【サムライバックパッカープロジェクトWEB(Beta)】
http://samuraibp.com

まず最初に。
とても長文です。
若干、支離滅裂な部分もあるかもしれません。
言葉も整理されていないかもしれません。
途中で飽きちゃうかもしれません。


ただ、それでも感情が赴くまま綴ったこの文章を、
最後まで読んで頂けたなら幸いです。


僕、太田英基は大学2年時に、仲間と共に株式会社オーシャナイズを創業し、
タダコピ」という大学生向け広告サービスを事業として必死に取り組んできました。
(※長文ですがオーシャナイズ退職時にまとめたブログ。→コチラ


仕事中心に生きる生活となって5年が経ち、
少し立ち止まって、これからの5年を真剣に考えました。

世界で闘ってきた先輩の話を聞いたり、
成長著しい上海という街を案内してもらった時に、自分の中に変化が生まれました。

僕は、日本という枠を越えて、
地球という舞台で仕事をしたいと考えるようになっていました。

日本人対象のみでなく、
もっと広い範囲で価値を提供できるように在りたいと考えています。


シンプルに言えば、日本人から地球人へ。(いわゆるグローバル人材)
これが僕が目指したい在り方だと考えています。

(※勿論、これは実際に世界を知る前・見る前の太田英基の考え方なので、
もしかしたら旅が終わったら変化している可能性もあります。)


そこに対して、
現在、僕自身が間違いなく不足しているモノがあります。

◎グローバルコミュニケーション能力(語学力・異文化理解・プレゼン力など)
◎世界中に情報交換できる友達・仲間の繋がり。
◎この世界を自分の眼で見て、肌で感じること。



他にも多々不足ばかりの僕ではありますが、
上記が急ぎで必要だと判断して、会社を仲間に託して卒業し、
今後の選択肢を考えました。


選択肢はいくつか浮かびました。

・海外で働くこと。
・日本のグローバル企業で働くこと。
・国内外資系企業で働くこと。
・アメリカやブラジルなどの国で3年働いてみること。

色々と考えました。


しかし、一度働き始めると長い時間を取るのが難しくなります。

また、"僕らしさ"と言ったら気持ち悪いですが、
自分の心と向きあって考えた結果、世界一周を選びました。


自分自身に必要だと思っていたモノが、
僕が一生に一度はやりたいと思っていた世界一周という手法の中で、
得ることが出来るのではないだろうかと思ったのです。

漠然とした放浪ではなく、目的を持って旅をする。

そうすることで、旅を楽しみながらも、
必要なモノも得ることが出来るのではないかと。



さて、そうして旅をすることを決めた自分ですが、
この旅を通して、自分自身が世の中に対してできること、
やりたいこと、すべきことを考え続けていました。


そこで現れたのが、
"若者のグローバル志向の底上げ"でした。


日本経済が縮小化し、中国・インドをはじめとして多くの国が成長していく中、
日本人も外で闘わなくてはならない。

10年、20年と時を経つにつれて、それは顕著になっていくのではないだろうか。
そして僕ら20代以下は、そういったグローバル化した世界の最前線から逃げ切れないのでは?

しかしながら、経済産業省も発信しているように、
日本の若者が内向き志向だと世間では騒がれている。


僕が考えるに、本当の"内向き志向"な若者はそんなにいないと思う。

ただ、気づき・キッカケが無い為、"外"に対する志向を持てていないのだと思う。


そりゃぁそうですよ!

言語は日本語。
仕事も日本語。
職場に外国人もさほどいない。
友達に外国人もさほどいない。
気軽に国境を超えれる環境でもない。
メディアの情報も国内ニュースばかり。
毎日の仕事に追われていては、グローバルとか言っている暇も無い。


そんな日常の中で、海外志向やら、グローバル志向やら・・・
何かキッカケが無かったら気づかないまま過ごして行く人が大半なのではないかと思う。

これまでは、それでも日本経済が十分にチカラを持っていたので、
さほど問題では無かったかもしれません。



しかし、これから訪れる突然の必要性。
それは10年後か、5年後か、来年か、明日かはわかりません。


例えば、
ある日突然、勤めている会社がインド企業に買収されて、上司がインド人となり、

「明日から英語でコミュニケーションをお願いします。
英語を使えない人は3ヶ月間の休職期間で勉強して下さい。
勿論、給与カットです。
それが嫌なら辞めてもらって構いません。」

と、突如告げられる事もあるかもしれません。


「来月からインド勤務ね。」

という人事異動は当たり前のようになっているかもしれません。


これまで極一部の人だけが向き合ってきたグローバル。
それが一部の人だけでなく、
ビジネスに関わる多くの人が向き合っていかなくてはならない時代に突入しました。


正直、グローバルを偉そうに語れるほどのバックグラウンドは僕にはありません。
ただ、そっちの方向を向いて進んで行こうとする人が増えないとマズイことはわかります。


ひとりでも多くの人に、気づきとキッカケを提供するために、
僕の旅で出来ることは何なのか?

どうすれば、"若者のグローバル志向の底上げ"に貢献することが出来るのだろうか?



これまで、"日本経済の危機"系ニュースや、"中国・インドの躍進"系ニュースは、
散々メディアで取り上げられてきました。


しかし、多くの若者にとっては現実味が無い話になっているかもしれません。
心の何処かで"他人事"と思っているのかもしれません。

人間というのはとても弱いもので、
毎日の生活の中でのそういった危機意識も、
忙殺されて溶け込んでしまう事が多いのだと思います。




"これからは英語はマストだ!"

と言われ続けてきましたが、その結果英語を話せる人は、どれだけいるのでしょうか?

英語というのは目的ではありません。あくまで手段です。
英語が目的に近かったのは、大学受験ぐらいじゃないでしょうか?

英語を使えると、どんな素晴らしい世界が待っているのか。
英語を使えないと、どんなに困難な世界が待っているのか。

そういったビジョンを魅せることが大切だったのではないかと思います。
目的と手段の正常化というやつでしょうか。



とにかく、上記のアプローチでは、
現実として若者の意識やスキルにあまり変化は無かったように思えます。




さて、それでは僕の旅を通して出来ることは何だろうか。


真剣に考えた結果、とても身近なところに、
ひとつのアプローチを見つけました。


スポーツ番組で、イチローの情報が流れていた時にハッと気づきました。


スポーツの世界では、
イチロー、野茂英雄、中田英寿などの海外で活躍している日本人の情報が発信されてきた。
そして小中学生も彼らに憧れて、彼らというロールモデルから学ぶことができた。
彼らは日本でも海外でも活躍している、活躍できるグローバルなスタイルだ。


しかしながら、ビジネスという多くの人が関与するフィールドで、
海外で活躍している日本人の情報というのがあまりにも不足しているのではないかと気づいた。



そうか!
もしかすると、これはひとつのアプローチになるのではないだろうか?


実際に海外で活躍している日本人(サムライ)を取材し、
彼らが何を想い、何を考え、その土地で活動しているのか。
彼らにとってグローバルとは何か?
言語の壁はどう乗り越えたのか。
文化の壁はどう乗り越えたのか。
何が楽しいのか?魅力あるのか?
豊かさとは何なのか?


そういった彼らの経験や情報を発信することで、
日本の若者に気づき・キッカケを提供することが出来るのではないだろうか?


「こんな生き方があるのか!」
「この国をもっと知りたい!」
「この人みたいになりたい!」
「この国で働いてみたい!」
「こんな仕事があるなんて!」



ひとりでも多くのこういった声が生まれたならば・・・!
そこからの気づき・キッカケで芽生える海外志向や、グローバル志向があるのだと僕は信じています。

危機感から来るモチベーションではなく、
自らの気持ちが高揚するモチベーションであるならば意識も行動も変わるのではないだろうか・・・!


僕のやるべきことが見えてきた。



そして、プロジェクトとして動く為に、
簡単な企画書をつくって、それを持って色んな人のところを巡りました。
様々な意見・アドバイスを頂きました。

気づいたら事務局が形成され、今はチームとして動いています。
実際にプロジェクトに賛同して協力してくれるという個人の方も、企業様もいらっしゃいます。


そういった方々のサポートを受けつつ、
僕自身がミッションを持って、旅をする。

自分自身も学びながら、同世代の若者に気づきを提供するための旅。
それが今回の旅プロジェクトです。


まだまだ未熟者ではありますが、
志を高く持ち、元気一杯、力一杯、旅に出ます。


多くの方に背中を押してもらった今回の旅。
なんとか無事に、そして実りある旅、誰かの気づきとなる旅に出来たらと思います。

尚、旅を終わって帰国後は、旅の報告会を兼ねたイベントを企画したり、
グローバル志向・海外志向の若者世代と、先輩世代を繋ぐコミュニティ活動をしたいと思っています。


同世代の皆さん 大人世代の皆さん この文章を読んで頂いている皆さん。
大変恐縮ではありますが、長旅を暖かく見守って頂けたなら幸いです。

長文、失礼致しました。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


太田 英基


※グローバル志向・海外志向の方は、勿論日本にも数多くいます。
今回は外にいる方々から学ばせて頂くことを中心にさせて頂きます。

※旅は5月13日にフィリピンに出発し、約3ヶ月間英語学習期間を持ち、
その後一時帰国し、8月末より北米から本開始予定です。
全体で1年半年間を予定しています。

※旅プロジェクトサイト、アップしました。
コチラはベータ版ですので、8月にはリニューアル予定です。
ご興味ある方は、是非ブックマークをお願いします。

【サムライバックパッカープロジェクトWEB(Beta)】
http://samuraibp.com
※サイトはAUG5社が作ってくれました。


【旅プロジェクト説明会】
4月26日の夜に、プロジェクトに興味を持ってくれた人で交流会を実施しました!
また、サポート協力してくれる企業さんやメディアさん向けに説明会もやりまして、
説明内容はコチラです。

2010年4月26日 サムライバックパッカープロジェクト説明会@渋谷 from AUG5 Inc. on Vimeo.



※尚、現在、スカイプ・ジャパンが正式にプロジェクトサポーターとして応援してくれています。
物資・資金・インフラ等のサポートをご検討頂ける方、お問い合わせお待ちしています。


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