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8月6日、8月9日と、今年もいろんな思いを飲み込んで過ぎていく。
ワシは昭和生まれであること、岡山県と広島県の県境でうまれたことなど、戦争を知らぬ時代にヌクヌク生きてきてはいるものの、南方戦線で片腕飛ばしてたり、シベリア抑留の憂き目にあったじーさんが暮らしてたり、原爆投下当時に広島市内にいた人が暮らしてたりと、まあなかなかに空気としてぼんやりと戦争を感じる、くらいな暢気な子供時代を送ってたのでした。

毎年この時期になるとテレビや映画はこぞって「あの時代」の物語を語りはじめます。
ポツダム宣言受諾まではあと数日ですな。

さて。
田辺聖子さんの実家は写真館だったそうです。
その写真館も先の戦争で消失してしまい、ほとんどのものを失ってしまいます。
そんな中、残っていた写真を紹介しながら当時の思い出を綴る、というつくりになっています。
表紙の写真は人形を持った田辺さんと弟さん。
ハイカラですな。
(´・ω・`)

この本の中に、サブロ兄ちゃん、として紹介されている田辺さんの叔父さん。
ピアノ(グランド!)に寄り添う写真が載っています。
写真で生きていくために東京の有名な写真館で働いている時に撮ったのだとか。
そしてその夢なかばのうちに戦線へ赴くことに。
満州から南方と経巡って、生きて帰ってきた後、写真とは関係のない仕事につくことになったサブロ兄ちゃん。

ピアノに寄り添っていたときの彼は、どんな夢を未来にみてたんでしょう。


塵箱に突っ立ちあがり訣別す
   須崎 豆秋作