ニコニコ超会議2016

人によっては10連休となった今年のゴールデンウィーク、あなたはどのように過ごされましたか?もう明日でゴールデンウィークが終わりだと思うと疲れも出てきます(遊び疲れ?)。そんな土本康生が本日お伝えしたのは、ゴールデンウィーク前半に開催された日本最大の文化祭「ニコニコ超会議2016」です。

ニコニコ超会議、会議とは言いつつも、こちらはインターネットの人気動画サイト「ニコニコ動画」が開催するイベント。ニコニコ動画では、普段から自作の歌やダンスをインターネットで公開・披露する人たちがおり、そういう人たちが一堂に集まってアピールをする場、それを楽しみに来る人たちが集まる場、それを「ニコニコ超会議」と呼んでいるのです。また、企業や政党、自治体や各種団体も自らの遊び心と知恵を絞った展示をし、参加者を楽しませてくれます。ニコニコ超会議で取り扱うテーマはマンガ・アニメ・ゲーム・スポーツ・最新科学技術・政治・言論などサブカルチャーだけじゃなく誰しもが自分なりの「面白い!」を見つけられるほど幅広く、言ってみれば日本全国から日本の「すごい!」「面白い!」が集まる、日本で一番大きな文化祭と言っても過言ではないでしょう。会場はモーターショーなどで有名な幕張メッセ。1ホールから11ホールの巨大な会場を企画ごとに区画を分け、通路なんかも使ったりして様々なイベントや展示が行われます。ちなみに、今年で五回目の開催で、今年も15万人を超える老若男女が集まりました。

僕が個人的に一番楽しみにしていたのは歌舞伎俳優の中村獅童さんとコンピュータ上のヴァーチャルアイドル「初音ミク」が舞台で共演する「超歌舞伎」。演目は「今昔響宴千本桜」、こちら歌舞伎の義経千本桜と初音ミクさんの曲「千本桜」を融合し、この超歌舞伎のために新しく創作したものです。演目に先駆け、中村獅童さんの口上では歌舞伎を知らない方々に向けて歌舞伎の楽しみ方や「大向こう」と呼ばれる掛け声のかけ方の説明があり、また創作歌舞伎ならではの特殊な設定に関して簡単な説明がありました。また舞台奥に設置された特殊なスクリーンに初音ミクさんが登場し、口上を述べられ、さて、いよいよ幕開け。

実は僕、初めての歌舞伎鑑賞がこの超歌舞伎だったのですが、歌舞伎って面白いかも、かっこいいかもと思ってしまいました。歌舞伎を演じる側にしてみたら新しい歌舞伎へのチャレンジ、見る側にしてみたら歌舞伎への敷居が低くなる。創作物だからかもしれませんが、古いが新しい、そんな歌舞伎を見られたと思っています。ちょっと古典歌舞伎を見に行きたくなちゃったかも。

530日までの限定公開ですが、この超歌舞伎のダイジェストがニコニコ動画でご覧いただけます。会員登録は必要ですが無料でご覧いただけます。初音ミクとの共演は6分くらいからですが、20分程度の動画、ぜひ全編ご覧になってみてください!



さて、軽い乗り鉄の僕、次に気になったエリアが「超鉄道」。こちら、元カシオペアのキーボーディスト向谷実さんがプロデュースする展示です。会場内には西武鉄道や京阪電車、静岡の大井川鉄道やJR九州など9社の出展他、トレインシミュレーターやNゲージの展示があったりする中、設置された特設ステージで開催された超座談会が面白かった。各鉄道会社から運転手さんや車掌さん、整備士さんなどの鉄道マンを交えてのトークショー。電車の色についてのお話に始まり、鉄道マンとしての心得など、ここだけトークも交えながら終始楽しく展開。特に印象に残ったのは、災害からの復旧に関する阪急電鉄の藤井さんのお話。全線復旧した九州新幹線に関して不眠不休で整備にあたった鉄道マンに気遣いつつ、阪神大震災でダメージを受けた阪急電鉄の復旧エピソードを交えて、花形である運転手や車掌だけじゃなく整備の人たちの頑張りに光をあて、誇りを持ってやっているんだというメッセージが心に残りました。また、大井川鉄道(静岡)の運転手である山本さんも印象的でした。イケメンで声も渋く、最初は俳優さんかと思ってしまうほど。電車内の案内音声は録音されたものほとんどの今、彼の声で「次は、〇〇~」と聞いてみたいものです。

超鉄道:物販

また、物販で特に印象に残っているのは東京メトロ。丸ノ内線と銀座線の車内で実際に使われていた電光掲示板。なんと2000円。一瞬、欲しい!と思いましたが、ぐっと我慢。でも、多くの鉄道マニアが買ってらっしゃってました。

ちなみに超鉄道で驚きなのは、このニコニコ超会議に合わせてJRと共に特別列車を走らせちゃったのです。ニコニコ超会議前日の428日の夜に大阪を出発し翌29日の朝に会場となる幕張メッセの最寄駅海浜幕張に到着する寝台夜行の特別列車、その名もニコニコ超会議号。寝台列車と言えば超豪華の寝台列車しか残っていない今、貴重な乗車体験ができます。こちら90名の募集人数がわずか8分で完売。僕はスケジュール的に無理でしたが、あぁ、乗ってみたかった。
 

他、限られた時間で幾つかの展示をまわってきました。

超囲碁将棋

「超囲碁・将棋」では人工知能のPONANZAと対戦できるようになっており、勝ったららタブレットPCがもらえるというお話。聞いてみたところ初日の15時ぐらいの段階で10名ちょとの人が勝ってタブレットPCを持ち帰ったとか。すごい!と思いつつも「勝てる人が出てくる程度にレベル調整してるんですよ」と一言。なるほど。時間があれば僕も挑戦してみたかった。

超相撲

「超相撲」で見たのは櫓太鼓の紹介。相撲が始まる時に叩かれる、あの「テンテテテン」を実際に叩きつつ、その意味の解説があったのは勉強になる。あぁ、両国に相撲を見に行きたくなるなぁ。

超真田丸

「超真田丸」では、有名なセリフ「大博打の始まりじゃぁ」で始まる草刈正雄さんのトークショーも開催され、こちらはすごい人出。通路まで人があふれるほどでした。その状況を見て草刈さんは一言「えらいことになったのぉ」。いやほんと、えらいことになってました。

超自民党

超自民党では、立会演説会を開催。今年開催される参議院議員選挙の公認候補者を決めるオープンエントリープロジェクトのファイナリストの演説をしばらく立ち聞き。しかし、ここに留まってずっと聞き続けられないので早々に次に移動。面白い企画だとは思ったけどニコニコ超会議には合ってないかも?ちなみに、民進党は、なぜか有名ラーメン屋であるせたが屋のラーメンを振舞っており、これって広い意味での贈賄にならないのかな?」と個人的に心配になったり。


そして日本のサブカルチャーとして外せないのは小林幸子さん。若者からラスボスと呼ばれるほどで、ニコニコ超会議にも参加。時間の都合で僕は拝見できませんでしたが、小林幸子さん隣接するQVCマリンフィールドでの超野球で始球式をされたとか。始球式なのに球を投げないという前代未聞の始球式。詳しくはこちらの動画をご覧ください。ちなみに、僕は会場内に展示されていた紅白歌合戦の舞台衣装を見てきましたが、その大きさにびっくり。

特撮体験スタジオ

最後に特撮体験スタジオでパチリ。どうです?雰囲気出てます?

今回参加してきたこのニコニコ超会議。429日と30日の二日間で開催されたのですが入場料は前売の入場券(1日)は1500円、2日間の通し券は2500円。当日券も2000円で販売していますが、ものすごく並ぶので前売り券を購入されることを強くお勧めします。今回、開場2時間の8時過ぎに幕張メッセに到着したのですが、すでに長蛇の列。結局入場できたのは10時半。開場後30分も過ぎておりました。しかし、その列に並んだ甲斐があったなと強く感じるイベントでした。来年もスケジュールがあえば参加してみようかなと思っています。