。
 
固定
・インターネット閲覧機能 メール機能 TV機能 エントリー機能 ラジオ機能 (カメラ)制御機能 (ビデオ)制御機能 通話機能 等
 
【携帯】
・インターネット閲覧
・銀行カード機能
・クレジット機能
・スキャン機能
・カメラ・ビデオ機能
・オーディオ機能
・ラジオ機能
・TV機能
・メール機能
・通話機能
・身分証明書機能
・印鑑機能
等想像しただけでこれだけある。
 
日常の利便性を考えれば、固定的な機器としても大きめなPCは、機能そのものは付加できるが、携帯性に乏しい分だけ、利用時間に制限がある。
その点、携帯は欲しい機能を殆ど備えることが基本的に可能で、今後の進化で、充電の問題も解消され、防水機能、データ保全機能(バックアップ)、セキュリティ機能が完備されれば、利用度は益々高まるものである。
 
便利の裏の危険
パソコンの普及に伴い、その廃棄が増加、データが完全消滅していない状態での内部データの流出、ということが避けばれ、そのサービスが事業として成立している状況であるが、恐らく携帯も今後の危険事項の一つとして、紛失時や破棄時のデータ抹消の”保証”の問題が、重要となるであろう。
またフルブラウザ対応のように進化する携帯は、ますます危険度が増すこととなる、ことを承知しておかなければならない。


西武グループどうなる 西武球団どうなる?

グループ一体再生「白紙」
 
『コクドなどの債務超過転落を受け、商法上不可能な合併ではなく、持ち株会社方式による再編案も改めて本格検討するとみられ、2000億円の増資引受先に外資系金融機関なども含める可能性が高い。』
 
 
持ち株会社方式が有力か、そうなると「西武球団」はどうなる?
”増資引受先に外資系金融機関なども含める可能性”となると、切り捨てるのかもしくは、広告塔しての”価値”を評価するとすれば、グループ内に温存か、増資引受けの交渉過程で「西武球団」の方向性が見えてきそうである
 
【追記】2005/6/29
ところが、同日6/28、堤義明氏の実弟猶二氏らの一部株式の所有を認める判決が出たことにより、またみずほグループの介入しすぎ(FA)等で、難しくなった模様。
一方、西武球団は、観客動員がかなり増加ということで、手放す意思は今のところない様子。西武球団としてはこれで安泰となればそれはそれでよいことになり、漸く球団関係も落ち着く?
 
 (毎日新聞 29日02時30分)
 


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「ポータルサイト」 PCと携帯 ITの方向性を探る-その1

デジタル家電とコンピュータと携帯
 
例えばTVがPCの機能をもったり、PCがTV機能を持ったり、と世の中変化しつつあります。激戦の様相を呈してきた”薄型テレビ”市場がまさにその一つともいえるかもしれません。
根本的には、TVを中心に捉えたとき、その中にコンピュータチップが少なくとも内蔵され、デジタル接続のインターフェイスを持つことになるのでしょう。
そして手元には「リモコン」を持ち、この「手に持てる道具」がいろいろなモノをコントロールする、というのが今後の方向性の基本でしょう。
(我が家でも、寝っころがってひっくり返って、リモコンを手放さないヤツが一匹います(笑)。そして携帯を同じように片時も話さない輩が一匹。。。)
 
その「携帯ツール」の先にあるのは、”映し出される”ツール(=モニタ)であり、その先にあるものは、サーバ(=TVならば放送局のサーバ、携帯ならば通信事業者の専用サーバ、ホームページや商品画像ならばウェブデータベースサーバ等のようなもの)というふうに見ることが出来る、と思われます。
 
コンピュータが身近になればなるほど、いつも使う機能は限定的、職場であればセキュリティの関係で必要業務以外は使えないとか個人でも、使わない機能は削除するとか、必要なソフトしかインストールしない等になっていくような気がします。
(そのような意味では、これまでサーバや特定業務、専用システムでの活用に限定されていたLinuxが、もっと一般に拡張する可能性が広がる方向性があるかと思われます。その意味では、ソースネクストのどのOSでも利用出来るアプリケーション開発を訴え、TuboLinux対応ソフトを大量に投入することやTuboLinuxOS入りのPCを販売するというターボリナックスの動向は、単にセキュリティという問題が話題性としてあるだけではない、という見方も出来る。タイミング的には時代の変化の中で、セキュリティ問題が多発していることは追い風になっているのかもしれない。)
 
インターネットの仕組がどのようなものか、どう変わる余地が残されているのか、そのあたりを探ることが、各企業の思惑を理解し、予想を立てる材料となると思われます。


Livedoor Wiki(ライブドア・ウィキ)7/7七夕スタートの意義

Liveldoor Wiki登場で、個人のインターネット参加はどうなる?
 
(ブログ2ヶ月半経験者の感想)
 
6/27の発表のImpressの記事では、今一理解しにくかったが、
  ・ブログの次は「Wiki」 7月7日提供開始
   2005/06/27 18:15 Impress
今日のインターネットコムでの、
    (インターネットコム 28日12時00分)
では、わかりやすい表現となっている。
 
”寄せ書き型”とは、わかりやすい。
 
従来ネット上での自由なコメントと言うのは、
・掲示板や、・投稿されているテーマに対するコメント投稿やアンケート回答、(チャットは例外)、そしてブログの登場により、急速に変化して来たと思われる。
では”ブログ感覚の”(操作が容易) Livedoor Wikiの登場は、どんな意味・意義があるのであろうか?
 
ブログの欠点】(ここでは長所は割愛)
 
ブログは、自分の城(ブログ)を持つか、コメンテータに徹するか、閲覧者にとどまるか、に分かれ、間接的含め利用者分類があるかと思われる。
私自身の経験では興味あるブログに出会った場合、どうしても意見を発信したい場合、コメントする方法があったが、たまたま出合ったブログで、”イヤミ(自分のブログで好きな意見を書け)を言われ”、思い切ってブログの開設をしてみた、という経緯がある。
・ブログの開設に”勇気”がいる。勇気でなくても、心構え?が必要なような気がする。
・一度開設すると、毎日更新、という呪縛に駆られる(私の場合)。
・トラックバックしなければ、トラックバックやコメントにお礼をしなければという気遣いが生まれる。
 
しかし「寄せ書き型ホームページ」、というスタイルから受ける印象は、
 
管理維持が全て開設者依存するという呪縛からの開放を意味する
 
という受止め方をしてしまうのだが、これで正しいのであろうか?
だとすれば、
個人のホームページでも良し、あるテーマを打ち立てたホームページでも良いわけで、グループで開設したりしても良いわけである。
所謂分担が出来れば、一人の負担は軽減され、運営の現実性や継続性が高まるような気がするのである。
またテーマによっては、それがそのままデータベースにもなるわけで、知識データベースやニュースデータベース、趣味のものや様々な情報構築が可能なように思われる。
時間のあるときに参加し、時間のあるときに投稿する、という自然なスタイルが出来るのかもしれない。
 
ココアさんから頂いた情報、
オープンコミュニティーの百科事典サイト、ニュースに進出
等があるが、ライブドアは素早くそれを誰でも利用出来るシステムに構築し、提供しようとしている、ということとなる。
ブログ、ブログとメディアも漸く盛んに話題にしてきたが、ひと足先にもう次の展開を始めた、ということになるだろうか。
 
ポータルサイトへの囲い込み策は、様々な次元で実施され、着実に結果を出してきているようである。
因みにこのブログの左部には、アクセス状況を毎日見れるようにメニュー化しているが、最近は9000以上のリーチが続き、平均を押し上げている。Viewは楽天にまだまだ及ばないが、リーチは着実に伸びて来ているようである。
 
 


終結を迎えつつあるニッポン放送問題 気になるモノは?

2.8事件、というのか今年の前半を盛り上げてくれた一つの話題と言えば、ニッポン放送争奪戦を繰り広げたライブドアとフジTVとの騒動であったが、その終盤登場した”ホワイトナイト”、SBIの北尾義孝CEO、最近はあまり話題に上らないが、ソフトバンクの株主総会での”辛口発言”が印象的である。
 
その北尾氏が、騒動の終盤に使った手法=貸し株が、返還されることとなったようだ。時事通信の記事も、シンプルなもので今更、ほじくり返さない、というような印象である。
実際の契約の条件がどうであったかは、謎のまま?
少なくとも、結果的にホワイトナイト、ということで終わりそうなので相当な謝礼は支払われることとなるのであろう。
それにしても、共同設立した200億のファンドは、一体どうなっているのであろうか?このファンドが生きているのであればこれが相当な謝礼ともとれるが・・・。
 
 (時事通信社 27日19時51分)
 


委託というビジネスの安全性向上の必要性

安全性を訴えるか、危険性を訴えるか?
 
このテーマは、頻繁になっているようである。ネット利用上の安全性、カード利用の安全性、運営管理者(組織)の信頼性(安全性)は、”危険度”ということをもはや全面に出したアプローチが必要であるかもしれない。
例えば、安全性が高い、とすれば、それは”危険度が低い”とか”危険度20%”とかに置き換えて欲しいくらいである。
しかしこれは人間の”心理”上、望まれるものではない。「安全性が高い」、とうたった商品と「危険度が15%だから安全性が高い」、とうたっている商品と購買意欲は何れに傾くであろうか?
 
ココまで、”人為的な危険”が多発する、とそれを提供、運営する体制の”安全管理”の保証なくして、利用することが控えめになることもありうるわけで、上昇基調にあるデジタル化の並みに、一定の制約を設けざるを得ない事態ともなりかねない。ただこれは、著名人、政界人、一流企業等名だたる人や企業がその被害にならない限り、本腰を入れることはあまり期待できない。
とすれば決定的な消費者離れや企業の大きなダメージを招くような事態にでもならない限り、無理かも知れない。
 
現にドコモ、Yahooの漏洩の問題も、今は昔、となっているのがその証しである。時代の変化に押し流されているというのが実態である。
 
 (インターネットコム 27日13時15分)
 
殆どが委託業務
 
およそ現在、一般企業でも”外部委託”は急増している。給与計算等の機密事項のものまで「労務」関連の業務承り、という形で小規模法人等がターゲットになっているほどである。
まして大企業は、業務によっては殆どを外部委託、先般のブログにも書いたが、委託先の管理がずさんであれば、本家がどんなに管理がしっかりしていても意味をなさない。また委託業を営む場合、少しでも安価に人を雇いたいものである。人の流入・流出も激しい。
委託を無くせ、というのもまた不可能な話である。
恐らく、今後委託業務会社の運営管理という面では、行政面あるいは法制面での厳しさが増すであろう。
例えば、企業のシステムを守るべき提案を行いシステムを提供するセキュリティ会社が、自身の企業内のセキュリティを守れない、ということと同じである。セキュリティ面では”規制強化”という動きが今後活発化する、可能性があるかもしれない。
 
機密事項である個人情報を、営業マンが、企業が紛失したり、持ち出したり、個人的に売却したりという話はこの数年だけでも、相当な数に上る。もはや個人情報はいつ、漏洩してもおかしくない状況と言える。
 
もっとも怖いのは今般のカード情報の問題で、こうした事態の収集の可能性が低い限り、抵抗感をもつ人は増えるわけで、世界的なルール作りが求められるように思う。


ライブドア、独自のWikiエンジンを搭載した「livedoor Wiki」

2005/06/27 18:15 Impress
 
『ライブドア独自のWikiエンジンを搭載し、カテゴリごとのアーカイブや索引を自動生成するなどの機能を搭載したという。利用にはlivedoor IDが必要。当初は無料サービスのみの予定』
 
『ライブドアでは、livedoor Wikiをブログに続くホームページ作成支援サービスとして位置付けている。「ブログの次に普及するのはWiki。これまでWikiというとPCに詳しいユーザーが利用していたが、初心者でも簡単にまとめサイトなどを作成できるように開発している」とコメント。また、「東京グルメなどに掲載された店舗が、店舗情報を追加できるよう各種コンテンツのWiki化も考えている」としている。』
 
開発中の「Livedoor Wiki
 
  誰でも自由にネット上のページを編集できる、
  寄せ書き型ホームページ作成支援サービス
 
URLは、 http://wiki.livedoor.jp/ (7/7より)
 
そもそも、”Wiki”って、何???
開発中の、Livedoor Wiki のlinkを開いて見るとわかるが、なんとなーくブログのように見えるのは私だけ?
ブログとWikiはどう違うのか?
 
これを見てわかる人は・・・。
 
【追記】2005/6/28
ライブドアニュースにやっと、登場。
 (インターネットコム 28日12時00分)
 
『Livedoor Wiki は PC、ネット初心者でも容易に使えることが特徴。Blog と同じように、記事のカテゴリー分け表示や、牽引を自動生成して表示するなど、既存の Wiki に比べ敷居は低い。』


2005年06月27日

UBS証券 ライブドアの投資判断「Buy2」について

ライブドア 株価上昇の背景
 
週明けもまあ上がりました。何故?とある、証券の投資判断の為、というふうにも言われているようですが、ココアさんから情報がありましたのでついでにメモしてみました。 
 
何が根拠か?何が信頼出来るのか?
極論すれば、アナリストや証券マン(営業マン)、喩え大手か中小かは別として”絶対間違い無し”の判断であるならば、クライアントも苦労はないのである。バブル期の”損失補てん”騒動も無いはずである。
従って、プロ同士がそれなりの材料をどう加工するかは、その人=証券会社次第ということになり、絶対性はないのである。
ただ情報のリーク等がある場合は、別として。
そのような意味で、何処かの証券会社が、何らかの投資判断をしたとしても、それを信頼するかどうかは、投資家自身に委ねられるわけで、中傷すべき対象かどうかは、誰にも言えるものではない。
但し”具体的な株価”について言及するのは、如何であろうか?その発言がどう解釈されるかどうか様々で、憶測すらされることもあり得るであろう。投資家に責任を取れるのであればよいが、それを明言することすらないはずだから。ただこの発言が”ある意図を持って”のことであれば、どうか、それはいずれ何らかの結果を生むことになるであろうから、それを待つしかない。
 
すでに先のブログにて、経済界に様々な業態・業種の企業が上場し、その各企業の”情報”そのものですら、何れが真実で何れが単なる噂なのか、等知る由もない状況で、且それぞれの業界の戦略にどれほどの専門的分析力を持っているのかすら疑問である限り、その投資判断を鵜呑みせず、心して一つの”判断材料”とするべきである。
 
例えば、個人的感情は、そのまま企業としての感情となることもありうる。ライブドアに対する感情も、同様の可能性があるわけである。
しかし感情論で、投資判断がなされるべきか、といえば否である。
また一般ポータルサイトと専門ポータルサイトでは異なるであろうし、それぞれに強みのコンテンツがある場合もある。
然しながら、TVで視聴率と言われるように、リーチが存在する。同様にポータルにもリーチがあるのである。ただ企業全体の価値としては、それ以外にも事業が存在するわけで、トータル的な判断が望まれる。
何よりも、”事実”関係の把握と、その意味するところの分析によって、投資判断の違いが生じるのはやむを得ないところではある。結局のところ投資家自身も情報収集に努めるようにするしか手がないのであろうか?
 
2005年06月27日17時02分ラジオNIKKEI
 
2005/06/27毎日新聞
 
 
緊急追記】(6/28 0:45)
CJさんからのTB、ブログでの紹介がありましたので、緊急メモです。
株の経験のない素人からみた感想ですので、予めご了承下さい。
 
尚、株の変動要因は、需要と供給や対象企業の業績、あるいは今後の業績に影響を与えそうな事業展開、証券会社等の投資判断、メディアで情報、影響力のアル人物の発言やそれに類するもの、噂等によるところが大きい、ということが最近のブログ仲間さんたちとの”交流”によりわかってきました。(苦笑
 


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